これは、お箸で食べる料理ではありません。フォーク料理です。赤ワイン片手にどうぞ。(↓普通のスパゲッティで作りたい方は、この生地の中ほどを見てね。)
「イカのミニミニパスタ」
Pâte petits carrés aplatis "Quadrettini" au calmar
材料:イカ・ミニパスタ(Quadrettini)・エビブイヨン・ルブロションチーズ(reblochon)・にんにく・パセリ
Ingrédients:calmar, pâte Quadrettini, bouillon de crevette, reblochon, persil
①生イカを適当な大きさに切る。鍋に入れ、ニンニクを入れ、炒める。
②イカの水分が出てきたら、ミニパスタを入れ、水が足りなさそうだったら、水を少々足し(イカがひたひたになる程度)蓋をして、5分ほど火を通す。(パスタは5分でできるタイプ。)
③ 仕上げに、エビブイヨンを入れ、reblochonのチーズを入れ、チーズが溶けたらできあがり。 お皿に盛りつけ、パセリを散らす。
イカのエキスを吸い込んで、パスタが茶色っぽくなってます。
もちろん、これを普通のスパゲッティでする場合は、7割ほど茹でたパスタを、生イカとひたひたになるくらいのお湯を加えたことろに移し、イカに火を通すのと一緒にスパゲッティにもイカの味をしみこませ、味付けにブイヨンと、塩胡椒、最後にもりつけたあとに、上にチーズをのせ、余熱で溶けたらできあがり!という方法もあります。
:ミニミニパスタのQuadretti、これは卵入りですが、寒い地方だと蕎麦粉入りのタイプもあります。
: Bouillon de crevette(JUMBO) que j'ai acheté au magasin afrique à Lyon. こちらが、リヨンのアフリカ食材店で買ったエビブイヨンです。 このキューブひとつで、4人分のスープが出来るようです。 以前、立方体の形のマギーのエビブイヨンをリヨンで買ってきて使っていたのですが、それがなくなったので、再びリヨンで調達です。このエビブイヨンは、アフリカ食材店でしか見たことがありません。 立方体のほうが量的に使いやすかったんですけど、このJUMBOのしかなかったのでこちらを買ってきました。(マギーのも、今は、このJUMBOと同じ形のブイヨンになっているようです。このくらいの大きさがないと、外国人の料理には合わないんだろうな。) この、やわらかなエビの味わいがおいしいです。
そういえば、少し前、ボジョレのワインの解禁の話をやっていましたが、最近、Beaujolaisを、”ボージョレ”と書いているのをみるのですが、この“タータタ”のリズムで発音しているフランス人を(リヨンに住んでいたときも)聞いたことがありません。 伸ばす部分を入れたいのであれば、”ボージョレー”だったらまだわかるのですが、リズムとして、”タタタ”というかんじが近くて、 ひらがなで書くと、”ぼじょれ・ぬぼ(beaujolais nouveau [boʒɔlɛ nuvo]”というかんじなので、あの、間に伸ばす部分が入る発音がリズムとして違和感を感じている私です。 いろんなフランス人思い出しても、”ぼーじょれ”なんて言ってなかったもんな~。
ま、どっちにしても、beaujolaisだけじゃなくてフランスにはそれぞれの地方に、Nouveauはあるのですが(たとえば、ボルドーとか、シャンパーニュでも。)、特定の地方の新酒しか祝ってないっていうのも、商売の売り込みの巧さというかんじがするので、ま、勝手に祝わせておけばいいか。
ちなみに、このようなワインの新酒(nouveau)は、振る舞い酒というすぐその場で飲むお酒で、それを2年とか寝かせたからといっていいお酒になるという種類のものではないので、さっさと飲んでしまいましょう。 (私は、nouveauは、タダ酒の振る舞い酒として飲むか、5-6ユーロくらいでノリで買うくらいのイメージしかないので、日本の1800円くらいするnouveauはちょっと引いちゃいます。 ワインを日本に広めたいのであれば、nouveauは安くしたほうがいいと思うんだけどな~。)