雫石鉄也の
とつぜんブログ
西宮八園虎日記 5月31日
「おしかったですなあ」
「そうですね。玄白さん」
「9回土壇場で梅野のタイムリーでおいついて、延長戦にもつれこみましな」
「そうです。引き分けでもOKと思ってたのですが」
「能見が打たれてサヨナラ負け」
「あ、女将、ビールをくださらんか」
「しかし、あの強い広島相手に互角の戦いですね」
「そうです。巨人はいまや敵ではありません」
「倒すべき敵は広島だけですな」
「セリーグは2強ですが、交流戦後どうなっているか」
「楽しみですな」
「そうですね。玄白さん」
「9回土壇場で梅野のタイムリーでおいついて、延長戦にもつれこみましな」
「そうです。引き分けでもOKと思ってたのですが」
「能見が打たれてサヨナラ負け」
「あ、女将、ビールをくださらんか」
「しかし、あの強い広島相手に互角の戦いですね」
「そうです。巨人はいまや敵ではありません」
「倒すべき敵は広島だけですな」
「セリーグは2強ですが、交流戦後どうなっているか」
「楽しみですな」
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とつぜんSFノート 第113回
小生はSFファンであるがコレクション癖はない。それでも普通の人より本はたくさん持っている方だろう。さして広くないマンションに住んでおるから本棚は2本しかもっていない。大きな本棚ではない。水鏡子先生のように書庫を持つなんて夢のまた夢である。
コレクション癖はないが、本はよく読むので本はどうしても増える。単行本は本棚がいっぱいになれば処分する。保存状態の良い本は古書店に売りに行く。そうでないモノは資源ゴミの時に出す。本をゴミとして出すのは気がひけるのである。小生が読了して用がなくなった本であっても、本のためには、できれば愛書家の手にわたり、読んでもらいたいものだ。本はだれかに読んでもらってこそ本なのだ。
というわけで、単行本は厳選された本しか手元に置かない。小生、作家にも何人か知り合いはいるが、そういう人たちにはたまにサインを頂くことがある。もちろんそういうサイン本は手元に置いておき永久保存だ。
単行本はまだいい。問題は雑誌である。以前は、「SFマガジン」「SFアドベンチャー」「奇想天外」「幻想と怪奇」といった雑誌を、ほぼ全巻そろいで持っていた。いまはSFマガジンだけである。
小生、いままでに本の大幅減が3度あった。最初は引っ越し。次に結婚。そして阪神大震災。小生の住いおる神戸の東灘は震度7の激震にみまわれた。マンションの建物は無事だったが部屋の中はぐじゃぐじゃ。本棚はぜんぶ全壊。震災後、避難場所から帰って落ちついて本の整理をはじめた。このさい、本の整理をしようと思い切った。まず、SF関係の友だちを何人か呼んで、不要本で欲しい本を持って帰ってもらった。これで単行本は半減。あと、「SFアドベンチャー」「奇想天外」「幻想と怪奇」も手放した。SFマガジンだけを残した。
いまはSFマガジンは本棚に入らないのでボテ箱に入れてある。これがけっこう場所をくう。小生、別に火の鳥の血を吸ったわけではないので永遠に生きるわけではない。ボテ箱のSFマガジンはどうにかしなければならない。と、こう思うSFファンは多いだろう。また、SFマガジン全巻揃いを残して逝ってしまう同好の士もいるだろう。
今のSFマガジンをずっと揃えておこう、ついては古いSFマガジンも欲しいといって、コレクションを始める若いSFファンがそんなに多くいるとは思えぬ。小生たちの世代は数が多い。なんでもやたら頭数ばかりが多い。分母が多けりゃ分子も多いだろう。SFマガジン全巻揃いを持っているSFファンも多いだろう。そういう小生の世代のSFファンがこれからどんどん死んでいく。あとにはSFマガジンが残る。興味のない者にとってそんなモノ紙くず以外なにものでもない。ヘリコニア談話室さんがおっしゃっているように、SFマガジン全巻揃いが古書市場にあふれかえるということになる。ほんと、小生のぶんも早々にどないかしなくてはならない。
コレクション癖はないが、本はよく読むので本はどうしても増える。単行本は本棚がいっぱいになれば処分する。保存状態の良い本は古書店に売りに行く。そうでないモノは資源ゴミの時に出す。本をゴミとして出すのは気がひけるのである。小生が読了して用がなくなった本であっても、本のためには、できれば愛書家の手にわたり、読んでもらいたいものだ。本はだれかに読んでもらってこそ本なのだ。
というわけで、単行本は厳選された本しか手元に置かない。小生、作家にも何人か知り合いはいるが、そういう人たちにはたまにサインを頂くことがある。もちろんそういうサイン本は手元に置いておき永久保存だ。
単行本はまだいい。問題は雑誌である。以前は、「SFマガジン」「SFアドベンチャー」「奇想天外」「幻想と怪奇」といった雑誌を、ほぼ全巻そろいで持っていた。いまはSFマガジンだけである。
小生、いままでに本の大幅減が3度あった。最初は引っ越し。次に結婚。そして阪神大震災。小生の住いおる神戸の東灘は震度7の激震にみまわれた。マンションの建物は無事だったが部屋の中はぐじゃぐじゃ。本棚はぜんぶ全壊。震災後、避難場所から帰って落ちついて本の整理をはじめた。このさい、本の整理をしようと思い切った。まず、SF関係の友だちを何人か呼んで、不要本で欲しい本を持って帰ってもらった。これで単行本は半減。あと、「SFアドベンチャー」「奇想天外」「幻想と怪奇」も手放した。SFマガジンだけを残した。
いまはSFマガジンは本棚に入らないのでボテ箱に入れてある。これがけっこう場所をくう。小生、別に火の鳥の血を吸ったわけではないので永遠に生きるわけではない。ボテ箱のSFマガジンはどうにかしなければならない。と、こう思うSFファンは多いだろう。また、SFマガジン全巻揃いを残して逝ってしまう同好の士もいるだろう。
今のSFマガジンをずっと揃えておこう、ついては古いSFマガジンも欲しいといって、コレクションを始める若いSFファンがそんなに多くいるとは思えぬ。小生たちの世代は数が多い。なんでもやたら頭数ばかりが多い。分母が多けりゃ分子も多いだろう。SFマガジン全巻揃いを持っているSFファンも多いだろう。そういう小生の世代のSFファンがこれからどんどん死んでいく。あとにはSFマガジンが残る。興味のない者にとってそんなモノ紙くず以外なにものでもない。ヘリコニア談話室さんがおっしゃっているように、SFマガジン全巻揃いが古書市場にあふれかえるということになる。ほんと、小生のぶんも早々にどないかしなくてはならない。
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トラキチ酒場せんべろ屋 5月30日
「うおーい。勝ったなきーこ」
「そやな。せーやん」
「4月の開幕当時は巨人に歯がたたんかったけど、今は阪神の方が実力があるな」
「そや。まず、投手力はだんぜん阪神が上やな」
「あ、みっちゃん。チューハイや」
「打線かて、巨人はホームランで点を取るけど、打線やのうて点で点を取る」
「そやな。阪神はホームラン以外でも点をとれる。点やのうて線で点を取れる打線を持ってるな」
「大山が4番打者として成長してきたな。前監督の金本氏の薫陶が効いてきたな」
「そやな。せーやん」
「4月の開幕当時は巨人に歯がたたんかったけど、今は阪神の方が実力があるな」
「そや。まず、投手力はだんぜん阪神が上やな」
「あ、みっちゃん。チューハイや」
「打線かて、巨人はホームランで点を取るけど、打線やのうて点で点を取る」
「そやな。阪神はホームラン以外でも点をとれる。点やのうて線で点を取れる打線を持ってるな」
「大山が4番打者として成長してきたな。前監督の金本氏の薫陶が効いてきたな」
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SFマガジン2019年6月号
SFマガジン2019年6月号 №733 早川書房
雫石鉄也ひとり人気カウンター
1位 ピュア 小野美由紀
2位 ムジカ・ムンダーナ 小川哲
3位 かわいた風 横田順彌
4位 鬚を生やした物体X サム・J・ミラー 茂木健訳
5位 大喝采 横田順彌
6位 博物館惑星2・ルーキー 第七話 一寸の虫にも 菅浩江
7位 讃州八百八狸天狗講考 琴柱遙
連載
小角の城(第53回) 夢枕獏
椎名誠のニュートラルコーナー(第65回)
巡回軌道 椎名誠
マルドゥック・アノニマス(第25回) 冲方丁
マン・カインド(第8回) 藤井大洋
幻視百景(第20回) 酉島伝法
追悼・横田順彌
栗本薫/中島梓 没後10年記念小特集
「天冥の標」完結記念小特集
先般亡くなった横田順彌の追悼特集である。横田氏は小生たちの年代のSFファンにとって少し上のSFファンである。小生から見れば先輩のSFファンだ。
横田氏はいわゆる「ハチャハチャSF」に代表されるドタバタSFを書くSF作家。古書収集家。明治文化研究家。そして小生はこれが横田氏のいちばんの功績だと思う日本の古典SFの発掘、紹介、研究。と、いったプロとしての活動もさることながら、SFファンダムにおいてファンジンを発行しSF大会に関わり、SFファン同士の交流友好を楽しむファンダムファンとしての横田氏を小生はあこがれ尊敬していた。関西のファンダムの片隅に生息している小生にとってSFファンのお手本のような存在が横田順彌氏であった。あらためてご冥福をお祈りする。
追悼企画は、横田氏の作品2本。シリアスなモノと明治モノ。できれば「荒熊雪之丞」モノも1本は入れて欲しかった。あとは追悼エッセイ、著作目録、ブックガイド。追悼企画としては過不足ないモノである。
今月号は短篇が7編。これだけ短篇が掲載されていれば合格である。しかも、どの作品もなかなかのモノ。いちおう順位をつけたが、どの作品も1位といってもいい。
1位にした「ピュア」初お目見えの作家だが、なかなかの「女性」作家だ。女は妊娠するため男を狩って食う。女性作家にしか書けない作品ではないだろうか。鈴木いずみを思い出した。彼女がまだご存命ならこういうSFを書いていたかもしれない。「おんな」としての情念感情を描く女性作家ならではのSFだ。小生は鈴木いずみのファンであった。亡くなった時はさみしい想いをした。鈴木いずみ没後33年。33年ぶりに後継者が現れたかな。
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トラキチ酒場せんべろ屋 5月29日
「うおーい。みっちゃんビールや」
「そや。なんぼでも持ってこい」
「いやあ。気持ちええな」
「そや。愉快痛快」
「11回。ノーアウト満塁、これで勝ったと思うたけどな」
「そや。それでサヨナラにならん」
「引き分けやなと思うたで」
「それが12回、また満塁」
「最後の代打高山の満塁サヨナラ」
「これで阪神貯金5、2位浮上」
「めでたいな。ビールもっとや。みっちゃん」
「そや。なんぼでも持ってこい」
「いやあ。気持ちええな」
「そや。愉快痛快」
「11回。ノーアウト満塁、これで勝ったと思うたけどな」
「そや。それでサヨナラにならん」
「引き分けやなと思うたで」
「それが12回、また満塁」
「最後の代打高山の満塁サヨナラ」
「これで阪神貯金5、2位浮上」
「めでたいな。ビールもっとや。みっちゃん」
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銅のビアコップと落語会のチケットを買う
小生、酒は日本酒、ビール、ウィスキーしかたしなまぬ。酒を飲む時はそのへんの茶碗でもいいいというわけでない。それなりの酒器で飲みたいわけだ。
日本酒用の酒器は備前の徳利とお猪口をはじめいくつか有る。ウィスキーは水割り用、ロック用、ハイボール用、テイスティンググラス、ホットウィスキー用グラスと持っている。ところがビールは普通のビアグラスとジョッキしかなかった。そこでビアコップの適当なのが欲しいと以前から思っていた。
三宮の東急ハンズに立ち寄る。銅の打ち出しのビアコップがあったので買い求める。
「夏の炎天下でございます。おひいさんが、カー」と、桂枝雀師匠が頭に手をかざして表現するような真夏。汗だくで帰宅。さっと風呂。湯上りにキンキンに冷えたエビスビールをこのビアコップに注ぐ。まわりに水滴がつく。ガーと飲む。んま。テレビをつける。阪神勝ってる。も、サイコー。
と、いうふうに使おう。あと、ピーラーと竹の皮も買う。
東急ハンズを出て、交通センタービルのチケットピアへ。9月21日に大倉山の神戸文化ホールで開かれる「東西落語名人選」の前売りを買う。この落語会はなかなかの人気で昨年は完売でチケットを買い損ねた。
昼の部を買った。出演者は、西から桂福団治、笑福亭仁智、笑福亭松喬、東から立川志の輔、柳家三三、柳家小三治と豪華メンバー。これで9月までの生きる楽しみができた。
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響 HIBIKI
監督 月川翔
出演 平手友梨奈、アヤカ・ウィルソン、北川景子、柳楽優弥、高嶋政伸
なんたらいうアイドルグループの女の子が主演の映画。アイドル人気におぶさったミーハー映画であろうとの予断と偏見で観た。ところが、とんでもないぶっ飛んだホラー映画となっておった。なかなかの拾いモノであった。
「黒い家」「後妻業の女」「告白」「顔」など化けもんみたいな女が主人公の映画がいろいろあったが、その化けもん女映画に1本佳作が加わった。
最強無敵の存在は人間の命をへとも思わんやつだろう。うむをいわせぬ圧倒的な力を持っているやつ。この映画の主人公鮎喰響はその両方を持っている。
響。ナリは15歳の女子高生だが、こやつとんでもない化けもん。書いた小説「御伽の庭」応募規定を無視して新人賞に応募。ゴミ箱に捨てられていたのをたまたま編集者が目にとめ読み始める。やめられなくなる。この編集者、響の呪いにかかったかのように、この作品を世に出そうと必死になる。そして新人賞受賞。活字化。あれよあれよという間に芥川賞直木賞同時ノミネート。
ことほど左様に圧倒的な才能を持っているが、ぶっ壊れた性格。からんできた不良の指を平然とへし折る。新人賞同時受賞した作家をパイプ椅子でどつき倒す。先輩作家に蹴りを入れる。記者会見場で気にくわん質問をした記者にマイクを投げつけ殴りかかる。見た目はか弱い女子高生であるが、切れたら何をするか判らん暴力女。さいわい、今まで人死には出なかったが、こんな調子じゃいつか人殺しをしそう。自分の命もなんとも思わん。校舎の屋上から飛び降りる。電車が来るのに踏切内に平気で立つ。
主演の平手が化けもん女子高生を好演/怪演していた。なかなかの化けもん映画であった。
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西宮八園虎日記 5月26日
「いやあ、こんな安楽な気分で阪神の試合を見れたのはひさしぶりですな」
「そうですな。いきなり近本のホームランで先取点」
「その近本、いっとき打率を落としてのが、最近また打ち出して3割にのせましたな」
「あ、女将、きょうはお酒をくださらんか。雪冷えでな」
「はい。では大黒正宗を」
「お、うまいな」
「あては」
「冷ややっこです」
「ふうん。女将が出す冷ややっこや、ただの冷ややっことちゃうな」
「2回にはマルテの2ラン、中谷のソロと2本のホームラン。DeNA先発の浜口を2回早々にKOしましたな」
「お。女将、この冷ややっこうまいな。どうしたんや」
「はい。お豆腐を朝からミネラルウォーターにつけといたのです」
「そんなことでこんなに豆腐がうまなるんか」
「お豆腐の90パーセントは水分です。その90パーセントの水分を上質の水に入れ替えてやればお豆腐もおいしくなるんです」
「ガルシアも阪神での初勝利。それも完投完封」
「けっこうな日曜日ですな」
「そうですな」
「そうですな。いきなり近本のホームランで先取点」
「その近本、いっとき打率を落としてのが、最近また打ち出して3割にのせましたな」
「あ、女将、きょうはお酒をくださらんか。雪冷えでな」
「はい。では大黒正宗を」
「お、うまいな」
「あては」
「冷ややっこです」
「ふうん。女将が出す冷ややっこや、ただの冷ややっことちゃうな」
「2回にはマルテの2ラン、中谷のソロと2本のホームラン。DeNA先発の浜口を2回早々にKOしましたな」
「お。女将、この冷ややっこうまいな。どうしたんや」
「はい。お豆腐を朝からミネラルウォーターにつけといたのです」
「そんなことでこんなに豆腐がうまなるんか」
「お豆腐の90パーセントは水分です。その90パーセントの水分を上質の水に入れ替えてやればお豆腐もおいしくなるんです」
「ガルシアも阪神での初勝利。それも完投完封」
「けっこうな日曜日ですな」
「そうですな」
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じゃがいもとひき肉の煮物
ソマリア。わたくしは行ったことがないので、どんな所か知りませぬが、「謎の独立国家ソマリランド」というご本を読むと、なかなかたいへんな所ですね。
この料理は、そのソマリアの料理だそうです。もちろんわたくしは現地で食したことがございません。世界料理の本に紹介していたので作ってみました。ご飯のおかずによくあうそうです。
用意するモノは、玉ネギ、じゃがいも、合いびき肉、カットトマト缶、タイム、塩、こしょう。これだけです。
玉ネギはみじん切り、じゃがいもはスライスしておきます。まず、玉ネギをしんなりするまで炒めます。ひき肉を加えましょう。肉の色が変わるまで炒めます。
じゃがいもとカットトマトを入れてしばし煮こみましょう。タイムで香りをつけて塩、こしょうで味を整えて、じゃがいもがやわらかくなればできあがりです。なるほど、白いご飯にあいます。アフリカ版肉じゃがといったところでしょうか。
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西宮八園虎日記 5月25日
「ずいぶん久しぶりに横浜でDeNAに負けましたね」
「そうですな。良かったねラミちゃん」
「しかし、メッセンジャーも老いましたな」
「そうですな。往年の球威がなくなったし、きわどい球をことごとくボールにされてましたな」
「それでも、がまんして試合を作ったのはさすがですな。そうとうカリカリしてたでしょうが、よう自分をコントロールしてましたな」
「そうですな。自分をコントロールできないバカが多いいまどき、負け投手にはなりましたが、今日のメッセンジャーはみんなの範となれますな」
「しかし今の阪神は強いですな。DeNAの上茶谷とかいう千利休の高弟のようなピッチャーを安楽に完投完封させませんでしな」
「あと1点差まで詰めよったですな。あそこの原口がいてくれたらなあ」
「ほんとですな」
「そうですな。良かったねラミちゃん」
「しかし、メッセンジャーも老いましたな」
「そうですな。往年の球威がなくなったし、きわどい球をことごとくボールにされてましたな」
「それでも、がまんして試合を作ったのはさすがですな。そうとうカリカリしてたでしょうが、よう自分をコントロールしてましたな」
「そうですな。自分をコントロールできないバカが多いいまどき、負け投手にはなりましたが、今日のメッセンジャーはみんなの範となれますな」
「しかし今の阪神は強いですな。DeNAの上茶谷とかいう千利休の高弟のようなピッチャーを安楽に完投完封させませんでしな」
「あと1点差まで詰めよったですな。あそこの原口がいてくれたらなあ」
「ほんとですな」
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オイルサーディン丼
ワシら日本人の昼めしはどんぶりや。午前中の労働で腹ペコになった腹を満たすのはどんぶりがいちばんや。どんぶりめしの上におかずを乗っけて、ガサガサかっこむ。それでこそ腹もふくらむというもんや。
さて、腹がへった。めしにしよう。買い物忘れたから、なんもあらへんぞ。めしは炊けた。台所の戸棚をがさごそ。オイルサーディンの缶詰があったで。あと、にんにくと海苔は常備しとる。よし。これでなんぞつくろう。
にんにくをスライスして醬油にひたす。オイルサーディンは缶詰ごと少し火にかける。どんぶり鉢にめしをよそい、海苔をちらす。オイルサーディをのっけて、にんにくの香りがついた醬油をかける。にんにくをおいたらできあがりや。さ、腹へってがまんできん。食うぞ。
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西宮八園虎日記 5月24日
「女将、こんばんは」
「こんばんは。きょうはお二人おそろいで」
「ビールですか」
「そうだな。ビールもらおうか」
「はい」
「阪神、勝ちましたな」
「横浜でのDeNA戦はオアシスですな」
「そうですね。DeNAはどうしても阪神に勝てませんな」
「僅少差を投手力をはじめ総合力で勝つという阪神らしい勝ち方できるようになりましたな」
「これで4連勝。貯金4」
「よろしいな」
「女将、ビールおかわり」
「こんばんは。きょうはお二人おそろいで」
「ビールですか」
「そうだな。ビールもらおうか」
「はい」
「阪神、勝ちましたな」
「横浜でのDeNA戦はオアシスですな」
「そうですね。DeNAはどうしても阪神に勝てませんな」
「僅少差を投手力をはじめ総合力で勝つという阪神らしい勝ち方できるようになりましたな」
「これで4連勝。貯金4」
「よろしいな」
「女将、ビールおかわり」
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プロジェクト・シャーロック 年刊日本SF傑作選
大森望・日下三蔵編 東京創元社
吉例、年刊日本SF傑作選、11冊目である。なんせSFマガジンが隔月刊となり、なおかつ連載偏重主義なので国産の短篇SFに飢えているSFもんにとってはありがたいアンソロジーである。選りすぐりの17編の国産短篇SFが楽しめた。収録作は次の17編。
ルーシィ、月、星、太陽 上田早夕里
Shadow.net 円城塔
最後の不良 小川哲
プロジェクト・シャーロック 我孫子武丸
彗星狩り 酉島伝法
東京タワーの潜水夫 横田順彌
逃亡老人 眉村卓
山の同窓会 彩瀬まる
ホーリーアイアンメイデン 伴名練
鉱区A-11 加藤元治
惑星Xの憂鬱 松崎有理
階段落ち人生 新井素子
髪禍 小田雅久仁
漸然山脈 筒井康隆
親水性について 山尾悠子
ディレイ・エフェクト 宮内悠介
天駆せよ法勝寺 八島游舷
今年は眉村、筒井の両ベテランから中堅、新鋭、元新鋭、伝説の作家までバラエティ豊かなメンバーのくり出す、多彩なSFを満喫。日本SFの豊穣さが良く判るアンソロジーとなっていた。
印象に残った作品を上げてみよう。
「ルーシィ、月、星、太陽」プルームの冬で旧人類絶滅。上田が書き継いでいる「オーシャンクロニクル」シリーズの最新作。
「プロジェクト・シャーロック」名探偵のAI開発。だったら名犯人のAIがあってもいいんでは。
「彗星狩り」酉島宇宙SF。ただの宇宙SFやないで。漢語満載。
「逃亡老人」死を意識した老人。眉村老人私SF。
「山の同窓会」女性は卵を産む。同窓会がある。私はまだ卵を産んでない。
「鉱区A-11」この作品だけ漫画。ロボット3原則モノ。小惑星。ただ1人の人間が射殺されている。他にこの惑星にいるのはロボットだけ。
「階段落ち人生」新井の私小説か。と、思わせるところが新井の腕。
「髪禍」異様なホラーである。
「天駆せよ法勝寺」仏教用語で構成された仏教スペオペ。読んでいて、やられた感いっぱいの快作。むかし、おかげ様ブラザースというバンドがあった。彼らの曲で「宗教戦隊ブッダマン」というのがあった。この曲をノベライズする時はぜひ八島にやってほしいものだ。
残念なことにこのシリーズも今年出る刊で終わりと大森がSFマガジンで書いていた。まことに残念。大森、日下、ご両所にはまことにごくろうさまでしたとねぎらいと感謝の言葉を送りたい。
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トラキチ酒場せんべろ屋 5月23日
「勝ったな。きーこ」
「そやな。よう勝ったな」
「糸原のヒットでケリがついたな」
「そや。なんでオレをスタメンから外すんや。意地の一打やな」
「そやな。よう勝ったな」
「糸原のヒットでケリがついたな」
「そや。なんでオレをスタメンから外すんや。意地の一打やな」
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トラキチ酒場せんべろ屋 5月22日
「岩田よう投げたな」
「そや。6本ヒット打たれとうけど失点1で6回まで投げたんやから合格やな」
「ワシもそう思う。岩貞もガルシアも戻ってくるし、岩田が安定しとるから先発ピッチャーは心配ないな」
「あ、みっちゃんビールないで」
「7回どうすんねやろと思うとったけど藤川がおさえたな。さすがや」
「元気のなかった糸井は勝ち越し点打ったし、調子を落としてた近本も、打つ走る守るの大活躍やったな」
「ヤクルトさん7連敗。ご愁傷さま」
「そや。6本ヒット打たれとうけど失点1で6回まで投げたんやから合格やな」
「ワシもそう思う。岩貞もガルシアも戻ってくるし、岩田が安定しとるから先発ピッチャーは心配ないな」
「あ、みっちゃんビールないで」
「7回どうすんねやろと思うとったけど藤川がおさえたな。さすがや」
「元気のなかった糸井は勝ち越し点打ったし、調子を落としてた近本も、打つ走る守るの大活躍やったな」
「ヤクルトさん7連敗。ご愁傷さま」
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