Le ton fait la chanson,le ton ne fait pas la chanson.

<創る>がテーマのアイディア帳。つくるココロを育てます pour votre creation d'avenir

鮫・PAELLA

2009-02-27 | ●Recette 実験レシピの部屋

   こちらも誕生日用メニュー。具がたくさんすぎて、お米が見えにくいですね

  陶製の平たい土鍋のようなもので作りました。

    「気仙沼のサメのパエリア」 Paella de Requin et fruits de mer

     材料:米・サフラン・えびブイヨン・チキンブイヨン・パセリ・塩胡椒・酒

     甘えび・サメ・あさり・マッシュルーム・イカ・オリーブオイル

   Ingrédients: Riz, safran, bouillon de crevette, bouillon de volaille,persil,

            sel,poivre, alcool, crevette, requin, coquillage"Asari",champigon de paris,

            calamar,huile d'olives

       ①サフランは水に入れて色を出しておく。

   ② お米を洗い、土鍋に入れ、材料となる海鮮や、マッシュルームを入れ、お酒・ブイヨン・塩胡椒、①のサフランを入れ、オリーブオイルをまわし入れ、蓋をして炊く。(パエリアは、土鍋の中でオリーブオイルで生米を炒めたりしますが、今回は、炊き込みご飯の要領で炒める工程はなし。)

      ③ 土鍋の中の水分が少なくなってきたら、蓋を開け、水分をとばし、ほぼ水分がなくなったら(鍋の底の米がちょっと焼ける音が聞こえてくる)蓋をし、火を止めて蒸らしてできあがり。 仕上げにパセリをかける。

            あさりやイカなども、埋もれています。

  甘えびを使っているので、胴体の部分の殻も食べられます。 白身魚を探していたら、新鮮そうなサメを見つけたので、それを買いました。脂の乗ったサメでした。

 


くいしんぼうさらだ

2009-02-26 | ●Epicerie おいしいの部屋

      「食いしん坊のグルメなサラダ」 salade gourmande

      Ingrédients: magret de canard séché, pâte de tête persillé,

                      Feta, moutarde Dijon, laitue, olive noire,

                      huile d'olive, oignon, vinaigre balsamique,sel,poivre

   材料:鴨の生ハム・豚の頭のテリーヌゼリー寄せ・フェタチーズ

       レタス・オニオンドレッシング・マスタード・黒オリーブ 

      

  ↑こちらが簡単に言うなら、鴨の生ハム。 ↑こちらは、、日本人が分かり易いイメージとしては、、、なんなんでしょ。 えっと、、豚の舌のような(実際は頭。内容説明を読むと、頭といっても耳は入ってないらしい。)食感の肉を細かく切ったものが、コンソメゼリーで固めてあるもので。。。。 私は結構こういうもの好きです 味はコンビーフに似ています。(それじゃぁ豚じゃなくて牛になってますね。まぁいいか。)

  このサラダは、誕生日用につくりました。 やっぱり鴨が入ると豪華にみえます。こういうのは料理というより、素材に頼っただけなので、棚ぼた料理とでもいいましょうか。 

 


Chocolat Exotique

2009-02-25 | ●Recette 実験レシピの部屋

    ①sirop pêche,menthe+chocolat blanc,↑②café turque, violette cristalisée+chocolat au lait et noir, ③jus de mangue, pavot bleu+chocolat au lait et noir

    エキゾチックをテーマにチョコを作りました。初期の案より、ちょっと変わりましたが、3種類作るとなると、ある程度案を完成させてないと、余計な材料を買ってしまったりするのでイメージ図というのは重要なのです。^^; 今回は、チョコにアルコールの類は入れていません。  

 

 では、上の画像左から、(一応それぞれのチョコにタイトルを。)

    J'ai fait 3 chocolats sur le thème de l'exotique.

  ① "ハマメットの海" La mer de Hammament

    ●ピーチシロップのガナッシュ(ベースはミルクチョコ)

            Ganache sirop pêche, chocolat au lait

    ●生ミントの葉 feuille de menthe

    ●ホワイトチョコレートコーティング à la couverture chocolat blanc

  ② "カルタゴ" Carthage

         ●カルダモン入りコーヒーのガナッシュ ganache café turque au cardamon

    ●スミレの砂糖漬け violettes cristalisées

    ●ミルク+ブラックチョココーティングà la couverture chocolat au lait et noir

  ③ "スークの喧騒" Bruit du souk

    ●マンゴージュースのガナッシュ ganache jus de mangue

    ●ブルーポピーシード pavot bleu

    ●ミルク+ブラックチョココーティングà la couverture au lait et noir

                       

         ← ③のチョコを一口食べてみる。ちょっとわかりにくいですが、薄いチョココーティングの中に、ガナッシュ(やわらかいチョコ)が入っています。

   <補足説明>

   ①のピーチシロップは、MONINのシロップ使用。

   ②のカルダモン入りコーヒーは、Nちゃん&Fっちからもらったトルココーヒー使用。抽出したコーヒーを、溶かしたチョコに混ぜてガナッシュをつくりました。 コーヒーに入れる砂糖の甘さを、トゥールーズ土産のスミレの花の砂糖漬けで表現。 タイトルをカルタゴにしたのは、 カルタゴの広々した空気の中に、花や、香料のほのかな香りを感じる空気感から。

   ③ チョコの上にかけたブルーポピーシード(ヒマラヤ芥子)は よく、アンパンなどにのっているけしの実(ベージュ色)のブルー色バージョンです。 これは、リヨンの量り売りのスパイスやさん(Cap Epices: 現在リヨン2区、私が買ったときは4区にありました。マルシェにも出店してました。)で買ったものです。

         以前製作したチョコについての記事はこちら←un article précédent sur les chocolat à ma façon. 

 


♪FRAISE♪

2009-02-24 | ●Recette 実験レシピの部屋

     春は、いちごの。やうやう赤くなりゆく実は 少し甘くなりて ふくらみだちたる種の 粒のはじけ飛びたる  (←さて原文はなんでしょう?

  いちごの季節です。

  朝のヨーグルトをおしゃれにしてみましょう。 

   「3 couches du matin 」 

      Ingrédients: fraises+lait, fromage frais, compote de fruits(pommes-coings)

    材料:いちご・牛乳・無糖ヨーグルト

      コンポート(リンゴとマルメロ

      

   ↑ 無糖のヨーグルト。   と、 ↑コンポート(フルーツを離乳食のようにドロドロさせたもの。)  これは、エールフランスで出たごはんについていたものを持ってかえってきました。 ただそのまま食べるのも味気ないので、2人分にわけて今回の朝食フルーツヨーグルトを作ってみました。 下から、ヨーグルト+コンポート+イチゴ牛乳ミックスの順で重ねています。 甘さはコンポートについていた甘さのみを利用しています。イチゴの部分とヨーグルトには砂糖は足していません。 食べるときは、全体を混ぜてからどうぞ。   こういうキレイな色を見て朝をすごすと、さわやかな一日を過ごせそうな気分になります。

 


『cafe capcin の謎』

2009-02-23 | ●Conte 物語の部屋

            un espresso et un café capcin ↑

    ----Au café en Tunisie----

   Q:  Qu'est-ce que c'est, du "café capcin"?? 

  R:  C'est un espresso avec une goutte de lait. 

      ---- je n'ai jamais entendu ça. Il existe aussi le café capcin les autres pays?

                            

    チュニジアのホテルの部屋にルームサービスのメニュー表がおいてあった。

  「-- ほら、ここにはお酒のメニューがあるよ。」

 ( チュニジアはイスラム教の国で、アルコールは飲まないので、レストランのメニューには基本的に載っていません。 でもさすがにホテルなどのバーなどではすぐには飲めますが、チュニジアに4泊した間の4日目までは、なんだかんだで私達も禁酒をつらぬく結果となりました。

  アルコールが一応存在することに安心しつつ、メニュー表のほかの部分も暇つぶしにながめていると、「Café capcin」の文字が。

  「見てこれ。capcino(カプチーノ)の"O"が抜けてるよ。 café capcin(カフェカプチン)だって。」

    このときは、ただの誤字扱いで終了。 しかし、それ以後、あちこちで café capcinを目にすることとなる。 しかも、よくみると、メニューの中には、café capcino(カプチーノコーヒー)も存在していて、カプチーノとカプチンは別ものであると判断するに至る。 カフェカプチンは一番安いエスプレッソとほぼ同額だった。一番安い部類に位置するカフェカプチンとは何者??

  やっと、カフェカプチンを目にすることになったのは、チュニジアを発つために着いた空港のカフェで。 現地通貨がまだすこし残っていたので、カフェカプチンを注文してみることにした。 

  メニュー表をみてみると、やはりメニューの2行目、エスプレッソの次にカフェカプチンの文字が。

  「カフェカプチンください。」

  「----- え?カプチーノ?」とお店の人。

  「違います。カフェカプチン。」 というやりとりを3度ほど繰り返し、たぶん絶対それでもカプチーノもってきそうだよね。と友人と話していると、やはりお店の人は悠々とカプチーノらしきものをもってきた。

  「これは?」   「カプチーノ。」   やっぱり。

  「ちがう。 カフェカプチン。」 メニュー表に書いてある部分を指しても、店の人は"外国人はカプチーノを注文する"と思っているのか、いまいち分かろうとしてくれない。 最終的に、カウンターの向こうでコーヒーを作っている人に、「カフェカプチン」の話をすると、

  「あー。 カフェカプサン、ネ。」  あ。なんだ。 カプチンじゃなくて、カプサンって発音するのね注文しなければ、ずーっと、「カフェカプチンの謎」で終わるところだった。。

    「その、カフェカプサンはどんなものなの?」

  「エスプレッソに、ちょっとミルクを加えたものだよ。」とカウンターのおじさん。

  そうして、やってきたカフェカプサンは、エスプレッソと同じ大きさのミニカプチーノのようなものでした。(一番上の画像。左がエスプレッソ・右がカフェカプサン)

  「エスプレッソと同じ値段だったら、なんかカフェカプサンのほうが得した気分だよね。」 

                           


→その後のチキン→

2009-02-20 | ●Recette 実験レシピの部屋

     J'ai fait de pâte avec des restes de poulet rôti d'hier.

  前日作った、チキンの残りを使ってパスタを作ります。

   「マグレブチキンのトマトソースパスタ

   Pâte de poulet maghreb aux tomates

     Ingrédients: poulet rôti au Maghreb,spaghetti, tomate, bouillon sept épices,

            Shiitaké, sel, poivre, huile d'olives,feuilles de fenouil

     材料:マグレブチキン・パスタ・トマト・セブンスパイスブイヨン・椎茸・塩胡椒・

     オリーブオイル・フェンネルの葉

  ① チキンを食べ易い大きさに切る。

  ② フライパンに、椎茸・オリーブオイルを入れ炒める。そこに乱切りしたトマトを入れ、火を通す。 味付けに、セブンスパイスブイヨン・塩・胡椒、①のチキンを入れ、よく絡める。

  ③ ②のトマトソースに、茹で上がったパスタ、フェンネルの葉を入れ、全体を混ぜたらできあがり。

                     

  パスタを食べながら、チョコのアイデアがひらめく。

  イメージ図を書いてみよう。 テーマは"エキゾチック"です。

   mes Idées pour les chocolats

   細かい変更はあると思いますが、これを参考に、チョコ製作してみることにしましょう。  

 


ステキなパッケージ

2009-02-19 | ●Epicerie おいしいの部屋

   2月は日本はチョコだらけ。 最近ではずいぶんフランスのチョコも日本で買えるようになったので、パリに行って、さてどこのチョコを買おうかな~~と思っていたところ、南仏で何度か見かけたことのあるお菓子屋さん、「La Cure Gourmande」をパリのBercy Villageで発見。 どうせだったら、パッケージがかわいいチョコレートを買ってみよう !

            ça a l'air bon ! et c'est une boîte jolie!

       こちら、22個くらい入って15ユーロです。 お手ごろ価格。 このお店は、量り売りのクッキーが売っていたり、デカキャラメルや、飴なども、100g○ユーロという表示で、おいてある袋(この袋もかわいい。)に自分で好きな量を買うしくみです。 ちょっと駄菓子屋感覚でもあります。

   いろんなチョコを見ながら、自分で作るチョコの案を考えます。

   以前作ったチョコは、

    J'ai fait des chocolats quelque fois. ↓Voilà je vous les montre.

   ●カリカリ八つ橋チョコ (chocolat au YATSUHASHI)

   ●抹茶に合うチョコ (chocolat pour le thé vert)

   ●マロンホワイトチョコ (chocolat blanc au marron)

   ●ベリッシマ ( chocolat BELISSIMA)

   ●大人のリキュールチョコ (chocolat liqueur)

      これらのチョコを作るときは、台所のある別邸で集中して作ります。ケーキ作りより難しいと言われてるチョコ作りはご飯を作る台所だと、料理のジャマになるので、温度と時間の戦いになるという点では、集中できる環境が必要になります。(大げさではなく。) ほとんど山篭り的製作現場です。 では、次のチョコのテーマを考えよう。。。

 


☆7 Epices☆

2009-02-17 | ●Epicerie おいしいの部屋

  いろんなブイヨンみたことありますが、セブン・スパイスというブイヨンは初めてです。 たぶん、これを使えば、マグレブ系スープが作れるんじゃないかと思います。(チュニジアで買いました。)

  7épices: piment, curcuma,carvi,coriandre,cumin,ail,poivre noir

  7つのスパイスとは、唐辛子、ターメリック、キャラウェイ、コリアンダー、クミン、ニンニク、黒胡椒 が入っているようです。 キャラウェイってあんまりなじみがないけど、フェンネルみたいなもののようですね。

      ブイヨンはオレンジ色→ 

   スープを作る前に、思いついたチキンを作ってみることにします。ブイヨンを少量のお湯で溶かし、それをチキンに塗り、少し置いてからグリルで焼きます。

   

   「マグレブチキン」(&アスパラ・マッシュルーム・しいたけのグラタン)

       poulet rôti au maghreb (avec le gratin de asperges,champignon de paris et Shiitaké)

       Ingrédients(pour poulet rôti): poulet, bouillon sept épices,ail en semoule, sel,poivre

      材料:鶏肉・セブンスパイスブイヨン・ニンニクパウダー・塩胡椒 

          

       オレンジ色のチキンができました。 スパイシーさはありますが、辛いというほどではありません。 いい風味です。 

 


『朝、そして雪のパリ』

2009-02-16 | ●Conte 物語の部屋

                     Paris, le 2 février à 7h

  朝、6秒に1回の雨音のようなものを聞いて目が覚める。

    ---------  雨 ---- か ?

  昨日行ったお店に売っていた、天気予報が出る時計に、雨のマークが出ていて "へー。今日はこんなに天気がいいのに これから雨が降るの?"と思ったことを思い出した。あの時計、結構ちゃんと当たるのね。

    パリの前に滞在したチュニジアでは、朝のニュースらしき番組を2時間見ていても天気予報をやらなかったので、お店のおじさんとかに、買い物がてら今日の天気を聞いていたくらい 天気"予報"という存在はこの何日間かでどうでもよくなっていたので、せっかく天気を示してくれていた時計も現実のものとして消化できなくなっていた。

  この時期パリは、日の出は8時過ぎ。 

  日の出前らしく、部屋の中も少しずつ見え始めてきた。 起き上がって、スライドカーテンのほうに向かい、カーテンを横にずらし、外を見てみる。

  ----------------------------!!!!!!!!!!!!

     チガウ! 雨じゃなくて、 雪だッ!

  今年初めて見た"積もった雪"をパリで見ることになろうとは。。

    

  窓の外の手すりに2cmほどのふっくらとした雪が積もっている。 そりゃそうだよねー。あれだけ夜の空気が冷凍庫のように寒いんだから、「雨は夜更け過ぎに 雪へと変わ」ってもおかしくない。 というか、たぶん、降りだしたときから雪に違いない。   今日、これから空港に行って、日本に帰らなくちゃいけないのに大丈夫かね。と心穏やかでない私をよそに、北国出身の友人は、そんなのどこ吹く風。(いや、雪。) それを見て、"いや、大丈夫なのかも。"と思い直した。  パリは、東京より寒いんだからちょっとは雪にも慣れてるだろう。と。

  空港に行くまでにはまだ時間があったので、外へ出て近所のパン屋さんにパンを買いに行くことにした。 すでにみぞれ混じりになっていた雪と積もった雪とに足をとられないように気をつけながら、まず部屋の窓から見えた、地下鉄の入り口で無料の新聞を配っている人のところに行き、"METRO"という名前の新聞をもらい、また慎重な足取りでパンやに向かう。

    パンを買って部屋にもどり、朝食をとりながら何度か窓際に足を運んでは外の雪の様子をみる。 もう雪は終わりかな。 

  ホントは9時半くらいにアパルトマンを出発する予定だったのを、一応気持ち早めの9時20分に出ることにした。  友人は 一緒に空港行きのバスが出る、オペラ座横のバス停まで送ってくれることとなった。 私は大きなスーツケースを持っているので、バス停まで一緒に来てくれるのはとてもありがたい。

  メトロに乗り、9時半過ぎには、オペラ座到着。 オペラ座のバス停には、10人弱のバス待ちの人々。 たまにみぞれのような雨が降るので 私と友人はバス停の後ろにある建物の雨よけの下に立って、ぼーっとバスを待つ。 バスは15分に1本の割合で来る予定。  9時35分から45分過ぎまで待ったころ、「雪だからバス遅れてるのかもね」と話始めると、バス停で待っている人たちの何人かがスーツケースを転がしながらバス停を離れはじめた。 「電車とかで行くことにしたのかな。」 と、みんなの動向をながめていると、突然、バス停にいた中の2人くらいの西洋人が道路へ飛び出し、タクシーを1台止め、

   「バス、待ってても来ないから、タクシーで一緒に空港行く人!!」と仏語でバス停にいる人たちに向かって問いかけた。 しかし、誰も反応する様子はなく、その西洋人は今度は英語で、さっき仏語で言ったことを繰り返した。

  みんなどうするのかな。と周りを見ても突然のことにすぐに動けそうな人はいない。私以外に日本人もいたが、2人組だったりするのもあってか、スーツケースも持ってるしで動けないのかもしれない。  じゃ、私が動いても大丈夫かな? 見送りにきてくれた友人に、 「私、タクシー乗っちゃうね。」 と言い、 「はい!私乗ります。(仏語)」とその西洋人に声をかけ、トランクに荷物を積んでいたタクシーの運転手にスーツケースを預けつつ、聞いてみた。 

  「バスって今日動いてるの?」   「今日は朝から動いてないよ。」 

  "動いていない"という本当の意味を完全に理解できる前に、私達はタクシーに乗り込んだ。 トルコに向かう予定のポーランド人(タクシーを止めた人)、ギリシャで働いているイタリア人、それと、私。 運転手は、トルコ出身の人。 タクシーの中の4人は、4人の共通語であるフランス語で会話を始めた。

  「そういえば、さっきの、バスは動いていないって・・?朝から?」と私。

  「朝から路線バスなどは運休だってラジオでいってたよ。」と運転手。

  なにー。それ分かってたら、バス停でまだバスを待っている人たちに教えてあげられればよかった。 ちゃんとタクシー拾ってくれるかなぁ。

  「でも、バスって大きいから、どっちかっていうと雪でも大丈夫なんじゃないの?」とポーランド人。  運転手は、細い道だとバスは曲がりきれない。というようなことを答えてた。 「どっちにしても旅行者はラジオなんか聞かないからそんな情報わからないよね。」という話になった。 

  タクシーを止めたポーランド人は、11時半発の飛行機に乗らないといけないらしく、10時半までには空港に着きたいとあせっていた。実は、そのバス停で1時間も待っていてバスが来なくてしびれをきらしてタクシーを拾ったらしい。 空きのタクシーもなかなか来なかったと言っていた。  運転手は、「大丈夫。この調子でいけば、ちょうど10時半くらいに空港に着くよ。」  「よかった。まだ私には運がある!」

  「とりあえず、空港に電話しなくちゃ。誰か、電話番号知ってる?」

  「私、エールフランスに乗るけど、そのチケットに空港のエールフランスの電話番号は書いてあるかも。」と、私は、ポーランド人にチケットを見せた。 

  「ありがとう! あ、これで大丈夫かも。」 携帯で電話をかけ、どうやらとりあえず一安心になったようだ。

  空港が近くなってくると、私を除く、ヨーロッパ連合に属する彼らは、運転手がトルコ出身なこともあって、トルコのEU加盟における2014年以降の話を論議していた。 そのうちに、ちょうど10時半、ポーランド人とイタリア人はTerminal 1に到着。 私に、「Bon voyage!」と言い残し降りていった。 私は、その先のTerminal 2まで 一人乗せてもらい、タクシーを降りた。

  2時間前に着く予定でいたのが、思わぬ展開で2時間30以上前に空港についてしまった。 さて、じゃぁ のんびりパリのシメに、Sandwich poulet(チキンのサンドイッチ)でも食べておきますか。

                                       

 


クスクスを食す。

2009-02-13 | ●Recette 実験レシピの部屋

   家にクスクスはあるのですが、さらに今回お土産でいただいたので、私が好きだったケチャップ味タブレを作ってみることにします。(火は使わずレンジだけで作る方法で。) 冷製サラダの部類です。

    Couscous taboulé au ketchup」(et pané de crevettes)

    ケチャップ味のクスクスサラダ&海老フライ

  (おつまみ的に今回はエビフライを作りました。海老の尻尾は取っています。)

          

   Ingrédients: Couscous, ketchup, persil, menthe, jambon de volaille,

           poivron vert, huile d'olives,sel,poivre

      材料:クスクス・ケチャップ・パセリ・ミント・鶏のハム(もしくは、厚みのある豚のハム)、ピーマン・オリーブオイル・塩胡椒

  ①クスクスをボールなどに入れ、水を入れふやかす。 すぐに水を吸うので、水が足りなくなったらまた足し、少し水が残るくらいの状態をつくっておく。

  ② ①のクスクスの上に、みじん切りにしたピーマン・ハムをのせ、レンジで2分ほど加熱。 クスクスの粒がしっかりやわらかくなっていたら完成。

  ③ ②に、オリーブオイル・塩胡椒・細かく切ったミントの葉・パセリを混ぜ、ケチャップは全体がオレンジ色に色づくくらいの量を入れ、すこし置いて味をなじませたらできあがり。(冷蔵庫で冷やす場合はラップをしっかりと。)

  

 

  近所の人が モロッコ土産を持ってきてくれました。

      Une voisine nous a offert des souvenirs de Maroc.

  ○クスクスCouscous(知らない人が見たら分からないものだろうと、丁寧に"クスクス"と書いてくれてました。でも、クスクスが何モノかわからないと、料理もしようがありませんが。

  ○ローズのスプレーl'eau de rose:モロッコは、バラの産地。星の王子様にでてくるわがままバラも、このモロッコのバラと関連しているとか。(これに関しては話が長くなるので。。)

  ○Thé vert de Chine:中国の緑茶とかかれた、お茶。これをもってきてくれたひとは、"これがミントティーだ。"と言っていたそうですが、そうじゃないんですねー。この日本の緑茶のように緑には出ない"緑茶"に、生のミントの葉をプラスして、モロッコの人たちはミントティーとして飲んでいます。詳しくは、以前、私が書いた記事へ

                      

  クスクスの原材料は、デュラムセモリナ粉です。つまり、パスタの材料です。だから、トマト味にして合わないわけがありません。 普通、"タブレ"というクスクスのサラダは、ケチャップ味でなく、豆やらを入れた、オリーブやら塩味のものが一般的ですが、フランス(リヨン)のスーパーのお惣菜コーナーで、このケチャップタブレと、オリーブの実やベーコンが入ったしょっぱいパウンドケーキが一緒に入ったランチパックが売っていたんですよね~。 そのケチャップ味のクスクスを食べて、クスクスが好きになりました。今回は、レシピなどはないので、食べたときの味の記憶で再現してみました。

  

  P.S. 画像のエビフライにかかっている黄色いソースは、ターメリックで色付けしたマヨネーズです。マスタードではありません。

 


SAFRAN, bon marche!

2009-02-12 | ●Epicerie おいしいの部屋

          SAFRAN 10g (tunisie) :environ 1euro

       サフランがフカフカに入ったこの1袋、1,190DN(100円くらい)です。 サフランは日本で買うと高いので、あまり手に取ることはないのですが、チュニジアのスーパーのスパイスコーナーで見つけたこれは、なんと10g入って100円くらいでした。(今、調べてみたら日本での相場は、1g:1000円くらい!) 普通、小さい小瓶などに "ちょっと"しか入っていないのしか見たことありませんが、それに比べると、この量は、まるでクッションのようです。 サフランは地中海沿岸が原産地らしいので、まさに地中海の国チュニジアではたーーくさん採れるのかもしれませんね。 しかも、このくらい入っていると、開けたとき、モワっと香りが立ち上ります。 生命の強さがあるような香りです。

  サフランを使う、日本でも有名な料理はパエリアですね。 こんなにいっぱい入っていると、いつもより多めにサフランいれてしまいそうですが、贅沢に使ってみよ~。

   


濃厚さで好評◎

2009-02-10 | ●Recette 実験レシピの部屋

   前の日に食べたズワイガニ。 すこし残ったのを丹念にかき集めたら、味噌も含め、醤油皿一杯くらいの量がとれました。 それを使って濃厚トマトクリームパスタを。  今まで作った中で、一番濃厚なものができました。 たぶん、生のトマトをぎりぎりまで煮詰めたのがよかったのだとおもいます。

    「蟹のトマトクリームパスタ

   Spaghetti de crabe à la crème, aux tomates

     Ingrédients: spaghetti, crabe, crème fraîche, tomate, ail en semoule,sel, poivre noir,bouillon de crevette, vin blanc,cyptotaenia"Mitsuba", bouillon des algues "Konbu"

  材料:スパゲッティ・カニ(&かに味噌)・トマト・生クリーム・ニンニクパウダー・塩・黒コショウ・エビブイヨン・白ワイン・みつば・こんぶだし

    ① カニの身をほぐし、粉末昆布だしをふりかけ味をなじませる。

  ②フライパンに、ニンニクパウダー・オリーブオイルを入れ、トマトを手でくずし入れ、火を通していく。 (パスタ用のお湯を用意し、パスタをゆでている間、トマトは火を通し続け、煮詰めておく。)

  ③ パスタがゆであがる3分前、カニの一部をトマトに加え、みつばの茎の部分・白ワイン・海老ブイヨン(なければチキンブイヨン)・塩胡椒を入れ、味をととのえる。

  ④ ③のフライパンの火を止め、生クリームを入れ(トマトの色と混ざってキレイなオレンジ色になるくらいの量。)フライパンをゆすり全体を混ぜる。

  ⑤ ゆであがったパスタを④に入れ、トマトクリームソースと混ぜ、さらに少量生クリームを足し入れ、黒胡椒をし、混ぜたら、お皿にもりつけ、残りのみつばを飾ってできあがり。

  * 生クリームは、火を通しすぎると分離したような状態になるときがあるので、余熱などで調理してもOK。

  少ない量のカニの弱点は、こんぶだしをなじませることで磯の風味とまろやかさを倍増させてみました。 イタリアンパセリの代わりに、みつばを使ってみましたが、とてもいい風味をだしてました。

 


Harissa Tunisien

2009-02-09 | ●Epicerie おいしいの部屋

    Harissa en tube (que j'ai acheté à MONOPRIX , Cathage Dermech)

  よく、その名物発祥である現地にいくと、意外と売っていないものというのがあって、今回の、"チューブ入りHarissa"もそのうちの一つです。(あとは、モロッコのミントティーとかね。)  

 フランスでは、スーパーで、チューブ入りのこの唐辛子ペースト、"Harissa"が売っているので、現地(チュニジア)に行ったら買おうと思っていたのですが、現地では Harissaは、缶・瓶、もしくは量り売りで売ってることが多く、なかなかチューブ入りのがみあたりません。  そっか。 日本で言ったら、味噌みたいなもんだから、量り売りや、大きい1kgサイズで売っているのが普通なのか。  チューブ入り味噌なんてあってもそこに住んでる人はあんまり需要がないだろうからね。

 チュニジアのスーパー訪店の3箇所目、MONOPRIX à Carthage Dermech(スーパーモノプリ・カルタゴデルメッシュ駅前店)でやっと、このチューブ入りを見つけました。しかも、このカルタゴのある、ボン岬半島(Cap-Bon)製造ものです。 今やアラブ諸国によくみかけるHARISSAですが、発祥はチュニジアだそうです。

    このHARISSAというのは、基本、純粋な唐辛子のペーストなので、どんなジャンルの料理にも使えます。 中華の炒め物や、韓国系料理、ちょっと辛味を足したい場合でも使えるので重宝します。

  

     このチューブ入りHARISSAはありませんでしたが、チュニジアの首都、チュニス(TUNIS)にあるMONOPRIXはこちら。

    Monoprix:  Rue de Allemagne    Bab Bahar, Tunis

 


立春 printemps

2009-02-06 | ●Recette 実験レシピの部屋

    4本で98円の生のホワイトアスパラを発見! 

   生のホワイトアスパラは、春野菜特有の苦味があるので、今回は、野菜ブイヨンを入れたところでちょっと苦味をやわらげてみます。

 

     「ホワイトアスパラの前菜・菜の花添え

    Asperge blanche à l'oeuf poché et au jambon blanc

       材料:ホワイトアスパラガス(生)・たまご・ハム・塩・野菜ブイヨン・胡椒

   (付け合せ:菜の花(はなな)・マスタード・醤油・塩胡椒・野菜ブイヨン)

  Ingrédients: Asperge blanche fraîche,oeuf,jambon blanc,sel,

            bouillon de légumes(Vegeta),poivre noir

     (Accopagnement: bourgeons de Brassica rapa,moutarde,sel,sauce soja)

     ①ポーチドエッグをつくる。

  ② お湯をわかし、野菜ブイヨンを少々入れ、まず、菜の花をゆがく。 そのあと、ピーラーで表面の皮をむいた生のホワイトアスパラガスをそのお湯でゆでる。

  ③ 菜の花は、ボールに入れ、マスタード・塩・醤油で味をつける。

  ④ お皿に②のホワイトアスパラ、ハム(ここでは軽くオーブンで焼いたもの)、ポーチドエッグをのせ、③の菜の花をかざり、上から黒胡椒を少々かけ、できあがり。

 

  *ポーチドエッグは、食べる際に割って、アスパラに黄身のソースをつけながら食べてください。  生のホワイトアスパラは春先の短い間しか出回らないので、菜の花同様、とても立春らしい一皿です。

 


*スモーク雪だるま*

2009-02-05 | ●Epicerie おいしいの部屋

   Scarmozza fumé (Société Tolbiac: marché d'aligre 75012 Paris)

                 5.55euros,300g

      パリ12区の市場のイタリア惣菜店で買った、スモーク・スカルモッツアです。

  早速 上のほうを切って食べてしまったので、丸い頭がペタンコになっています。

  モッツアレラをひもで結び、つるして水分を飛ばし、それからスモークしています。

  スモークされても食感などはモッツアレラの面影をのこしています。

  5年くらい前、スモークしていない、普通のスカルモッツアは買って料理してみたことはあるのですが、スモークは初めてです。 このまま片手でナイフをもちながらサクッと切って、白ワインなどど一緒に食べたいチーズです。