高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、45年の歴史をもつ共同購入の会です。

SOEL(そえる)通信 9月30日記 

2017-10-20 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
SOEL(佐川町) 坂本農場の坂本陽子です。

金時ニンジンは、8月中に種まきを終わらせます。
時期がずれると細長いニンジンになるからだそうです。
今年は8月16日の、しっかりした降雨を待ってから種まきをスタート。
裸種子をひとつまみ蒔いて、薄く覆土して、鎮圧して水を掛け、
乾燥を嫌うのでもみ殻でマルチングをして再び水を掛けます。

発芽まで1週間から10日ほどかかるのですが、
日に2度水やりをしたり、雑草を抜いたり。
芽出しが悪いので、2~3回蒔き直しをして、やっと発芽がそろったところに
台風18号の雨風で根が洗われて剥き出し状態に‥‥。
その後、見た目には元通りにしましたが、
うまく生育してくれることを願って栽培管理に努めます。


ニンジンは本紅金時以外に、洋ニンジンの“ベターリッチ”、
オレンジ・黄・紫の3色をミックスした“カラフルにんじん”も蒔いてます。

ニンジンを蒔き終えてから、隣の畑の夫婦から教わった話を思い出しました。
ニンジンの種の周りに、大根の種を蒔いて発芽のための庇を作ります。
ニンジンの発芽が揃ったら、大根は小さいうちに抜いて食べるそうです。
田村さんのお爺さんが実践していた農法だそうです。

※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』2017年11月号より転載しました。
コメント (2)
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