風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

シマリス

2006年08月10日 | 雑感
近頃、叔母、従姉妹と相次いで亡くなり、そういう年になってきたんだと思う夏の盛りです。
遠いのと予定が取れないのとで、葬式は欠席しましたが、近いうちに東北へ帰ろうと思っています。

暑い暑いと言いながらも、立秋を過ぎました。
気温の変化は全然感じないのですが、昨日滝に入ったら水が心持ち冷たくなっているようには思いました。
水は生き物ですね。

いまNHKで連夜連続で「プラネットアース」というシリーズをやってますが、
あの雲の動きなどを見ていると地球は水を血液とした生き物そのもです。
四季の一巡りが、地球の一呼吸みたいな感じがします。
その地球の上であくせく暮らす人がいて、悩んだり泣いたり笑ったりしています。

先日、旅行に行くという知人からシマリスを数日預かりました。
そりゃかわいいもので、見ていて飽きません。
プルプル震えているように見えるのは、呼吸がもの凄く速いからでしょう。
かごの中に枝やら、木でできた巣箱やら、ハンモックみたいなものやらがしつらえてあります。
それらの間を目に見えぬ速さで飛び回ります。
時々飛び回るコースを変えたりもします。
枝→巣箱→ハンモックから、枝→ハンモック→巣箱というふうに飛び移り方を変えます。
リスでも同じことを繰り返してばかりいるのは退屈するようです。
いわんや人間をや。

水は口をつけると出るようになっている密封容器に入っており、汚れません。
エサも乾燥したコーンやひまわりの種や胡桃やビスケットと贅沢です。
時々、窓の外をじっと見ています。
外に出たいとじたばたするわけでもありません。
ただじっと見ています。
何を考えているのでしょうか。

日が暮れると木箱の中で丸まって寝ています。
日が昇ると、かごの中を音も立てずに高速で飛び回っています。
時々手足を上下に伸ばせるだけ伸ばして木箱の屋根の上に寝そべります。
伸ばしきった小さな足の裏が見えます。
リスも伸びをするというのは初めて知りました。

ま、そろそろお盆です。
帰省する人、遊びに行く人、仕事をする人、だらだらする人。
色々ですが、雲の上から見ると、人間も箱の中を高速で動き回っているように見えるのかもしれません。