本格的な夏を前に今年も蓮の花の時期を迎えた。この時期、魚沼でも様々な花が見られるが、鮮やかなピンクや純白の花が大きな葉の間からスッと伸びて咲く蓮の花はその中でも目立つ存在。これからしばらくは目を楽しませてくれる。
「なでしこジャパン」のワールドカップでの活躍に期待が高まる中、先月30日に月岡公園へ向かう途中の道路沿いで楚々と咲いているピンクのナデシコが目に止まった。4年前に優勝したときにも魚沼ではナデシコが咲いていた。
緑が深まる中、赤やピンク、白の色鮮やかなタチアオイの花が各地で目に付く時期となった。梅雨入りの頃に咲き始め、梅雨明けとともに花期が終わることから「ツユアオイ」の別名も持つ。梅雨入りした魚沼でしばらく目を楽しませてくれる。
梅雨時の花、ムラサキツユクサが魚沼でもあちこちで見られる時期となった。本県はまだ梅雨に入っていないが、これからは雨の日も多くなる。雨に濡れ水滴を光らせながら咲くツユクサは一層綺麗に見える。今年もそんな季節がやってきた。
初夏の山を彩る可憐なヒメサユリが、魚沼市穴沢の林道沿いに今年も花を咲かせた。新潟、山形、福島、宮城の山の周辺にしか群生していないヒメサユリ。周辺ではツツジやタニウツギが色鮮やかな花を見せる中、ひっそりと咲いていた。
魚沼地域でもほとんどの田んぼで田植えが終り、農家にとってはホッと一息つける時期を迎えている。坂道を上がり田植えを終えた田んぼを望む。水を満たした鏡のような田んぼが見られるのはこの時期ならでは。間もなく緑に染まっていく。
初夏を飛び越し夏のような天気が続いている。この時期に各地でピンクの花を楽しませてくれている花が「タニウツギ」。日に日に深まっていく周囲の山々の緑をバックにその花がとても映えていた。来週も晴れの天気が多くなりそうだ。
春から初夏へと向かっている魚沼では様々な花が見られるようになってきた。その中で市役所堀之内庁舎玄関前ではさつきが見事な花をみせていた。残念ながらこの日は雨の天候だったが雨に濡れ水滴を付けたさつきの花が一層きれいに見えた。
春本番を迎え色とりどりの花が見られる季節となった。桜の花も終わり、日に日に緑が増えていく中で、タンポポの鮮やかな黄色の花が、道端などで目を引く一方で、花の終わった後にできる綿毛も綺麗だ。五月の風を受けて小刻みに揺れていた。
雪消えの遅れていた魚沼市であるが、このところの初夏のような暑さで山々はにわかに緑になった。連休中、御嶽遊歩道を訪れるとブナの新緑の中、遊歩道沿いにはイワウチワの花が咲いていた。連休中はこの花を楽しんだ人も多かったと思う。
大雪により雪解けが遅れた魚沼。まだ田んぼも雪が残る状態であるが周囲の山々ではすでにブナが芽吹き、残雪と新緑とのコントラストを見せている。大雪は大変だが、この眺めは大雪の年ならではのものとなっている。冬と春とが混在するような景色だ。