寒さで外へ出る気になりません。一日中ストーブのお守をしてバッグを一つ仕上げました。
前に仕事始めでちょっと触れていたモスグリーンのバッグ。もうちょっとで出来上がりというところで気に食わないことがあって、放置していたものです。
どこが気に食わないかというと、ファスナーの部分なんです。ミシン目がゆがんでいるし、糸の細さが革に合いません。(もちろん革用の太いミシン糸を使っているのですけど)ここはミシン縫いではなく手縫いにすべきだったなあ。
袋はちゃんと縫っているのでそのまま使いたい。ちゃんとファスナー付きのポケットまでつけてあるのですから。
けれど革と布を手縫いで縫い付けるのには問題があります。それは、手縫いをするためには革に穴を開けなければならず、革に合わせて布にも穴を開けると、布はそこからほつれてしまうということです。手縫いするためには、布に革の見返しをつける必要があります。結局縫ってあったファスナーをほどき、見返しを縫い付けて、その見返しにマグネットを付けました。
そして本体と見返しとを手縫いで縫い付けました。
やぱりね、手縫い用の太い麻糸のほうがこのバッグには似合います。
初詣の日に買ってきた木のボタンをつけて
ワックスコードでぐるぐる巻きつけるようにしました。 ワックスコードの先には木のビーズを通しています。
このバッグなかなか欲張っているんです。
紐を上のリングに通せば倍の大きさのバッグになります。片側はモスグリーン一色。
反対側は斑染めのベージュ
ボタンのない方に折り返すとうんとシンプルに。
ショルダー紐は既成の布ベルトにモスグリーンの革を縫い付けました。というのも、両面革のベルトにすると分厚くなりすぎて調節カンに通らなくなるからです。
ちょっと革が足りなかったので見えない部分で継ぎ足しています。
余った革でペンケースを作りました。
簡単で色合わせが楽しかったのでもう一つ
くるくるまいて持ち歩きます。
これはすべて手縫いです。
久しぶりに手芸店に行ったらかわいい木のボタンがたくさん売られていてついつい買ってしまいました。革には木が似合います。