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トッポパパの日本気まぐれ紹介、 その138 その5 『紅葉の嵯峨野散策、大本山天竜寺-2』

2013年12月12日 | トッポパパのディスカバー・ジャパン
約700年前の夢窓国師作庭当時の面影をとどめいる、わが国最初の史跡・特別名勝指定の曹源池です。
臨済宗天龍寺派大本山の寺院で、山号は霊亀山です。
寺の正式名称は天龍資聖禅寺です。本尊は釈迦如来、開基は足利尊氏、開山は夢窓疎石で、京都五山の第一位です。



中央の曹源池を巡る池泉回遊式庭園で、大堰川を隔てた嵐山や庭園西に位置する亀山を取り込んだ借景式庭園です。



曹源池の中央にある縦長の石が並んでいるところは、龍が昇天するところとされ、禅の精神が表現されているそうです。
曹源池の名称は国師が池の泥をあげたとき池中から「曹源一滴」と記した石碑が現れたところから名付けられたそうです。



周辺の紅葉も今が一番の見ごろです。
後嵯峨天皇とその皇子である亀山天皇はここに仙洞御所を造営し、『亀山殿』と称しました。
亀山とは、天龍寺の西方にあり紅葉の名所として知られた小倉山のことで、山の姿が亀の甲に似ていることから、名付けられたそうです。



紅葉ばかり見ていると松が目に映えます。
後ろの建物は説法堂である『法堂』を背後から観たものです。



天竜寺も紅葉の名所と言われていますが、一番見頃の時期に訪問できて満足です。



南天も真っ赤です。



天竜寺を出ると渡月橋はもう目の前です。



渡月橋を渡って北へ向かう観光客で賑やかな通りです。



渡月橋です。
洪水による被害の修復はすでに終わったようです。
観光名所の渡月橋や天龍寺北側の亀山公園なども、かつては天龍寺の境内地であったそうです。



これから高尾山・神護寺に向かいます。
歩きすぎてもう足はパンパンなんですが、次は大変な階段が待ち受けているようです。