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大晦日でございます

大晦日です。さしたることもできぬまま今年も終わりです。ただただ馬齢を重ねるばかりでございます。思えば、毎年、この時期、同じようなことをいって反省だけは致しておりますが、まったく進歩のないことです。
 このブログの今年の更新も、この記事が最後です。来年3月で「とつぜんブログ」開設8年目となります。この間、毎日、なんらかの記事をアップしてまいりました。こうして振り返ると長いようですが、本人の私はそんなに長い間やってきたのかという実感はさほどありません。かといって、アッという間に8年過ぎたという感じもしません。あ、そうか8年目かと思うだけであります。
 トシを取ると時間が流れるのが早く感じるようでございます。若いころは1年というと、けっこう長く感じたものですが、最近は1年なんてアッとう間です。そんな1年も、八つ重なると、それなりの年月になるのですね。アッという間が八つ重なったというのが、最も近い実感でございます。
 さて、明日から、年が改まります。2015年になっても、このブログはこのカテゴリーで続けていく所存でございます。もちろん、それぞれの記事の質の向上をはかるべく文章の研鑽に励むつもでございますが、無学無能、無知蒙昧、浅学非才なる小生でございますゆえ、愚にもつかぬ記事で諸賢のお目を汚すやもしれませぬが、そこは愚者の妄言と一笑にふせていただければ存外の喜びでございます。
 ここに訪問くださった方、コメントやトラックバックしてくださった方、この「とつぜんブログ」に接触してくださったすべての方々に感謝申し上げます。今年1年どうもありがとうございました。来年も、どうかよろしくお願い申し上げます。
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久しぶりにゆっくりしております

お休みです。休日出勤が多い私ですが、さすがに12月も30日ともなるとお休みがとれます。職場では大晦日も働こうかというウワサも出ていたようですが、さすがにそれはないです。
 今朝は、ものすごく久しぶりに出て行かなくてもいい朝でした。それでも定刻4時にはきっちり目が覚めます。私は5時間以上は眠れないんです。夜は10時には布団に入り、本を読んでほどなく寝てしまいます。これがちょっと飲みすぎて、9時ごろ寝てしまうと、夜中の2時に目が覚めます。5時間以上は眠れないから、それからは眠れません。夜中の2時に起きてゴソゴソするのは家族やマンションの下の階に迷惑だから、布団の中でじっとしてますが、退屈です。困ったものです。
 私はおせち作りには手を出しません。ウチのおせちは家人が作ることになっております。その代り、今日の三食は私が担当します。週末料理人で土日にしか料理しない私ですが、年末の30日と大晦日は私が三食作ります。今朝はラーメンを作りました。そのためこの前の日曜日に鶏ガラでスープを取ってあります。焼き豚は昨夜から醤油と酒で煮込んであります。今朝はこれをグリルであぶるだけです。なかなか結構なラーメンに仕上がりました。
 年賀状はもう投函しましたし、今日はゆっくり本を読んで、ブログの記事など書いて過ごします。
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かぐや姫の物語


監督 高畑勲
出演(声) 朝倉あき 地井武男、宮本信子、高良健吾、高畑淳子、田畑智子

 美しい。そして残酷に満ちた映画だ。絵は彩色された日本画のようで非常にきれい。ところが、きれいなビジュアルに目を奪われ、めくるめく映像美に心を奪われて、映画が終わって、心がもどると、この映画は残酷な行為が多い映画だったと気づく。
 かぐやが捨丸にしたこと。翁がかぐやに望んだこと。帝がかぐやにされたこと。5人の求婚者にかぐやが課したこと。そして月の使者がかぐやにしたこと。どれもされた方にしてみれば耐え難いことだ。主人公かぐやは、加害者であり、被害者でもある。
 非常に優れたSFであった。エイリアンかぐやを主人公にすえることで、平安、いや、日本の社会を風刺しているわけ。かぐやは、翁と出会った竹林の村で、捨丸たち木地師の衆と暮らしていれば、ちょっとかわいい村娘として暮らしていただろう。そして、かぐやの容貌があのようでなかったならば、翁は都へ出て、かぐやを高貴な姫にしようとしなかっただろう。結果として、それがかぐやに大きな苦しみをもらたすことになった。そして5人に男に大きな屈辱と苦悩を与えたことになった。
 そもそもなぜ、だれかが翁に大量に金を与えたのか。翁は「この金でかぐやを高貴な姫に育てよということだ」と解釈したが、本当にそうだったのか。あの金の意味はなんだ。
 さっき小生はこの映画は優れたSFだといったが、それはかぐやの成長の速度の設定による。かぐやの成長は異常に早い。翁が竹林で出会ったときは赤ん坊だったのが、あれよあれよいう間に成人する。これはかぐやが人間ではない月人ということ。このように現実でないIFを設定して、テーマを表現するのはSFの特性といえる。
 そして最後、月からの使者に連れられて月に向かう宇宙空間で、かぐやが後ろを振り向けば、青い地球が見える。これはまさしく月周回衛星かぐやから見た地球である。たぶんこんなシーンは原典の「竹取物語」にはないであろうし、原典の作者は地球が青いことも知らないだろう。あの青い地球のシーンを入れたことによって、この映画はSF映画として完結した。  
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そば粉のお好み焼き


 ここは関西や。関西ちゅうと粉もん文化圏やで。一家に一台たこ焼き器があるんや。もちろんワシとこにもあるで。ワシら関西人は定期的に粉もん食わへんかったら、どっかおかしなって巨人を応援して江戸落語を聞くようになってまう。そないなってもええんか?イヤやろ。やっぱ、阪神を応援して上方落語を聞きたいやろ。それが正義ちゅうもんやからな。
 そんなわけで、きょうも粉もんや。お好み焼きをするで。けどな、いつもメリケン粉のお好みばっかりせんと、たまには毛色の変わったお好み焼きを食いたいやんけ。そやから、きょうはそば粉を使うて。そば粉のお好み焼きや。
 粉は100パーセントそば粉にしたで。メリケン粉は混ぜへん。作り方はほとんど普通のお好み焼きとかわらんけどな、メインの具はいつもの豚肉やのうてせっかくカキがうまい時期やさかいカキをつこうたで。
 んでもってソースやけどな、いつもは、ウスターソースととんかつソースをブレンドするけどな、このお好み焼きは、酢醤油のほうがあうで。
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ベトナム風海鮮五目かゆ


 年末年始は、お酒をいただく機会が多ございます。つい飲みすぎて二日酔いという諸賢もおられるでしょう。そんな朝にはおかゆなどはいかがでしょうか。
 さっぱりと塩だけで味を付けたおかいさんを梅干しでいただくというのもいいですが、年末のことですし、朝のことですし、軒並み同商売のことですし、あんさんがたのことですし、勉強して、ど~んと張り込んでベトナム風海鮮五目がゆを作りました。
 おかいさんそのものは日本の白かゆと同じです。ただし、ベトナム風ですから、ニョクマムで味付けしました。具はエビ、カニカマ、イカ、マグロを用意しました。エビは殻つきのまま酒蒸しにします。カニカマはそのままです。イカはさっとゆでました。マグロは薄く切って軽く色が出る程度に炒めてあります。
 おかいさんの上に、これらの具を乗っけて、砕いたピーナッツと揚げたスライスにんにくをトッピングします。ベトナム料理にハーブは欠かせません。パクチーとミントを使いました。ライムの汁を絞っていただきます。
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とつぜんSFノート 第62回


 小生が生まれて、初めて買って読んだSFマガジンは1967年9月号通巻98号である。最も最近に読んだのは2015年1月号通巻706号である。2月号も早川から届いているが、まだ読了していない。
この間、毎月毎月毎月SFマガジンを読み続けてきた。冊数にして608冊。この47年間、SFマガジンを読まない月はなかった。このギネス級の記録がついに途切れる。今月発売の2月号でSFマガジンの月刊は終わり、隔月刊となる。
来年の1月は、小生がSFものとして、初めて新刊のSF雑誌を読まない/読めない月となるわけだ。いかにしてこの月を過ごすか、あれこれ考えているが、なにせ初体験のことだから想像もつかない。日本のSF雑誌が出ないのなら、海外のSF雑誌を読めばいいかも知れないが、小生は外国語はからっきしダメ。困ったものだ。
 ただ、新刊のSFマガジンは読めないが、バックナンバーは読める。小生、星群の会ホームページで「SFマガジン思い出帳」という連載をもっている。この連載の記事を書くために、毎月1冊、古いSFマガジンを読んでいる。いまは1970年代の号を読んでるところ。だからSFマガジンが出ない月があっても飢え死にすることはないが、それでもさみしさはつのる。そして、SFマガジン廃刊という恐れも頭をよぎるが、この雑誌単体では黒字だそうで、その心配はなさそうだ。万が一そういうことになっても、1967年9月号からのバックナンバーは全冊有るし、創刊号からのそれ以前の丸表紙の時代からのも、ある程度そろっているので、小生のトシから考えて、月1冊読んでいっても、死ぬまでのSFマガジンの確保はしてあるから安心といえば安心である。
 そういうわけで、小生は、最新のSFマガジンと古いSFマガジンと、月に2冊読んでいるわけ。この新旧のSFマガジンを比べると、圧倒的に古い方が面白い。最近の、特に塩澤快浩氏が編集長になってからの号は、タイアップ企画やおかしげなちょうちん企画ばかりで、SF専門誌としての矜持を失い、たんなるPR誌に堕落している。昔の森優編集長の時代のSFマガジンは、それはとても充実したSF専門誌だった。
 今は定期購読しているから、早川から送ってくるが、以前は書店で買っていた。毎月25日の発売だが、最新号が待ちきれず、毎月25日になると、SFマガジンを探し求めて、書店をハシゴして回ったものだ。
 今は12月である。12月には2月号が出る。今、手に持っている2015年2月号は創刊55周年記念と表紙には書いてあるが、通常号と同じ厚さで企画も特段特別のことはしてない。昔は年末に出る2月号は、創刊N周年記念特大号として、通常号よりもかなり厚く、日本人作家総主演といった、ほんとうに「記念」「特大」号であった。この特大のSFマガジンを読むのが正月の大きな楽しみだった。また、毎年秋には増ページした臨時増刊号が出ていた。だから、あのころは年に13冊のSFマガジンが読めたわけだ。しかもSF専門誌を出していたのは早川だけではない。「奇想天外」「SFアドベンチャー」「SF宝石」と月に4冊SF専門誌が出ていた時代があった。それがSF専門誌が出ない月があるわけ。東京創元社あたりが新しいSF専門誌を出してくれることをせつに願う。
  
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阪急 六甲


 わがふるさと神戸のお山といえば六甲山だ。小生は小さいころから、ずっと六甲山を見て育って大きくなったのである。その六甲山へ到る鉄道の駅といえばこの阪急の六甲。だからこの駅の駅名は六甲山のことだと思うのだが。神戸市灘区の町名に由来したものでないことは確かだ。神戸市灘区六甲町という町名は実在する。六甲町はこの駅より少し南、JR六甲道駅の近くだ。
 だから、ほんとうはJRが「六甲」で阪急が「六甲道」の方が正確だと思うが。ま、そんなことはどっちでもいい。ともかくこの駅は六甲山の山麓にある駅であることは間違いない。
 この駅のかいわいは、当然ながら阪急沿線だ。関西では阪急沿線というとセレブ、関西弁でいうなら、ええしである。神戸の中心地三宮からでる2系統の市バスの額には「阪急六甲」の行き先表示がある。このバスは神戸の山手の住宅地、熊内、青谷、篠原といった閑静な住宅地を通る。また神戸の名門神戸高校もこの路線だし、お嬢様学校の海星女子学院もこの路線だ。だから、このへんを走るバスに乗ると、かしこそうな顔したのや、いかにもお嬢様な少年少女が乗っているのである。ようするに「阪急六甲」とあるバスは、神戸のええしを走っているのである。ただし、このあたりは、ええしはええしではあるが、日本最大の×××もある。ええしとはいえないかも知れないが、素人さんには危害を加えない。原則としては。でもたまに××弾が飛んでくるかも知れない。用心するにこしたことはない。
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大江戸恐龍伝 第五巻


  夢枕獏      小学館

 さて、物語の舞台が、4巻の南の島蓬莱島ことニルヤカナヤから江戸に戻ってきた。主人公平賀源内は、ニルヤカナヤから龍を連れて帰る。源内の恋人お吟そっくりのニルヤカナヤの姫ハンの飼い龍トウテツである。源内、この龍を見世物にする。トウテツは江戸で見世物になっているが、飼い主ハンは大阪。龍使いのハンがいないことが、大きな災厄のもととなった。
 源内周辺でウロウロと悪さをしていた、盗賊団火鼠の一味が本格的に「仕事」を始める。そうこうしているうちに、将軍家治が龍をご覧になることに。将軍ご自身が見世物小屋に御成りになる。しかも将軍家だけではなく、源内の元の雇用主の高松藩主も来る。これはたいそうなことになった。源内は準備に忙殺される。その間にも火鼠の一味がなにやらうごめく。
 そして、いよいよ将軍御成りに日、最悪の事態発生。トウテツが逃げ出した。江戸の街を恐竜が暴れる。獏さん、これを書きたいがために、全5巻の長い小説を書いてきたのではないか。
 人を喰らい、街を破壊する恐龍トウテツを、源内、肯定的に見ている面がある。野生の恐竜を柵に閉じ込め、見世物にした自責の念があるわけ。
 そして、謎の盗賊団火鼠の一味の正体が判る。頭目は意外な人物である。また、ニルヤカナヤの姫ハンと源内の恋人お吟の関係も。なぜ二人は似ているのか。それも判る。
 あとがきで獏さんもいってるが、この作品は怪獣映画の原点ともいうべき「ゴジラ」と「キングコング」へオマージュを捧げたもの。
 この物語の主人公平賀源内は、最後は罪を犯し牢内で獄死したとされている。でも、英雄伝説というモノがある。義経は奥州で死ななかった。西郷隆盛は生きていた。など。で、獏さん、平賀源内の英雄伝説を創った。源内は牢なんかで死ななかった。愛船エレキ丸にうち乗って海を行った。どこへ行ったかって。決まってるじゃないか。南のあの島だ。
 
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六甲道駅の昇降式ホーム防護柵


 JR神戸線六甲道の駅である。電車の横っ腹の前におかしげなロープが張ってあるが、これは人がホームから線路に転落しないためのロープである。電車のドアが開くと、このロープが上に持ち上がる。
 昇降式ホーム防護柵というらしい。だいぶん前から工事していたが、12月13日から運用が始まった。いまのところ神戸線ではこの六甲道の駅、それも上り線のホームだけ。下り線にはない。試験運用だからJRも心配と見えて、3メートル間隔で警備員を配置して乗客に注意を呼びかけている。
 しかし、なぜ六甲道を試験駅に選んだのだろう。転落の心配なら酔っ払いが多い三ノ宮の方がいいと思うのだが。三ノ宮なら乗降客数が多いから試験駅には不適当なのかな。摂津本山あたりがいいと思うが、あそこは快速が止まらない。では住吉でもいいのでは。案外、駅長たちが集まってアミダして、六甲道の駅長が負けたか勝ったかしたのかな。  
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戦う幌馬車


監督 バート・ケネディ
出演 ジョン・ウェイン、カーク・ダクラス、ハワード・キール

 少人数でチームを組んでコトに当たるのを見せる映画は、エンタメ映画の定番だ。「7人の侍」「ナバロンの要塞」「プロフェッショナル」「十三人の刺客」などなど。「侍」は野盗の群れから村を守る。「ナバロン」は巨大な大砲を爆破する。「プロフェッショナル」は革命軍に拉致された女性を救出する。「十三人」は暴君を暗殺する。いろいろあるが、この映画はガトリング機関砲を装備した装甲馬車を襲って、金を取るというミッション。
 この題名を見ると、「幌馬車」が主人公サイドのようだが、主人公は馬車を襲うほう。トウ・ジャクソンが刑務所から出所して町に帰ってきた。トウの牧場も金鉱も、町のボス、ピアーズのモノになっていた。
 トウは復讐のためピアーズの金50万ドルを奪う計画を立てる。金は鉄で装甲され機関砲も備え、大勢の護衛で守られた馬車で運ばれる。トウはトシはとってるが腕のいいガンマン。そんなトウでも一人ではムリ。で、仲間に凄腕のガンマンで金庫破りのローマックス、アメリカ先住民で、先住民に顔の効くリーヴァイ・ウォーキング・ベア、爆破の専門家ビリー、運び屋で物資調達係のケイト夫妻。この6人で装甲馬車を襲う。
 ディミトリ・ティオムキンの音楽はオープニングから軽快でノリがいい。ジョン・ウェインはさすがの貫禄でおトシを感じさせない。カーク・ダクラスは洒脱で軽快でかっこいい。それだけの映画といえる。ティムキンとウェイン、ダグラス。この3人がいなかったら凡作といえよう。さして名作とはいえない映画ではあるが、西部劇ファンで西部劇に飢えておった小生は、西部の風景が映っただけで満足。ジョン・ウェイン西部劇のお約束、酒場の殴りあいもちゃんとあったし。
 ところで、この手の映画では爆破のプロは欠かせない。どういう爆破のプロにするかが興味深い。「ナバロン」のデビット・ニーブンは皮肉屋のイギリス紳士、「プロフェッショナル」のバート・ランカスターは豪快でスケベなガンマン。この映画のビリーはアル中の若い男。酔いつぶれて酒場の床下に寝転がっているのをローマックスに蹴飛ばされて仲間に誘われる。こういう爆破のプロも面白い。ま、久しぶりの西部劇というだけで満足満足。
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コロコロサラダ


 サラダもいろいろある。いつもグリーンサラダやポテトサラダじゃおもろない。きょうはちょっと毛色の変わったサラダを作ってやれ。
 いまは冬やから根菜がうまい。根菜がメインのサラダにしよう。根菜の代表として、大根とにんじんに登場ねがう。もう一つの野菜として緑のブロッコリーも呼んだ。メインの野菜の脇を固めるのはベーコンとうずら卵に務めてもらおう。
 大根とにんじんはサイコロ状に切る。ブロッコリーもその大きさに合わせて切る。大根は生、にんじんとブロッコリーはゆでる。うずら卵もゆでる。ベーコンはかたまりのモノを野菜の大きさに切って、表面を軽く焼く。
 これらを、マヨネーズ、ヨーグルト、ワインビネガー、はちみつで作ったドレッシングで和えればできあがり。コロコロとしたかわいいサラダになった。
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細巻き寿司


 巻き寿司である。巻き寿司は私の母親が得意で、遠足の弁当というと必ず巻き寿司だった。だから私にとっての「おふくろの味」の代表は巻き寿司だ。
 ところが、私は巻き寿司はあまり得意ではない。何度かやったことはあるが、失敗する。具が真ん中にきれいに収まらないのだ。成功するまで何度も挑戦すればいいが、やりたい料理がたくさんあって、土日だけの週末料理人ゆえ、うまくいかない一つの料理に手をとっていくわけにも行かず、巻き寿司は疎遠になってしまった。
 それでも、ま、太巻きなら失敗するけど、細巻きならいいだろうと思って、細巻き寿司を作ったわけだ。
 酢飯はいつもの私の酢飯。具は定番のマグロ、それにアボガドを使った。ちゃんと巻いたつもりだったけど、やっぱり具は端に寄っているな。でも、ま、味はおいしかった。これで良しとしよう。
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復興

 雪が降ってきた。温暖な瀬戸内気候の神戸にはあまり雪は降らない。それでも年に何回かは降る。きょうは、その年に何回かの日だったわけだ。
 久しぶりの神戸だ。何年ぶりだろう。42年ぶりか。20年前大震災があった。神戸は壊滅的な被害を受けた。当時は私は海外に赴任していた。
 私は、遠い外国で、故郷の災厄を心配するばかりだった。幸い、家族は東京の自宅にいたので事なきを得た。それでも、高校時代の友人が亡くなったと聞いた。
 長い外国勤めを終え、東京の本社に戻ってきたのが5年前だ。二人の子供も昨年社会人となった。それと時を同じくして私は定年となった。そして、長年の念願だった、ふるさと神戸への旅行が、こうして実現した。
 
 神戸電鉄湊川公園駅で降りる。私の高校は湊川にあった。いまはもうない。高校の統廃合でなくなった。校舎はある。いまは定時制高校の校舎に使われている。
 校舎はきれいに塗装しなおされていたが、私が高校生のころのままだ。あの大震災を生き残ったのだろう。なつかしい。42年ぶりに見るわが母校の校舎だ。ただし校舎だけだ。私の母校はもうそこにはない。その高校を卒業し、私は東京の大学に進学、東京の会社に就職した。
 三宮まで歩いてみよう。往きは市バスで登校していたが、下校はここから三宮まで歩いていた。当時、私の家は東灘区にあった。三宮で阪神電車に乗って帰宅する。
 湊川公園の下をくぐって大倉山の方へ歩く。なつかしい風景が広がっている。ところどころコンビニができていたり、私の記憶とは違うところもあるが、街並みは42年前と変らない。
 大倉山だ。右手に神戸文化ホール、左に市立中央体育館がある。地下鉄の駅の入り口が見える。あのころは地下鉄はなかった。その代わりに市電があった。緑色の市電が神戸の街中を走っていた。
 大倉山の交差点を南に曲がる。湊川神社の横を通る。左に神戸地裁の赤レンガの壁が見える。その湊川神社の東口から一人の婦人が出てきた。初老の私と同年代の女性だ。視線があった。彼女は少し口を開けた。
「あら、高木くんじゃない」
 42年前の面影は残っている。山沢静代。少し甘酸っぱいものが、胸の中に出た。好きだった。高校の1年と3年の時に同じクラス。明るく活発な少女。スポーツ好きで女子バレー部のエースだった。
 おとなしくスポーツよりも、読書好きな男子高校生だった私とは、違う世界の住人だった。彼女は。
同じクラスだから口はきいたことはある。でも、彼女にとっては私はその他大勢の男の子にすぎない。ところが私にとっては、彼女は、明るく輝くまぶしい存在。おくてだった私は、あこがれるだけだった。
「どうしたの。東京に行ったのではないん?」
 年は取ったが、明るさはそのままだ。
「いまも東京やで。久しぶりに神戸を見とうてな」
「こんなとこ歩いてるんやったら、高校見てきたんでしょ」
「そや」
「どう、久しぶりの神戸は」
「うん、昔と変らんな。高校の校舎もそのままやったし」
「なつかしかったでしょ」
「なつかしいな。山沢は、まだ神戸か」
「うん」
 彼女とこんなにおしゃべりしたのは初めてだ。甘酸っぱさが増してきた。
「地震はどうやった」
「だいじょうぶやったよ。家はちょっと壊れたけど」
「そら良かったな。家族は、ダンナは」
「あら、あたしずっと独身よ」
 独身とは意外だった。ボーイフレンドは山ほどいたはずだが。
「ふ~ん。あんたがね。お眼鏡に叶う男はいなかったんやな」
「いたわ。でも、彼のお眼鏡にあたしが叶わなかったみたい」
「へえ。そんな贅沢な男がおるんやね」
「そうね。それじゃ、あたしは行くところがあるから。復興した神戸をよく見ていってね。じゃあね」
 そういうと彼女は、くるっと向こうを向いて、風を巻くようにして去って行った。

 三宮のビアホールの前。待ち合わせの時間までまだ時間がある。電気シェーバーが動かなくなった。月電社で買っていこう。センター街の同じ所に店はあった。ただし月電社ではなくLABI三宮という店名になっていた。
 シェーバーを買ってビアホールに戻ると、二人は来ていた。久しぶりだ。二人とも高校の同窓生だ。きのう、ホテルから電話すると、久しぶりに会おうということになった。42年ぶりだ。一人が兵庫の医院の息子で、その医院のホームページの電話に架けると、彼は親のあとを継いで院長になっていた。もう一人はその医院の患者だ。
「ではひさしぶりの高木くんの帰神を祝って、かんぱい」
 私と、この二人、それにもう一人清水という男と、4人は高校で特に仲が良かった。二人は医者と患者だからしょっちゅう会っている。私は高校卒業以来だ。清水は震災で死んだ。
「高木もあまりかわってへんな」
「そやな。ワシはまだ毛があるけど」
 二人とも見事な光頭だ。
「いやあ。男は頭がこうなってこそ、いっちょう前やで」
「うれしいな。今日はちょっとぐらい、ようけ飲んでもええやろ。センセ」
「そやな。尿酸値も前回より下がってるし、ま、きょうぐらいはええやろ」
「来年で震災から20年やな」
「そや。どや、高木、神戸は変わったか」
「びっくりしたわ。ワシ、神戸の被害はテレビや新聞でしか知らんけど、あれだけの大震災で、ようこんなに復興したな」
「そやろ」
「昔、よう行った月電社、店名が変ってたのはびっくりしたで」
「あそこも地震で店舗が全壊して、それが影響して経営が傾いてカワダ電機の傘下になったんや」
「そうか。やっぱ地震の影響は大きいんやな。ところで山沢ちゅう女の子憶えてるか」
「憶えとるで。バレー部のごっつい可愛い子やった」
「かわいかったな。なんや高木、お前、あの子好きやったんか」
「うん」
「告白せんかったんか」
「うん」
「あの子の姉とワシの姉が友だちやねん。で、姉に聞いたんやけどな、あの子、お前が好きやったんやで」
「ええ、ほんまか」
「いや、高木には悪いけど、あの子が好きやったんは、死んだ清水や。そうワシは聞いたで。センセの話とちゃうけどな」
「あのう、ワシ、きのう山沢と会ったで」
「うそや。山沢も地震で死んだんやで」

 タクシーが新神戸に着いた。新幹線の新神戸の駅は、神戸の中心地三宮から少し離れている。ポートアイランドのホテルを出て、タクシーで市役所の前のフラワーロードを通り、加納町の交差点を過ぎて、ここまで神戸の街を改めて見た。きれいに街は復興したように見える。しかし、神戸は本当に復興したのだろうか。私にはそうは思えない。
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SFマガジン2015年1月号


SFマガジン2015年1月号 №706 早川書房

雫石鉄也ひとり人気カウンター

1位 ギルガメッシュ要塞      谷甲州
2位 長城(前編)         小田雅久仁
3位 宇宙からの贈りものたち    北野勇作
4位 多々良島ふたたび       山本弘
5位 マウンテンピーナッツ     小林泰三

連載
アニメもんのSF散歩             藤津亮太
にゅもん! 西田藍の海外SF再入門      西田藍
小角の城(第30回)             夢枕獏
絞首台の黙示録(第7回)           神林長平
エピローグ(8)                円城塔
近代日本奇想小説史(大正・昭和編)(第18回) 横田順彌
SFのある文学誌(第37回)          長山靖生
エンタメSF・ファンタジイの構造(第10回)  飯田一史
現代日本演劇のSF的諸相(第10回)      山崎健太  

円谷プロダクション×SFマガジン
[再録]SFを創る人々 その8円谷英二      大伴秀司(大伴昌司)
〈怪獣博士〉大伴昌司の真実           紀田順一郎
円谷プロクロニクル2016年の挑戦        谷崎あきら
モロボシ・ダンの名を借りて ウルトラセブンの引力 谷崎あきら 

第2回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作
柴田勝家「ニルヤの島」

 なんといっても今月号は、このSFマガジンが隔月刊になるというショウゲキのコクハク。がーん。
 で、隔月刊になっても、1号が2か月分の充実した誌面になるのなら、それで良い。しかし、今月号を読むと、充実どころかSF専門誌としての矜持さえ失ったのではないかと危惧を抱かせる企画だ。
 特撮の円谷プロとタイアップするとのこと。こういうタイアップ企画は、双方が益を与え合う企画でないとダメだ。そのためには双方がしっかりした企画力を持つ必要がある。うまく行くと、互いに触発しあい、双方とも創作力を高めて、よりよい創作物を生み出す。今回の場合、円谷プロがより高度なSFのセンスを持った特撮を創る。SFマガジンは円谷プロに触発されて、全く新しいSFの発表の場となる。こうでなくてはダメだ。ところが、今月号を読むと、SFマガジンは円谷プロのPR誌に堕してしまっている。
 北野、山本、小林の3人がタイアップ作品を書いているが、いずれもテレビのウルトラシリーズをただ活字にしただけ。タイアップならタイアップでも良い。しかし、まったく新しいコンセプトを創造しなければダメだ。作家としてのクリエイビリティを発揮して欲しかった。SFマガジンに掲載する作品だろう。円谷プロのPR誌に掲載するようなちょうちん小説など読みたくない。
 隔月刊化はそれなりの理由あってのことだろう。致し方なく思う。しかし、かような安易なタイアップ企画はぜひ止めてもらいたい。塩澤編集長はどうもかような企画がお好きと見える。隔月刊を機に編集長の交代を望む。

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12月の半ばになって「生命保険料控除証明書」が来た

 昨日、小生が契約している生命保険会社(武士の情けだ社名は出さないでおく)から「生命保険料控除証明書」が届いた。この書類、税金の年末調整に使うものだ。ところが、年末調整の書類は11月の終わりに会社に提出している。小生、この手の書類を書くのは苦手で、おかしいなと思いつつ嫌々書いて期限までにちゃんと提出した。
 それが、12月も半ばとなるのに、突然、かようなモノが来たわけ。会社の総務にいうと「手遅れ」そらそうだろう。
 で、某保険会社の「お客さま相談窓口」に電話した。すると「雫石さまの支払いは確かに11月中に確認しております」「だったらなぜ、ただちに証明書を送付しなかった」「11月の終わりごろだったので、どうしても12月の半ばになってしまいます」「半月もかかるんか」「お客さまの数が多うございますので」
「そこをなんとかできないのか」
 あとは「申し訳ございません」を繰り返すだけ。
「なんのつもりでこんなもん送ってきたんや」「確定申告をなさる方もおります」「私はサラリーマンだぞ」「それでも確定申告・・・。申し訳ございません」
 この書類1枚もって税務署に確定申告に行けということらしい。で、どれだけの税金が帰ってくるのだろう。
 やい、××生命。もうちょっとお客のこと思って仕事しろや。
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