ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

茅田砂胡全仕事1993-2013 茅田砂胡著 中央公論新社

2013-12-26 00:31:26 | ファンタジー
ほとんどが書き下ろしというので買いました!

一気に読みましたけど、やっぱり、気になったとこを。

P11:永久内燃機関という、永久機関は不可能ですという現状に逆らったアイテムが出てきます。内燃機関なら燃料が必須なんですが永久に補給不要というむちゃくちゃな発明品です。過剰に動作しすぎて動力が安全弁から吹き出すって事態に。
なんか、福島の原発の水素爆発事故を思い出させるシロモノです。

P16:入力したデータを間違えたので管制頭脳が壊れたって展開:データ入力を間違えたから壊れたといってますが、そんなもろいコンピュータシステムやプログラムは、なかなか作れないですけど・・・・悪意あるウィルスでも、難しいかと。


P16:エアカーって、下方に吹き出すエア(空気)が地面との間にある程度閉じ込められて高圧になり、その圧力で浮きあがっているものなのですが、ここに登場するエアカーは、エアの噴射力で浮き上がっていることになり、ジェット機と同じ原理になりますからジェトカーとでも呼ぶべきでしょう。
ただし、吸い込む空気が半端じゃないですから、うるさいことこの上ないだろうし、吸い込む空気の流れで余裕かましていられないのでは?
(この世界、重力制御があったはずなので、それ使うほうが自然では?)


P22:扉が開かないってさんざんやっといて、近づいただけで開いてよかったのか?

P25:言っただろう:男になった件は両者承知ですが、若くなったのは別れた後です。作者や読者はわかってますけどねw

P583:一条の朝日が明るく大地を照らし出す:山の陰なら、影から出るとこで日差しが明るくなるのですが、そこに木があるなら、樹の天辺が先に影から出て、次第に下に移り、地面は最後です。

P598:それぞれ言葉も違う:少なくとも人間形の場合は全種族が同じ言葉をしゃべっているようなんですけど?

P688-P689:ヴィンセントを窓の外に放り出してヴィンセントが変身したようなのですが:放り出されたら地上で変身している道理なのですが、空中上方に変身しています。
(このファンタジーは質量保存即は無視、変身前後の骨格や内臓などすべての違いを無視しています。おっと、翼と腕が別物ですから、地球の生物とは無縁です。空想のドラゴンとか天使の仲間か)



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