ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

福寿草の苗の購入時期

2020-12-21 19:28:39 | 通販・買い物
さて、今年も、福寿草の苗が売り出される季節
となりました。

今年春に入手したものでも、水やりの失敗
(ほとんどがやり過ぎ)で枯れるものが
いくつかありました。
咲く前に冷気に十分当てないといけないとか、
水のやり過ぎを控えるとかを考えると、露地
植えしてしまったほうが楽なような気がし
ます。もっとも、本来の花が咲くようになる
まで下手すれば5~7年かかるようなのも
あるんですけどね。

さて、「黒羽福紅」という品種を買いまして
生産者へのメールに「黒羽福寿草」のことに
触れたら電話を頂きました。
現在通用している「黒羽福寿草」はニセモノ
だそうです。

本物の黒羽福寿草は、何処何処に自生して
いたものですが、数が減りすぎて保護が掛
かっていて、いまや販売できる状態に無いん
だそうです。黄花で、背は高く茎には多くの
花が咲くそうです。

ニセモノは福島県田島などの福寿草だそうで、
私の考えでは基本品種はミチノクとキタミの
交配の2倍体です。
1茎に1花しか咲かず、茎は中空です。
緑の葉の中央部は、光の反射で白っぽく
見えることが多いです。
最近は、3倍体化したものを黒羽福寿草と
して売っています。同じく1茎1花ですが、
茎はよりがっしりしています。茎の下部が
少し紫がかり、葉の枝も幹かと思えるほど
がっしりしています。照り葉ですが、反射
が白く見えることはありません。
3倍体なのでたねは付いても数粒です。

災害で休んでいる間に、別の業者が、
違う福寿草を黒羽福寿草の名で売り出して
しまって広まったそうです。鹿沼の花木
センターも全部ニセモノの子孫です。
休んでいた間に、畑がダメになったりの
イロイロがあって最初の黒羽福寿草が手持
ちに無いのだそうです。自生地から苗を
貰う手も無いそうです。
 注意:ホンモノを買えた時期があります
   ので買って育てている方もいらっ
   しゃる筈です。今のと違うと捨てた
   りしないで下さい。自生地の環境
   から日当たりと乾燥を嫌うと思われ
   ます。増殖には、お気を付けて。

福寿草で品種登録されたものは花園と日輪
の2つしかありません。つまり生産者や販
売者が勝手な名前を付けても誰も罪を問わ
れそうにない環境には、あるわけです。
購入側にとっては、非情に困った現状が
あるわけです。

黒羽福紅は、元の黒羽福寿草のなかから
出てきた品種と思われます。写真によると、
少し紅がかった花も見られます。
コメント
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