高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

9年目のありふれた日々 第12回:最終回に寄せて

2020-03-07 09:00:00 | 連載
by S. Y.

★ 最終回に寄せて ★


気がつけば2年に渡りコラムを書かせていただきました。
お読みくださった皆様に感謝いたします!
高知で暮らしてやっぱり素晴らしいなと思うのは、食の豊かさ。
今日の昼も週末に大正市場で買って来ていたカチリジャコと
木曜市で買ったなば菜で夫が作ったパスタは
そんじょそこらのイタリアンより美味しかったです(素材が良くて)。 

さて、最終回のイラストは二男が描きました。
これまで長男がバイト料をもらいながら
イラストを描いているのが羨ましかったので、
「好きなものを描いていいよ(しかもギャラ付き)」と伝えると、
喜んで、何を描こうかな、好きなもの…
と考えて描いたのが、「みかん」。
親バカながら素朴で可愛い二男です。

先月、アメリカのイラン攻撃が始まり、
自衛隊が中東地域に派遣されるかも、
という話題を家族で話していた時、
二男は「え!?いかんやろ?」と
目をまん丸くして驚いた顔をしました。
彼曰く、
「日本は武器を持ってはいけないから
自衛隊は警察官が持っているのと同じ
ピストルくらいしか武器も持っていないだろうし、
戦争にも参加しちゃいけないんだから、
いかんやろ?」
とのこと。
中2の長男はそれなりにニュースなどで
現状をわかっているようだったけれど、
私は二男のびっくり眼がずっと心に残っています。

高知へ来て今年で9年になり、
今年の3月11日で原発事故から早くも10年目です。
どうか子どもたちが平和と自由が尊重される社会で
のびのびと育つことができますように。

※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知せ』2020年3月号より転載しました。
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