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2010年に観た映画ベスト5

 今年は「午前10時の映画祭」という極めて結構な企画があった。「2001年宇宙の旅」「ミクロの決死圏」「ベン・ハー」と3本観た。映画館であまり映画を観ない小生としてはめずらしい。やはり映画は映画館で観るものだと認識する。これ以外も「13人の刺客」、また、今年になって「僕と妻の1778の物語」も映画館で観た。「午前10時の映画祭」は2回目が2月から開催される。観たい映画が何本かある。若いころに観た映画がほとんどだが、あらためてもう1度観たい。
 さて、2010年に小生が観た映画ベスト5は次の通り。これは、今年初めて小生が観た作品が選考対象で、「午前10時の映画祭」で観た3本は選考対象外。また、旧作であっても小生が初めて観た映画であれば選考対象とした。

1位 十三人の刺客   監督 三池崇史
   出演 役所広司  伊勢谷友介 松方弘樹 稲垣吾郎 市村正親
 傑作アクション映画の条件をすべて満たしている。シンプルなストーリー。魅力的な悪役。壮絶なアクション。お話は悪い殿様を斬る。極めてシンプル。稲垣吾郎演ずる松平斉韶は「ダークナイト」のジョーカーを凌駕。ラスト50分の大チャンバラは「ワイルドバンチ」の銃撃戦に勝る。

2位 第9地区   監督 ニール・ブロムカンプ
   出演 シャルト・コプリー、デビット・ジェームスズ
 地球に難民としてやってきたエイリアン。差別され迫害されるエイリアン。いろんなエイリアン映画を観てきたが、こういうエイリアンは初めて。奇っ怪なエイリアンにだんだん感情移入してくる。傑作SF映画だ。

3位 サマーウォーズ   監督 細田守
   出演(声) 神木隆之介、桜庭ななみ、谷村美月、斉藤歩、富司純子
 信州の旧家と、ネットの仮想世界が目まぐるしく入れ替わる映像。美しい日本の風景と、カラフルな仮想世界。世界は「オズ」が制御していた。「オズ」のセキュリティが破られた。世界崩壊の危機に信州の旧家の家族が立ち向かう。

4位 マイマイ新子と千年の魔法   監督 片渕須直
   出演(声) 福田麻由子、水沢奈子、本上まなみ
 昭和30年代の日本の田舎。蒸気機関車、氷冷蔵庫、紙芝居、ポン菓子、ラジオドラマ、などなど、あの頃のアイテムがいっぱい。田舎に都会からおしゃれな女の子が転校して来た。元気いっぱいの新子と友だちになる。定番のストーリーだが魔法がかかっている。千年前の平安時代とリンクしている。

5位 アバター  監督 ジェームス・キャメロン
  出演 サム・ワーシントン、シガニー・ウィーバー、ゾーイ・サルダナ
 映画は見世物である。そのことを実践した作品。圧倒的な映像だ。ストーリーはあるが、それはあくまで映像をつなぐひもにすぎない。理屈はいらん。ただただ、めくるめく映像に溺れるがいい。

次点 チョコレート・ファイター 壮絶アクション。格闘技映画の快作。凄い。激しい。かわいい。
   細雪 市川崑の映像美たっぷり。吉永小百合が美しい。   
 
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