☆My Everyday Life in Canada☆

カナダに来て18年。2人の子供達の成長記録やカナダの幼児教育など梅ちゃんからの日常エピソード色々☆

子供の発想と大人の視点の違い その2

2017-10-06 | 子育て
我が子ではないのですが、ちょっと経験話。

その子は結構いろいろやらかしてくれる子だったのですが、毎回何か注意しようとすると、多分怒られると察するのか、自分が悪くならないように 話の論点をそらしたり、ごまかしたり、時に嘘をついたり、自分よりも他の人の方がもっと悪い。と、向き合うべき現実から目をそらそうとする所がありました。

そのあまりに自分都合な主張に、正直最初はイラッとした事もあるのですが

私は毎回「どうして それをしようと思ったの?」とできるだけ聞くようにして、その子の話を頭から否定せず、一度受け入れ、「だけど、これをしたら、こうなるよね。私はそれをされると嫌な気持ちになる。とか、A君はそれをされたら嫌だよね。だけどB君もこうされたのが嫌だったんだよね」と、いう感じで その子の発想や気持ちも受け止めながら、された側の気持ちも伝えるように会話を進めていくうちに、段々ごまかさずに、多少オーバーに言ってるかな?という部分はあっても、事実をきちんと話してくれるようになった経験があって。。。

大人もそうだと思うけど「話を聞いて、一度受け止める」この1クッション、結構大事なんじゃないかな〜と、子供達と接していて学んだ事です。
(もしかしたら、上司と部下の会話でも使えるのでは!?)


だからね、私は 子供の行動の一部だけを見て、その子を「問題児や悪い子」として扱ってしまう大人がいる事が、とても悲しい。


例えば衝動性が強い子は、乱暴者扱いされがちだけど、行動を観察してみたり、話を聞くと その子なりの「理由」や「こだわり」があるんだよね。
乱暴した子自身が「やめて欲しい」と感じた事に対しての対処法、「アテンションが欲しい」と感じた時のアプローチは、確かに間違えているんだけど、その衝動性につながる感情がどこから来たものなのか。そこにも目を向けてあげられる大人がもっと増えてくれたらいいのに。

それこそ、ちょっかいを出すのが好きな子は、さっきの我が子の歯ブラシの件のように本人は「面白い」と勘違いしてるだけのケースもあると思う。
その場合は、ちょっかいを出した子も「その子は面白いと思ったかもしれないけど、相手の子は そうは感じていない事」を、教えてあげたら、その子もきっと学べる。

他人のお子さんって注意しづらいと思うし、自分の子供が嫌な気持ちになってると、悲しくなる親の気持ちもよーくわかる。(私自身もそういう気持ちに何度もなった事があるから)。だけど その子も「学ぶ機会」に出会っているわけで、そこで無視したり、素行だけ見て疎外してしまうのは、何の解決にもならないと思う。 

ここでもまずは「理由を聞くこと」そして、その子が取った行動が好ましくないようであれば、逆に「そういう時はこうしたらいいと思うよ/こういう風に伝えればいいんだよ。」と、教えてあげるのが、周りの大人の役目じゃないかと、私は思います。

影で、あの子は乱暴だから。。などと 言っても、何も変わらない。その子の為に何もならない。

私も余裕がないと、イライラしたり、感情爆発する事はあるけれど、大人とは違う視点や世界観を持ってる子供達の「思考や発想」を理解しようとできる大人でありたいな。と感じます。 

お子さん達と関わる仕事を始めて10年経ちますが、少なくとも、私が今まで出会ったお子さん達の中に「悪い子」はいなかった。

熱く語ってしまった。。



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子供の発想と大人の視点の違い その1

2017-10-06 | 子育て
子供の突拍子も無い行動って、大人的に理解しがたい事があると思います。
大人側も、自分も忙しかったり疲れていると、つい、そのやめて欲しいと感じる「行動」だけに注目してしまって、「なんでそんなことするんだー!!」ってイライラしちゃうこと、あると思います。

でも、ちょっと立ち止まって「なんでそれをやってみようと思ったの?」 と理由やその子の気持ちになって想像してみたり、直接聞いてみると、自分が一瞬思い込んでいた想像とは違う 大人的には思いつかない子供の世界を垣間見る事ができます。

今日は弟君が、シャワーで床をビショビショにしたりとか、そういう事があった後という事もあったと思うんだけど、歯医者さんでもらった歯ブラシを、何故か新しく届いた冷蔵庫の冷凍室に入れたようなんです。

で、ちょっと買い物に出ていた私が戻ってくると、弟君がこんなわけわからない事をしたと、プンプン怒ってるダディ君と兄。

歯磨きする時に、「何で歯ブラシ冷凍庫に入れたの?」と聞いてみると

本人はニヤニヤしながら、「だって、歯ブラシが冷凍庫に入ってて、冷凍庫を開けたら わ〜何でこんな所に歯ブラシが〜!!って、なって面白いでしょ」との事。 

「そっか、そうだね。確かに わ〜なんでこんな所に歯ブラシがー!!ってなるね」と、そんな会話をしていたら、そんな変な行動が、私もおかしく思えてきました。

もちろん、「本人的には面白い」と思っても、自分や誰かが傷ついたり、嫌な気持ちになる事であれば、「面白いと思ったのかもしれないけど、Aはやめてほしいなって思ったと思うよ」と伝えると、意外と素直に聞き入れてくれる。 他人のお子さん達に対してもそう。

歯ブラシの件は、別に冷凍庫に入っていても誰も傷つかないので その会話で終わりにしましたけど、 幼稚園生、小学生共に、大人的に「何でこんな事するの〜!!!イライラ。。。。。」って時に、頭ごなしに否定するのではなく、「どうしてこれをしようと思ったの?」と聞いて、「そっか、そう思ったんだね。」と一度受け入れてから、「だけど。。。」と 話を持っていくと、意外と相手も素直に謝るモードになる事、その子なりに気をつけてくれるようになるなあと、我が子や色々なお子さん達と接していて感じます。


だけど、ここで、ただ、その行動の一部だけを見て、それを否定したりすると、子供もさらに攻撃モードになったり、心閉じてしまったり、素直に非を認めなかったり、余計に難しくなるんじゃないかな。そして、だんだん、自分が悪くならないようにごまかしもでてきたりね。

続く。。


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頑張って 家では発散!

2017-10-06 | 学校関係
学校が始まって1ヶ月。弟君も、毎日楽しく通っています。 3クラスでスタートでしたが、4クラスに変更になり、弟君は仲良くなったお友達と共に今週から新しいクラス。 担任の先生が着任するのが16日かららしく、今は代行の先生達がお世話をしてくれています。 ちょっと雰囲気が渡辺直美さんぽくて、さばさばしていて感じのいい先生です。コミュニケーションもスムーズだし、彼女が担任でもいいのにな〜。残念。

さてさて、我が家の弟君ですが、学校では毎日 「かっこいい僕モード」で、頑張っているようです。
たまに、「今日クラスの子が、こんな事をしてた。」という話が、普段我が子もやることなので、「一緒にやってたんでしょ?」と聞くと「ううん! 僕はやってないよ! がんばってるんだからー」とのこと。

「そうか、頑張ってるんだね」
「そうそう」

だからかっ!!!と妙に納得できる頃があって、 6時間半頑張って自分の中で溜め込んでいる 感情のエネルギーや、叫びたいエネルギーが、放課後や家に帰ってくると爆発(笑) とにかく、声も大きいし、おしりとか、うんちとか、臭いとか、必要以上に連呼してます(苦笑)

最初は、帰ってくると、急に騒々しくなるなー。もうその言葉聞くのやだ。。。と感じていましたが、本人から「学校では頑張ってる」という話を聞いて、あー、今6時間半分発散してるんだね。と思うと、4歳なりに考えて行動しているんだ、今は何も考えずに素のままリラックスしてるんだ。と思うと、本当にうるさいんですけど、そんな姿も可愛らしく思えます。

まーこのまま、学校でトラブル起こすことなく、楽しく過ごしてくれたらいいな。


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