仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

こうすれば残念な観光地から、感動する観光地になるのではないか

2016年05月10日 | 修養
 最近、ある観光地に行った。

 眺めが素晴らしいところである。

 (ただ、最近は素晴らしい景色があるにもかかわらず、観光客は減り、ホテルも廃業するところが出てきた。)


 山、海、空の素晴らしい景色を堪能できた。

 さらによい眺めを見るポイントに行こうとすると、入場料を払う場所があった。

 せっかく来たので、入場料を払って絶景を眺めた。なるほど素晴らしい眺めである。眼下には太平洋の碧がどこまでも続いている。



 帰る前に、家族で記念写真をとろうと言うことになった。

 三脚をそのときは持ってきていなかったので、入場受付のおばちゃんに頼むことにした。

 幸い辺りにはほかのお客さんはいない。受付の仕事もなさそうである。

 「すみません、カメラのシャッターを押してもらえますか」

 その後の一言がこれである。



 「周りにはほかの客さんはいませんか。その人に頼んでもらえますか。」

 残念だった。頼まなければよかった。

 きっと「迷惑な客だなあ」と思われたことだろう。



 ただ、自分だったら、

「いいですよ。ちょっと待ってくださいね。」

と言いつつ、自分で周りにお客さんがいないか(受付業務をしなくていいか)を確認し、シャッターを押すだろう。

 「お客さん、こちらの景色も素晴らしいんですよ。ぜひ、こちらでも写真をとりませんか。」

 等と言いたい。

 なぜかというと、シャッターを押して、喜ぶお客さんの顔を見たいからである。

 撮った写真を見る度に、気分のいい思い出として蘇ってくるだろうからである。 

 

 観光客というのは、ただ単に観光地の景色や食事を楽しむだけではなく、その土地の人との出会いを楽しむのだと考えている。

 そういう意味では、この土地の観光客が減ってきているのは、ある意味仕方がないのかもしれないと感じた。
 
コメント
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