高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、45年の歴史をもつ共同購入の会です。

山の畑から 3月6日記

2020-03-20 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
土佐町 山楽の上土井崇です。

農薬に限らず、すべての化学物質は
生物の体に影響を及ぼしていると考えています。
それは自然物由来であっても同様に思います。

農薬の効果は、「農労働の軽減」「作物の安定収穫」
「見た目がいい農産物」のメリットがあり、
すべてを否定するわけではありません。

しかしながら、消費者にとって
慢性毒性は気になるところと思います。
使用量などきちんと管理されているとはいえ、
低濃度ですぐにはすぐに影響が出ない農薬を摂り続けたら、、。

同様に、直に散布する農家にとっても、
慢性毒性さらには急性毒性も気になるところです。

食べものの安全性を考えたら、きりがありません。
少なくとも、人工物が多い農薬を使わなけば、
生物へ与える影響が少なくなります。

いのちの時代になるように、
農作物を作り続けようと思います。
もっとも農業はお金をかけずに
つくらなければならないので、
農薬も化学肥料も買えないのですが、、。

いろいろ考えながら、今日も畑に向かいます。

※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知せ』2020年4月号より転載しました。
コメント
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