ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

パラドックス学園 鯨統一郎著 光文社

2011-09-15 17:29:12 | ファンタジー

パラドックスの紹介のため(あまり熱は入っていませんから紹介としました)の、ミステリーならぬファンタジーです。

前書きの一文は、とぼけていますが、この作者ですから、それがどうしたっていうところです。もちろん、本書の内容とも一切関係ありません。

本書では、早々と、パラレルワールドらしきことを明かします。結局のところ、ミステリ学園と同様な小説の世界であるとわかります。

殺人事件そのものの謎解きは、いいかげんです。密室殺人では検討すべき2件(最後に閉める直前に殺していないか、最後に開けた時に殺していないか)を調べていまませんから。極論すれば、結論ありきの殺人事件です。

で、犯人は、読者ですと・・・・で、その殺害手段は・・・

これらが、ファンタジーとする理由です・・・

ついでながら、海外の著名なミステリー作家が複数登場しますが、全員ペン・ネームそのもので登場します・・・未婚なのにアガサ・クリスティって笑えるかも・・・わざとでしょうね、これは。

追記:他のインパクト強すぎて、忘れてました:P7:”痩せた躰とはいえ、全身、バネを感じさせる”って一文。逆に、バネを感じさせる躰って、痩せてるほうじゃないでしょうか。なので、”とはいえ”ってのが変です。

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ミステリアス学園 鯨統一郎著 光文社

2011-09-15 13:46:57 | 本と雑誌

ミステリーの講義のための小説です。

講義以外の内容は、お世辞にも・・・・・・

まあ、小説中小説だからってわけでもないんでしょうけど・・・

1:事件が起きた別荘にしろ、アパートにしろ、事件現場そのまま何ヶ月も放置って、絶対ありえないでしょう。

2:特に、足跡がって、なんのこっちゃ?そこはアパートだというのに半年たっても誰も掃除しないし、見つかる足跡は部員だけ?

3:指紋を云々しないミステリって、いつの時代のものだろうか?(DNAの一言もでてきませんねw)

犯人を読者に仕立てることができたらすごいってのを、どこかで読んだことがあります。いったん仕かけてますが、最終的には、まだ読んだことがない人が犯人だと・・・・ ファンタジーだったようです。

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