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サントリー山崎のノンエイジを手に入れたぞ


 サントリーのシングルモルトウィスキー山崎。昔はそのへんの酒屋で普通に売っていた。ところが昨今の国産ウィスキーのブームで、かような高級ウィスキーが入手しにくくなっている
 山崎の12年なら以前、入院してた時、退院全快祝いに知人がくれた。至福の味であった。蒸留所限定の山崎リミテッドエディションは。ことしの2月にサントリー山崎蒸留所に見学に行った時に大散財して清水の舞台か、広島カープの位置から阪神タイガースの位置まで飛び降りる覚悟で1本買った。
 と、いうわけで2種類の山崎を飲んだことがある。この2種類、両方とも1万円を越える。いかに大富豪の小生とはいえ、そんなにたびたび散在はできない。
 山崎のノンエイジなら1万円以下で買える。ことあるごとに探しているのだがなかなかない。
 きのう、映画を観たあと、バーボンのブラントンを買うため六甲道のやまやに立ち寄った。そのやまやのガラスケースの中にお一人様1本という添え書きとともに山崎のノンエイジが売っている。4428円。即、衝動買い。もちろんブラントンも買った。両方で8000円ちょい。高くついた衝動買いであったが念願の山崎のノンエイジを手に入れたぞ。
 大昔、なんの用事か忘れたが元町を歩いていた。昔の神戸の元町には古本屋がたくさんあった。そのなかで黒木書店という店にはSFが豊富にあった。ここでSFマガジンのバックナンバーをよく買っていた。その時も、なんの気なしに黒木書店をのぞいた。SFマガジンの創刊号が売っていた。長年探していた。即、衝動買い。このたびの山崎のことは、大昔のSFマガジン創刊号入手のことを思い出したしだい。
 サントリー山崎ノンエイジ。ネットなら8000円ほど。小生が山崎蒸留所で10800円で買った山崎リミテッドエディションはネットで30000円。法外な値段である。でも高くても本物ならまだいい。響のボトルにトリスを入れて法外な値段で買わされたという被害もでているそうな。だから小生は極力ネットでは買い物をしないようにしている。困ったものだ。

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カメラを止めるな!


監督 上田慎一郎
出演 濱津隆之、しゅはまはるみ 秋山ゆずき、長屋和彰、真魚、竹原芳子

 ゾンビ映画を撮影している。と、そこに本物のゾンビが出現。主演女優たちを襲う。監督、大喜び。本物の映像が撮れる。カメラを止めるな。撮影を続けろ。最後に主演女優が、血みどろになって屋上に追い詰められ、ダビデの星の真ん中で立ちすくむところで映画は終わる。かな・・・?
 と、これ以上のことは書けない。ネタバレ厳禁の映画である。ウワサにたがわぬ面白い映画である。強くお勧めする。
 これだけではあいそがないので、このあと駄文を記す。小生の本業は購買仕入れ。今の会社での仕事も、以前いた会社でも物品の購入を生業としている。
 以前いた会社では電子部品の購買をしていた。通信機器を製作する電子部品の購買である。納期遅れがたびたび。納期3か月の仕事に、納期4か月の部品を使って設計が設計する。とうぜん納期割れ。もちろん発注先には強力に督促する。それでも納期割れ。どうする。納期の短い部品で同じ機能のモノを見つけ出して、これに代えてええかと設計に提案する。同時進行でいくつかの仕事が社内で進行している。納期の先の仕事で、その部品が使われているのはないか。その仕事の担当者がOKすれば、そこから外して間に合わせる。仕事をやってればいろんなトラブルが起きる。こういうこともやったこともある。
 と、ここで小生がつたない文章で書いてもおもしろくもなんともない。ところが、これを有能な人が映画にすると面白い映画になるかもしれない。
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西宮八園虎日記 9月16日

「しかし、甲子園であんなに貧打がなんで横浜にくると、どっか壊れたんかと思うほどよう打ちますな」
「まず、3回藤浪の満塁ホームランでびっくり」
「それから大山ですな。なんといっても」
「はい。6打数6安打3ホームラン7打点の大当たり」
「金本監督が一生懸命育てとるのが実を結んできましたな」
「このまま育って阪神の4番に育ってくれるでしょうな」
「金本のえこひいきやなんでいうアホもおるけど、えこひいきちゃうでという大山の満額回答ですな」
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チキンカツサンド


 カツサンドである。カツサンドというととんかつのサンドイッチが一般的だが、これは違う。チキンカツサンドである。鶏のむね肉のチキンカツをはさんだ。豚のカツサンドもうまいが鶏のカツサンドもうまいのである。
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トラキチ酒場せんべろ屋 9月15日

「お、おもやん。きのうは休みやったな。カレシとデートか」
「こら、きーこ、いまどき、そんなことゆうとセクハラかも知れんぞ」
「お、そうか」
「え、論文を書いてた」
「そうやったな。おもやんは大学院生やったな。おもやんも博士さまか」
「え、修士?なんで博士にならへんねん」
「なるほど、うっかり博士になると就職しにくいんやな」
「で、おもやん何勉強してんねん」
「アメリカ文学!?」
「ところで阪神、惜敗やったな」
「うん、2点差までいったけどな」
「最初は良かったんや。青柳、三者凡退の上々の立ち上がり。その裏、効率よく先取点」
「ところがヤクルトの山中をなかなか攻略でけん」
「今のヤクルト、首位広島より手ごわいな」
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とうもろこしとスペアリブの塩煮


 わたしはウィスキーが好きです。国産、スコッチ、バーボン、いろんなウィスキーを飲みますが、どれが好きかと聞かれれば、う~んと迷って、考えて、苦しんで、なんとかしぼりだすようにバーボンというでしょう。ま、ウィスキーというお酒全般が好きだということでしょうね。
 バーボン、とうもろこしのお酒ですな。このとうもろこしは夏が旬です。もう9月ですから今のうちにとうもろこしを食べましょう。お相手は豚のスペアリブにつとめてもらいましょう。
 作り方はいたってシンプル簡単です。使う調味料も塩と酒だけです。そのかわり前日からの準備が必要です。
 スペアリブに塩をまぶして一晩おきます。鍋に水と酒を入れて、塩味がついたスペアリブを煮ます。アクがでるのでていねいに取りましょう。30分ほど煮ればいいでしょう。スペアリブをしっかり煮たら、とうもろこしを入れて煮ましょう。鍋のフタをして弱火で10分です。
 これはおいしいです。塩味の効いたスペアリブ。そのスペアリブから出たうまみがとうもろこしにうつって甘いとうもろこしにうまみがプラス。これはビールのアテにいいです。少し残しておいてバーボンのあてにもしましょう。今はバッファロートレースを飲んでます。なかなかおいしいバーボンです。
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トラキチ酒場せんべろ屋 9月14日

「お、大将、おもやんは」
「え、休み。しゃあないな。チューハイちょうだい。レモンな」
「ワシはハイボールや。角ハイでええは」
「え、アテ?ドテとズリ」
「ワシはレバカツ」
「しかし、また阪神貧打やな」
「そや。原樹里なんぞにおさえこまれてしもたな」
「あの広島での猛打爆発はなんやったんやろな」
「秋の長雨でしけってしもたんやろ」
「乾くやろか」
「さあ、わからんな」

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とつぜん対談 第116回 台風との対談

 今日の対談相手は、私の地元神戸におられます。おられるというより、落ちているといった方がいいでしょう。その方は先日、はるか南方から神戸にやって来て大暴れした方です。
 台風さんです。なんでも市役所の南がわ東遊園地におられるとか。あれ、台風は去ったのではないかと、思われるかも知れませんが、台風の芯はまだ神戸におられるそうです。

雫石
 東遊園地にやってきました。このへんにおられるはずですが。

台風
 おおい。ここだよ。

雫石
 あれ、確かに声が聞こえました。どこにいるのだろう。

台風
 ここだよ。ここ。

雫石
 あれ、こんなところに小さくて丸いモノ。目玉が1つ。鬼太郎のオヤジを小さくしたようなもんが落ちている。ん、声が聞こえる。こいつがしゃべってるんだ。こいつが台風か。

台風
 はい。ぼくです。ぼくが台風です。

雫石
 台風って?台風は確かに先週、神戸に来たが、北のほうへ去って、もう消滅したはずやけど。

台風
 ああ、あの雨と風はぼくの服です。ぼくは、たいてい陸地に上陸すると服がぬげるのです。

雫石
 だったらなぜ先に上陸した四国ではなく神戸で服がぬげた。

台風
 いちがいにいえません。上陸してもぬげないときもあるし、海の上でぬげるときもありまあす。ぼくの場合、神戸に上陸した時ぬげました。

雫石
 だったら、お前が台風の本体か。

台風
 はい。そうです。

雫石
 台風って、南の海で発生する空気の渦ではないのか。

台風
 違います。南の海で、海面のタンパク質が固まってぼくができるのです。だいたい2センチほどの丸い玉なんですが、ぼくは大型に育ちました。4センチあります。

雫石
 しかし、おどろいたな。台風が手のひらの上に乗っかるなんて。だったらなんであんな暴風雨になるんだ。

台風
 ぼくは空気の服を着ます。裸じゃ寒いからどんどん空気を着こみます。そうしているうちに、ぼくに向かって空気が流れ込みます。

雫石
 それにしても、なんでお前は毎年毎年日本に来るんだ。お前のせいで大きな被害をこうむるんだ。もう来るな。

台風
 ごめんなさい。ぼくも来たくて日本に来てるんじゃありません。ぼくは自分では動けないんです。

雫石
 しかしお前は狙ったように日本に来るじゃないか。

台風
 ぼくは高気圧のへりに沿って動いているんです。ぼくの意志ではありません。

雫石
 だったら高気圧が悪いのだな。

台風
 はい。でも、ぼくがこういったことはないしょにしてください。

雫石
 なんでだ。

台風
 高気圧は強いんです。高気圧に取り囲まれるとぼくは動けません。

雫石
 それにしても憎たらしいヤツだな。こないだの4日はワシ、会社休んだんだぞ。こうしてやる。ピシッ。

台風
 痛ああい。

雫石
 お、目からでたのは、それは涙か。台風も泣くのか。

台風
 泣きます。ぼく、とっても弱いんです。

雫石
 なにが弱いもんか。お前は最強の台風といわれてたぞ。

台風
 だから、あれはぼくがまとっている服ですって。ああ。うう。

雫石
 どうした。なんだか小さくなったぞ。

台風
 お別れです。

雫石
 ああ、仁丹ほどの玉になった。

台風
 さようなら。

雫石
 消えた。
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トラキチ酒場せんべろ屋 9月13日

「おもやん、ビールや。ビール」
「え、アテ。関もりや」
「関もり。かんとだき盛り合わせや」
「ワシもビールや。ワシも関もりや。コロいれてな」
「しかし、最下位中日相手に完敗やな」
「そや。19歳2年目の才木と38歳20年目の松坂の投げ合い。親子ゆうてもええな」
「若い才木が若さで負けて年寄り松坂が老獪さで勝ったな」
「ま、阪神は負けたけど大山が当たってきたな」
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SFマガジン2018年10月号


SFマガジン2018年10月号 №729    早川書房

雫石鉄也ひとり人気カウンター

1位 検疫官                    柴田勝家
2位 博物館惑星2・ルーキー 第5話 白鳥広場にて 菅浩江
3位 冬の時代                   柞刈湯葉
4位 火星のオベリスク           リンダ・ナガタ 中原尚哉訳
5位 サヨナキが飛んだ日              澤村伊智

連載

小角の城(第49回)         夢枕獏
椎名誠のニュートラルコーナー(第62回)
裏側探検隊              椎名誠
先をゆくもの達(第5回)       神林長平
マルドゥック・アノニマス(第22回) 冲方丁
マン・カインド(第6回)       藤井大洋
幻視百景(第16回)         酉島伝法

特集・配信コンテンツの現在

 最新のヒューゴー賞やネビュラ賞の紹介、非英語圏SFの紹介、そういう企画を最近はやらない。これはSF専門誌として怠慢である。で、今号はこういう特集企画である。小生、SFは文芸とこころえる。よってSF専門誌たるSFマガジンは文芸誌であろう。編集部内にはSFマガジンは文芸誌であるとの自覚症状のある者もいるようだが、なにゆえ、かような文芸とはなんら関係のない特集を企画するのか、これひとつの不思議。とはいいつつも、小生、近い将来、配信コンテンツのお世話にならないといけないだろう。
土曜の夜、ウィスキーをちびちびなめながら、映画を観るのが無上の楽しみである。テレビ放映を録画したモノか、ツタヤでDVDで借りてきて観ている。ところが近くのツタヤが閉店になった。聞くところによればツタヤの店がどんどん閉店になっているとか。近い将来、自宅で映画を観るには配信コンテンツに頼らなければならないだろう。よって気に食わん企画であるがひととおり目を通した。こんなことやるより、今年のヒューゴー賞ネビュラ賞を読みたいぞと思いながらである。困ったものだ。そこがトセーニンのつれえところよ。
特集企画は気に食わんかったけど、読みきり短篇5編はいずれも面白かったので許してやろう。
「検疫官」その国は「物語」がご禁制。たとえ身の上話でも物語性があるモノはご法度。主人公は国内に「物語」が入り込むのを防ぐ。もちろん、この国では小説を書くのも読むのもダメであろう。小説書き/小説読みの、ある意味私小説ではないだろうか。
「博物館惑星2・ルーキー 第5話 白鳥広場にて」その立体造形物は自律性のある粘土でできている。鑑賞者は自由に触れる。なにをしてもいい。その「作品」になにをなすりつけても、なにを押し込んでもいい。そいつは自分で考え自分で思う形になる。これが「芸術」か。
「冬の時代」遠未来。日本列島寒冷化。氷と雪でおおわれた。少年二人が南へと旅をする。
「火星のオベリスク」80歳の老建築家。最後の仕事。火星にオベリスクを建立する。火星は無人のはずだが・・・。
「サヨナキが飛んだ日」娘がサヨナキのとりことなった。良い子だった娘をとったサヨナキが憎い。緊迫感のある筆致はなかなか読ませる。1位にしたいがサヨナキ=スマホがあまりにそのままなので5位にした。
 うん。今号は特集はいただけないが、短篇が面白かったので満足である。連載を減らして読み切り短篇を増やしてくれ。 
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西宮八園虎日記 9月12日

「こんばんは、玄白さん」
「おや、甚兵衛さん、久しぶり」
「女将、ビールをいただこうかな」
「阪神、快勝ですな」
「そうですな。打線が活発になってきましたな」
「大山、金本監督の期待に応えてみごとクルーンナップの役目を果たしましたな」
「きょうも途中で雨が降り出したけど、試合、消化しましたな」
「今年は雨で試合中止が多いから阪神はまだようけ未消化試合が残ってますな」
「ま、日本シリーズが終わってからでもボチボチやったらえんとちゃいますか」
「そうですな。のんびりやったらええんです」
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トラキチ酒場せんべろ屋 9月11日

「大山が打ち出したな」
「そや。金本監督の育成が実を結んできましたな」
「ところで中日はどこに必勝祈願に行ってんねんやろ」
「名古屋やから熱田神宮ちゃうか」
「そうか。きょうは、えべっさんと熱田神宮のお賽銭比べやったな」
「そや。阪神のえべっさんへのお賽銭がちょっとだけ足らんかったな」
「しゃあないな。こんどえべっさんへ行くときはワシが多めにお賽銭入れとくわ」
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100分de名著スペシャル石ノ森章太郎を観た

 NHKのEテレで100分de名著スペシャル石ノ森章太郎の特集をやっていた。石ノ森は手塚治虫、赤塚不二夫、藤子不二雄、横山光輝、白土三平らとともに戦後の日本の漫画を牽引した漫画家である。
 石ノ森はたいへんな職人であり、ものすごいエンタティメント作家だと思う。プロ中のプロといっていいだろう。「サイボーグ009」「幻魔大戦」「佐武と市捕物控え」「さるとびえっちゃん」「仮面ライダー」など彼の作品はどれも人口に膾炙した作品である。
 番組では、ヤマザキマリ、夏目房之介、名越康文、宇野常寛の4人が石ノ森作品を論じていた。彼らのいってることは、おおむね当たっているが、小生が聞くと少々舌足らずのところもあった。
 石ノ森といえば未完の作品が目立つ。代表作である「サイボーグ009」もそのうちの1つだ。この作品は「地下帝国ヨミ編」で、009島村ジョウと002ジェット・リンクの死で終わるべきであった。それ以降の「神々との戦い」はまったくの蛇足といっていいだろう。結局、「サイボーグ009」は未完となった。
 この「009」の晩年に入れ替わるように石ノ森が平井和正と組んで始めたのが「幻魔大戦」である。
「009」が戦うべき相手は武器商人「ブラック・ゴースト」である。人間の欲望が具現化した存在である。地球上に生息するホモサピエン自身が内包する「悪」が「009」が倒すべき相手だ。敵は人間の内部にいる悪だ。ところが「幻魔」は宇宙に遍在する「存在」である。彼らは地球に来寇するが、地球を侵略して植民地にしようというわけではない。宇宙には規格がある。その1つの規格が「幻魔」なのだ。「幻魔」は地球も、他の惑星同様、「幻魔」規格を採用させようとしているだけだ。それは善悪は関係ない。ちょうど日本の工業規格JISがあるところにヨーロッパ発祥ISOが日本に到来するように。JIS規格だけではなくISO規格も取得しないと仕事がやりにくいことは事実だ。ISOは悪ではなく日本の侵略しようとはしていない。「幻魔」は宇宙のISOと考えたらいいだろう。この「幻魔」も石ノ森は未完のまま終わらせた。その後石ノ森は平井と組んでSFマガジンで「新・幻魔大戦」を連載していたが未完だ。また、そのご平井和正はSFアドベンチャーで「真・幻魔大戦」を一人で書いていたが、これも未完。宇宙の規格はいまだ統一されていない。
 小生たちSF者が石ノ森を見ると、どうも海外の名作SFを思い浮かべることが多い。たとえば「009」の「ヨミ編」のラストはレイ・ブラッドベリの「万華鏡」だ。「ロボット刑事」はアイザック・アシモフだし、「赤いトナカイ」などはロバート・A・ハインラインの「大当たりの年」そのままだ。
 これをパクリというムキもいるが、パクリではなく未消化といった方が当たっているだろう。過去の名作に触発されて作品を創造するのは当然のこと。それを完全に消化して自分の身につけ、自分の創作物として世に送り出すべきだ。石ノ森の栄養となっているのはSFであるのは間違いないだろう。ただ、彼の場合、未消化が目立つのである。

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ニキータ


監督 リュック・ベッソン
出演 アンヌ・バリロー、ジャン=コーグ・アングラード、チョッキー・カリョ、ジャンヌ・モロー、ジャン・レノ

 ヤク欲しさに薬局に強盗に入った不良少女。仲間は警官隊に射殺され、彼女ひとり逮捕される。取調室で名前を聞かれる。「ニキータ」と名乗る。男の名前だ。「お嬢ちゃん、本名をいいなさい」「書くから紙と鉛筆をちょうだい」お嬢ちゃん、いきなり鉛筆を取調官の手に突き刺す。
 この狂犬のような女の子の名前はニキータとなった。裁判の結果、無期懲役。おかしげな薬を注射され、目覚めると、彼女は死んだことになっていた。
 ボブと名乗る政府の役人が面会にきた。ボブはニキータに政府の秘密工作員になれといわれる。選択肢は二つ。ほんとに墓穴に入るか、工作員になるための訓練を受けるか。
 こうしてニキータはパソコン、射撃、格闘技、工作員になるべく訓練を受ける。誕生日にボブが面会。初めての外出。レストランでお食事。お誕生プレゼントをくれる。うれしそうの包みを開ける。拳銃が入っていた。でかいオートマチックだ。デザートイーグルか。ボブがいう。それを持て。ターゲットはあそこにいる。仕事がすんだら裏口から逃げろ。
 ニキータは仕事をこなしていく。スーパーのレジ係の男と知り合った。愛し合った。婚約した。
 小生、この映画を観る前は、大藪春彦女版のような主人公が冷徹に任務をこなして行く、ハードアクション満載を期待して観た。確かにハードアクションはあったが、主人公ニキータはぜんぜん大藪春彦にはならなかった。好きな男ができて、平凡な幸せを求める女になる。やたら噛み付く狂犬から、平凡な普通の女になろうとする。そういう映画だった。誤解してもらっては困る。小生は非難しているわけではない。一人の若い女が成長していく成長物語である。

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鍛冶屋鍋


 明石からタコが送ってきました。明石のタコはおいしいです。モーリタニアのタコとはちょっと違います。このおいしいタコをどうしましょう。
 足2本はゆでてタコぶつにしました。シンプルに塩とすだちで食べるのがおいしいです。さてメインの料理は鍛冶屋鍋としましょう。
 金物の街三木。その三木の郷土料理です。三木の鍛冶屋さんが夏場を乗り切るために食べた鍋だそうです。タコとナスの鍋。両方とも夏においしい食材です。私はきのこが好きなので椎茸も入れました。
 タコは塩でもんで棒で叩きます。こうするとタコが軟らかくなります。ギリシャでもタコを食べるそうですが、以前見たテレビで、ギリシャのおばさんがタコを調理してました。タコを岩場に叩き付けてました。こんにゃろ、こんにゃろ、という感じで。浮気したダンナの顔を思い浮かべながらタコにあたってたのでしょうか。私はすりこぎでたたきました。私は極めて温厚な人柄ですからだれの顔も思い浮かべません。
 軟らかくなったタコは切って水で煮ます。タコからおいしいダシでますので、昆布や鰹節といったものは不要です。調味料は酒、醬油、砂糖、味醂です。
タコを煮ていくと汁がだんだん赤くなっていきます。汁はとてもおいしいです。40分も煮ればいいでしょう。長く煮ればそれだけタコが軟らかくなります。そのへんはお好みで。椎茸は最初から入れてもいいですが、ナスは時間差をつけて煮ましょう。ナスを煮すぎると溶けてどっかへ行ってしまいます。
 さて、煮えました。食べましょう。もちろんお酒を飲みます。呉春を雪冷えにしました。呉春の雪冷えもなかなかいけます。
 最後のシメは汁かけご飯です。色を見ると辛そうですが、この色はタコの色素が溶け出したもので辛くありません。タコのうまみたっぷりの、おいしい汁かけご飯です。
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