Le ton fait la chanson,le ton ne fait pas la chanson.

<創る>がテーマのアイディア帳。つくるココロを育てます pour votre creation d'avenir

une algue T

2007-11-05 | ●Recette 実験レシピの部屋

   Thème: Tololo konbu (ou Tororo konbu: とろろこんぶ) 

  『 ささみとトロロ昆布の飛竜頭 』 Volaille hachée au Tororo Konbu

  材料: 鶏ささみ(8本)・ とろろ昆布(一掴みほど)

       インゲン・人参・小麦粉・卵・ポン酢 

       a: 醤油・レモン・シブレット(もしくは分葱)

  ① 鶏ささみの筋を取り、包丁でたたくように細かくする。

  ② インゲン・人参は、みじん切りにし、①と一緒にボールの中に入れる。

  ③ ②に、小麦粉・卵(1コほど)・とろろ昆布を加え、よく混ぜる。大さじ1~2のポン酢を加える。(とろろ昆布は、固まり易いのでほぐしながらよく混ぜる。小さい固まりくらいはOK。)

  ④ ③の種を適当な形に丸め、焼き揚げする。周りに焦げ目が付いたら、お酒を入れ、蓋をし、蒸らしながら熱を通す。(フライパンに少量の油でやっていますが、多めの油で揚げてもいいです。)

  ⑤ お皿に盛りつけ、a を使って、タレをつくり、できあがり。

  

   トロロ昆布というものは、おにぎりに巻いたり、お吸い物に入れたりくらいしか思いつかないので、なんか余っていたりするのですが、今回、それ以外の使い方を考えてみました。 とろろ昆布をだし&うまみとしてなじませるという発想です。  しかし、とろろ昆布の性質として、“溶けるわりには、固まる。”というのがあって、多い水分のところでは、ドロドロになりますが、中途半端な水分のところでは、表面だけ溶けて、中が乾燥したまま固まってしまう。 溶ける か 乾燥 のどちらかしかない、その中間の状態がない食材なのです。 これが、とろろ昆布の応用力を妨げる要因になっているような気がしますが(そこまで大げさなもんではないですけどね。)、そういう意味では、取り組みがいのある食材かもしれません。(何度もいうように、そんな真面目な話でもない。

  とろろ昆布を 独特な臭みとしてではなく、香りとして和らげ、引き出す為に、今回は、柑橘系の力をお借りしました。 (感覚として、昆布と柑橘系が合うような気がしたので。) なので、飛竜頭の種の中に、ポン酢を混ぜ、付けダレの中には、レモンを入れています。

  飛竜頭=がんもどきですが、豆腐はいれてません。 豆腐の水を絞ったりする時間がなかったのと、、、豆腐が家になかったからです。 ポイントとしては、鶏の挽肉を使うより、鶏のささみを細かくしたものの方が、食感が柔らかくなるのでいいと思います。

  食べた人からは、“あ、このやり方いいね&おいしい!”の言葉をいただきましたので、一応、とろろ昆布をうまく活用できたのではないかと。 とろろ昆布のやわらか~い風味が口に広がります