仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

漫画「バガボンド」傑作だけれども・・・

2020年06月03日 | 本と雑誌
 漫画「バガボンド」を久々に読んだ。

 1巻から37巻まで出ている。

 途中で終わっているのだが、もう続きは出ないのかもしれない。

 途中で終わってはいるが、面白かった。

 「自分の命」よりも、「自分はどれくらい強いのか」にこだわっている人たちの話である。

 自分はこの時代に生まれなくてよかった。

 あまりにも過酷である。命の重さが軽い。

 今の時代に生きているからこそ、そう思うのだろうけど。



 残念だったのは、出てくる人たちの殆どが、「利他」の気持ちがない。

 行動する動機が、「自分はいかに強いのか」という「利己」である。

 38巻以降は、宮本武蔵の後半生を描くことになるだろうから、少しは「利他」の描写が出るのかもしれない。

 それとも、武蔵は、とことん自分の強さにこだわる「利己」の人だったのかな?


 それにしても、真剣勝負をして、命を落とした人がたくさん出てくる。

 残された家族はかわいそうだと思う。
 
 それも今の人間だからこその価値観なのだろう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ありがとう」を呟いてみる... | トップ | 「異世界居酒屋のぶ」は面白い。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

本と雑誌」カテゴリの最新記事