抹茶色した水の中で泳いでいるのは?
いきなりの、そしてまさかまさかのメダカの赤ちゃん!?
というのも、この水槽、元はと言えばカブト用だったのを、土を捨て、ざっと洗って外に放っておいたものなので、水は雨水がたまったもの。前の日にのぞいたときはボウフラしかいなくて、いい加減水を捨てておかねばーとおもっていたところ。
なぜそんなところにメダカが生まれたというかというと、メダカを入れている壺のオオサンショウモが増えすぎたので、古い株をとりだして、とりあえず、この雨水の中に入れておいたのです。同じような水槽がもう1個あって、こちらには藻はいれておらず、雨水がたまっているだけでした。
昔の、直径60センチくらいの大きい味噌壺に入れていたのですが、水面いっぱいに広がってメダカもえさが食べにくそうだったので。
メダカは11匹いました。このめだか、トラオの家のです。トラオが毎朝張り切ってえさをやっていたらしいのですが、ある日、メダカが1匹死にました。お腹に卵のようなものをくっつけたまま。
次の日も、また次の日もメダカは2,3匹ずつ死んで、とうとう4匹いっぺんに死んだ日。この日は大サンショウモの葉っぱの上に大量にえさがのっかっていて、トラオが言うには、うっかりえさをこぼしてしまったのだとか。
この時点で、弱って動かなくなったメダカが1匹いました。水は雨水ではないのに抹茶色。そして死んだメダカを取り出そうとしたら、どぶ臭くてたまりません。わたしはトラオに水替えを提案しました。
まず、カブトムシ用水槽の一つを念入りに洗って井戸水を入れました。
次に、生き残ったメダカを水槽に移しました。残っているのはたった4匹。そのうちの1匹は死にかけです。
それから瓶の水をすくいだして、最後にはきれいに流し出しました。まあ、その水のどぶ臭かったこと。瓶の底には、ヘドロがたまっていました。
トラちゃん、これはえさのやり過ぎよ。
この作業をしているとき、もう一つの、オオサンショウモを入れた水槽にメダカの赤ちゃんが泳いでいるのを見つけたというわけです。
そして水を捨てた瓶のふちにはこんなのも。
これ、多分モノアライガイのたまごよ。どんなになるかおいとこうか。
モノアライガイも突然と言えば突然現れたのですが、これは多分どこかから藻を採ってきたときにくっついてきたものが増えたのだと思われます。
それからしばらくの間、二人で、金魚すくいならぬメダカすくいに夢中になりました。紙コップで1匹ずつすくってきれいになった瓶に移しました。しまいにトラオはボウフラ退治もしていました。動きがあやしいのでメダカとは区別できるのです。
瓶に移したメダカは目立ちにくくて写真に撮れませんでしたがおそらく20匹ほど。
そして水槽に移したおとなメダカは、死にかけていたのも元気を取り戻しました。もう一日早く水替えしたら、もっとたくさん助けられたのにねえ。かわいそうなことをしました。そしてトラオに一度にやるえさの量をしっかり教えておきました。
さて、翌日、抹茶色した水のなかにまたメダカが泳いでいるのを発見。まだ残っていたのかー 次の日は、親メダカの水槽で1匹小さなのが泳いでいるのを発見。 なぜ?
翌々日も抹茶色の水の中で発見。 親メダカの水槽でも発見。その都度、紙コップですくっては大きな瓶に移しています。
そして今日
元気だった親メダカのなかで銀色に光っているのが元気がありません。なんとか助かって欲しいけど、もう死ぬ原因が分からないです。
モノアライガイの卵がぷかぷかと浮いていました。
なんだか黒い影が見えていました。こうなるともう、メダカから目が離せません。トラオの家に行って瓶をのぞくのが日課になってしまいました。