あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

荒地の今

2023-01-17 23:40:00 | 植物
 新聞の読者投稿欄に、白いアザミのことが
載っていました。昔人からもらって植えた白いアザミがいつの間にか消滅したと思っていたら、何年もたって草むらで見つかったたとか。多分綿毛が飛んでそこで生きていたのだろうと。
 白いアザミは、父が植えていたと思います。確かドイツアザミと言っていたような。赤花は、ざくろの実のように鮮やかな、濃いピンクでした。わたしはこの赤が大好きで、これに比べると野生のアザミは色褪せて見えました。
 園芸用に植えられた外来種は、こんなふうに野生化していくのか、と、改めて考えさせられました。それでガガイモの綿毛はどうなったかと思い出して、荒地のそばを歩いてみました。
 ここ数日雨続きで、ガガイモの実は、掘り立てのピーナッツのように柔らかくなっていたのですが






今日は




真ん中が割れていました。これで2、3日晴が続けば、綿毛が飛び出ることでしょう。

 荒地は寒々とした冬の光景ですが、




 ヒガンバナの葉だけが青々としていました。



 クサイチゴの葉が紅葉しています。


 ようやく枯葉になろうとしているのはアオツヅラフジでしようか。




 スズメウリも健在です。


 そうそう、綿毛がもう一つ。




 
 セイタカアワダチソウです。草木染め教室で、セイタカアワダチソウの花粉は重たいと教えてもらいましたが、綿毛もぽってりと重たそう。

 混沌とした荒地は色々な植物の宝庫で、茂みの中からは、チッチッという小鳥の鳴き声がしていました。ホオジロかな? 草刈りをしていると、お椀のような丸い巣が出てくることがあります。ここならば草刈りで巣を壊されることはないでしよう。
 ポチが興奮して中に入ろうとグイグイ引っ張るので困ります。ポチは小鳥が大好き。見つけると飛びかかっていくのですが、いつもあえなく失敗。猫じゃないんだからーと、言い聞かせています。もしかしたら小鳥以外の動物の臭いを嗅ぎ取っているのかもしれません。
 野生動物の被害を防ぐために、荒地をなくそうと呼びかけられていますが、利害関係さえ無ければなかなか魅力的な場所なのです。
 









コメント (4)
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