Ommo's

古い曲が気になる

フキノトウだらけ

2013-04-08 | 日記・エッセイ・コラム

 きのう通過した台風並みの低気圧の余波なのか、強烈な冷たい西風が吹いていた。ネットの天気実況に、瞬間風速31メートルとあったので、いくら無謀なわたしも、その強風の昼間は、出歩くのをためらった。

 夕暮れに、いくらか風が弱くなったようなので、真冬とおなじ恰好のダウンジャケットとキルティングの防寒ズボンをはいて散歩にでた。ニット帽をかぶり、ネックウォーマーの上にマフラー、防寒靴に皮手袋だ。

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 帯広川の堤防の雪は、ほとんど消えて、フキノトウだらけになっていた。

 

 このフキノトウは、洗ってから、生のまま、みじん切りにして、味噌と和える。それを熱い飯の上にのせて食べる。強烈なフキの苦味、アクが口のなかにひろがって、『ああ、春だな! 』と、自虐的に実感できる。大量に食べてはダメだ。あまりにアクがきつい。にがい。

 

 もうすこし食べたいときは、軽く茹でてから、すこし長く、流水につけてアクをぬく。すると、醤油をかけても、さまざまなドレッシングでも、マヨネーズでも、美味く食べられる。

 わたしは、やったことはないが、フキの花だから、アク抜きしたあとは、フキとおなじような煮物もあるのかもしれない。

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 このフキノトウとか、ツクシとか、雪解けから、まず花を咲かせる、という、おかしなやつらだ。竹なんかのやり方と似ている。ひたすら地下茎を延ばす、というやつらだ。

 

 あの、爆発する十勝の春は、近いのだが、まだ、冬。

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 公園の遊歩道に、まだ雪が残ってる。