ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

ファンタジーのミミズ型モンスターあるいは地潜機械

2019-06-19 14:22:33 | ファンタジー
ファンタジーには、ミミズ型の巨大モンスターを登場させるものがあります。
ターザンの作者エドガー・ライス・バローズの地底世界ペルシダーで登場した
ような地下に潜って進む自動車があります。
まあ、ウルトラマンにも地下を進むモンスターが登場していたわけです。

現代でも地下をスイスイ進む機械は実現できていないのです。

地下を進もうとする場合、進もうとする方向の岩石と土砂を掘って後方に送って
前方に空きを造って進むわけですが、掘った岩石と土砂に空気を含む隙間ができる
ために、掘った後、体積がどうしても増えます。つまり、後方へ岩石や土砂を
送り続けて、いずれ地上に捨てることをし続けないと、後方が詰まって先に進めなく
なります。

モグラのように、掘った岩石・土砂の一部ないし全部を地上に押し上げて進む方法が
現実的でしょう。でも、これじゃファンタジーになりにくい・・・
(砂の惑星デユーンは、これで立派にできていたような・・・)


さて、溶かしながら進むとした作品もありました。でも岩石や土砂が謎の液に
溶けるとしたなら、モンスターは溶けないということが必須です。溶けた結果が
液体なら、湧き水がなかなか引かないという現実に気付かれるとまずいです。
気化するとすれば消える説明はできますが、呼吸できなくなって死ぬんじゃないか
となり、やはりまずいかと。
どっちにしろ、多分口から先だけが消える対象となりますから、ご都合主義です。

異次元空間に放り込みながら進むとするのが説明がすっきりするかも。空間を
消しながら進むわけですから、空気あるいは水の補充のため入り口は開放します。
(これなら機械の自由度は高い。普通の自動車に見えるのでもいい。)


さて、自動機械ですが、先端が円錐型でドリル歯を付けたのが多いかも。
でも、大概は、削った岩石や土砂を後方に送る細工というか溝さへ無い削るだけの
奇妙機械。さらに、逆回転を押さえる機構が無いとか、あっても、ドリル歯が削る
外側にあるという奇妙設計。
人形劇風のに、左右に逆回転の歯を付けた機械もあったような。ただし、
中央部の前方には削る機構が存在しない欠陥機械だったような・・・
現実の機械は、地下鉄工事などで動いていますが、
ファンタジーっぽくないのが残念。

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