Le ton fait la chanson,le ton ne fait pas la chanson.

<創る>がテーマのアイディア帳。つくるココロを育てます pour votre creation d'avenir

リトちゃん脱皮。

2007-02-28 | ●collection ムダの部屋

とうとうはじまりました。 

リトープスの脱皮です。(まだ割れ始めただけですが。)

めずらしい脱皮するサボテン。

秋に花が咲いて(今回は咲かなかった)、冬に脱皮します。 水遣りが結構難しく、夏は休眠するためほとんど水をやらなくてよかったり、直接水がかかってしまうとくさったり、日焼けしすぎると枯れちゃったりと なんだかよくわからない植物です。

しかも、去年の秋から飼いはじめた(育て始めたというより、<飼う>に近い気がする。。)ので、さらに手探り状態なわけです。

 *最初の状態は、11月17日の記事『うちゅうせいぶつ』を参照してください。

 http://blog.goo.ne.jp/turquoise_bee/d/20061117 

まだ脱皮をはじめていないものがほとんどですが、ほんとに他のも脱皮するのかなぁ。

 


エース級

2007-02-27 | ●Epicerie おいしいの部屋

  『IL TARTUFO Di PAOLO』 condimento aromatizzato al Tartufo nero

                                           55ml  Italia

    トリュフ風味のオリーブオイルです。

  イタリアのものですが、ベルギーで買いました。

  トリュフの生というのを買ったことがあります。フランスではたまーーーに、冬になると、みかけることもあります。 ほんと、まれですけど。 小さいビンに1個づつ入って売られている(←これは、トリュフの液体がでてるかんじですが、どういう加工なんだろ)のはよく見かけるのですが、私が買ったのは、採りたての新鮮な状態を量り売りで売られているのを見つけたので、1個、(がんばって)買ってみました。  お店の人が『どれがいい?』というので、『一番小さいので。』とお願いしました。 直径2.5cmくらいの黒トリュフです。 日本円に換算すると、1,500円くらいだったとおもいますが、日本で買ったら、5,000円は下らないんじゃないかと。  私がそれを買っていると、おばあちゃん&孫でいたお客さんが、それを見ていて、おばあちゃんが孫に『ほら、あれがトリュフよ、いい香りなのよ。』と教えていたので、お店の人もそのお客さんに香りをかがせてあげてました。   私がフランスにいる間に、新鮮な生のトリュフが売られているのを見たのは、そのときも含め2度だけでした。  

 でもがんばって買ったおかげで、『トリュフとはなんぞや』をとりあえず経験できたのはよかったかなと思います。  ということで、この、トリュフ風味のオリーブオイル、切り札みたくなっているので、いまだに開封できていません。 

 


おやつのじかん

2007-02-26 | ●Recette 実験レシピの部屋

  ♪はーるいーろの汽車にの~ぉって~♪ ということで、

フリーズドライの苺・ラズベリー・ブルーベリーと、ホワイトチョコをいれた春色蒸しパンです。

  フリーズドライの苺・ラズベリー・ブルーベリー(ドライフルーツではなく、フリーズドライのものです。)

    ホワイトチョコ

    ホットケーキミックス・卵・牛乳

  ホワイトチョコや苺は細かくくだいて、ホットケーキミックスなどと混ぜる。

   マフィンなどの容器にいれ、電子レンジで3分。で できあがり。

    ホットケーキミックスの袋などに載ってるレシピで、レンジで蒸しパンというのが書いてあったので、それを参考にしました。 レンジでできるのですごく簡単☆

     フリーズドライの苺などは、生の苺を使うより発色よく仕上がるのと、生の苺のような酸味も残しているので、お菓子作りにはとても良いと思います。 ふと、苺とホワイトチョコの組み合わせを思いついたのですが、なんてことはない、苺とコンデンスミルク(練乳)の風味に似てるから自然にイメージできたのでしょう。 ホワイトチョコが入ったブリオッシュなんかもおいしいもんね~。

   そういえば、生の苺って、口にいれる直前に、”もしかしたらすっぱいかも。”という考えが頭をよぎって、ちょっと、眉間と口元に力がはいってしまうという意味では、結構“緊張する果物”です。

 


五感 l'odorat

2007-02-26 | ●Mots 言葉の部屋

             『  嗅覚 』  1998

         地下鉄の 地下から地上へと続く 階段で

           パリの地下鉄と 同じニオイがして

       ふと入った美術館のカドで  

           ローマのコロッセオを取り巻いていた

                      空気を感じた

        

             ずーっと、 この空も、 この空気も  

           ぜんぶつながっている

           でも それは単なる、小さな現象にすぎない

                とても とても 小さな現象

 


『 Printemps 』

2007-02-23 | ●Conte 物語の部屋

    Au début de la saison des Carnavals, il est 11h 05,  (カーニバルが始まる季節。11時5分、) 不思議なことに、過去の2月の出来事は2月に想い出す。  季節の空気の匂いが記憶を呼び起こさせるのか。?

  ------ それはそうと、 そう。

       私達は走っていた。 

  マルセイユの真っ直ぐに伸びるホーム。 つちのこ、--いや、間違えた、つくしだ。--もゆっくり顔を出し始めようという うららかな日。 電車は目の前に見えるのに、第4コーナーを曲がった最後のストレートは長く感じる。 さっき見た時計では、発車まであと2分だった。  今は? 1分切った?  この国が1分・2分に正確なのかは判らないが、走っておくに越したことはない。 だから走る。

      ヴ-------ずずず。

  急ぐ私の後ろから 何かが低い音を立てて近づいてきた。 何かなど考えている余裕はない。 目の前に見えているあの電車に乗ってCassis(カシス)に向かうのだ。

  しかし、その“何か”は そのまま追い越すと思ったら 私の横をピタリとマークし、並走し始めた。

  走りながらその左横を見る。 Chariot(シャリオ/荷物をホームからホームへと運搬するためのカート)に乗った2人の男の人だ。 2人はこっちを見ている。 目が合った。 それはそうだ。 向こうはこっちを見ている。  そして当たり前のように、のんきに私に声をかけた。

  『 Mademoiselle, vous cherchez la boîte aux lettres? (マドモアゼル、ポストを探してるの?)』

  ---- 何? ポスト?   走りながら1.5秒考える。  私が手に持っているこの電車のチケットが 手紙に見えたのか? (フランスの電車の切符は定型の封筒と同じ大きさがある。) ---それでポストを探してると? 走って?

  私の後ろを見たって それはないことが分かる。 

       “私達は走っている。”

  そう、私の後ろには、さらに友達3人が 私に連なって走っているのだ。 走ってポストを探す集団、というのを、(少なくとも)私は見た事がない。 けど、のんびりしたマルセイユのホームではこの“集団”は目立つに違いなかった。

  『 Non, on doit prendre le train là-bas ! Il va partir dans une minute!(違うよ、あの電車に乗らなくちゃいけないの!もう出発しちゃうから!)』

  顔で 先に見える電車を指した。

  ア~。  2人組はうなずいた。

  『 オ~、ナンダ。Z'inquietez pas (心配するな)、 そういうことなら オレらが先に行って 待っているように言ってきてやるよ。』

  そういうと、Chariotはスピードをあげ、私を軽く追い抜き、先に見える電車に向かっていく。  ホントかい。 と思いながら、私は走ったままChariotの動向を見守った。

  電車のあるところまで あっという間に着いたChariotの2人組は 電車のホームに出ていた車掌らしき人と話し始めた。 それは、単なる立ち話のかんじで、結果、電車の出発を止めているのか、それとも 本当に私達の為に “待ってやって。”と言ってくれているのかは、遠目では分からない。  でも、とりあえず 電車は私達がそこに到着するまでは、出発しないであろうということは、予測がついた。

  やっとのことで 私は 電車の最後尾の車両まで到達した。

  ドアに手をかけ、そこから2・3両先の位置で止まるChariotに目をやる。

  後からの3人も私に追いついた。

  Chariotの2人組は こちらに顔を向け、私達が電車に乗り込もうというところを確認すると、親指をたてるOKポーズをとった。 私はありがとう、の意味で手を振り返した。 

   そんな 春を運ぶ、Chariotの話。

 


Porte-cle4 (いっぱいもの)

2007-02-23 | ●collection ムダの部屋

  こちらは、蚤の市のひとつのお店でおなじものがいっぱい売っていたものです。

  フランスキーホルダー、<いっぱいもの>シリーズ。

 ●Perrier (ペリエ・発泡水) これは、日本でも人気のある、ペリエのキーホルダー。買ったときは袋に入った未開封状態だったので、新品です。

  ●MILKA (ミルカ・チョコレート) ミルカを口にくわえたセントバーナード。角度によってワンちゃんの向きが変わります。SUCHARDという会社のチョコです。このキーホルダー、端に、<VISIOMATIC>という単語がかかれています。これが単語から推測するに、“角度によって絵が変わる”という意味なんでしょう。

 これらは、大量に蚤の市であったりもするので、めずらしい度ではあまり高ポイントではありません。 でも、人気はあると思いますよ。世間一般では。

 


魔法の調味料 ??

2007-02-22 | ●Epicerie おいしいの部屋

    『Epices RABELAIS』 faites en Provence depuis 1880

    パッケージがレトロでかわいいです。

 これは、リヨンでの『食の見本市』にて、スパイスのブースに飾られていたものを、<これなんですか?>とかいろいろ聞きながら(無理やり?)上手い具合にタダでもらったものです。 食に関してだったら、いろいろ好奇心旺盛に聞けるので、このときはあちこちのブースでいろんなものをゲットしてきました。

  これは、万能スパイスというようなものらしく、お店で買うと3ユーロ(日本円だと、500円くらいになってしまうんでしょうか。今、ユーロ高ですし。)くらいみたいです。 『みたいです』というのは、生活していた中では一度もこのスパイスが売っているのを見たこと無いからです。 箱にかいてあるのを読んでみると、マルセイユの会社がつくっているようで、 Epices 32%, Aromates 68%(スパイス32%、香料68%)というなんだかよくわからない調味料なわけです。 使い方としては、肉を焼く時・ポトフ・テリーヌ・肉詰め・ウサギ料理 などに使えるようですが、、、南仏で食べた料理とかにこれが使われていたものもあったのでしょうか。。。ナゾです。  粉状のスパイスが中に入っているのですが、香りは、、形容しづらい複雑なかんじです。 コリアンダー系の香りではありますが。。。

  そんなわけで、どう使ったほうがいいのかよくわからなかったので、この調味料の単語を入力し、レシピ検索をしてみました。

  すると、 Cuisses de poulet mijotées(玉ねぎ&とりモモ肉をとろ火でじっくり焼いたもの)

        Légumes farcis aux épices Rabelais(じゃがいも・とまと・ズッキーニの肉詰め)

        Soupe de brocolis au roquefort(ブロッコリーとブルーチーズのスープ)

  こういうレシピが出てきました。これらの料理に、小さじ1程度の『Epices RABELAIS』が加えられていました。 なるほどね~。 このスパイスの香りと、この料理が 頭の中でハーモニーを奏でました。   あとで使ってみますね

 


Le Bleu 青

2007-02-22 | ●Creation 創造の部屋

      春の到来を告げる突風が 山から地中海へ吹きぬけた日、

      私たちは 蒼い海の見えるバス停で タクシーを待っていました。

      10分後 着いたタクシーに乗り込むと、

      バックミラーの中に映る運転手の眼は、地中海を思わせる

      透明感あるきれいな緑の目をしていました。

 

 嘘のように 強い青をたたえる

 地中海を何度か見にいきました。

 

      見たものが嘘でなかったことを確かめる為に

      私は家に帰ってから 自分の目が青くなっていないか

      確認しました。

      危ういくらい 感情を刺激する 私にとっての危険な青です。

 


Caffarel

2007-02-20 | ●Epicerie おいしいの部屋

  ローマのテルミニ駅の横に、小さな食料品店がありました。

 間口の狭い&奥行きのあるその店のお菓子コーナー、下のほうに何気なく、透明な袋に入ったチョコレートをみつけました。 

 それが、Caffarel(カファレル)との出会いです。          

http://www.caffarel.com/home2.html  ←イタリア本店サイトhttp://www.caffarel.co.jp/about/design/index.html ←こちらは日本のサイト

   11年前、そのチョコのプリティーさに私の目はキラキラ輝きました。

 チョコがくるまれているのは、お花が描かれた紙。 いろいろな味のものが入っていました。 まさに『宝石箱や~』状態です。

 私はそのとき書いていた旅日記に、その紙を記念に貼りました。 よくよく考えると、紙に描かれている花と、チョコの味は特に関連性はありません。 日本に売っているチョコのパッケージを思い出してください。 意味のない花などがかかれているようなデザインに凝ったパッケージというのはみかけません。 ---それがCaffarelの良さです。  (誉めてます。)

 Caffarel は、イタリア・トリノに本店がありますが、リヨンから電車1本でいける街だったので、リヨンに滞在中に1度は行きたいと思っていましたが、その1度も行かないまま、、になってしまいました。

 今回の画像のものは、日本のCaffarel の支店で買った板チョコです。 バニラ風味のホワイトチョコと、ビターです。 ホワイトチョコはパッケージに惹かれて買っただけです。 なのでまだ食べてません。 

 今のところ、チョコの分野でパッケージにおいてはトータル的に Caffarel に勝るものは私の中では出てきていません。  何かがまた新たに現れることを期待して。

 

  * カファレルのローマ店をお探しの方: 今、ローマのテルミニ駅の構内に、カファレル直営店があるようですよ。(上記の日本のカファレルサイトから、店舗情報を見てみると、載っています。)

 

 


Tablier de Sapeur

2007-02-19 | ●Epicerie おいしいの部屋

      Tablier de Sapeur (たぶりえ・どぅ・さぷぁー)なるもの。

リヨン辺りの料理ということになるみたいです。フランス人みんなが知ってるわけではなさそうです。 画像は、私が2・3回これを食べたレストランでのものです。リヨンのいくつかのレストランで食べることができます。 私は、そのうちの一軒でしか食べたことはありませんが、食べ比べをしたら、やっぱり店によって味が違うのかな?

ちなみに、Tablier(たぶりえ)とは、前掛けのことです。エプロンのような、ペラっとした形が特徴です。

  見た目はトンカツみたいですが。 ちがいます。

  この中身は、nid d'abeille(はちの巣)です。   牛の第二胃袋のことですね。

  このはちの巣に、パン粉をつけて揚げた、シンプルな料理です。

  このはちの巣を使った別の料理、gras-double(ダブル脂)という恐ろしい料理名のものもあるようですが、すくなくとも、私はこのTablier de Sapeurに脂っぽさを感じたときはありませんでした。 ここのレストランの調理の仕方が上手なのか。。? いうならば、モツの食感です。(そりゃそうですね。いうまでもなく。)思ったほど臭みもありません。 レモンをかけ、タルタルソースでいただきます。この店では、付け合せに、ごはん(タイ米風な香り)と、Gratin dauphinoisと呼ばれる、ジャガイモとクリームソースのオーブン焼きがついています。  

 


『手仕事日本』

2007-02-19 | ●Conte 物語の部屋

  うーーーーーーーーーーーーん。 暇。 気のせいかもしれないけど、あと3時間30分はあることは確かだ。 カンヌはもう過ぎた? まだか。

  手元にあった紙の隅を正方形に破る。 

  手が勝手にうごく。 大げさにいえば、鶴しか折れない。 だから鶴を折る。

  ニース~リヨン間は、TGV(フランスの新幹線)を使っても4時間かかる。 特に地中海沿いを走るときは、在来線と同じ線路に入るから、早く走れないのも無理はない。 青い海を電車の中から眺めるのも悪くはないが、しょっちゅう海が見えるわけではないし、、暇な時間というのは存在する。 暇なとき、以前、前に座っていた子供と一緒にお絵かきしたこともある。その時は、その子の母親が携帯で話しをするのに夢中で、子供が暇をもてあましていたので、暇人同士、ということで、その子と象さんや、鳥さんやらを描いて遊んでいた。

  今回は、有り余った集中力を使っているうちに時間も過ぎていくかなと思って、紙で鶴を黙々と折り始めることにした。

  ・・・・・・ ん。・・・・と。  ・・・・・・・・よし。

  もう、1つ折り終わっちゃったよ。

  ・・・・・・と、何かの視線を感じたので、そっと肩越しに後ろを振り返った。

        ビクっ。

  私の真後ろの席に座っていた小学生くらいの女の子が、椅子と椅子の間から私の方を見ている。

  『・・・Tu en veux ?   Voilà, C'est un oiseau. (いる? トリだけど。)』

  女の子は躊躇なく、隙間から手を伸ばし、うれしそうに 鶴を受け取った。

  再び、鶴を折っていると、後ろから誰かが私の肩をたたく。

  『 アタシ、あと2人兄弟がいるんだけど、その分もつくって。』 と、女の子。

  なんじゃそりゃ。

  『 Ok。 ちょっと待って。』 シャカシャカと2つ折り、女の子に渡した。

  鶴の量産状態だな。

  次に1cm四方の紙を切り、ミニ鶴を折る。 私の横に座っていたおばさんも、いつの間にかクロスワードを解く手を休め、私の手元を見ている。 通路はさんだ横の子供も私のことを見ていたようで、鶴が出来上がったのと同時くらいにめざとく『それちょうだい。』と手をのばしてきた。

  『はい。』 私がその子にあげると、とうとう横のおばさんは、私に言った。

  『ワタシにも作ってくれる?』 いいですよ。 ・・・・・ 暇ですから。

  今度は4羽のシッポの部分がくっついた鶴をつくることにした。3cm×3cmに紙を切り、さらに、シッポが離れない状態になる紙の中央部分を残し4つの部分に切り込みを入れる。 

  シッポがつながった4羽の鶴ができあがった。 持っていたソーイングセットの糸を切り、真中にくくりつけ、鶴のモビールにしてみた。

  はい、とおばさんに渡そうとすると、横から子供が『ちょうだい☆』の声。

  『 だめよ。ワタシの分なんだから。』と、おばさん。 こんな鶴のために子供を制しないでおくれ。

  シッポがくっついた4羽の鶴は、なかなかすごいものに見えるようで、そのあとも、私はさらに2つ、モビール鶴をつくることになった。---- 【手仕事日本】。

  どんどんワザが難しくなる【中国雑技団】みたいだ。 私。

  けど、とりあえずこれで、45分の暇つぶしができたことは確かだ。

 


ぶーだん日和

2007-02-16 | ●Epicerie おいしいの部屋

  あらすじ。

   元Lyonnaise(リヨン人)の私に、Nちゃん&FっちからBoudin(ぶーだん)食べよう!のお誘いがかかりました。 わーい。 リヨンでは、レストランのメニューによく見られるものですが、パリではあまり一般的というほどではないようです。

   さて、Boudinとは、何者か。

   ---- 豚の血で出来たソーセージのことです。(画像の黒いもの) おお。

   というわけで、今宵は、Boudin noir aux 2pommes(黒ブーダンとりんご付け合せ)です。 ワインは、beaujolais village nouveauで。

  Boudin noirは、豚の血・脂・玉ねぎなどを腸詰したソーセージです。見た目はビックリなものですが、意外と食べ易いです。食感は(血が入っているだけに)レバーのようなかんじ。 ブーダンの付け合せのメジャーなものは、2pommes(2つのりんご)つまり、POMME(りんご) POMME de TERRE(土のりんご=じゃがいも)です。

   玉ねぎ・りんごをバター、またはオリーブオイルで炒めます。味は基本的に塩・胡椒。色づくまでいためます。同時に薄めに輪切りにしたジャガイモも加えいためたりもしますが、今回は別々に炒めました。

   血のソーセージにりんご。思いつかない組み合わせですが、この組み合わせを考えた人はすごいです。 合うのです。 フランス料理は肉料理のソースに果物を組み合わせることは結構あるので、フランス人の発想としてはそんなにめずらしいものではないのかもしれませんが、うーん。 日本人感覚にはないな。

   いろいろ話してみると、やはりリヨンは内臓系の料理は多いことがわかります。私が滞在後半に、2.3回立て続けに食べてたTabliers de sapeurというものがあるのですが、そちらの画像などはまたのちほど。

   Nちゃん&Fっち、ごちそうさまでした~

 


チョコっと Va-y, Experience

2007-02-15 | ●Recette 実験レシピの部屋

  実験くん第2弾、というべき、<チョコ作り>です。

 前回掲載しました、『la semaine prochaine』を元に製作。

 4種類作りましたが、ガナッシュ(柔らかいチョコ)をつくり、冷やし、さらに回りにチョコをコーティングしていくという作業は、以外と手間のかかるもんでした。 結構集中力と時間がかかるであろうことは予想されたので、なかなか重い腰をあげるのに苦労いたしました。  売ってるものでは出せない濃厚さと、中にいれるものの組み合わせにはこだわりましたわヨ。  それと、ずーーっと、『転写シート』(Feuilles Transferts)なる、チョコの上に模様をつけるシートが4年前くらいから欲しくて、やっと手にいれ、それを単に使ってみたかったというのが裏の理由でもあります。ふふ。

 転写シートの使い方は、写真つきのこちらをクリック。

  画像左から(材料はガナッシュ部分に入れたものを明記)・お酒の名前のところをクリックすると、使用したそれぞれのお酒のHPに飛びます。

  ●La SIESTA(昼寝) 

             Grand marnier + Darjeeling tea

   *抹茶パウダーでコーティング。昼寝休息をイメージして、やさしい風味で。ダージリンの葉を少量のGrand Marnierに浸し、香りを出してから、葉もガナッシュに加えました。 口にいれると、あとからフワっと立ち上るダージリンの香りがポイントです。 抹茶&Grand Marnier&紅茶のハーモニーを思いついた自分に拍手。    

    ●清廉 

        賀茂鶴(純米・14%vol) + 落雁(らくがん)

   *広島・西条の日本酒、酒都西条の白壁と、業界で初めて金箔を入れた日本酒ということで、それらをイメージしたデザインにしました。もちろん、本物の金箔をあしらっております。オー、ゴージャス☆ 落雁を粗めにくずして加え、落雁のよさもひきたたせるように。(といいつつ、落雁1個しかなかったので十分な風味は得られませんでしたが。) 意外と、日本酒&チョコはうまく混ざり合うことを発見。 賀茂鶴という選択がよかったのか、、。それとも、日本酒ならなんでも合うのか、、、さらに探求の余地あり。

  ●Vent des Alpes(アルプスの風)

        Underberg(ハーブリキュール44%vol) + Zeste d'orange(オレンジの皮) +peau d'orange séché (乾燥オレンジの皮)

    *このハーブのリキュールを試飲したところ、シトラス系のものに合いそうなかんじだったので、爽やかな風味のオレンジの皮をプラス。風をイメージしましたが、このリキュール、アルコール度数が高いので、他のチョコに比べて小さめにつくりました。 食べた瞬間、アルプスの空気の澄んだ風が吹き抜けます。(笑)

    ●桃源郷

        杏露酒(15%vol) + 杏子の実(杏露酒に入っていたもの)

    *杏子の実をみじん切りにしてガナッシュに加えるという、売ってるものではなかなかできないことをしてみました。(既製品でそれをやってしまうと、カビなどの心配があるからだと思います。) 現実離れした夢心地な風味(食べてみた人のみが理解していただけるであろう表現。)が広がるという、桃源郷のイメージに近づけたかな?

  ということで、4種の違ったお酒をベースにしてみたわけですが、製作で気をつけたのが、ガナッシュにお酒を加えるのをなるべく最後にして、アルコール分&風味を飛ばさないようにしたことです。 うまい具合に、使ったお酒も<日本・ドイツ・フランス・中国>とワールドワイドになりました。

 今回のこのチョコを食べていただいた皆様・めるし~☆

  


mais enfin ,

2007-02-15 | ●Mots 言葉の部屋

 

           Vous avez déja fait des choses qui étaient bonnes ou pas,

                   vous ne devez pas y conclure jusqu'à la fin, je crois.

         (それでよかったのか 悪かったのか なんていうのは

                  死ぬときまで結論はだせないと思うよ。)