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納豆パスタ


 NHKで月に一度放送している「あてなよる」という番組を観ている。大原千鶴姐さんが、ひとつのテーマでつくる酒のあてでゲストをもてなすという趣向の番組だ。千鶴姐さんはべっぴんなだけではなく、料理の発想センスがじつに素晴らしい。
 いつだったかな。「納豆で呑む」という時に千鶴姐さんが出したのがこれ。納豆を使った和風パスタである。パスタはショートパスタのフジッリを使った。
 まず、玉ねぎと塩こしょうしてサイコロに切った豚肉を炒める。玉ねぎが透きとおり肉がこんがりしたら、納豆を投入。醬油で味つけしてゆでたパスタを加える。パスタに肉と納豆をからませて皿に盛り、シソの葉とトマトを添えればできあがり。
 これはうまい。ネジネジのフジッリに納豆と豚肉のうまみが、よくからんでおしの強いうまみが味わえる和風パスタに仕上がっていた。おそるべし千鶴姐さん。
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ざこば南光二人会に行ってきました

 
 午前中、会社で仕事して昼から落語を聞きに行きました。新神戸オリエンタル劇場で行われた「ざこば南光二人会」です。
 入院したりして、このところ気のめいることが多かったです。それに心配事もありました。実は前立腺のMRIをうけて、その結果がきのう出ました。前立腺癌の心配はなし。肥大は肥大してるから手術をすすめられました。手術すれば導尿しなくてもいいようになるそうです。とりあえず一番の心配事がなくなったわけです。
 気分を晴らすのには上方落語がなによりです。まず、トップバター前座は、桂吉の丞さん。演目は「動物園」です。典型的な前座噺ですが、吉の丞さんがたいへんにおもしろく演じました。
 桂南光師匠の1席目。「住吉駕籠」です。ちゃんとこれも出てきました。桂ざこば師匠1席目。「お玉牛」べっぴんのお玉ちゃんに夜這いをかけたら、牛が寝床におったという噺ですが、ざこば師匠、このところ人情噺をやらはることが多いですが、こういう滑稽噺もいいですね。
 中入り休憩のあと、南光師匠2席目。「天狗裁き」ざこば師匠2席目。「へっつい幽霊」いずれも安心して聞けます。
 10月には桂雀々さんの独演会がここで行われます。前売り券を買いました。 
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とつぜんSFノート 第79回

 京都の夏は暑い。かの地は盆地だから、そこ意地の悪い暑さだ。酔狂にも、暑いさなかの京都で毎年行われていたSFイベントがあった。星群祭である。
 1981年7月26日も暑かったと記憶する。なぜ35年前のことを覚えているかというと、この時の星群祭が初めて会場に京大会館を使ったからだろう。
 星群祭の会場というと第1回がかんぽーる京都、2回3回が京都府立勤労会館、4回5回6回が京都教育文化センター、7回が京都社会福祉会館、そして、この第8回から15回まで京大会館が星群祭会場であった。最も多く星群祭を行った会場が京大会館である。毎年、カンカン照りの京都は川端通り近くの京大会館へ二日酔い頭をかかえながら行くのが吉例となったのである。
 第8回星群祭は1981年7月26日に行われた。もちろん前日の25日の夜は合宿である。SF関連のイベントで何が楽しいかといって合宿ほど楽しいものはない。関西の仲間は毎月例会であっているが、東京など関西以外の仲間とは星群祭でした会えないことが多い。1年ぶりにあう遠来の友と時間を気にせず語り合う。もちろんアルコールが入ることはいうまでもない。
 この時の星群祭前日は夜は酒盛り宴会であったが、昼間はちゃんと勉強したのである。ゲストの荒巻義雄氏が前日の昼には京都に来られていた。その荒巻氏が25日の昼、星群同人有志を集めて創作教室を行われた。ストーリーの紡ぎ方、プロットの作り方、登場人物の作り方、などなど、大変に実践的な創作教室であった。
 さて、楽しい一夜が明けた。猛暑の京大会館である。この時のゲストは、荒巻義雄氏、新井素子氏、風見潤氏、柴野拓美氏、堀晃氏、安田均氏、眉村卓氏の7氏。テーマは「SF作法パート2」第5回星群祭のテーマ「現代SF作法」の続編というか、その時いいたらなかったことを話そうというコンセプトである。
 講演のトップバッターは風見氏。作品の登場人物について。常日頃からいろんな登場人物を考えておき、できるだけたくさんのストックを準備しておくことが大切だ。
 二人目は堀氏。アイデアは科学解説書や専門書から得ることが多い。百科事典は最適のネタ本。ハードSFのヒントはどこにでもある。エビ天の中にもある。
 次は柴野氏。長年、同人誌の編集者として多くの作家を世に送り出されてきた柴野氏。作家になるいう執念だけの人がいる。執念だけではダメ。執念もないとダメ。
「とにかく書き続けることが大切」荒巻氏は開口一番こうおっしゃった。創作のヒントはあらゆるところにある。ちょうど、このころ荒巻氏は「SFアドベンチャー」でファンジンレビューを担当されていた。そのページでも同様のことをいっているので参考にしてほしい。
 紅一点の新井氏。「えっと、『いつか猫になるまで』を書いた時、原稿用紙をおおっぴらに使えるのがうれしくって」「お話をつくりたい」という欲求を満たして行く。それが創作の原動力。
 安田氏は翻訳家らしく、翻訳作業の実際について語られた。
 最後の講演者は眉村氏。自分のいいたいことを小説に書く。でも、それが読者全員に判ってもらえるわけではない。それを判ってもらえるように書くのが技術。言葉というモノは読み手の立場によって受け取り方が違う。どこでも通用する書き方をマスターすることが大切だ。
 さて、このあとプログラムの最後。星群祭名物「星群ノベルズ批評」が行われた。
 こうして第8回星群祭も無事終わったのである。会場あとかたづけをして、場所を移して打ち上げパーティーへとなだれこむのである。

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なんで原口をスタメンでつかわへんのや

「流れ」試合の中で「流れ」が来てる、なんてよくいうな。これは1試合の中だけとはちゃうやろ。年間を通じた大きな「流れ」節節での中ぐらいの「流れ」ここ数試合でいうと、ゴメス、原口が「流れ」を呼んどるのは、だれの目で見ても明らかやろ。それをなんで原口をスタメンから外す。で、代打で出して途中からマスクをかぶらす。スタメンは鶴岡。逆やろ。スタメンは原口。で、点を取ったら守備固めで鶴岡とちゃうん。
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SFマガジン2016年8月号


SFマガジン2016年8月号 №716     早川書房

雫石鉄也ひとり人気カウンター

1位 イカロス軌道                谷甲州
2位 ウルフェント・バンデローズの指南鼻(前編) ダン・シモンズ
3位 あるいは呼吸する墓標            伏見完
4位 裏世界ピクニック くねくねハンティング   宮澤伊織

連載
小角の城(第39回) 夢枕獏
椎名誠のニュートラル・コーナー(第52回)
世界の大河は頑固でときに幻想的に優しい 椎名誠
マルドゥック・アノニマス(第10回)  冲方丁
青い海の宇宙港(最終回)        川端裕人
幻視百景(第3回)           酉島伝法

SFのある文学誌(第47回)       長山靖生
にゅうもん!西田藍の海外SF再入門(第11回) 西田藍
アニメもんのSF散歩(第11回)     藤津亮太
現代日本演劇のSF的諸相(第20回)   山崎健太

特集
ハヤカワ・SF・シリーズ総解説

 まず、ミスを指摘する。小生が今号で1位にしている、谷甲州の「イカロス軌道」目次のどこにも載っていない。どういうつもりか。ただの凡ミスか。なんらかの意図があるのか。だいたいが、SFマガジンの目次は見にくかった。その見にくい目次を、なんの前ぶれもなく後ろのほうに移動させた上、こういうミス。編集部は目次というモノを軽く見ているのではないか。
 さて、今号の目玉。ハヤカワ・SF・シリーズ総解説。ハヤカワ・SF・シリーズ。いわゆる「銀背」というヤツ。小生たちおじんのSFもんは、このハヤカワの銀背と創元推理文庫SFマークで育ったようなもの。
 そのハヤカワ・SF・シリーズの「総解説」!大いに期待してSFマガジンを開いた。羊頭狗肉とはこのこと。まったく「総解説」になっていない。ハヤカワ文庫SFで文庫化された作品は、この企画では取り上げられていない。だから、銀背のトップバッター「盗まれた街」や、「夏への扉」「幼年期の終わり」「われはロボット」といった定番の名作は、この企画では解説されていない。まったく片手落ちどころか両手落ち、大手抜き企画である。 
 いま、上に上げた作品はハヤカワ・SF・シリーズで初めて、われわれ日本のSFもんの前に姿を現したわけ。この意義は大きい。だから、文庫化されているいないにかかわらず、「総解説」というからには、この企画で取り上げるべきであった。それに初めて銀背で出た時と文庫で出た時では、時が違う、時代が違う、時代というモノの背景が作品の意義、評価に影響をおよぼしているわけで、文庫の時に解説したから、ここでは割愛ではひどい手抜きである。
 ハヤカワにいう。この企画もういっぺんやり直せ。


 

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真夏の怪異かはたまた実力か?阪神4連勝

 どうしたん。あの貧打はなんやったんやろ。きょうも原口ゴメスを中心に打ちまくり。スクイズも決めたり、あれだけ決まらんかったバントも決まるようになったし、ホームラン打たんゆわれてたゴメスは1試合2本も打つし、どしたんやろな。ヤクルトを3タテ4連勝4位浮上。盆はまだやけど、盆と正月がいっぺんに来たんかいな。
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阪神、3連勝!

 快勝や。たぶん今年最高の快勝といっていいやろ。投げては能見完投完封。打っては13安打9得点。4回に10安打!打つは打つは、野手全員安打。永遠に4回が続くんちゃうやろかと思うたで。あの貧打はなんやったんやろ。
 これで3連勝。なんや鳥谷がスタメン外れてから勝ちだしたな。う~む。どう解釈したらええねんやろ。
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こんなおりんぴっくはどないや

 なんでもブラジルでおりんぴっくとやらが行われるしい。ワシはそれがどげなもんかよう知らんが、なんでも運動会のでかいのらしい。その運動会のでかいの、次は東京でやる予定だとか。ワシは関西人じゃけん東京でなにしようと関係ないんじゃが、もしワシが東京都民であったなら、おりんぴっく、やんぴ、せえへんちゅうことを公約にするヤツが都知事選挙に立候補しとると、ワシはそいつに投票してやってもええな。
 そのブラジルのおりんぴっくにロシアを混ぜてやるかやらへんかで、えらいもめとるそうな。ロシアは国ぐるみで薬を使うてズルしたから、おりんぴっくには寄せたらへんちゅうことらしい。で、おりんぴっくの勧進元のIOCではよう決めんから各競技団体で決めてくれちゅうことやねんやろ。
 かまへんやん。やったって。覚醒剤やら麻薬とちゃうねんやろ。力が出る薬なんやろ。どーぴんぐ全面解禁。薬飲んで競技してもOK。こんなおりんぴっくおもろいやないけ。選手が薬飲んで身体こわしたって、そやつが納得して飲んだんやからええんちゃうん。ワシらにはなんの迷惑もかからへんし。
 ワシはおりんぴっくなんぞは観ないけど、もし観るんやったら、どーぴんぐせえへんで平凡な競技と、どーぴんぐしまくりで超絶な競技やったら、後者の方がおもろいからそっちみるな。どうれだけキク薬を開発するかも、おりんぴっくの競走になるんや。で、そのどーぴんぐ薬開発の応用で、医療用の薬の開発に役だっらなおええやんか。
 おりんぴっくは昔はプロはあかんゆうとった。それが今はプロ大歓迎や。次の段階として薬OKとなったら、おりんぴっくも少しはおもろなるやろ。
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阪神、久しぶりに甲子園で逆転勝ち

 さて、ヤクルトとの最下位あらそい。さすがにこの相手やったら強い。1回、いきなり岩貞が山田にスリーラン打たれて3点せんせいされるけど、4回、見事な連打で同点、8回、ゴメスのツーランで逆転。久しぶりの甲子園での勝ちや。
こういう日もたまにはないとな。 
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貞子VS伽椰子


監督 白石晃士
出演 山本美月、玉城ティナ、安藤政信、佐津川愛美、甲本雅裕

 沖田総司VS岡田以蔵、ルー・テーズVSカール・ゴッチ、宮本武蔵VS上泉伊勢守、電気ウナギVSピラニア、阪神VS巨人。強いもんと強いもんをぶつけたら、ほんまはどっちが強いんやろ。だれしも思うこと。だから、そういう映画も今までいろいろあった。「ゴジラVSキングキドラ」「ジェイソンVSフレディ」「エイリアンVSプレデター」「座頭市VS用心棒」などなど。
 で、このたびの「貞子VS伽椰子」である。半分冗談みたいな企画であるが、こうして映画になって小生が観たのである。これが存外、よくできていて、けっこう面白かったのである。
 見たら二日後に死ぬ呪いのビデオテープを見た女子大生。足を踏み入れたら死ぬ家に入った女子高生。呪いのビデオテープには貞子の呪いが、家には伽椰子の呪いが。
 映画は前半は二つのパートが並行して進む。呪いのビデオテープを見たユリとナツミ。呪いの家に入ったスズカ。先にテープを見たナツミは先に死ぬが、ユリはまだ生きている。もちろんユリもスズカも助かりたい。で、とうとつに出てくる霊媒師ケイゾーとタマオ。このケイゾーが二人の主人公を引きあわせ、二つのパートを合体させる。で、「化け物には化け物をぶつける」貞子と伽椰子を戦わせるわけ。ケイゾーの作戦は失敗。ユリかスズカどっちかが死ななくてはいけなくなった。ユリが二人の化けもんの間に立った。ユリ絶体絶命。驚愕のラスト。なるほど、そうきたか。
 神戸ハーバーランドのOSシネマで観たが、観客は中学生ぐらいの子供がいっぱい。彼らはさかんに怖がっていたが、小生はぜんぜん怖くない。小生ぐらいのトシになると人間より化けもんに近いからかな。
  
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とりみそ


 メシの友。便利である。冷蔵庫の中に常に置いとけば、それだけあればメシが食えるのである。今の季節ならウチにはちりめんさんしょがある。
 もう一品メシの友を置いておこうと思って、こんなモノを作ったぞ。とりみそである。作り方はいたって簡単。
 まず、みそ。信州みそと八丁みそをブレンドして使った。このみそに卵黄、砂糖、酒を入れて、なめらかになるまでよくかき混ぜる。
 フライパンで椎茸のみじん切りを炒める。よい香りがしてくる。鶏ひき肉を入れる。さらに炒め合わせる。みょうがのみじん切りを入れる。今は夏だから旬のみょうがを使ったが、春ならば新ごぼうを使ってもおいしいだろう。
 全体に火が通ったら、混ぜてあるみそを加える。弱火でゆっくりかき回す。焦げないように気をつけよう。
 十分に練れたら火を止めて、白ゴマと粉さんしょを入れる。これでできあがり。ほかほか炊き立てごはんにのっけて食べたら、も、さいこー。
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ベーグルサンド


 きょうの朝ごはんはサンドイッチでした。サンドイッチといっても普通の食パンを使ったものではありません。ごらんのとおり丸いパンです。ベーグルです。ベーグルのサンドイッチが朝ごはんでした。アメリカンな朝ごはんです。
 ベーグルはもともとはユダヤのパンで、アメリカはニューヨークのユダヤ人たちが食べていて、北アメリカ全体に広がりました。
 ウチのベーグルサンド。具はクリームチーズ、生ハム、トマトです。質素でシンプルに仕上げました。
 ベーグル、もちもちとした食感でおいしいです。
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安産のお守り

「芦山さん、久しぶりです」
「久しぶり鏑木さん」
「一ヵ月ぶりですね」
「そうだな」
 芦山はここバー海神の少ない常連の一人だ。ほぼ毎晩やってきて、水割りを2杯飲んでいた。
「水割りですね」
「いや、オレ、いま、禁酒なんだ」
「どうしました」
「入院してたんだ」
「もうだいじょうぶなんですか」
「うん。もうだいじょうぶなんだ。でも、酒はあとしばらくひかえろだとさ」
「それはつらいですね」
「うん。ウーロン茶でもくれ」
 鏑木はウーロン茶をカウンターに置いた。芦山はそれをひと口飲んだ。
「マスター、鏑木さん」
「はい」
「きょう、酒も飲めんのに、なんでオレが来たかわかるか」
「さあ」
「人と待ち合わせてるんだ」
 カラン。カウベルが鳴った。若い夫婦が入ってきた。妻女のお腹が大きい。もうすぐ臨月というところか。
「芦山さん。お酒飲んでないでしょうね」
 お腹の大きな妻女がコワイ目でにらんだ。
「飲んでない飲んでない。なあマスター」
「はい。それはウーロン茶です」
 鏑木は妻女に微笑みながらいった。
「だんなさん?」
「はい。芦山さんですか」
「はい。奥さんには、お世話になりました」
「芦山さんは看護しがいのある患者さんでした」
「看護師さん?」
 鏑木が芦山に聞いた。
「うん。佃さんは私の主任担当看護師さんでした。大きなお腹をかかえて、親身になって私の看護をしてくれた」
「仕事ですから」
「予定は9月でしたね」
「はい」
「いってたモノを持ってきたよ」
 芦山はカバンからロープの切れ端を取り出した。
「これは実際に船の進水式に使われた支綱だ」
 進水式。鉄の塊が組み立てられ、船の形になる。その船が初めて水面に浮かぶ。1隻の船が誕生する瞬間である。船の製造工程は何段階もあるが、最も感動的な時である。
 まず、何番船と番号で呼ばれていた船に名前がつけられる。命名式が終われば支綱ご切断となる。
 主賓が銀の斧で、式台まで伸びた支綱を切る。するとクス玉が割れ鳩が飛び出す。支綱はシャンパンの瓶につながっていて、支綱が切れるとシャンパンの瓶が船体に当たって割れる。それと同時に船を停めていたトリガーが外れ、船は船台を滑り降りて着水する。
 この船の誕生に立ち会った支綱は、なによりも安産のお守りとなる。
「入院中に安産のお守りをあげるといってただろ。退院してすぐ進水式があったんだ」
「ありがとうございます。いい子を産みます」
「看護師は続けていくんか」
「育休が終われば復職するといってます」
 だんながいった。
「あの、その船、なんという名前ですか」
 佃看護師が芦山に聞く。
「百合丸」
「女の子なら百合という名前にするわ。いいでしょ。あなた」
「百合。ええ名前や」
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鳥谷打った!

また負けたか8連敗。
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とつぜん上方落語 第2回 つぼ算

 小生最大の謎がある。小生の本業に関わる謎である。小生の本業は購買業務。会社のお金で会社の業務に必要な物品を購入する仕事である。だから小生は買い物のプロである。
 K電気時代は電子部品の購入をしていた。半導体、コネクター、コンデンサー、抵抗、ダイオード、コイル、スイッチなどを主に大阪の電子部品商社から仕入れていた。なだたる大阪商人相手に丁々発止と日々、購買バトルを繰り広げていたのである。今は、某重厚長大企業で、小は軍手から大は溶接用のガスから溶接材料、クレーンの玉かけワイヤーやらフォークリフトの購入まで手がける。なんだかんだと購買の仕事で40年近くメシを食っている。趣味でモノを買っているのではない。会社の仕事で買い物をしているのである。購入金額が増えれば会社からにらまれる。そんなことが続けば、最悪クビ。クビにならないまでも購買という仕事はさせてもらえない。
 こういう仕事だから数字に強くないといけないわけ。ここに冒頭に書いた、小生最大の謎があるのだ。実は小生、数字に弱い。子供のころ算数、数学が大の苦手だった。なのに理科が好きで成績も良かった。これは、もう、理科でも物理化学が弱くて生物で稼いでいたのである。だから大学は水産学科という生物系の学科へ行ったわけだが。
 もともと算術が苦手の上に、ちょとした計算でも電卓や携帯で計算するから、最近は暗算もロクにできなくなった。こういう男が40年も買い物でメシを食っているのである。これ、ひとつの不思議。
 このつぼ算、その買い物の噺である。大きなつぼが必要なのに、まず小さなつぼを買って、その小さなつぼを返品して、大きなつぼを買いなおす。この返品のところにちょっとしたトリックを仕掛けて瀬戸もん屋をだますのである。この噺を聞くたびに、小生もだまされるのである。小生がこの噺の瀬戸もん屋であればきっとだまされて損しているだろう。
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