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巡洋戦闘艦タイガーウィンドゥの航海 第23回 並走

 コシエン海海戦。海賊船ドラコを並走する。並走しながら互いに艦砲を撃ち合うが、なかなか決定的な砲撃ができない。小規模な砲撃戦を展開しながら、射程距離を保ちながら航行す。タイガーウィンドゥは副砲15センチカノン砲ジョーがなんとか敵に着弾。ドラコを撃沈す。
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鶏肉のバター醤油ピラフ


 きょうのオレはピラフを食う。なんとしてでもピラフを食う。きのうのパスタ野郎は、なんとなくなりゆきでエビとアボガドのパスタを食いおったが、なんちゅう軟弱なヤツだ。モノを食うということをアダやおろそかに考えてはダメだ。その日に何を食うということを決めて、ちゃんと計画して決めたものを食う。モノを食うのもハードボイルドなのだ。ハードボイルドとは、自分で自分に約束を課し、自分との約束は必ず守る。こういうストイックな姿勢をハードボイルドという。
 きょうは鶏肉を使った。鶏肉を使うことは決めておいたのだ。鶏肉のピラフを食うのだ。エビやイカなどの海鮮モノのピラフにしようなどとは、こっから先も思わなかったのだ。
 鶏もも肉は皮目を焼く。じっくりゆっくり時間をかけて焼けばいい。皮目に軽く焦げ目がつけばいい。肉の中まで火を通す必要なし。
 にんにく、玉ねぎ、にんじんをみじん切り。浸水しておいた米を炊飯器に。その上に刻んだ野菜。炊きこみご飯やピラフは具を米に混ぜてはダメだ。炊きあがりにムラがでる。
 米、野菜、その上に鶏肉を置いて、調味料を入れる。酒、醤油、塩だ。鶏肉からアジだ出るので水でいい。スープやダシは必要ない。
 炊飯器のスイッチをON。炊きあがったらバターを入れてさっと混ぜ合わせたら出来上がり。あとは食うのみ。ハードボイルドに食おう。
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エビとアボガドのスパゲッティ

 
 きょうは、な~んかパスタ気分。パスタを食べたいな。ううむ。なんのパスタにしよう。ん、冷蔵庫にエビが。う、なんや、これ?うわっアボガド。なんでこんなとこにアボガドがころがっていたのだろう。
エビとアボガド。そういうわけで、なりゆきで、きょうの朝食はエビとアボガドのスパゲッティにした。
エビは殻つきのまま、小鍋に入れて少量の白ワインでワイン蒸しにする。殻むいてから蒸すとエビのうまみが逃げる。むいた殻は捨てないで置いておく。これでええダシが取れる。
 アボガドは食べやすい大きさに切って、醬油とワサビで和える。アボガドにはワサビがよくあうのだ。あと、ゆで卵もつけよう。
 あとは簡単。これら具材を、ゆでたスパゲッティとあわせるだけ。
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巡洋戦闘艦タイガーウィンドゥの航海 第22回 失敗

 快調にセントブルーの海を航海しているタイガーウィンドゥ。乗組員に気のゆるみがでたのか、巨大な船体を大きくきしませて揺らいだ。防御用近接対空機関砲ドリが戦闘の終盤に被弾。ドリを助けるべき甲板員にミスが連発。海賊船ドラコに後れをとったのである。さて、この甲板員どもをどうする艦長のカネモ大佐。先頭をゆく高速戦艦カプに追いつけるか。
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とつぜんSFノート 第88回

 1982年8月。東京で開催された第21回日本SF大会TOKON8。星群祭が初めて京都以外で開かれたイベントである。私たち星群の会にとって、忘れられないSF大会であるが、それ以外のことでもこのSF大会は星群の会にとって大変に意義深い大会となった。
 この年から、SFファンジン大賞が始った。全国で発行されているSFの同人誌、ファンジンの優秀なモノを表彰するという賞。
 大賞、創作部門、評論部門、翻訳・紹介部門、研究部門、アート部門、エディトリアルワーク部門、特別賞、柴野拓美賞の9部門。その1年、顕著な仕事をなしたファンジン、同人誌、および、その仕事、作品に対して贈られる。柴野拓美賞はファンダムで顕著な活動をした人物個人に送られる。
 で、1982年度第1回のSFファンジン大賞は私たち星群が受賞した。もちろんのことであるが、たいへんに喜ばしいことであった。その夜は、SF大会会場の都市センターホール近くの、ちょっと上等の居酒屋で、その場にいた巽孝之氏らを巻きこんで、祝いの酒宴をくりひろげて、おお盛り上がりに盛り上がったのである。あの時の酒はうまかった。あの夜は、私の生涯で楽しい夜のベスト5に確実に入るだろう。
 このファンジン大賞の創作部門を見ていこう。

1982年 汀線都市            新戸雅章 SF論叢
      軌道交差            三浦祐嗣 イスカーチェリ
1983年 影に満ちる領土の星       虚青裕  星群の会
1984年 コンタクト・ゲーム       大場惑  宇宙塵
1985年 ミネルヴァ森話         石飛卓美 星群の会
1986年 シュレディンガーのチョコパフェ 山本弘 星群の会
1987年 ピエール・モンテ徐霊記録    土本鷲 星群の会 
1988年 飛行機械ウィリー        周   筑波大学SF研究会
1989年 エモーショナル・レスキュー   松尾由美&柾悟郎 
お茶の水女子大SF研究会
1990年 二重ラセンの悪魔        梅原克文 宇宙塵
1991年 鏡の中のActiveなダンス     麻生新奈 
お茶の水女子大SF研究会 
1992年 該当作なし
1993年 夢現の鏡像           石坪光司 星群の会
1994年 鍋が笑う            岡本賢一 宇宙塵
1995年 牛車道             志田海市 ソリトン
1996年 レフト・アローン        遠藤慎一 宇宙塵
1997年 三月来る            嬉野泉 宇宙塵
1998年 該当作なし
1999年 旅行鞄             北川茨 パラドックス
2000年 カライナに風は輝く       山崎隆史 宇宙塵
2001年 該当作なし
2002年 輪の森         電気風見鶏 杉並太郎『てならひ草子』 
2003年 多様性のために     杉並太郎  杉並太郎『てならひ草子』

 このSFファンジン大賞は2003年で中止。2017年現在は再開されていない。だから、この賞の創作部門受賞者は総勢20人。このうち嬉野泉と山崎隆史は宇宙塵の同人でもあり星群の同人でもある。星群の会の会員が20人中7人。この年代が星群の最盛期といえるのかも知れない。      
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巡洋戦闘艦タイガーウィンドゥの航海 第21回 圧勝

 呪いの海域ナゴド海での海戦では、ポンコツ海賊船ドラゴに後れを取ったタイガーウィンドゥ。コシエンの海ではさすがに強い。6発の対艦ミサイルを効果的に打ち込んで撃破した。
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山猫の夏


 船戸与一   講談社

 エクルウ。ブラジル語で「憎しみ」という意味。この町はその名の通り「憎しみ」に満ち満ちた町。ビースフェルテルト家。アンドラーデ家。二つの勢力が憎しみあい殺し合いを繰り返していた。
 この憎しみの町エルクウに見慣れない日本人がやってきた。弓削一徳と名のるまだら髭の男は、からんできたビースフェルテルトの郎党をなんなくあしらった。かなりのしたたか者と思われる。この男山猫と呼ばれる。
 山猫はビースフェルテルトの娘の探索を依頼されてこの町に来たのだ。ビーステルフェルトの娘カロリーナはアンドラーテの息子フェルナンと相思相愛になりかけおち逐電。山猫へのビーステルフェルトからの依頼は娘を生娘のまま連れ戻してくれというもの。
 黒澤明の「用心棒」セルジオ・レオーネの「荒野の用心棒」にシェークスピアの「ロミオとジュリエット」を足して、拙作「ミュータント狩り」や西部劇「プロフェッショナル」を調味料として加えたような話だが、この作品はアツイ。舞台は炎天下の南米の荒野。欲望と憎しみで血塗られた世界が、この本で上下2段組小さな活字でびっしり380ページ1100枚、こってりと描かれる。山猫はビーステルフェルトに雇われたのだが、当然、アンドラーデも捜索隊を送り出している。そのアンドラーデ捜索隊の隊長というのが山猫とおなじくしたたかな男。その男と闘わなければならない。しかも、ビースフェルテルト捜索隊のリーダーは山猫だが、仲間も山猫の首を狙っている。一刻たりとも油断できない。
 まるで人の命がちり芥のように扱われ、犬猫の死体より人間の死体の方が多い。こういう世界を山猫は笑いながら行く。いったいヤツは何を考えているのだ。血、死、金、欲、そこは悪徳が咲きみだれる世界。その世界をカンカン照りのブラジルの太陽が照らす。アツイぞ。すごいぞ。読むべし。

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巡洋戦闘艦タイガーウィンドゥの航海 第20回 鎧袖一触

巡行速度30ノットで航海を続ける巡洋戦闘艦タイガーウィンドゥ。先行する船団に入って順調な航海といえる。
 バルカン砲の回転部分の不具合で、メンテナンス中だった防御用近接対空機関砲シン。とりあえずメンテナンスも終わり、右舷に設置されて実戦で射撃したが追尾レーダーの不具合はあいかわらずであった。
 輸入モノのレイルガンである中距離砲キャンを5番砲塔に設置。1発敵艦に命中させた。
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前立腺風雲録 第10回

 というわけで、六甲アイランド甲南病院に入院した。15年前も憩室の出血で、この病院に入院したことがあった。あの時は1週間ほどで退院できた。今度もそうだろうと思っていた。そんなに長く入院するつもりはない。
 入院翌日、家人が朝の7時に、入院に必要なモノを持って来てくれた。とりあえず売店でテレビのイアホンを買ってもらう。入院中の時間の過ごし方は、読書がメインでテレビも観る。
 トイレに行ったが、便が黒くなってきた。病院に来る前、家でしたときは、真っ赤な鮮血であった。大腸からの出血がダイレクトに出たものだろう。血液は消化液と混ざると化学反応で黒くなる。大腸の中にたまっている血液に、胃から流れてきた消化液が混ざったのだろう。
 入院2日目。便はさらに黒くなった。入院中はトイレに行けば、流さず、必ず看護師に見せる。トイレで用をすませば、トイレ内のナースコールを押して、看護師を呼ぶ。この時、看護師が来るまで、トイレ内で自分の便の番をしておかなければならない。小生が入院している部屋は6人部屋であった。個室なら自分しか部屋のトイレを使わないが、6人部屋なら他の患者がトイレを使うかもしれない。看護師は便をデジカメで撮影する。あとで主治医に見せるのだそうだ。
 午前中に胃の内視鏡をする。救急外来で撮ったCTでは、ほぼ大腸の憩室からの出血で間違いないだろうということだが、万が一、胃からの出血の可能性もあるということだ。それに入院時の問診で、胃潰瘍での出血の前歴があるムネはいってある。胃はまったく自覚症状はない。
 胃の内視鏡。これは胃潰瘍持ちの小生はなじみの検査である。胃は異常なしとのことだった。
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巡洋戦闘艦タイガーウィンドゥの航海 第19回 不発

 防御用近接対空機関砲アキ。確実に敵の対艦ミサイルを処理する。着弾した敵弾は1発のみ。ところが敵の巡洋艦ディーの防御用近接対空機関砲ハマに完全に封じられる。ところがディーの艦長ラミ大佐は対空機関砲をヤマに交換。タイガーウィンドゥのカネミ艦長は対艦ミサイルにリョーを装填。ところが不発。カネミ艦長の判断のあやまりであった。
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あの大惨事から12年

 あれから12年もたったのか。あの日も今日のようにいいお天気の日だったと記憶する。12年前の4月25日。小生は尼崎のNPという会社で試用雇用で勤務していた。精神的に疲れる会社であった。
 午前中のことである。家人から電話。「尼崎で大きな踏切事故があったらしいけど、だいじょうぶ?」勤務先のNP社はJR尼崎より南。取引先に出かけることはある。とうぜん、JRの踏切を通過することもある。事故に巻き込まれていないか心配していたのである。その時、小生、社内にいた。自分のデスクのパソコンでネットのニュースを見る。最初は踏切の事故だと報じられた。
 NP社は、あの事故の現場から1キロも離れていない。ヘリコプターが頭上を飛び始めた。その数が増えてくる。そのうち救急車がたくさん走り回っている音が聞こえる。あたりが騒然とした雰囲気になってきた。ちょうど、阪神大震災直後のような感じだった。107名の死者を出したJR福知山線脱線事故から12年たった。
 あの事故からは、しばらく電車の先頭車両に乗るのはためらわれた。所用でJRの福知山線に乗ることもある。事故現場を通過する時は、思わず黙祷している。JRは通勤に使っているから毎日乗っているが、電車の遅延がそれ以前より多くなったような気がする。少しの異変でも電車を止めるようになったのだろう。

 あらためて、あの事故でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りする。
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監督 阪本順治
出演 藤山直美、牧瀬里穂、佐藤浩市、大楠道代、中村勘九郎、岸部一徳、
   豊川悦司、渡辺美佐子、國村隼

 いやあ。すごいぞ、うまいぞ、迫力だぞ、藤山直美。藤山直美の演技力をこってり、たっぷり、楽しむ映画である。全篇を通じて出ているのは主人公の藤山演じる吉村正子だけ。あとは上のごとき主役級の俳優をつまみ食いのような使い方をしている。なんともぜいたくな映画といえる。
 正子は中年になりかけている独身の女。母とクリーニング店を営んでいるが、接客するわけでなし、配達をするわけでもない。デブでブスの正子は2階に引きこもっている。日がな一日ミシン仕事をする。
 妹由香里はそんな姉をバカにしている。母が急死。通夜の晩、正子は由香里を絞殺。香典袋をバックに詰め込んで逃走。そして阪神大震災に遭遇。大地震の混乱に乗じて逃げおおせる。
 ここから正子の地獄めぐり。道中、自転車乗りと水泳を覚える。レイプ男、リストラ妻子逃げられ男、負債をかかえ首吊り自殺するラブホテルの経営者、ヤクザな弟と場末のスナックのママの姉。さまざまの人と出会いかかわりあう。
 最初はデブでブスで鈍重だった正子も、由香里を殺した後は素早い。とっとと電車に飛び乗って、指名手配をかいくぐり、まんまと逃げおおせる。引きこもりだったが、人との対人関係もうまくこなし、スナックでは重宝される。まさしく藤山直美七変化。お父さんの寛美はもひとつ、小生、お好みではなかったが、藤山直美はええな。
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巡洋戦闘艦タイガーウィンドゥの航海 第18回 主砲粉砕

 トード海の海戦。じつはこの海戦、巨大戦艦ナベツネジャインの主砲サイコーアベ50センチ砲はメンテナンス中か、砲塔に設置されていなかった。
 タイガーウィンドゥの防御用近接対空機関砲クワが稼働中、サイコーアベ50センチ方が設置された。クワの20ミリバルカン砲はサイコーアベ50センチ砲を粉砕。これが今次海戦の勝負の分かれ目であった。
 トード海海戦を乗り切った巡洋戦闘艦タイガーウィンドゥは、セントブルーの海を順調に航海しているのである。タイガーウィンドゥの虎動力主機関は、いまのところメンテナンスフリーで稼働している。すくなくともまだ西太平洋あたりをうろうろしている原子力空母カールビンソンよりも虎動力巡洋戦闘艦タイガーウィンドゥの方が信頼性が高いのである。北朝鮮情勢が緊迫しているおり、タイガーウィンドゥを日本海に派遣してくれとの要請を日米両政府から受けているが、残念ながらタイガーウィンドゥはそんなヒマはない。かような問題は日本、アメリカ、韓国、中国の4ヵ国で解決すべしとの見解を虎国政府は発信した。
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牛肉のソテー チョコレートソース


 とつぜん上方落語で、「寝床」をやったが、あれに出した「ポークソテー 大納言小豆のあんこソース」を実際に作ってみようと思ったが、家人に反対されたのでやめた。で、新聞に同じようなのが出ていたので、作ったのがこれである。
 牛肉はもも肉。そえの野菜はエリンギとアスパラガスだ。まずソースを作る。材料はチョコレート、醬油、味醂、酒。これだけ見ても、えらいミスマッチに見える。チョコレートは甘みがなく苦味が強いブラックかビターがいい。別にレオニダスやゴディバといったバレンタインデーに彼女がくれるような上等なチョコレートでなくてもいい。
 小鍋にチョコレートを入れて加熱する。チョコレートが溶けたら、醬油、味醂、酒を入れて煮つめる。少し濃いかなと思うぐらいがいいだろう。ソテーした牛肉にチョコレートソースをかける。
 で、食べた。まずくはないが違和感がおおいにある。牛肉はチョコレートをぬいて、醬油と味醂で食べた方がおいしいだろう。
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イチゴのサンドイッチ


 フルーツのサンドイッチを食いたい。なにがいい。今の時期のフルーツといえばイチゴである。で、こないだ対談したイチゴさんに来てもらってサンドイッチになってもらった。なんせひげもじゃのおっさんだから少々カサばるが、甘いことは甘いイチゴである。
 まず、生クリームを泡立てる。ツノが立つぐらいのかたさに泡立てよう。あとは、このホイップした生クリームをパンにぬってイチゴを並べる。気をつけなければいけないのは、イチゴの並べ方。切ったときイチゴの切断面がでるように並べる。この写真のように三角にパンを切る場合は、イチゴを対角線に並べればいい。
 う~む。こうして見ると、やっぱ、このイチゴ大きすぎたな。
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