TOPPO WORLD

TOPPO(ダックスフンド)から見た周りの出来事いろいろ。

トッポと山手の洋館巡り、 その4

2008年07月18日 | トッポの世界
旧山手68番館を訪問する途中で、『日本庭球発祥之地』の記念碑を見つけました。



日本の最初のテニスクラブは外国人向けで、日本で最初の洋式公園である山手公園の中にあります。



1876年(明治9年)、ここ山手公園内のコートでわが国最初のローンテニスが行われました。
1874年に英国で始まったローンテニスは、2年後の1876年には横浜に上陸したのです。
1878年にわが国最初のテニスクラブが誕生しています。
ここ山手公園に、テニスクラブ発祥120周年を記念してこの記念館を設立しました。
この記念館はテニスの歴史を伝えるものが紹介されています。
テニスの起源は12世紀頃に遡り、フランスの修道院などの回廊で球を手で打ち合うことから始まったと言われています。
そのためテニスは手のひらゲームを表すポームと呼ばれていて、ポームは宮殿や教会の室内や壁に囲まれた庭で行われていたそうです。



このゲームはその後、イタリアへ広まりました。
現在のラケットに近い、ガット(羊の腸)を張ったラケットは14世紀にイタリアで発明されました。
ですからラケットの語源は、イタリア語のRachettaで、アラビア語のRacketsは「手のひら」の意味です。



テニスの初期の頃のことを総合的に展示してありますので、テニスの好きな人には勉強になるでしょう。
現在のテニスの始まりは、1874年にイギリスのウィングフィールド少佐が屋外でできる新しいラケット・ゲームとしてラケットとネットとボールとそのルールをセットにした遊びに特許を取ります。
1877年にウィンブルドンのクラブがこれをとりいれて、第1回の大会が開かれたのが、有名なウィンブルドン大会です。



このゲームの特徴が芝生をコートとして使用したことから 『Lawn Tennis』という名前を付けたことが、現在のローンテニスの始まりです。
ここ横浜・山手公園にあるテニス発祥記念館に箱に入った当時の道具一式が展示されています。
余談ですが、テニスのポイントの数え方は独特で、ポイントがないことを『ラブ』といいますが、これは、洒落気の多いフランス人が数字の0が卵に似ていることから、フランス語で卵と言っていたことが始まりです。



旧山手68番館です。
この建物は、 東洋バブコック(現:バブコック日立)の社員C.F.フランコのの住宅として建設され、1986年に現在地へ移築されました。



当時震災後に建てられた外国人向け賃貸住宅の1つです。



平屋建で下見板張りと開放ベランダをもつバンガロースタイルの源流をとどめ、1986年に移築されました。

続く..............................................................。