オリンピックが始まりましたね。オリンピックそのものにはわたしもそれなりの意見はありますが、「お・も・て・な・し」を高らかに掲げて誘致したオリンピックですもの、地球のあらゆる所からやってきた選手の皆さんが、心置きなく競技できますように、心から応援したいと思います。
さて、2回目の予防接種がすんだ頃からなんとなく体に力が入らないような気がして・・・・それが気分的なものなのか、ちょうど血圧の薬を強いものに変えた、それの副作用なのか、はたまた大事を取って2,3日安静にしていた、そのせいで筋力が落ちたのか・・・・
動いているときには感じないのですが、じっとしていると手足がふわふわとした頼りない感じがあって・・・笹倉湿原行きが迫っているし、体力はつけておきたいんだけど。
そんなとき娘が「世田山に行こう」と言ってきました。
往復2時間の登山かあ。接種後1週間しかたってないしなあと、考えて滑川行きを提案しました。あそこなら駐車場からすぐ渓流に下りられて、木立の中を散策できるし、子どもたちが水遊びすることもできます。
今までも何回か言ったことのある滑川ですが、ここ数年どうしても渓谷入り口にたどり着けないでいました。で、「清流の森」というキャンプ施設から行くと言うことを聞いて、そこの駐車場に車を停め、歩き出しました。
「渓谷まで4㎞」この標識を見なかったわけではないけど、
普通に歩いて1時間か、と思いもしたけど、
なぜかもっと近くまで車で行くという考えが浮かばなかったのですね。
その結果、
走り抜ける車に気を使いながら
下にきれいな水が流れているのもろくに見ないで
ウマオが「もう帰ろう」と訴えるのをスルーして
歩くこと1時間。
結局世田山に登るのと同じ時間を歩き続けてしまいました。
うちの方ではめずらしい蒟蒻畑を見たり
ボタンクサギの群生がきれいだなあと思いながら歩いて行くと、
向こう正面に駐車場が見えました。けれどそこにいたる道は大きく曲がりくねって、まだまだ歩かなければなりません。
「ここにジップラインがほしいなあ。」ひとっ飛びで駐車場に行けるように。
渓谷入り口の駐車場は、昔釣り堀があったところですが、トイレになっていました。、その横を下りていくとなめらかな大岩の上を水が流れる川にでます。「滑川」と呼ばれる所以です。
ここまで来たとき、どこからか肉の焼ける匂いがしてきました。ああ、バーベキューをしているのかと思いました。爽やかな森には似つかわしくない匂いでした。
一本橋を渡って巨大な岩が被さってくるところをくぐって進んでいくと
また1本橋があって、水の流れ落ちるはしごを登ってさらに上に行けますが、
どうしても帰りたいウマオは橋を渡ろうとしませんでした。なので、奥へ行くのは次の機会にして、引き返します。
入り口付近でこの景色ですから、奥はもっとすてきなんです。
帰り道
渓谷から帰る車が通るのでのんびりともできなかったのですが、歩くからこそ見える景色もあって
かつては手入れをされた花畑があったであろう草むら
集落が消えようとしている風景は寂しいものがありました。
シックに変色した紫陽花
巨大なゴキブリ?
岩を抱くように生える木々
重なり合う青モミジ
渓谷から流れてくる澄んだ水
水路を走る魚の稚魚や泥に潜むツチガエルにも歓声を上げ
なかなか楽しい帰り道でした。
往復8㎞。歩数にして13000歩。歩くつもりじゃなかったのに歩いてしまったというわけです。
トラオは、「家に帰ったら、お風呂に入って2階(寝室)に上がって、もう一歩も外に出んけんね。」
ウマオは、ご褒美のパフェを期待してひたすら歩きました。
予防接種後1週間、用心のため運動をセーブしてたのに、いきなりこんなに歩いて大丈夫かなあ、と翌日の体調が心配でした。が、特にひどく疲れたということはなかったです。ただ、体の筋肉のふわふわとした感じはその後も続いています。これもねえ、久しぶりに草引きをしたのでそのせいかもしれないのです。