ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

闇の船 サラ・A・ホイト著 早川文庫

2011-03-31 14:56:47 | SF

SFとしては、初の作品だそうです。

おもしろいんですが、謎は、早いうちに推測できちゃいます。ちょっと残念。

やはりSFというか科学に慣れていないんでしょうか、おかしなとこもあります。まあ、ハインラインに倣うと、そうなっちゃうかもですが。

1.宇宙船から避難すべく乗った「救命ボッド」は、回収されるまでの間生き延びるためのもののはずで、ロケットエンジンなんかあるはずがないんですが、移動可能な乗り物になっています。

2.一卵性双生児では、血液型やDNAは一致しても、指紋や血管網、掌紋などには違いがあります。クローンは、一卵性双生児と同じ様なものですから、指紋、眼球血管網、掌紋などを使った鍵を開けることはできないのがホント。

3.クローンの作成・育成には、妥当な年月がかかっているようですが、眼球および周辺組織の再生が、ご都合主義と言えるほどに早いようです。

4.まあ、重力制御は、お約束としても、無重力下での戦闘が、ちょっと変です。

コメント
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