マクロビオティックの原点である
桜沢如一さんの本を読みました。
『無双原理・易』(サンマーク出版、1600円+税)と
『ゼン・マクロビオティック』(サンマーク出版、1600円+税)です。
中国古代の「
陰陽(いんよう)」の考えかたを
現代によみがえらせようとする試み
だと思います。
その判断基準がむずかしくて
よくわからないところもあるのですが、
すべての食べ物は
陰か
陽に分類されます。
さらに、同じ陰に分類される食べ物でも、
ものすごく陰だったり、
ちょっと陰だったり、
というようなちがいがあります。
ちなみに、
陰の食べ物はカラダを冷やし
陽の食べ物はカラダを暖めます。
あとはシンプルです。
陰陽の
バランスがとれた食べかたをすれば
いいだけです。
ただしそのさいに、
あまりに
陰すぎるもの(たとえば白砂糖)や
あまりに
陽すぎるもの(たとえば肉)は、
陰陽のバランスをくずすものとして
避けなければならないとされます。
その結果、
玄米菜食が理想的なバランスの食事だ
ということになるわけです。
トマトソース作りに明け暮れる夏をすごした私(運営委員H)は
ここでアタマをかかえることになります。
ナス科の野菜(ナスやトマトやジャガイモ)も
陰すぎる野菜として
食べてはダメな野菜になっているからです。
煮ると、陰の食べ物でも陽になる、とされていますが、
トマトは煮ても、まだまだ陰であり、
食べてはダメなのです。
別の本には、
陽すぎる食べ物である肉といっしょに煮れば、
なんとかバランスがとれる、
とも書かれています。
ということは、ベジタリアンは、
トマトを食べられない、ということになります。
私はトマトソースを食べちゃダメなのか…と
うろたえました。
そして、かってに、こう考えてみました。
夏は、暑い
陽の季節です。
人間も暑さで陽になります。
しかも私は、
家でも職場でもエアコンを一度もつけないという、
かなり
陽の暮らしをしました。
だから、トマトソースが
陰でも
バランスがとれるかも、と。
しかられるかもしれませんが…。