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サンマのすき焼き


 すき焼きといっても、牛ばかりではない。鶏でも豚でもおいしいすき焼きはできる。魚のすき焼きもおいしい。
 今夜は、もうそろそろ旬が終わるサンマですき焼きをした。サンマは今が一番脂がのって美味しい。
 この時はサワラを使ったので、さっぱりとしたすき焼きにしたが、今回は、脂が多いサンマなので、牛のすき焼きと同じようなやり方でやった。少し鍋に油を引いて、サンマを入れ、砂糖、醤油、酒、味醂で味付け。焦げ付きそうになったら昆布だしを少し入れる。
 ザクは焼き豆腐、糸こんにゃく、えのき、しめじ、春菊。サンマの他にイカも入れた。イカは煮すぎないように。固くなる。
 このすき焼きものすごくおいしい。絶対おすすめ。サンマの旬のこの時期、牛のすき焼きに勝るすき焼きといってもいい。
 お酒は道灌を飲む。この酒、小生のお気に入り。
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豚肉の竜田揚げ


 小生、健康診断の血液検査の結果、いつも中性脂肪が高い目。医者には脂っこいものや肉類はできるだけひかえて、野菜中心の食事をするようにとのアドバイスをもらう。ところが、小生、その両方が大好き。困ったもんだまったく。メタボを本気で心配する必要がある。長生きして阪神タイガースの日本一を何回かは見たいからな。
 と、いいつつも今夜の酒のアテは豚肉を揚げたもの。本当に困ったもんだ。それでも少しでもマシなようにと、豚肉はできるだけ脂肪分が少ないようにと、ヒレ肉を用意した。
 豚ヒレ肉のかたまりを一口大に切って、酒醤油に漬けて下味をつける。30分ほどでいいだろう。片栗粉をまぶして油で揚げる。カラッと揚ったら、皿に盛り、大根おろしをのっけて、ポン酢をちょっとたらして食べる。さっぱりとしておいしい。中性脂肪に気をつけよう。
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とつぜんSFノート 第12回

 チャチャヤングも終る時が来る。番組終了時には、ショートショートコーナーの常連たちも、ある程度メンバーが固定していた。一度もお会いしたことはないけれども、名前のみ知っている人がたくさんできた。その時は、まさか、その中の何人かと40年のおつきあいになるとは思っていなかった。
 番組が終って、このつながりが消えてしまうのは、惜しいと思った人がいたのだろう。小生もそう思っていた。だれが呼びかけたのか忘れたが、常連投稿者のみなさん、一度集会をやりましょう、という呼びかけがなされた。リスナーがしたのか、毎日放送サイドがしたのか、眉村さんがしたのか忘れたが。
 小生の記憶に間違いがなければ、大阪は梅田の旭屋書店5階の洋書売り場で待ち合わせをした。
 約束の時間に行くと、何人かそれらしい人がいた。小生は毎日放送で開かれた集会には参加してないから、この時がみなさんとは初対面。もちろんだれも顔を知らない。その中に特異な雰囲気を放つ人物が一人いた。小柄で髪が長く、なにか考え事しているような、深刻な表情した男だった。これはきっと、チャチャヤングショートショートコーナー常連のだれかに違いない。声をかけようと思うが、気難しそうな人だ。声をかけ難い。視線があった。小生の方から声をかけたのか、その人物から声をかけたのか忘れたが、ともかく会話を交わした。
 小学生でSF者になって幾星霜、中学にも、高校にも同好の士はいなかった。孤独にSFマガジンを読み、ハヤカワの銀背や創元文庫SFを読むだけだった。そんな小生が、生まれて初めて言葉を交わしたSF者がこの人だ。
 その人が南山鳥27氏だった。そう、小生が初めて接触したSF者は、あの南山鳥27氏なのだ。今から考えると、実に恐ろしいことだ。
 眉村さんもお見えになった。この時、何人ぐらい集まったか記憶にない。10人ぐらいだっただろうか。約束の時間も過ぎ、来られそうな人はだいたい来たようなので、一同、旭屋書店を出た。
 阪急三番街の喫茶店に腰を落ち着けた。たしか「キミエール」という喫茶店だった。今もあるだろうか。そこで自己紹介。本名とペンネームを名乗りあった。このとき初めて「雫石鉄也」というペンネームを自分の口から声を出して人にいった。本名でない名前を人にいうのは照れくさいものだ。
 この時集まっていたメンバーは、眉村さん、南山鳥27、小野霧宥、原戸丈二、山田大治、柊たんぽぽ、SA、小生の記憶ではこういう人たちだった。あと何人かいたが、今となっては思い出せない。忘れている人がいればごめんなさい。もしこのブログをご覧になっている人で、この時のメンバーを覚えている人がいればコメントで知らせて欲しい。
 二次会は眉村さんがご存知のスナックに行った。確か「ZOO」とかいう名前の店だった。眉村さんにごちそうになった。
 アルコールも入って機嫌よくなったところで、これから月に一度ぐらい集まろうという話になった。小生もぜひ来るといった。来月の再開を約束して別れた。
 この日が、小生がSFファンダムなる世界に棲息することとなった、第一歩の日であったわけだ。孤独にSFを読んでいるだけだった小生に初めて、SFのお仲間が出来た日だ。





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とつぜん対談 第21回 口紅との対談

 ちょっとドキドキしています。きょうの対談相手の口紅さんは大変な美人です。ものすごく色っぽい人です。彼女は実は私と同じ高校クラスメートでした。可憐な絵に描いたような美少女で、あこがれの人でした。女子大を卒業して、化粧品会社に就職され、人をきれいにするお仕事をされておられます。

雫石
 こんにちは。久しぶり。

口紅
 元気してた雫石くん。

雫石
 あいかわらずお美しい。

口紅
 あら、もうトシよ。あなたと同い年じゃない。

雫石
 そうやったな。ぼくはすっかり中年オヤジやけど、きみはまだまだ美少女やな。

口紅
 怒るよ。あたしはもう充分おばさんです。からかわないでよ。

雫石
 別にからかってへんよ。ところでなんでクラス会来なかったん。みんな楽しみにしてたんやで。あんたが来やへんとカスミ草ばっかりの花束みたいや。

口紅
 行くつもりやったけど、ちょっとごじゃごじゃあって。

雫石
 今、会社では何してんの。

口紅
 辞めたわ。

雫石
 え、なんで。きみにぴったりの会社やったやないの。

口紅
 人をきれいにする仕事に、飽き飽きしたのよ。人をきれいにするたんびに、あたし、すり減っていくのよ。

雫石
 じゃあ、今は専業主婦?

口紅
 あたし独身よ。

雫石
 え、別れたの。

口紅
 そ。

雫石
 なんでまた。あんなに仲良かったじゃない。あいつは、きみを独占したゆうてうらやましがられたもんや。

口紅
 もういいの。あたし、独りの方がいいの。

雫石
 これからどうするの。

口紅
 このトシだし。どっこも雇ってくれないわ。フーゾクにでも行こうかしら。

雫石
 なんとかなるよ。

口紅
 じゃ、雫石くん、なんとかして。あたしを独占しない?

雫石
 ぼ、ぼくには女房が・・。

口紅
 じゃ、今晩だけでも、なんとかして。

雫石
 うううう。

口紅
 あたし、知ってたの。

雫石
 なにを。

口紅
 あたしに片想いしてたでしょ。

雫石
 きみに片想いしてたヤツは山ほどおるよ。

口紅
 あたし、待ってたのよ。あなたから声かけてくれるの。

雫石
 きみはぼくを・・。

口紅
 そうよ。雫石くんが好きだったのよ。ああ、いっちゃった。

雫石
 じゃ、なんであいつと結婚した。

口紅
 あなたが声かけてくれなかったから。

雫石
 あいつと別れたから、きょうここへ来たんか。

口紅
 そ。さ、行きましょ。

雫石
 うううううううう。

口紅
 苦しんでる苦しんでる。いいきみ。高校のとき声かけてくれなかった、しかえしよ。

雫石
 うう。

口紅
 気がすんだわ。じゃあね。ごめんね。
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阪神、来年も優勝あかんで

 今年、優勝を逃した阪神タイガース。来年もあかんな。まず、真弓以下監督コーチ全員留任。彼らが今年以上に有能になるのやったらええ。ところが連中がそないに変わるとも思えん。せめて木戸、久保の二人はクビにするべきやったな。
 それから一番あかん理由。オーナーの坂井がごじゃごじゃ口を出しよる。オーナーたるもの金だけ出しとったらええんちゃうん。だいたいが組織のトップが、現場に口をさしはさむのんはロクなもんやない。なんぼトップちゅうても現場の仕事には素人やろ。餅は餅屋や。杵を一度も持ったこともないくせに、餅つきの現場に口をだすな。
 監督が星野みたいなタイプやったらええで。来年も監督は真弓や。真弓が「現場のことは現場の人間に任せてください。オーナーは経理出身らしく金勘定だけやっとってください」と、ぴしゃといえると思わん。真弓はどっちかちゅうと、ファンや選手よりフロントに顔向けとんのとちゃうやろか。ちゅうと経理係の坂井にかきまわされるで。あかんな。阪神。来年も。優勝どころか、暗黒時代の始まりかもしれんぞ。
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寒くなってきた

 季節は正直だ。11月が近づくにつれ寒くなってきた。ついこの前まで、猛暑だといって、10月になっても30度を超える日があった。中旬になっても20度を下回ることはなかった。このまま夏がずっと続くのではないかと思っていた。それはそれで小生はうれしいのだが、さすがに気温25度の大晦日じゃなにかと都合が悪かろう。
 堀さんではないが、××玉収縮の季節も遠くない。そろそろパッチをはいて、ストーブを出さなくては。小生の自宅はマンションの上の階で、冬でも暖かい。早朝に少しだけエアコンで暖房するだけでいいが、職場は寒い。エアコンなんてもんはない。だからストーブを二つ使っている。火災予防からガスや石油は使えない。電気の輻射式と対流式のストーブを使って部屋を暖めている。
 
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ゴールデンスランバー


監督 中村義洋
出演 堺雅人、竹内結子、吉岡秀隆、劇団ひとり、香川照之、柄本明

 伊坂幸太郎の原作は小生は、もうひとつのれなかった。冒険小説ファンの小生としては大いに不満の残る小説であった。そんな原作の映画を観たのは、ひとえに中村監督を信頼しているからだ。
 伊坂幸太郎、海堂尊たちの小説を映画化して、原作つき映画の名人ともいうべき中村義洋。その中村監督の映画だから、ある程度は期待できると思った。
 観た。期待以上だった。さすが中村義洋。非常に面白く観た。完全に原作を凌駕している。
 お話しは、首相暗殺犯に仕立てられた男が、逃げ回るというもの。小説の場合、この逃げ回る主人公が気に入らなかったが、映画だと、逃げ回る様子を映像で観るため、小説のように主人公の内面が見えない。だから、彼の行動に感情移入し易かった。
 また、原作を忠実に映像化するのではなく、省いてもいいところは省いてある。例えば仙台の街じゅうに設置された監視装置の描写はなかった。省いてはいたが、おさえるべきポイントはしっかりおさえていた。ラストのキーワードとなる「痴漢は死ね」もちゃんとあった。小さな伏線があちこちに張ってあって、あとで効いてくる。このあたりの塩梅は実に見事。ラストの花火大会は、やはり映像で観ると感動する。
 どの登場人物もキャラが立っているが、小生、お気に入りのキャラが二人。主人公青柳を助ける、連続殺人犯キルオ。中村映画の常連濱田岳が演じているが,若く気弱そうで人が良さそうで、主人公を助けるが殺人者、というキャラが不気味で魅力的だった。あと、永島敏行演じる寡黙な刑事。ポンプ式ショットガンを射ちまくり、女性も本気で殴り倒す。非情でなかなかハードな悪役であった。
 原作の小説を読む時間があるのなら、この映画を観ることをお勧めする。

星群ホームページ連載「SFマガジン思い出帳」が更新されました。どうぞご覧になってください。
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天丼


 5大丼もん。うな丼、親子丼、天丼、牛丼、カツ丼、といったところか。この中で素人が手を出せないのがうな丼だろう。まず、うなぎ屋でなければ、生きたうなぎはさばけない。串うち3年、割き5年、焼き一生といわれる。とても素人が趣味にできる料理ではない。ま、スーパーでうなぎの蒲焼を買ってくれば、チンして切って丼飯に乗せるだけだから、実に簡単だが。それじゃ、趣味の料理としては面白くない。
 その次に難しいのは天丼ではないか。天ぷらは難しい。小生は天ぷらも揚げるが難しい。今まで満足の行く天ぷらを揚げたことはない。なぜ天ぷらが難しいか。一発勝負だからであろう。煮る、焼く、炒める、などの他の調理法ならば途中で修正がきく。ところが天ぷら(他の揚げ物も同じだが)は、いったん油の中に投入すれば、あとは最大限感覚を研ぎ澄ませて素材を観察しなくてはならない。油の泡の大きさ、揚げる音、油の匂い、油の温度などなど。最良のタイミングで油から上げなければ、カラッとしたおいしい天ぷらはできない。
 で、なんとかエビの天ぷらを揚げた。天ぷらだけを食うのなら、うす衣でもいいが、天丼や天ぷらそばには、花の咲いた衣の方がいいだろう。実は、小生、花の咲いた衣の天ぷらの揚げ方を知らぬ。だから、衣をつけたエビを油に入れた後、箸で衣をエビの上に垂らしてやった。ほんと天ぷらは難しい。
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スーパー乱立

 
 神戸は東灘区本山町の相互タクシーの車庫の跡地に工事をしていた、スーパーのライフが27日にオープンする。大きなスーパーだ。しかし、このあたりは半径500メートルぐらいに3軒の大型スーパーがある。JR甲南山手駅前セルバ地下に関西スーパー、阪神深江駅前にコープ神戸、2号線沿いに10分も西に歩けばダイエー。もちろんこの地に進出するにあたって、ライフも綿密な市場調査をして、かようなことは承知の上で出店したのだろうが、こんなスーパー乱立地域でやっていけるんかいな。既設の3店にこのライフを入れて4店、どっかが閉店においこまれるに違いない。
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春菊と椎茸のゴマ和え

 
 おかずにもう一品欲しいし、緑の野菜も食べたい時もある。そんな時は、これからの季節は、ほうれん草や春菊など濃い緑の野菜がおいしい。
 きょうは、椎茸とあわせてゴマ和えにした。まず、ゴマをする。おべんちゃらをいうこやのうて、ほんまにゴマをする。半ずりでいい。そこに味付け用の砂糖と醤油を入れておく。ゆでた春菊をすりばちに入れ、椎茸も入れる。椎茸は軽く焼いてある。焼けば香ばしくなる。あとは、ゴマと和えれば出来上がり。簡単でおいしい。一番難しいのは春菊のゆで具合。野菜をゆでるのは難しい。こういうことは料理の基礎だから、しっかり修業に励もう。

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見知らぬ電車

 
 休日出勤なり。7時に出社。9時まで仕事する。帰り途中、神戸駅でえらい行列。改札の前でも長蛇の列。なんぞいや。見てみると、連中、キップで入場している。なんぞ駅でイベントかいな。ワシはICOCAやからスッと改札を通れたけど、なんも知らんキップの乗客は、列に巻き込まれて迷惑やな。
 ホームに上がったたら、見知らぬ電車が停まっとる。新快速やて。へー、新しい新快速の車両かいな。で、その列の人たちはその電車に乗りよるみたい。どうもお鉄の集団らしい。小生のいるホームでは、撮り鉄のみなさんが、その電車を撮影したはる。
 蛇の道は蛇とはようゆうたもんやな。ワシはなんのこちゃ判らんけど、お鉄のみなさんは、ちゃんと情報つかんで、神戸駅に集まってきはんねんな。
 ワシらSFもんも、SF大会なんか行ったときには、地元民にそう思われておるのやろな。新潟は弥彦であったSF大会行ったときや、食堂でメシ食ってん。おばさんが「おにいさんら、アレですか」「アレ?」「えすえふ、とかいうものですか」
 SFもんはSFの情報つかんで群れ集うんや。このへんは、お鉄もSFもんもいっしょやな。
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SFマガジン2010年11月号


SFマガジン2010年11月号 №656

雫石鉄也人気カウンター

1位 ジョージと彗星 中村融訳 スティーブン・バクスター
2位 手を叩いて歌え 田中一江訳 オースン・スコット・カード
3位 温かい宇宙   金子浩訳  デイヴィッド・ブリン
4位 ジャッジメント・エンジン 小川隆訳 グレッグ・ベア

 前号に引き続いて、ハヤカワ文庫SF創刊40周年記念特集のパートⅡ。で、この掲載作だ。前号はアシモフ、ハイラインといった大御所の「夜来たる」「輪廻の蛇」といった、有名な短編が再録されていて、なつかしく読んだ。初めて読んだ若いSFファン諸君もおられたろう。これは40周年にふさわしい意義のある企画であった。で、パートⅡの今号だ。
 アシモフ、ハインラインといった大御所世代の次の世代ということで、上記の4人を選んだのか。この人選でなにを物語ろうとしているのか、良く判らぬ。べつにこの4人でもいいし、他の人選でもいいような気がする。例えば、シルバーバーグ、ソイヤー、ウィリスらでもいいのではないか。
 さて、今号の掲載作だ。どれもパッとしない作品ばかりだったが、バクスターの「ジョージと彗星」が一番面白かったかな。ある朝目覚めると、巨大な毒虫じゃなくて、ヒヨケザルになっていた。どうやら超遠未来らしい。バクスターらしい壮大なほらハードSF。
「手を叩いて歌え」究極のロリコン・タイムトラベル・ラブロマンスSF。80の爺さんが青春の思い出に14歳の少女とごちゃごちゃ。
「温かい宇宙」まだまだ、若いもんには任しとけん、というお話し。
「ジャッジメント・エンジン」なんのこっちゃらよう判らん。なにをぐちゅぐちゅゆうとるんやベアのおっさんは。
 前から気になっていたんだけれど、鹿野司の連載コラム「サはサイエンスのサ」の文体。どうにかならないものか。ラフでフランクなつもりで書いているのだろうが、読んでいてカチンとくる。じゃ読まなければいいといわれそうだが、貧乏性につき、せっかく金出した雑誌、連載小説以外は全部読むようにしている。で、このコラムだが、読んでいて、なんで小生がタメ口を聞かなければいけないのかという気になる。鹿野氏は、読者は自分より年下か同年輩の者だけと思って書いているのかな。自分より年上の読者もいることをお忘れなく。 
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3杯のロック

「マスター、おかわり」
 堂本のジョニ赤の、残りが少なくなった。ロック三杯分ぐらいだろうか。
 キープしてあるボトルがすべて無くなったら、このバー「海神」を閉めようと、鏑木は計画している。だから、原則、新規のボトルキープは断っている。常連客の新しいボトルもあまり勧めない。
「海神」の閉店直前、最後の一本は堂本のジョニ赤かも知れないと鏑木は思っていた。堂本は、開店当時からの常連で、マスターの鏑木とは長いつきあいだ。鏑木が新しいボトルを勧める数少ない客の一人だ。 
「新しいジョニ赤、開けますか」
「いや、いい」
 堂本が新しいボトルを開けないのは初めてだ。
「マスターとのつき合いも長いな」
「開店からですから、三五年ですね」
「実はオレ引っ越すんだ」
「S市を出るんですか」
「うん。女房のそばにいてやろうと思ってな」
「奥さんのお墓はO県でしたね」
「ジョニ赤、あとどれぐらい残ってる」
「三杯分ぐらいです」
 カウベルが鳴った。若い女性が入ってきた。堂本の隣に座る。
「久しぶりです。鏑木さん」
「千鶴さんがここに来るってめずらしいですね」
「貴之くんとの打ち合わせはすんだのか」
「うん。引き出物はカタログで選んでもらう形式にするの」
「それはいい。式まであと一週間だな」
「おとうさん、やっぱり会社やめるの」
「うん。M電機が移転してから会社も閑古鳥が鳴いている。早期退職者募集に応募したよ」
「この街にいればいいのに」
「お前も貴之くんについてロンドンに行くんだろ」
「うん・・・」
「オレひとりいても・・。家売って、O県で小さな家と土地買って、野菜づくりでもやるよ。田舎だから安いんだ」
「いつ引っ越すの」
「あした。実はもう家は買ってあるんだ」
「わたしたちの式のあとにすればいいのに」
「O県からでも式に出られるさ」 
 堂本が手に持ったグラスが空になった。
「マスターロックを三杯作ってくれ」
 堂本のボトルが空になった。
「千鶴グラスを持て。鏑木さんも」
「乾杯」
「乾杯」
「それでは鏑木さん。さようなら」
「さようなら。お元気で」
 ボトルが一本減った。閉店まで一歩近づいた。
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さようなら、そして、ありがとう星野さん

 星野仙一さんが阪神タイガースを離れる。野心まんまんで、ハッタリの多い人だけに、悪くいう人も多い。守銭奴とか、ひどい人になると、球界の寄生虫なんてひどいことをいう人もいる。毀誉褒貶の激しい人だが、小生は好きな人物だ。明るいキャラの人だ。笑い顔と怒り顔しかない人である。巨人の原さんなんて泣き顔しか印象に残らない。中日の落合のように表情が無いのは不気味である。
 それはさておき、阪神ファンとしては、星野さんには感謝している。なんだかんだいわれはしたが、長い長い暗黒時代であった阪神タイガースを優勝に導いたのは星野さんである。それ以降、阪神は常に優勝争いをする、強豪チームへと変った。これはひとえに星野さんのお手柄であろう。
 金本は阪神に呼んでもらった恩人といっている。星野さんに楽天に呼ばれれば、金本は行くかも知れない。今年の様子を見ると、スタメンや代打はかなりしんどい。DHならまだまだいける。恩人の星野さんがパリーグに移ったのは好都合。阪神ファンとしては大変さみしいが、金本のためには、その方がいいだろう。そして、また、違う形で阪神に戻ってきて欲しい。
 さて、星野さんは楽天で、どこまでやれるか。フロント次第だろう。星野さんにどれだけ任せるかだ。
 星野仙一さんの楽天での成功を祈る。
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ワシはそないなもん信用してへんで

 ミシュラン2011年版に神戸の店も加わったそうな。ワシは貧乏人につき、めったにかような上等な店では食事はしないが、それでも、時々フンパツして、そんな店で食うこともある。そんな時でもミシュランなんぞは参考にせえへん。フランス料理ならいざ知らず、がさつな南蛮のゴム輪帯屋が繊細な日本料理が判るのか。だいたいが、ミシュランの尊大で「載せてやるんだありがたく思え」という態度が気に食わん。なにが権威があるんか知らんが、たかが南蛮のドライブガイドのおまけやったやないの。
 それにこんなん、ほんまに参考になるんかいな。ワシの知らんヤツがその店に食いに行って、星が三つやら二つやらゆうとんやろ。そのガキがごっつい感激して星五つ付けても、ワシが食うたら、ワシの料理の方がうまいかもしれんやないか。ミシュランは覆面調査で、どんなヤツが評価しとんのか秘密なんやろ。そないな顔もわからん、どこの馬の骨ともつかんガキが勧めたからちゅうて、安からぬ金を使えるかアホ。
 ガイドブックを鵜呑みにせず自分自身で確かめろちゅう人もおるけど、数多ある店を一人で確かめることは非現実的。一番ええのは、その店で食ったことのある信頼の置ける人に聞くことや。そんな知り合いがおらんかったら、ネットのグルナビみたいなもんを見る方が、ゴム輪帯屋のわけの判らんガイドブック見るよりよっぽどええで。
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