救助資機材搭載の車両
救助資機材を装備した多機能型の消防車両が魚沼市消防団に消防庁から無償で貸与されることになり8月26日には魚沼市消防本部で納車式が行なわれた。
この車両は、救助等に関する消防団員の技術の向上と活動の充実を図るため、総務省の経済危機対策事業により消防庁から市町村等に無償貸付で配備するもの。
車両は、小型動力ポンプを積載した消防団車両をベースに、消火用資機材だけでなく、AEDをはじめ4つ折足付担架、油圧カッター、エンジンカッター、チェーンソーなど救助救出に必要な資機材を搭載している。
納車式には大平悦子市長をはじめ消防団幹部、納入業者らが出席。大平市長が「災害の多い地域に救助装備のある車があることは力強い。地域の安全、安心のために活用いただきたい」とあいさつし、車両の関係書類を五十嵐秀美消防団長に手渡した。
貸与車両は消防団本部に配備し、各方面隊消防訓練、応急手当訓練、火災予備運動などに活用するほか、災害時、山岳遭難、行方不明捜索には、本部員で出動し、指揮本部車両として団全体の統率、常備消防機関との連絡調整を行なうこととしており、五十嵐団長は「車両の貸与を契機に消防本部、消防団の結束をさらに高め、有効に活用していきたい」と話していた。