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トッポパパの日本気まぐれ紹介、 その138 その2 『紅葉の嵯峨野散策、大河内山荘-1』 

2013年12月09日 | トッポパパのディスカバー・ジャパン
以前は素通りしてしまった大河内山荘ですが、今回は嵯峨駅で下車したのでゆっくり散策してみます。



大河内山荘は映画俳優、大河内傳次郎が残した敷地2万坪の別荘です。
丹下左膳で一世を風靡した大河内傳次郎ですが、無声映画時代からの有名な映画俳優ですのでご存じの方は少なくなってきているのでしょう。
ここの紅葉も素晴らしいです。



木漏れ日を浴びながら進むと傳次郎氏が最も愛した『大乗閣』です。
大乗閣は、寝殿造、書院造、数寄屋造に日本の伝統的な民家の様式を複合させた独特の意匠の建物です。



大乗閣前は、山荘内で最も広い空間で往時は傳次郎氏も大乗閣より見事な紅葉を眺めていたのでしょう。



ススキと紅葉の合わせも見事です。



大乗閣前からは遠く東山や比叡山が眺められ、写真前方に嵐山がそびえ立ちます。



園路を進むと、白砂が敷かれ低いマツが植えられた枯山水のような空間の中に、仏像を安置した持仏堂があります。



この大河内山荘は、名優・大河内傳次郎が古都の霊峰に魅せられて、生涯をかけてこつこつと築き上げたものです。
34歳(1931年)から64歳で逝去するまで30年の歳月に渡り、映画出演料の大半をこの庭の創造に注ぎ込みました。



平成14年には、国の登録文化財に指定されています。



四季を通じて楽しめる山荘ですが、やはり秋のこの時期が色鮮やかです



続く................................................................................。