黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

自転車でも保険

2012年06月20日 21時14分43秒 | Weblog
6月20日分。

 毎度。ロードバイクを買ったは良いのですが、一つだけ懸念事項が残っておりまして、ソイツをどうしたもんかなーと思っていたわけなのですが……。幽霊です。台風一過でえらく気温が上がりまして、かなり寒がりの私でもさすがに暑いなーと感じる一日でございました。まだ真夏には早いというのに、いきなり最高気温が30度とかひどいですわぁ。身体が気温変化に耐えてくれたのが、ありがたいところです。自転車で身体を動かしていたのが、少しは効いたかな?

 さて、懸念事項というのは、つまり「保険」のことです。実のところ、四年だか五年だか前に買ったクロスバイクについては……ぶっちゃけ無保険状態でした。事故・怪我が無かったのは、本当に運が良かったと言えますね。で、この間に買い直したクロスバイクの方は、大手の自転車ショップであったため、そのチェーンでやっている安い保険に加入できたわけです。掛け捨てのその場払いだったので、期間は一年だけですが。
 今回のロードバイクについては、お店の方で直接保険の案内は出来ないとのこと。店員さん曰く、法律がどうこうで、案内の書類だけはお渡しできますが……と。そういうわけで、買って一週間ほど完全に無保険で走行していたことになります。まあ、引き取ってきた当日と、その翌々日に走ったときだけではありますが。これまた、無事故で済んで良かったというところです。
 ただ、さすがにそのまま無保険での走行というのは、ロードバイクではとかく危ないなという意識がありまして。何かしら入るべきだろうと考えていたのですが、あいにくと自動車を手持ちしていないため、自動車保険の追加などが出来ません。んじゃどーすっかなーとネットで検索してみたら、普通に自転車用(実際には交通事故に関する)保険があるようです。しかも、ネット上から申し込めば割引あり。保険会社としても有名どころ。
 年間額にして一万円弱まで行きますが、それで一年間の金銭的な保障を取れるなら充分と判断しました。ロードバイクの場合、速度もかなり上がりますし、実質ほぼ常に車道を走ることになります。事故る可能性だって高くなるし、自分が怪我をする可能性も、何かしら不測の事態で他人に怪我をさせる可能性もあります。そういうときのためにということで、交通事故用の保険に加入しました。コレでようやく、少し安心できる……。まあ、無事故無違反を心がけて乗ることが一番大事ではありますが。

 そんなに気にするものか? と思われるかも知れませんが、実際に自分でロードバイクに乗って、車道を走行してみると、結構危険を感じます。なら乗るなよ……というツッコミをされてしまうと、ごもっともと平伏するしかないわけですけれども。しょうがないじゃないか、乗りたいんだから。せっかく買ったロードバイクです。飾っておいて何になる。
 んでまあ、自分で車道をロードバイクで走ってみると、本当に車道は危険満載です。路面にクラックが入っていたりするのもよくあるし、変な凹凸に車体ごと跳ね上がったりもしました。それがなくとも、至近距離を大型のトラックが掠めていくという場面が、たった二日走っただけでも何度かありました……アレは怖い。ちょっとでもこちらが接触したら、あっさり重量差と速度に引かれてひどい目に遭えるでしょう。下手すりゃ死ぬかも……。
 加えて、路上駐車がかなり多く、お陰でこちらも不本意ながら車道中央へ膨れあがって走らざるを得ない状況が多発します。こっちだって、好きで自動車の走行ラインに割り込みたいわけじゃない。なおかつ、こちらは速度的には一般道を走る自動車とある程度対抗できるくらいまで加速でき、一方身を守るものは軽量のヘルメットただ一つ。これらを諸々ひっくるめて考えると、車道走行は相当なリスクを背負うことになります。保険無しで走るには、さすがに怖すぎますね。
 そんなに車道が怖いなら歩道を走れって? 自動車とタメ張れる速度で、歩道を突っ走れってんですか? 馬鹿言っちゃいけません。こちらもそれを理解しているから、結局は車道を走るしかないんです。やむを得ず歩道へ「逃げる」こともありますが、そういう場合には、その辺りのママチャリよりよほど遅い速度でトロトロ進むようにしています。歩道を原付バイクで走るようなものですから、せめてもそうするのが当たり前と理解しています。

 ついでの話。私自身は、なるべく車道を走る、歩道を進む場合はほとんど漕がないくらいでママチャリより遅く、とするようにしていますが……。割とどこでも、歩道をかなりの速度で走る自転車を見かけます。信号無視はしょっちゅう、車道を逆走している恐ろしい状態も見かけますし、歩道で横に二台三台並んで走る輩も見受けられます。アレは、自転車に乗るこちら側からしても、本当に止めて欲しいと感じます。
 本音をそのまま言えば、お前らみたいなのがいるから、こっちまで白い目で見られるんだよ、といったところ。歩行者と自転車は、混ぜちゃいけないものだよなーとつくづく思います。とは言え、ママチャリの速度で車道に出られても困るのでしょうけれども。自転車専用の走行レーンが切実に欲しいところ、なんですけどね。環境先進国とかうたっている割に、こういうところが遅れてるよなー日本……と、ちょっと残念です。
 ああ、でもそういえば。この間に立川を走った際、結構広めの歩道が、歩行者レーンと自転車レーンに分かれている道がありました。まあ、歩行者レーンに自転車が割り込んでいたり、その逆があったり、自転車レーンに障害物があったりという細かい難点はありましたが……。それでも、ああやって道をハッキリ分けておいて貰えたら、もっと走りやすいのになーと思います。そも、歩道すらろくな状態じゃないという道も、都内ですら見かけますけどね。本当に、遅れてるなぁ……。

 ではでは。ひゅう、どろん。

最初の一台って大事

2012年06月19日 21時45分47秒 | Weblog
6月19日分。

 毎度。業務時間中にはあまり影響が無かったのですが、ぼちぼち台風が接近してきますなー……というタイミングでこの記事を打ち込みしています。幽霊です。まあ見事に真上を暴風域がかすめていくようなコースになりそうで、いやはや何とも。窓ガラスが破られたりしないと良いのですけれども。

 昨日に「FP QUATTORO」を選んだ理由……になっていないような記事を書きましたが、もう少し。今日のネタは、ロードバイクを買うにしても、最初の一台をどーやって選んだら良いもんか、という感じの話で。とりあえず、2012年モデルでのオススメ車種などは、私がどーこー言うよりこういった紹介サイトなどをご覧になっていただく方が良いでしょう。
 本当に一番最初のスポーツ車としてロードバイクを買うなら? というパターンが、一番悩むところだろうなーと思います。シティサイクルとスポーツ車、特にロードバイクは値段の差が凄まじいので、「何でこんなに高いの?」と思うのが当然ですし。正味、たかが自転車に何十万も金かけるなんて正気じゃねーよと思われるのもやむなし、と私も同意します。
 最上位の百万円単位のクラスになってしまうと、素人じゃ違いは分からないものだと思います。ただ、一桁万円のロードバイクと、三十万円くらいのロードバイクでは、やっぱり乗り心地に大分違いが出てくるでしょうね。ホイールとかコンポーネントとかその他諸々違いはあるのですが、何よりフレームの素材が違う、というのが一番違いとして大きいところ。
 ロードバイクのフレーム素材としては、安い順にアルミ→クロモリ→カーボンといった感じになります。クロモリのロードバイクは、正直あまり最初に買う一台でも無い気がするので、結局価格差の一番大きな所は、フレームがアルミかカーボンか、になるでしょう。アルミの方が反応がダイレクトな感じですが、代わりに路面からくる振動も直撃します。カーボンになると、扱いに注意が必要になりますが、軽い・振動吸収性が良いという利点があります。ただし、カーボンになると値段が十万円以上アップします。
 ……ちなみに、カーボンは振動吸収性が良いと言っても、サスペンションを積んでいるわけじゃないので、やっぱり振動は来ます。そこは過剰に期待しちゃいけません。そういう乗り物じゃねーからコレ、と言われるだけです。F1カーにレクサスの乗り心地を、戦闘機にファーストクラスの快適性を求めちゃ駄目よ、とかそんな表現をすれば、意図としては伝わるのでしょうか。

 私自身が今回の選定で一番悩んだのは、結局の所、用途が決まっていなかったというその一点に尽きます。スポーツ自転車の最初の一台で悩む理由も、やっぱり同じく用途じゃないかな、と思います。何となくシティサイクルじゃ物足りないけど、でもハッキリ何がしたいのか分からない……と、そんな感じじゃないかなーと。
 昨日も書いたことなのですが、ロードバイクの車種があんなにたくさんあるのは、基本的に価格帯・用途・ブランド(メーカ)の違いの三つによります。各社とも、入門用・ミドルクラス・フラッグシップモデルの価格帯を出してきますし、それぞれの価格帯の中で、用途ものんびり距離を走るのに向くのか、タイムアタック史上主義なのか、レースで速く走ることを考えるのかで、それぞれに違うモデルが用意されています。
 私が興味を持っていたFELTというメーカの場合、タイムアタック的な性格を持つ「AR」シリーズ、レース向けの「F」シリーズ、ツーリングに向いた「Z」シリーズといったような区分がありました。それぞれのシリーズの中で、コンポーネントその他の違いで価格差があるので、用途が決まって、予算が固まっていれば、用途に応じたシリーズの中で予算に応じた車種がほぼ自動的に絞られることになるわけです。後はどのメーカの物を買うか、の選択になりますね。
 レース用のフレームと、ツーリング向けのフレームとでは、全然違う代物になります。レース用の方だと、反応はより機敏になるし、ペダルを踏んだ分だけガンガン前へ走っていくでしょう。ただし、それだけ身体に負担はかかることになるし、乗車姿勢(あの特徴的な前傾姿勢のことです)がよりキツイ形になります。ツーリング向けなら、その反対。機敏な反応性よりも直進安定性が高くなって、ガンガン踏むよりは負担を減らして一定ペースで走るのに向いた感じになります。姿勢も少し楽。
 私の場合には、予算は目算が付いていたので、後の問題は用途。あまりレースに出るつもりは無かったし、果敢にスピードを求めるわけでもない。ロングツーリングしたいわけでもありませんでしたが、まあ無難に色々こなせて、性格としては楽に乗れる方向性に割り振られたフレーム……ということで、最終的に「FP QUATTORO」に落ち着いた形です。完全初心者が買う価格じゃありませんが、クロス経験者ということもあって、このくらい出して良いだろうと開き直った結果ですね。

 最後に、あくまで個人的に、カタログとかだけ見て他の車種をちょっとだけ拾ってみます。

GIANT DEFY ADVANCED3
 コストパフォーマンスではとても有利なGIANTの、コンフォート向けです。フルカーボン。一段下のランクに「DEFY COMPOSITE 」というモデルもありますが、どうせ買うならADVANCEDの方が良いのでは。初心者向けにしてはちょっと高価ですが、乗りやすそうです。私個人もコレは候補に最初入れてましたが、デザインがあまり好みではなかったので外したというオチが。

キャノンデール CAAD10 5 105
 アルミフレームの有名どころ、キャノンデールのアルミフレームのロードです。フロントフォークはカーボン。重量的にはフルカーボンに負けませんし、コンポーネントはそれなりで20万円前後ですから、買い得なのでは。踏んだら踏んだ分、応えてくれそうです。下手なカーボンを買うより、こっちのが余程良いというインプレッション記事もありました。多少提灯かもしれませんが……。

アンカー RFA5 EQUIPE
 日本国内メーカでも、ちゃんと良い物を作っていますよということで、アンカーからご紹介を。アルミフレーム、カーボンフォークという構成です。アルミのロードとしては優秀、コスパはかなり良好というインプレッション記事あり。日本人向けの形のフレームを作っている、という意味でもアンカーはお勧めできるところ。これも楽に乗れる方向性の一台です。完成車、105搭載で20万円を切る価格となります。

 ……あまり参考にならなさそうな気がしますが、今の車体以外なら、この辺から選んでいた可能性も充分あったんだろうなーと思います。

 ではでは。ひゅう、どろん。

そういえばの選定理由

2012年06月18日 22時11分47秒 | Weblog
6月18日分。

 毎度。見事に台風四号は本州直撃コースに入ったみたいですね……まあそんなこったろうとは思いましたけれども。幽霊です。何となく調べてみたら、台風四号は「グチョル」という名前だそうです。韓国語か何かのような響きだなーと思ったのですが、実際にはミクロネシアの命名だとか。意味は「うこん」のこと。なるほどなー。
 とりあえず今夜の内に洗濯物を干しておいて、明日の朝に取り込んでおく、というくらいがせいぜいの限界ラインのようですね。夕方以降は大荒れになる可能性もありますなー、これ。私はどのみち、会社から帰ってくるにも徒歩で済んでしまうので、交通機関の遅れとかストップとかに一切影響を受けないのですけれども。

 はてさて。金曜日に、ピナレロの「FP QUATTORO」というロードバイクを引き取ってきたわけなのですが。そういえば、この車種を選んだ理由って、あんまりちゃんと書いていなかったような気がします。最初の内は、全然違う車種を候補に入れていて、QUATTOROは全く候補にも入っていなかったくらいですしねぇ……。
 ぶっちゃけ、車種決定の要因は二つ。「何となく」と「自己満足」です……ああちょっと、お願いですから石ぶつけないで下さい。実のところ、私本人にも、最終的にQUATTOROに落ち着いた決定要因はよく分かっていないのです。決定にある程度影響したのは、シクロワイアードのこのインプレッション記事ではあります。この記事を読んだ後で、それまでの候補車種を全て落としてQUATTOROに意思集約が決まったくらい。
 一応、ちゃんと店頭では具体的な車種名を出す前に、クロスバイク経験者だがロードは初めてであること、用途をあまり決めていないがレースには基本出ないつもりであること、なるべく楽に乗れる車種が良いこと、それから予算額を出して相談はしています。結果、店員さんからも一発目で候補に出たのが、やはりQUATTOROでした。まあ、この車種を扱っている店を最初から調べて行ったので、半ば決め撃ちだったわけですが。
 まあ、値段的に想定していた予算のほぼ上限だったことが一つ。フルカーボンフレーム、シマノ105搭載、有名メーカ(生産は台湾であるにしても)とスペック的には、自己満足には充分な範囲であったことが一つ。それから、インプレで値は張るけれど初心者にお勧めできるとコメントがあること、用途的に汎用的に使える性格を持ちつつ「柔らかい」という指摘があること。とどのつまり、レースには向かないかも知れないけれど、適当に走るには都合が良さそうなフレームだなと理解した次第。
 これまたぶっちゃけた話、あんまりピナレロのONDAフォークの形は好きでもありません。むしろ、フォルムだけ考えるならクロモリの細い、美しいダイヤモンド形が好きなのです。ただ、私自身は性分として見た目以上に性能の実を取る傾向がありまして、ならば重いと分かっているクロモリを最初から選ぶよりは、軽さと性能を取ってフルカーボンを選ぶべきだと判断しました。で、結果的にQUATTOROに。近場にこの車種を扱っている店が無ければ、車種を変えた可能性が高かったかも。たまたま、という部分が結構あるよーな気がします、はい。

 用途が全然決まっていなかったことについては、候補車種にFOCUSのCayo Ev 3.0と、FELTのAR4、同じくFELTのF4という、方向性の全然違う車種がごちゃごちゃ並んでいた時点で分かり切った話ですなー。それら3つのどれかを選んでいても、まあそれなりに楽しんで乗れるような気はします。ただ、この辺の車種はレース向きの方向性なので、QUATTOROよりは気楽さが少ない、かも? あ、FELTはコンフォート向けのZ4も候補に入ってました。ホントにバラバラですね。
 スポーツ自転車を選ぶのであれば、用途をなるべく明確にするのが良いように思います。用途が決まった上であれば、後は予算の制約が入るので、選べる車種ってそんなに多くはありません。街中でカジュアルに乗りたいだけなのか、レースに出たいのか、レースといってもどんなレースなのか、距離を長く走りたいのか、とにかく最速を目指すのか……それぞれで、全然違うものを選ぶことになります。クロスバイクかもしれないし、シティサイクルのちょっと良いやつが向いているかもしれない。正味な話、ロードバイクを選ぶ場合というのは、あんまり無いかもしれませんね。
 ただスポーツ自転車に乗ってみたいだけなら、エスケープR3を大概は勧められることになりますし。快適性を求めるなら、そもシティサイクルが一番です。たまに勘違いされますが、クロスバイクやロードバイクは、乗り心地が凄く悪くなります。特にロードバイクは凄く悪い。路面の振動がもろに身体に来ます。軽さのために、無駄な物をみーんな省いてますからね。サドルも軽さ重視で、漕ぐ動作を邪魔しないような形になっていますから、座り心地は大幅に犠牲になってます。
 その辺りを承知の上で、あえてロードバイクを買おうというのなら……後は、スポーツ自転車の専門店の実店舗で、店員さんと相談して決めることを強く勧めます。お店によって、扱っているメーカがまず違うし、在庫状態などはお店に聞かないと分かりませんし。何より、特にロードバイクは自前でのメンテが最初のうちは難しいので、お店に頼むことになります。そこでお店に顔を繋いでおくことが、一番の目的かも。

 ではでは。ひゅう、どろん。

慣らし運転中

2012年06月17日 21時07分48秒 | Weblog
6月17日分。

 毎度。今日はあまり天気が良くない予報かと思ったら、前日の夜時点で普通に午後から晴れる気配……ということで、ロードバイクに乗って慣らし運転してきました。幽霊です。何かここ最近、土日に外へ出る回数が急激に増えたような気がします……。気がしますと言うか、明らかに増えてますわな。
 自転車に乗るようになると、まあしばらくの間はこうなりがちです。以前のルイガノTR-LITEを買ったすぐ後もそうでしたし、その後も自転車に乗る気分が再燃するとこうなってましたなー。今回も今回で、せっかく新車のロードバイクを買いましたし、気温的にも寒くて乗れない時期ではありませんし。天気さえ保てば、あとは気分と体調次第ですなー。
 まあ、さすがにまだ不慣れな車体であることと、筋肉痛が完全には治りきってないこともあって、やや速度控えめで走っておりました……往路は。

 いつも通りに多摩湖自転車道を走ろうかと思っていたのですが、毎度同じ道では飽きてしまうなーと言うことで、何となく途中の玉川上水をさかのぼってみることに。西向きに延々適当に走っていたら、いつの間にやら立川の多摩都市モノレールの玉川上水駅に行き着いてみたりとか。なーんか途中から前方、高い位置にレールか何かがあるなーと思っていたら、モノレールのラインだったのねアレ。
 そこから何となく南進している内に、立川の昭和記念公園はコッチという案内看板が見えたので、特に目的地にしていたわけでもないのですが、そのまま昭和記念公園まで走ってきました。ついでに、中のサイクリングコースを適当にぐるぐる四周くらい。ただ、今回は全く食糧補給を考えていなかったため、早めに引き上げてきましたが。水だけは持っていたので、水分補給には困りませんでしたけれども。
 帰り際、そういやどんなコース走ってたねんと地図を引っ張り出して見て、案外まっすぐ走っていたらしいことが判明。帰り道については、往路よりもう少し道をずらして、これまた街道沿いをまっすぐという復路ルートを選定。ただ、コレが実は一番道中しんどかった部分で、街道に入ってからほぼ全般を車道走行しておりました。よって、往路よりもむしろ復路の方が平均速度がかなり上がっていた筈。何せ、あまり車の邪魔にならないようにかっ飛ばしたもので……。疲れました。
 しかしまあ、一般道の走行はやっぱり信号でのストップアンドゴーがキツイですね。昭和記念公園の中なら、サイクリングコースには信号も何も無いので楽だったのですが……。スタートから一気に踏んでいかないと車にどやされそうですし、せっかく巡航速度近くまで上がったと思っても前方の信号が赤になっていてすぐ減速とか、そんな状況が頻発しました。コレのせいでまた余計に疲れたのですよねぇ……。

 とりあえずまた例によってマピオンのキョリ測で大まかに調べてみて、今日の走行距離はおおよそ三十五キロから四十キロ程度のようです。あんまりハンドルのドロップ側を握っての攻撃スタイルは取らなかったので、今日は腰痛はほぼ無し。脚の方も、今回はちゃんと筋肉サポートのタイツを履いて走っていたので、負担は少なめだったようです。
 少しは車体にも慣れてきたようで、ブラケットを握ったままギア変速、ゆるめのブレーキング操作などは普通に指が届くようになりました。前傾姿勢も、ドロップ側を握るまで行かない限りは、案外クロスバイクと大差ないみたいです。多分、そういう乗車姿勢になるような車種・ポジションをお店の方で選んでくれていたものと思います。もうしばらく慣れていけば、もうちょいサドルを上げてハンドルを下げる形に変えていくことになる……かも。
 とりあえず、クロスの方では慣れていた筈なのですが、ロードに切り替えてからまた尻が痛くなってきました。姿勢が変わっているのでしょうがないんですが、これもまあ慣れるまでは我慢かなー。東京シティサイクリングに、身体の慣らしが間に合えばいいのですけれども。

 ではでは。ひゅう、どろん。

ビキビキすなぁ

2012年06月16日 20時31分54秒 | Weblog
6月16日分。

 毎度。知人に呼ばれての外出でしたが、全身あちこちが例によって筋肉痛でして、合流場所へ行き着くまでがまたちょっと難儀でした。幽霊です。合流が夕方前くらいだったので、午前中から出かけて美術館か博物館に……とも考えていたのですが、朝起きた時点で体調が今ひとつ回復しきっていないようだったので、午前中はぐーたらしておりました。まあ、残念ではありますが、倒れてみてもしょうがない。
 筋肉サポートのタイツが、結局例によって別の用途で役に立つという罠。まあ、歩くのが本当に結構楽になるんで、重宝しますね。ついでに、どうやら明日の予報がズレたらしく、午前中はともかく午後は晴れる模様。足慣らしと身体慣らし程度に、無理しない範囲で走ってこようかどうしようか。ただ、午後は最高気温が三十度まで到達するというアレな予報が出てます。水分補給はしっかりしないと、冗談抜きで倒れますねコレ。いやはや。

 今日はニュース記事等からではなくて、知り合いのブログに上がっていた記事に興味を惹かれたので、そこから派生して一つ書いてみます。
 元ネタの方では、最新型のデジカメの機能が大幅に上がっていることと、その機能の中にある「HDR逆光補正」というものについてコメントが入っていました。この機能、要するに明るさを変えた二枚の写真を合成することで、より最適な一枚を完成させるといったような機能のようです。私は全然カメラに詳しくない……というかカメラすら持っていない程度なので、字面だけ読んで「そーなのかー」というくらいですが。
 知人のコメントでは、ここまで行ってしまうともう画像加工の世界であって、写真とは何か別の物になってしまっているんじゃないか、と。なるほどなーと思う部分がありました。つまり、デジタルカメラという名称で、「カメラ」とついてはいるんだけれども、既にアナログカメラを「より高機能にした」もの、という概念からはもう別物になりかかっているんじゃないのか? ということでしょう。何となく、理解の出来るコメントでした。
 私自身、カメラじゃなくて自転車(ロードバイク)のネタとして一つ、同様の印象を持っている品物があります。それが、電動によるシフトギアです。一番有名なのは、今のところはシマノの「Di2」というコンポーネントでしょう。自転車のギアというのは、レバーとワイヤで操作するという、結構アナクロなことをやっています。ただ、正確に、クイックに変速するために、かなりの精度を要求される難しい代物であろうことは想像できますが……だから高位のコンポーネントって高いんですよ。
 で、このシマノの「Di2」は、変速のワイヤすら必要ない、見事な電動コンポーネントです。プロの選手もかなり取り入れているようで、性能の評価も素晴らしい。……ただ、私個人は、昨日引き取ってきたQUATTOROに、電動は入れたくないなと思っています。実は、QUATTOROにも電動コンポが搭載された完成車モデルがありました。が、やっぱり載せたくなかったんです。何か嫌だなー、と。性能が良いことは間違いないだろうし、ワイヤでのトラブルも無くなる。バッテリ寿命も二ヶ月とか保つようだし、文句ないでしょう。でも、何か嫌だったんです。

 この辺り、多分、知人も私も根っこのところで「何か嫌だなー」と思っている、「引っかかっている」理由は同類のものなのでしょう。純粋な性能の向上は、とても喜ばしい。自分のヘタっぴな腕前を補ってくれるし、もっと色々出来るようにもなるかも知れない。ただ……「そこまでやっていいのか?」という部分にまで、自動化が進んできた、土足で踏み込まれた感じがする。そういうことなのでしょう。
 自分自身も含めてですが、ぶっちゃけ、半ば意地になっているようなものでしょう。感性がアナクロだってことでもあります。ただ、「趣味」の分野、「好きでやっている」事柄だからこそ、自分の腕一本で勝負せんかい、みたいな職人意識めいたものがあるのも事実。こういう部分って、どうしても本人にとっては譲れないものなんですよねぇ。下手くそが何言ってやがるって話なのも重々承知の上で、でもやっぱり「何か嫌だなー」と、そう思います。
 まあ、とは言え利便性の向上は、間違いのないところです。趣味でやってる人間にとってはアレな部分もあるかもしれませんが、そうではなくて、ただ純粋に「道具」として扱う人にとっては、「HDR逆光補正」も「Di2」も便利な道具に過ぎません。……一般の人には、逆光補正の方はともかく、Di2は縁が無いか。でも、自転車にも電動アシスト自転車がありますね。あれ、ロードバイク方面にも、電動コンポじゃなくて、アシストの電動が出始めています。パナソニックさん辺りで、もう市販品がありますね。ちょっと高いし、重たいけど。
 自転車の方にせよ、デジカメにせよ、高性能の方向性は二極化かも知れません。玄人向けの「従来の性能を純粋に向上させたもの」と、初心者なり道具として割り切って使う人向けの「自動化を含めた便利さを向上させたもの」との二つ。そして恐らく、世の中の主流になるのは、大概において後者の概念の方です。前者も無くなってほしくないものですが、数は少ないだろうなーと。
 私にとっては、カメラの「HDR逆光補正」は受け入れられるものだったりします。多分、他の普通の人にとって、Di2の電動コンポなんてどーでもいいものだ、というのと同じ感覚です。ママチャリへの電動アシストには、何気に私も肯定派ですしね。ロードの電動はどーかと思う部分もありますが……まあ偏見かなー。個人的には、利便性へ割り振ったモデル(後者のモデル)と、ちょっと不自由だけど各人の工夫の余地が残るモデル(前者のモデル)、どっちかに統一しないで両方用意して貰えたら嬉しいのですけれど。

 ではでは。ひゅう、どろん。

到着、試走

2012年06月15日 19時03分00秒 | Weblog
6月15日分。

 毎度。そういえば先月は有給を取り損ねたなーと思いながら、今月は一応有給確保ということで三連休ですよ、三連休。幽霊です。都合良く雨の降り出すタイミングより前に休めたので、ようやっと「FP QUATTORO」の引き取りに行けました。ねんがんのロードバイクをてにいれたぞ……とか書くと、ころしてでもうばいとる、を選ぶ人が……まあさすがにおらんか。
 事前にもくろんでいた日程は、金曜日に休んで事前に道を確認しておき、土曜日に引き取りに行って、日曜日に少し乗って身体を慣らすというつもりでした。が、金曜日に休むことはできたものの、土曜日以降は天気が駄目になった気配で予定が崩壊したため、結局は今日の午前中に前の車体であるROMA2で道を確認しに走り、一休みして午後にQUATTOROを取りに行って、そのまま乗って帰ってくるという形に。
 明日の早朝の内なら雨が降り出す前に少し走れるか……とも期待しましたが、天気予報を見る限り、それも難しそうですね。残念。まともに走り込むのは、来週以降に繰り延べになりそうです。まあ、車体自体はこちらの手元へ来てくれたので、後はタイミング次第ではあります。車体そのものが無いんじゃ、走りに行きたくても行けませんしね。

 引き取りの走行ルートをマピオンのキョリ測で大まかに確かめてみたら、片道でおおよそ五キロちょっとだったようです。午前中に一往復しているので、これで十キロ半くらい。加えて引き取りの戻り片道の五キロが入るので、最低で十五キロ程度走る計算になる……筈でした。実際には、引き取ってから30キロ程度走行して帰宅したので、トータル40キロ程度になりましたが。我ながら物好きな話ですね、ホント。
 わざわざ午前中に道を確認しに走ったのは、不安事項を排除しておくためでもあります。何せ、毎度のように迷子になって余計に距離を走っているパターンなので……。今回は若干遠回りになっても分かりやすいルートを選びはしましたが、実際に走ってみないと、どういう道なのかは分からないものでして。ついでに、あまりに自転車で走りにくい道であるようなら、別のルートを考える必要性もありましたしね。結局、ルート変更は必要ないと判断しましたが。
 あとは、午前中にROMA2に乗っておけば、午後にQUATTOROに乗った時点で乗り味の違いがすぐ分かるかなーという考えも。TR-LTIEが戻ってきた日に自転車屋へ持っていくのに乗った翌日、ROMA2で多摩湖自転車道を走っていて、乗り味がやっぱり違うよなーとハッキリ判ったのが印象的だったんです。ならば、同じ日の内に乗り比べたら、やっぱり違いは分かりやすいんじゃないかなと。

 ほぼ予定通りの時間にお店へ入って、しばらく説明を受けたりしてから、車体を受け取って実走。二十分ほどの間は、ギアのチェンジの仕方がいまいちピンとこなかったり、ブレーキが全く違う位置にあることに戸惑ってみたり、そも乗車姿勢が全然違うことにびびってみたり……。当たり前のことなのですが、今までのワイドなフラットバーからドロップハンドルに変わるので、低速時の安定性が段違いに下がります。コレが地味に怖い……。
 その辺は怖かった部分として、それ以外で一番最初に感じ取ったのは、やっぱり圧倒的に「軽い」ということ。背中に背負っていた荷物は全く一緒だったし、服装も午前中とほぼ同じ。むしろ午前中に少し脚を使っていたので疲労が若干あった筈ですが、それでもQUATTOROは全般に軽いと感じます。ついでに、速度がやっぱり、ROMA2とでは比較にならない。最高到達速度も違うでしょうが、それ以上に、加速の伸びがどうしても違います。乗車姿勢の違いで空気抵抗もかなり変わっていた筈で、そこもなおさらに作用した感じ。
 結局、その速度の伸びに流されたような気もしますが、そのまま途中で道を切り替えて、いつもの多摩湖自転車道に途中から合流。で、例によって多摩湖を一周して帰ってきました。坂も上がるのが楽になったようです。多摩湖を回っている間には、乗車姿勢やギア操作、ブレーキの位置の違いなども大体飲み込めてきて、あまり違和感なく走行できるようになっていました。
 帰り道のトータル走行距離は、おおよそ三十キロ強。午前中の往復十キロをプラスして、合計で四十キロの走行行程に。お陰で、さすがに帰ってくる頃には腰痛いわ、脚もやっぱり痛んでくるわでえらいことになりましたが……。脚よりはむしろ、腰に来ましたね。最初の方、ハンドルのどこを掴んで良いか分からなくて、一番キツイ攻撃ポジションで走ってましたからねぇ。ある程度慣れてきた時点で、手抜きしてハンドルの手前側やら掴むことを覚えましたが。

 とりあえず、性能的にはエンジンの側の方がフレームに追いついていない気配なので、しばらく不満は出てこないものかと。剛性低めなのでフニャフニャというコメントも見かけましたが、ぶっちゃけ私の貧脚ではレース用の性格のフレームは踏み切れないでしょうし。ちと思ったより変速が上手く決まらないことがありますが、まあこの辺はこんなもんだろうなーというだけの話。
 階段で車体を担いで部屋まで上がる必要があるのですが、ここでフレーム含め車体重量が明らかに軽いことも確認できました。まあね……カーボンフォークにアルミフレームでクロスバイクのROMA2と、フルカーボンフレームでスタンドすら付けてないQUATTOROとでは、比較対象にならんでしょうけれどもね。
 ……唯一若干大きな問題があるとすれば。恐らく脚と腰が筋肉痛状態の明日に、外出用件が入ったってコトくらいでしょうか。顔しかめながら歩くハメになりそーだなー、コレ。

 ではでは。ひゅう、どろん。

納車日程前倒し

2012年06月14日 20時35分32秒 | Weblog
6月14日分。

 毎度。次の土曜日に「FP QUATTORO」の引き取り予定でしたが、さすがに天気予報通りとなると無理だなーと思っていたわけですが……。明日に有給をねじ込むことに成功したので、引き取り日程を繰り上げて明日にしました。幽霊です。お店の方に連絡してみたら、既に現物が向こうへ届いているとのことだったので、引き取り日程の繰り上げは問題ないとのことでした。よしよし。
 土曜日曜はあまり芳しくない、と言うより下手すると強めに雨が降りそうな案配なので、明日が梅雨の中休みの最後のようですし、ギリギリのタイミングで間に合いました。日頃の行いが良いと、こういうときに……あー、はいはい、どの口が言うかって話ですよねサーセン。
 まあでも、日程繰り上げで行けるのは助かりました。いやはや。たまに、こういうところで妙に強運を引き込むことがあるみたいです。普段から発揮してくれよ、ホント。

 さておき、昨日に男性女性の役割とは~みたいな話をネタにしていたわけなのですが。その最後の方で、性別が意味をなさないところまで行き着いたら、さてどーなるんだろうね、なんて話をちょっとだけ書きました。その辺に絡む……ということでもありませんが、何か近縁な感じの話として、若干ガセも入りそうではありますがネタを一つ貼っておきます。
 この件、私にとってはギャラであるとか、その味であるとか、違法性とかにはあまり興味がありません。そこではなくて、「無性化」についての言葉に興味があります。記事中、(ここから引用)「(性別が)男性であるということが、私の人格や意志、思想、人生の目的において必要なのかどうか」と、疑問を抱いていた。」(ここまで引用)という本人のコメントと思われる部分があり、私の興味はそこ一点。
 こういうのは、性同一性障害とはまた違うものなのでしょうか。詳しいわけではないのでアレですが、身体としては男性であるにも関わらず、自身の身体が男性であることに違和感や気持ち悪さを感じてしまう……といったような不一致が性同一性障害、という理解で良いのでしょうか。ウィキペディアでの該当項目を読んでいて感覚的に理解できそうな文言としては、「当事者は(心身ともに)「異性になりたい」のではなく、「本当は女性(男性)なのになぜ身体が男性(女性)か」という極めて率直な感覚を胸中に持っている」という箇所でした。
 今回ネタにした件だと、改めて性同一性障害とは別かなという印象があります。自身の性別と身体との違和感ということではなく、性同一性が成立している上で、男性であることに意味があるのか? と疑問に思った、ということだと読み取っています。この辺は、うちのブログで昨日ネタにしたように、男性的な役割だの男らしさ的なものだのって何? というのと同じような話でしょう。本人にとっての深刻さは違うにしても。

 上の話を書く参考でウィキペディアの性同一性障害の項目を通して読んでいますが、難しい概念ですね……。私自身が、性同一性の成立している「普通の」人間であることから、実感として理解することが出来ないからでしょうか。
 とりあえず、誤解を招かないように書いておくという意味と、自分自身ちゃんと覚えておくこと、という意味との双方を込めて備忘録。

・同性愛
 「恋愛の対象がどちらの性別であるか」の性的嗜好に関する概念。あくまでも、男が好きな男、女が好きな女ということで、性同一性の不成立とは違う。性同一性障害の場合、男が好きな女(だけど身体が男)、というような形になる筈。

・異性装
 服装の趣味嗜好、もしくは性的嗜好によるもの。男だけど可愛い服を着たい、といったようなもので、これも性同一性障害とは違う。性同一性障害の場合、自分は女だと思っているから女性の服装をする(でも身体が男)、ということになると思われる。

・ニューハーフ
 そういった風俗的方面での職業名であることが大半。性同一性障害とイコールではない。と言うか、本当に性同一性障害であるならば不安からそれを隠そうとする筈であって、わざわざ目立つようにニューハーフを名乗ることは無いんじゃあるまいか。

 該当項目を読んでいて少しショックを受けたのは、社会や文化における男女の扱いの差異を無くしたとしても、性同一性障害の苦悩は無くならないという箇所でした。言われてみれば当たり前のことで、苦悩の元は自身の認識と身体の不一致であって、社会や文化がどうだからという問題ではないわけで……。
 この苦悩を取り除こうとするならば、本当に生身の肉体という概念を超越して、精神体・データの身体・機械の身体という辺りの選択をする必要があるのでしょう。いや、それでもやっぱり、違和感は無くならないのかもしれませんね。本当はやっぱり違うんじゃないか、周囲にウソをついているんじゃないのか、という罪悪感という一番根深い部分が残ってしまうのかも。身体だけ治しても、そこまでは届かないものですからね。

 ではでは。ひゅう、どろん。

男らしさって何だろーか

2012年06月13日 21時37分42秒 | Weblog
6月13日分。

 毎度。週末の天気を毎日のように気にはしているものの、何かむしろ悪化する方向にしか変わっていないような気がする今日この頃。幽霊です。困ったことに、日曜日にまで雨マークが付くようになってしまいました。ぐぬぬ……せめても小雨程度なら、やや無理矢理ですが新しいロードバイクを引き取りに行けるのですけれども。まあ、お店に電話すれば引き取り延期はいくらでも出来ますけどね。
 できれば、雨の降っていない状態、と言うより路面コンディションの良い状態で引き取りに行きたいのが本音ではあります。何せ、今までクロスバイクには四年か五年か乗ってましたが、ロードよりかなり楽な姿勢で乗っていましたし。ロードのポジションはかなり違う形なので、全く慣れない体勢で乗ることになるわけでして。その状態で、濡れた路面、慣れないギア操作その他ですからねぇ。どーしたものやら。

 出だしはそんな話ですが、本題のネタは全くそれとは関係が無く。本日のネタ元は、ブロゴスから「男と女の深い関係(2)・・・草食性男子誕生の深層 」という記事です。
 とりあえずの前提条件として、私自身は完全に戦争を知らない世代であり、バブルの時期はまだ子供で、実感として記憶に残っている時期というのはむしろバブルがはじけた後。就職戦線に入ったのは就職氷河期と言われた時期の終盤で、社会に出て働き始めてからようやっと今年で八年目というところ。割と最初から、男女の性別による社会的役割の区別を意識しなかった世代かと思います。学校でも、普通に男子も「家庭科」の授業がありましたしね。
 極端な話、私自身は、別に「男性」の必要性はあまり無いと思っています。そしてついでに言うならば、「妊娠・出産」という機能(敢えてこの言い方をします)が外部化できるのであれば、「女性」の必要性も無い。ただまあ、現状では子供を産むということについては、男性ではまだ不可能なようですね。育てるということについては、男性・女性にこだわる必要性は無いし、男親・女親が揃っていなければならない、ということも無いでしょう。
 ただ、男女の組み合わせであるかどうかは問わないとしても、二人(一人ではない)の考えの違う人間が子供時代に常に付き添うことで、複数パターンの思考ルートを間近で見ることは出来ます。経済的なり、病気などの身体的なリスクについても、一人親よりは、二人親の方が対応はしやすくなるかも知れません。その辺り、男女の組み合わせであるかどうかは脇に置くとしても、子供に対する親の立場の人間が二人ないし複数人いる方が望ましい、と言える部分はありそうです。

 私が好んで読む本の分野として、海外SFがあります。この手の分野だと、主にはサイバーパンク方面やその周辺などで見かける設定として、男女の性別的な区別が意味をなさない状態にまで進化している(変化している)人類、という状態があったりします。ざっくり言ってしまえば、データ化された人類(肉体のくびきから解き放たれた人類)であったり、身体を好きに取り替えられるような状態の人類(機械の身体であるとか)だったり、ですね。
 後者については、まあまだ自分自身の本来の性別があって、その上で男女どちらの身体でも、もしくは両性具有でも、男女の機能どちらも意識しない身体でも選択できる、みたいな感覚になります。キャラメイキングの出来るゲームで、男性である私が、女性であるマイユニットを作るよーな感覚……の延長かもしれません。
 前者のところまで行ってしまうと、もはやセックスをして精子と卵子で以下略、という生身での子供の概念が適用されるかどうかも分からなくなります。データ化されるまで進んだ人類には、寿命という概念すら吹き飛ばされているかも知れませんし。……まあ、私が生きている最中にそこまでの段階まで行き着くとも思えませんし、遠い遠い未来に人類がその道を選ぶかも分かりません。ただ、そこまでもし仮に行き着いたならば、男性の・女性の役割という区分など無くなっていそうですね。
 今現在の状態で考えても、男女で結婚をしたとして、子供はいらないということであるならば。男女の組み合わせである必要性って、どれくらいあるのでしょうか。強いて言うなら、人間だって動物ですし、快感も欲しいわけですから、セックスかしらん? でも、そこでの男性の役割って、棒をおったてて突っ込むだけ? それが男性の必要性です、役割ですと言われてしまうと、なんだかなーと思ってしまうわけですが。
 ま、生臭い話をしてしまえば、女性には出産のための機能に伴って、諸々身体に影響が出ます。男性は、そういうところからは無縁なわけで、そこは身体的に楽ではあります。また、経済的な話で言うならば、男女雇用機会均等とは言うものの、会社を見てみれば、まだまだ上の方には男性が圧倒的に多いし、女性は結婚退職というルートが選択肢として存在している。男性の結婚退職ってのは、ほとんど聞いたためしがありません。そこら辺でまだ「役割」が分かれてはいますね。
 さてさて、妊娠と出産が外部化されたときになって、この「役割」がどう変わっていくものやら。そこに、ちょっと興味があります。

 ではでは。ひゅう、どろん。

興味はあるんだけれど……

2012年06月12日 22時24分26秒 | Weblog
6月12日分。

 毎度。週末の土曜日に「FP QUATTRO」の納車を控えてはいるのですが……正直、天気がとても心配だったり。幽霊です。天気予報を見る限り、多分土曜日は無理そうなので、日曜日に一日繰り延べするしかないかも。んー、できれば土曜日に引き取ってしまって、日曜日にいつもの多摩湖自転車道で車体に身体を慣らしたいところなのですけれども。
 まあ、車があれば雨の中でも強引に引き取ってくることもできるのでしょうが、あいにくと車は持っておりませんし。やっぱり、実車を見たらすぐ乗りたくなりますしね。土曜日は我慢の子かなー。

 そういえば、せっかく少しは距離を走れそうなロードバイクを買うので、何かしら軽めのサイクリングイベントなどないものか……と探してみたところ。一つ見つかったのが、「東京シティサイクリング」というイベント。大元はアメリカの「BIKE NEW YORK」をお手本にしたイベントのようで、初開催が平成13年とのことなので、今年の開催が12回目とかそのくらいでしょうか。
 参加人数は三千人くらい、スタート地点を新宿の東京都庁として、そこから都内を回って40キロ程度を走るコースになるようです。んー、興味はあるのですけれども……と。ただ、このイベント名であちこちの感想サイトなどを眺めて回るに、やはり万全に満足とはいかない部分もあるようで。一番厄介なのは、都内の主要箇所を走っていく割に、当日の交通規制などが一切敷かれないこと、でしょう。つまり、三千台の自転車が都内を、自動車とごっちゃり混じって走ることに……。
 本家の「BIKE NEW YORK」は、当日はコースに当たる一般道その他を交通規制して、自転車だけが通れるようにしているのだとか。その中を突っ走れたら、確かに気持ちいいだろうなぁ。羨ましい。あれですよね、東京マラソンなら交通規制が大々的に行われるのに、こっちは全然何も無い。まあ、知名度の差ということでしょうか。それと、自転車乗りというのは結局の所、マイノリティであるということ。残念。
 とは言え、話のネタとしては悪くないイベントだし、「今回もやっぱり駄目だったよ」とコメントするにも実際参加してみないとね、と。まあ、参加受付は九月までやっているようなので、しばらく様子見していても大丈夫でしょう。

 そっちとは別に、もう一つロードバイクでの走行を考えている場所が一つ。以前に多摩川近辺に住んでいた頃には、たまに多摩川サイクリングロードを走っておりまして。今住んでいるところからでも、少し脚を伸ばせば多摩川には届きます。
 以前は川崎辺りまで川を下ってから引き返すか、頑張るときには川崎を超えて羽田空港近辺まで走ったこともありました。ただ、川の真ん中辺から川下方向へ走って戻ってくるコースばかりだったので、逆に川上側へは行ったことがありませんで。ならば、今度は川上側へ走っていってみようかな、と。多摩湖自転車道も悪くはないのですが、たまには違うところも走ってみないと飽きますしね。
 つーても、とりあえずは車体を引き取ってこないことには話になりませんし、身体を車体に慣らさないうちに多摩サイに行っても、途中で酷い目に遭うだけでしょうし。今のクロスでも走りに出ればあちこちバキバキですからねー。納車で即出向くのは自殺行為ってことで、今月いっぱいはまだ多摩湖自転車道が安全かも。……と言うか、梅雨時なだけに、上手く休日に天気が保つかどうかがまずもって問題なんですけどね、切実に。

 ではでは。ひゅう、どろん。

ヲタライフの境界線

2012年06月11日 19時23分12秒 | Weblog
6月11日分。

 毎度。昨日にまた四十キロ程度を自転車で走ってきたため、相も変わらず筋肉痛に顔をしかめております。幽霊です。……まあ、実際には誇張表現でして、軽く痛むなーくらいで済むようにはなりつつありますけれども。身体が慣れてきたこともあるし、特に坂を上がるときに無理な漕ぎ方をしなくなったのが大きかったのかな、と。車体が変わったら、また別の場所が痛みそうですが。

 今日のネタは、アキバBlogからです。オタクと、少しオタク方面も知ってはいるけど基本一般の人が結婚したら……というような話が掲載されていました。なかなか興味深く読めたので、リンクを貼っておくことにします。とりあえず、現時点で私はコレを気にする必要性は全く無い状態なのですが……。
 そも、自分自身を「○○ヲタ」とハッキリ表現できるものが無いんだよなーと。アニヲタと言うには、アニメネタの発言もしますが、期に一つか二つ見ているものがあるかどうか程度、全く見ない期もあるし、そもそも部屋にテレビ視聴環境がない。部屋から至近の徒歩圏内にTSU○AYAもありますが、そういえばCDもDVDも借りた覚えが、ここまでの生涯でほとんどありません。DVDを買うってことも、ほぼ無いなぁ。
 ならばゲームヲタかと言うと、プレイ時間だけなら廃人呼ばわりされますが、経験本数はかなり少ない。名作と言われるゲーム、有名作品も、ほとんどプレイしていないんじゃないかな、という有様。年間に買うゲームの本数は、一桁前半かもしれないくらい。エロゲもなー、学生時代に最初に買った一本が結構「刺激の強い」やつで、何かもうそれでお腹いっぱい的な感覚に。以来、そちら方面でも買ったのは「沙耶の唄」と「村正」くらい? エロ目当てですらないですね、もう。
 鉄分は無いし、飛行機とか無線とかもしないし、ミリ方面の知識はほぼ皆無。アイドルや声優に興味はない。ああ、ニコ厨なのは間違いのないところですね。本は漫画を大量に買いはしますが、ハッキリとエロ系のもの以外は、『ドリフターズ』とか『朝霧の巫女』とか『KEYMAN』とか、そういったエロじゃなく別のところで「濃ゆい」ものが大半かも。お相手に嫌がられそうなのは、それこそエロ目的の成人コミックスくらいでしょうか……。

 そんな状態なので、実際の所、自分の部屋にはヲタグッズに分類されるものがほとんどありません。携帯ゲーム機とソフトは転がってますが、萌え要素売りのゲームは買わないので、そういう部分を心配する必要性も無い。アニメDVDも無いし、キャラソンも無いし、フィギュアも無い。抱き枕? あるわきゃない。
 ……とまあ、そこまでは別に良かったんですが。ここ最近で、急激に問題になってきそうなブツが部屋に登場してきました。ヲタグッズよりもむしろ、こっちの方がヤバイくらいの代物が。ええ、すなわち自転車です。しかも私の場合、今ですらガタ来かけの古い一台と、少し前に買ったビアンキの一台とで二台持ち。更に今週末にロードバイクがもう一台来るので、三台持ちという有様に。実質最初の一台は使わなくなっているので、感覚的には二台ではありますが……。
 コレがなー、下手なヲタグッズよりよっぽど問題です。だって、ビアンキの方だって一台で8万とかですよ? これに加えて、ロードの方なんて一台30万です。ロードバイクとしてはまだ安い部類なのですが、んなもん説明して分かって貰えるものとも思えません。しかも、それを室内にポールまで立てて屋内保管してます。盗難防止のためなんですが、部屋の中に自転車かよっ、と普通は思われますよねぇ……。
 つまりまあ、目の敵にされそうなのは、ヲタグッズ・ヲタク趣味に限らない、ということです。いわゆる「フツー」からズレちゃってるコトというのは、全般にやっぱり嫌がられる可能性が高い、ということになります。ヲタク趣味もヲタグッズも、そういう中の一例に過ぎないってだけ。自分自身の価値観が、ヲタク方面とはまたちょっと違った意味で、「フツー」とはズレている自覚があるだけに……苦笑いしておくくらいしかできませんなぁ。

 正味、もうそういうことを小難しく考えるよりは、思いつくままに楽しんでおくことだけ、今は考えることにしました。そういう開き直りも含めて、ロードバイク30万円ぽんと払ってきた、という部分もあったり無かったり。ええ、単なる言い訳です。
 でも、引け目に感じてみたり、卑屈になってみてもしゃーないんじゃないかなーとか。コレが自分なわけですし、他にどーしようもありませんやな。余所様に迷惑をかけるようなコトは駄目ゼッタイですが、他人様を不快にさせない程度の範囲内であるのならば、ちょっとくらい突っ走ってみたっていいんじゃないかなー。まあ、諸々「失う」ことになるのは覚悟の上で、ですけれども。

 ではでは。ひゅう、どろん。