日本テレビの朝のニュースでは、普天間基地移転問題で、アメリカ政府の不信がつのっている、と伝えた。そのあと、「鳩山首相は、国際会議出席のためインドネシア・バリ島に到着した」と、夫婦が手をつないで政府専用機をおりる映像を流していた。http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00168083.html
外交では、普天間基地移転問題の決断は、もう一刻の猶予もない。国内経済は、来年度予算編成が佳境だ。こんなときに、よくも必要もない外遊などできるものだ。テレビ・ニュースでは、「国際会議」というが、「バリ民主主義フォーラム」というインドネシア政府主催の“親睦会議”のようなものだ。日本の首相が出席するレベルのものじゃない。去年、麻生総理は、このフォーラムに、高村正彦・元外務大臣を派遣した。現職の外務大臣ではない。その程度の会議だ。この時期に国を空けて首相が出席する会議じゃないのだ。
テレビ・ニュースは隠しているようだが、鳩山に対するアメリカの不信、つまり日本に対する不信は、オバマ政府だけじゃなく、アメリカ議会からもでてきた。親日の民主党上院の長老・ダニエル・イノウエが、鳩山の優柔不断に苦言を呈している。警告のサインだ。ダニエル・イノウエ上院議員は、上院歳出委員会委員長だ。ここまで日米関係は緊張している。あいかわらずテレビは、鳩山同様、緊迫感のないのんきな報道をしているが。http://sankei.jp.msn.com/world/america/091209/amr0912092319013-n1.htm
鳩山は、バリ島観光。幹事長・小沢は、626人を引き連れて中国へ朝貢だ。143人の民主党国会議員を従えている。http://www.nikkei.co.jp/news/main/20091210AT3S1000B10122009.html