石川五右衛門が、この上から「絶景かな!」と大見得を切ったと言われている、南禅寺三門に登ってきました。
はるかに京都の町が見渡せます。「いい景色だね」と、門の上で会った人たちも言っていました。
しかし、この三門は、藤堂高虎が、大阪夏の陣で亡くなった藩士の供養のために、寄進したものです。
ほんとは、「絶景かな!」と、見得を切るどころではないのかもしれない。楼上には、釈迦如来や16羅漢が安置されています。
「行きはよいよい、帰りは恐い!」でした。城に行ったときに、よく感じるのですが、ここも同じでした。急な階段には、いつも下りで苦しんでいます。
ほんとは、紅葉が見たかったのです。だけど、かなり早すぎたなと感じました。塔頭の庭からはみ出している楓が、少し色づいていました。
南禅寺といえば、やっぱり方丈です。また、境内にある、「水路閣」も有名です。古代ローマの「水道橋」を連想させてくれます。
明治の人は、古刹にこういう建築物をつくることに、抵抗はなかったのでしょうか。今では、立派な産業遺産になっていますが。
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