黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

そういえば選挙

2005年06月29日 22時55分32秒 | Weblog
6月29日分の日記という事で。

 昨日までの死ねそうな暑さは一段落して、今日は多少涼しいと思える一日でした。……んが、よくよく考えたら今日でも普通に日中の最高気温は29度くらいだった筈ですから、別段涼しい日だと言える訳ではないのですよね、これが。「昨日に比べれば涼しい」一日だったとならば間違いなく言えるのですが、どっちにしたって暑いもんは暑い。ただ、そうであっても昨日までに比べればかなり涼しいとすら感じてしまう自分がいる訳で、人間の慣れってのは恐ろしいやら素晴らしいやらどっちなんだろうな~とか考えてみたりします。慣れがあるから耐えられるものもありますし、慣れがたたって失敗してしまう事柄もあります。そこいら辺の折り合いがまた、難しいのですよねぇ。
 慣れると言えば、そろそろいい加減、ここの日記の馬鹿みたいな長さにも慣れてきたのではないでしょうか? 人からよく言われることとしては、「何日か見なかった場合に、読み返すのが大変だこのボケ」というようなことだったり。そりゃそうだ、何せ一日の平均が二千文字ですから、それが仮に三日読まずにいたとしたら、それだけで六千文字になります。四百文字原稿用紙に直して、何とたかが三日分なのに十五枚分にもなる訳で。そんなん読む方の身にもなれという気もしますが、私自身はこの日記はぶっ叩くだけぶっ叩いて読み返しなんぞ一切しませんので、気にしない気にしない♪ だから毎回長くなるのですけれどね。
 個人的には、自分の部屋の光景にあまりに慣れてしまって、それ以外の部屋へ入ると一瞬だけ違和感が生じることがあります。特に他人の部屋に入った時にこの違和感は顕著で、すなわち本棚が目に付く所にないと何か変な感じがするという訳だったり。今の部屋だと、実に三方の壁に本棚を置いているような状態です。大きな本棚は一つだけで、後はコミックス専用のものを二つ並べているか、文庫専用の棚が一つ置いてあるかというだけではありますが、部屋のどの方向を向いても、どこかしら視界の端には本が映ることになる、と。そういう意味で一番落ち着くのは本屋。紀伊国屋とかジュンク堂とか、良いですね……。うっとりします。でも、財布の中身は後で見てげっそり~っと。
 毎月に二万円くらいを本に使っている訳ですが、もっと本を読む人は更に使っていますし、私くらいの読書量ならそんなに多すぎる方では無い筈。単に今となっては本というメディアがあまりに古くなりすぎて、見向きもされなくなりつつあるというだけなんじゃないかな~とは思います。他に娯楽を持たないクチでもあるので、その分を全て本に注ぎ込んで集中的に使っているというだけでもありますし。ついでに、古本もかなり活用していますから、その辺も合わせて二万円です。数を買っても、古本を織り交ぜていけば結構いけるもんです。ただ、そもそもそんなに大量に買うヤツが今は少ない、と言われてしまえばそれまでなのですけれど。本当に、もっと買う人は比較にならないくらいに買うんだけどなぁ。どっかのはぐれメタルな人とか。

 さてはて、一旦話を変えて、選挙の話。もうじき東京都議選が近いということもあって、街頭のあちらこちらで選挙演説を振るう政治家を見かけるようになりました。寮の最寄り駅までも、何故か民主党の菅直人を二回ほど見かけましたし。ただ、その演説をまともに聴いているかどうかと訊かれたら、少なくとも私はまるっきり聞いていません。と言うか、朝の通勤時間中にそんな時間は無い。ただでさえ急いで歩いていますし、日によってはヘッドホンに音を流しながら歩いていますから、むしろ選挙演説の声なんて邪魔なだけです。ついでに言えば、仮に演説の内容を聞いたとしても、それが役に立つとは思えませんし、どのみち基本的な主張はどっかのワイドショーでも見ればテレビ側が勝手にまとめてくれます。そっちの方が話が早い。
 あれだけ演説をして、歩き回ってみても、全体の投票率は、蓋を開けてみればお世辞にも高いとは言えないのが日本の選挙の常です。支持政党無しという意見がかなり多数を占めるようになってきているのが今の日本の傾向ですし、私自身は消極的理由によっての自民党支持者です。消極的理由というか、消去法的理由と言うべきのような気もしますが、要は他に思い当たらないから仕方なく自民という感覚。とまあ、私の支持政党をぐだぐだ述べてみても仕方がないので省略としても、今の時点であまり積極的な理由を持って政党を支持しているという方が、果たしてどのくらいいるのか。積極的理由で政党を「支持しない」というスタンスならかなり多い、のかも知れませんけれど、と。
 基本的に政治には無関心という意見が増えてきているようですし、その無関心を招いたのは政治家とマスコミです。ただ、意図的に無関心を招いているという考え方もできますが。無関心を敢えて招いた場合に何が良いのかと考えてみると、固定票がそれだけ際だってくることになります。無党派層が今や三割を超える状態ですが、その流動票が動かない場合に勝負を分けるのは、結局は固定票ということになる訳で。巨大なる集票マシンを持っている政党が有利になる訳ですが、さてはて今はその集票マシンもちゃんと機能しているのかどうなのか。そこいら辺は与党にせよ野党にせよ、状況は似たようなものでしょう。
 自民は自民で小泉人気が鈍りつつある点と、自民内部でごたごたやっていて結束が今ひとつ悪いような一面が見受けられる点で厄介事を抱えていますし。かと言って、民主は民主でこの間の「飲酒で出席」難癖騒動でかなり評判を落としている筈ですし、民主も微妙に結束には難がある。社民や共産はそもそも議席数が少なすぎて話にならないし、無党派では力を持つことはできません。どこもそれなりに問題を抱えつつ、増えていくのは白票かそもそもの投票棄権か。果たして日本の政治に明日はあるのか!? まあ何はともあれ、投票に行きましょうってことで~。

 で、最後は例によって。今日から清涼院流水の『キャラねっと』を読み始めてはいるのですが、微妙にどうしたもんかこれはと思い始めていたり。つまらない訳ではないのですが、かと言って大当たりしているという程の感じもしない。そろそろ四割近くまで達してはいますが、そして一冊に三話が入っている物であり既に一話読み切って次に入っているのですが、微妙かな~と思う感覚はあんまり変わっていません。そういう気配を感じ取っていたからこそ、買っておいてそのまま積みっぱなしにしていたのかどうなのか。どちらにせよ、このまま感想が最後まで変わらなければ、売却候補に入ってしまいそうな悪寒です。
 その代わりに、最近としては当たりだったのかな~という作品を、レビューとして二つ一気にサイト本体へアップしてみました。月末になってから一挙に数を稼いできているように見えますが、ただ単にシリーズ物の積みが終わったがために速度が上がっただけ、という落ちだったりします。で、アップしてみたのが『工学部・水柿助教授の日常』と『神戸在住』。前者は森博嗣作品で、後者はアフタヌーンのコミックスになります。この辺と更に笹本祐一の『星のダンスを見においで』と立て続けに来ていましたから、ちょっとその辺りに比べると、清涼院は私には合わないのかな~と思ってみたり。悪い訳では無いはずなのですけれどねぇ。
 この『キャラねっと』を読み切った所で、一旦本棚の整理をしようかな~と思い始めていたり。こちらに引っ越してきてから一度もまだ本の整理を……ああ、一回だけしていますが、まだ大々的な選別はしていなかったので、そろそろ良い頃合いかな、と。本棚を増設した所ですし、ここらで一発整理を決めて、その後の更なる増加に対応しようということで……って、やっぱり増えるのかよ。何せ今月だけで数えてみても、明らかに十冊から二十冊という単位で増加しましたからねぇ……。今後もかなりの勢いで増えることは間違いないですし、本棚を増設してしまった以上、やっぱり総保持の絶対数は上がってしまっています。増やすなって方が、難しいのですよね、正直。
 さてはて、来月は一体何冊増えるかな~、何冊読めるかな~。社会人になると金銭的な自由度が上がってきますから、結果的に本に突っ込むお金が増える、と。私の場合は在学中、特に後半の学年からは毎月ほぼ二万近くを本に遣い続けていましたから、あんまり変わっていないと言えば変わっていないのですけれど、ね。ただ、それでも本に二万使ってもまだ余剰が出るのでストックに回せるというのは、ありがたい話。寮費が一万円しかかからないというのが一番大きいのですが、そのお陰で四万とか五万が浮く訳ですから、これはシャレになりません。それでも金銭感覚がほぼ変わっていないのは、学生時代に染み込んだ貧乏性が原因なのかも知れません♪

〈今日も独り言〉
明日で六月も終わりか~。梅雨はどこいった……?

それでは。

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