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「しくじり先生(失敗談)」パターンで話すのか、「情熱大陸(成功談)」のパターンで話すのか・・・校長の話

2023年01月25日 | 学校経営

 職員に研修会や終礼などで指導をすることがある。

 「ここに気をつけてほしい」「こうするといいですよ」などの指導である。

 自分の経験を踏まえて指導することが多いのだが、その際に「しくじり先生(失敗談)」パターンで話すのか、「情熱大陸(成功談)」のパターンで話すのか。

 

 自分はもっぱら「しくじり先生」のパターンで話すようにしている。その方が職員に伝わる気がしている。

 

 情熱大陸のパターンだと、どうしても自慢話に聞こえてしまうのではないかと言う心配がある。(そもそも、そんなに語れるような成功談もないのだが…。)

 

 例えば、研究授業の後に、指導者が全体を見ていない時の場合は、次のような話をする。

 

 

 

 私は、若い頃にこんな指導をされたことがあります。

 

 「あなたは、教室の中央ばかり見ていて、端の方の子がどんな反応をしていたかを見ていないでしょ」

 「首を傾げていたのに気づいていないでしょ?」

 「教室の全体を見て指導すれば、児童全員の反応が分かりますよ。」

 「授業中は、扇風機の首振りのように全体に視線を配りながら指導をするといいですよ。」

 

 このように語ると、「全体を見ながら授業を進めよう」という指導ができる。

 

 自分の失敗談を通して指導をした方が、素直に聞いてもらえるような気がしている。

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