局の道楽日記

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生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

トールペイント展~銀座

2006-09-18 20:50:14 | 見る(映画 劇場 美術館など)


銀座三越で 9月15日から25日まで開催されている「くらしを彩るトールペイント展」に行ってきた。私の先生が出展されている。



展示コーナーでは10人を越えるトールペイントの作家たちが、各々のブースで作品を飾っている。
テーブルセッティングコーナー、子供の部屋コーナー、リビングルームコーナー、ローズガーデンコーナーなど。

販売コーナーでは 展示コーナーの作家の作品、門下の作品などの展示即売、実演販売など。



かなりにぎわっていた。鯛の目玉くらいのダイヤの指輪をしているタイプでディオールあたりの古典的なトワレの香り漂うデコラティブなおばさまたちがたくさんいらっしゃった。

ーートールペイントというのは200年くらい前からヨーロッパの農民たちの間で広まったペイント手法の一つで、伝統的な装飾技法をベースに木やブリキ、布などあらゆる素材に描ける。図案にあわせた筆遣いだけでも描けるため誰にでも親しみやすいのが魅力。いまでは270色のアクリル絵の具も開発されて、芸術の域まで広がりを見せている。(三越のパンフレットより)ーー

ここの展示会を見て気づいたこと(前々から思っていたのだが)初期のトールの先生たちはだいたい20年ほど前、バブルの始まるくらいの頃、ご主人の海外赴任にヨーロッパ(アメリカも)に行った際、当地のものに触れてレッスンを受けて日本にその技法を持ち帰ったという方々が多い。

夫は企業戦士で仕事に邁進している傍ら、妻は慣れない土地で家庭を守り子供の世話をしつつ趣味をこういう形で日本に持ち帰るくらいに極めたって 駐在員の奥さんたちってタフで勤勉で器用な人々だなあと ため息つきつつ感心してしまうわけです。珍しく素直に。

それから 私の知ってる限りでも、友禅の絵の具のメーカーと協賛しつつ、布のペイントの方法を新しく作り出したり、日本の伝統的なものと融合させている先生もおられる。また、向こうの作家のものも見たけど、日本の作家のものは本当にできあがりが綺麗で几帳面さがある。日本人って小さい時から毛筆をしたりして、筆に親しんでいるから、上手なのかなあと思ったりもしている。

ところで、芸術と工芸ってどこで線引きされるのだろうか?
単に受け手側の問題なんだろうか? どれだけ心をゆすぶられるかどうかっていうことなんだろうか?
まあ難しいこと考えずに 綺麗だな いいご趣味ですね で この場は収めてしまいましょう。




ちょっと甘い物が食べたくなったので 帰りにこちらに寄った。



和光のチョコレートサロン こんな所にできたの知らなかった。ちょっと照明を落とした落ち着いた空間でいただいた、丁寧に入れた紅茶とチョコレートのお菓子がおいしかった。













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