局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

自分の趣味を再確認した映画

2020-12-24 13:09:48 | 見る(映画 劇場 美術館など)
TVも地上波はあまり見ないし、あんまり流行りモンには乗らない方なんだけど・・・・
ちょっと世間より遅れて、見に行ってしまった・・・・



コロナ禍になって、あの緊急事態宣言の自粛真っ最中の頃
家籠りの友としてネットフリックスやhuluに手を伸ばしていたが、友人にすすめられたのが、ニューウェーブの韓流だった。
ほら、あの頃あちこちで絶賛されていた 「ほにゃららの不時着」ってやつとか・・・
ゴルフ友とかいきつけの美容師さんとかタイル描き仲間とかの(なぜか小学校からの友からはなかった) 複数方向から「見て見て」要望と、胸キュン共感要望wも来るので見出したんだけど、一向に胸キュンせずに、まだ最後まで見ていない女子的共感力がないワタシですみません。

その代わりにあの話題のアニメをなんの気無しに見出したら、こっちははまってしまった。
考えてみたら、ホラーファンタジーって好きだったんだ、ワタシ。

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バンパネラたち - 局の道楽日記

まったく色々忙しくて食い倒れツアーの三日目が書けない。唐突ですがワタシはヴァンパイアが好きだ。古くはドラキュラ伯爵の映画や近年では映画トワイ...

バンパネラたち - 局の道楽日記



ポーの一族、そこから波及?したヴァンパイアの話
これも秀逸↑






こちらでもヴァンパイアのトワイライト映画シリーズとその原作本を絶賛していた。我ながらホントに吸血鬼好きなのねー。


ゾンビは絵面が汚いからあまり好きじゃないのだが、

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高慢と偏見とゾンビ (二見文庫)

ジェーン・オースティン | 2010年02月発売

楽天ブックス



このジェイン・オースティンのパロディのものはすごく面白かった。
オースティンの真面目くさって人を食う毒のある文体に普通にゾンビがいる日常が絡む。
これは最初から最後まで笑いながら読んだが、リアル友とはなかなかその楽しさを共有できないのが悩み。
「ほにゃららの不時着」見てーと言うと普通のおばさんだが、「高慢と偏見とゾンビ」読んで~❗️と言うとどっちかと言えば引かれる予感がする。

「十二国記」も出版されれば読むし、柴崎コウ主演で映画にもなった漫画の「大奥」も言ってみればダークファンタジー
昔からちょっとゾクゾクするファンタジーにのめりこむ素地はあったのね。

で、鬼滅、今の所公開されているアニメはhuluで全部観た。 紅蓮も歌えるようになったww
そうしたらやはりアニメの続きが見たくて仕方なくなり、こんな暮れもおしつまった今日、コロナも収まる気配ない東京で、年賀状作りをもおっ放り出して一人で行きましたよ。

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劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編公式サイト

「その刃で、悪夢を断ち斬れ」劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編 絶賛公開中!



まず、冒頭の雪の降る針葉樹の山の景色にやられた。どうして近頃のアニメって風景がこんなにも美しいのであろうか?

人々の夢をあやつる鬼っていうのが卑怯で憎むべき存在だし、それに相対する鬼滅隊のそれぞれの個性。
ちなみに炭治郎君はピュアすぎる所がイマイチ趣味じゃなく、れんごくさんにおかれましては、惜しい人を亡くしたと思った。
マンガの中では解明されるかもしれないが、なぜれんごくさんのお父さんが鬼滅隊を止めてしまったのか?れんごくさんが柱になったことを告げた時に認めてあげなかったのはなぜなのか? それが一番ひっかかってしまった。せっかく自分の死をもって列車の乗客を守ったのに、尊敬する父に認められないまま命を落とすなんてかわいそうすぎるではないか・・・ 

ざっと言ってしまえば、風景の美しさ、戦いの迫力、それを表す緻密な絵柄と盛り上げる音楽 ・・・
なるほど、これがヒットするのは理解できる。

この映画、ヴァンパイアやゾンビを連想させられる所ももちろんあるが、アニメを見出した頃からずっと、ワタシの中で連想していた作品があるんですね。

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アニメや映画は見てなくて、マンガだけなんだけど、これってマンガ史におけるホラーファンタジーの草分けかつ傑作だと思うんだよね。
子供の頃には残虐な絵が気持ち悪くて読まなかったが、なぜか大学の頃にこの漫画のコミックスがワタシの周りで流行ったことで再度読んで、その斬新さや物語性に感動した記憶がよみがえる。
黙示録まで連想される壮大な話だし、人間の同調性とか弱さが結局デーモンに操られる元になることを描かれる深い話で、永井豪先生っていうのは天才だと思ったわけですね。
ところが壮大な話のわりに、物語は一気呵成に進んでわりにあっけなく終わってしまう。今時の長い長いマンガとまでじゃなくてもいいが、もっと一つ一つのエピソードを膨らまして描いてくれたら、今の鬼滅以上に歴史に残ったであろうと思う。

今日見た映画もそれぞれの鬼の不気味さや個性がデビルマンのデーモン一族を思い出したし、列車全体が鬼の体になってしまう所など、デーモンの一味ジンメンを彷彿させられた。
機会があったら読み返したいなぁ、デビルマン…

ホントにしつこいようだが、ホニャララの不時着の胸キュンポイントらしき所でもキュンがまるでなく、デビルマンのシレーヌとカイムが死を前に合体して明と戦う所に胸キュンしたなんてリアルでは言えずに黙って今まで周りと合わせて来たのが渡世の術ってものでしたわ。

今日は新宿ピカデリーで見たが、ウイークデイの昼間にもかかわらず2/3くらいの入り。レディースデイのためか女性が多かった。
こういうアニメをいい歳のオバが一人見に来るのもちょっと気恥ずかしいと思ったが、マスクの時代ってこういう時は都合がいいのね。
マスクして迷彩柄のコート羽織って年齢不詳の人になっておひとりさま映画鑑賞できました。

余計なことだが、バッグはこれね。


vittonじゃありませんよ。
奈良の酒造の酒袋製3000円くらいだった。
炭次郎くんの半纏へのオマージュ。





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2 コメント

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Unknown (keba)
2020-12-25 12:18:19
なるへそ

あたしはとにかく怖い系がダメです。人々が感動したといっていた君の名はも、ん〜だったし、鬼滅は食わず嫌いだし、ストライクゾーン狭すぎるので、実話系の映画やドラマ中心です。

ジェイン・オースティンってそんなんだっけ?tsuboneさまのコメントで興味をそそられましたですわ

市松模様のバッグ、色合いはまさにLVですね。面白い〜
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kebaさん (tsubone)
2020-12-26 21:32:53
怖い系も 貞子が出てくるようなのはワタシもダメですが、
ドラキュラみたいなロマンがあるのは好きなんです。

オースティンって好きな作家ですが、人間観察は結構辛辣で皮肉っぽいと思いますよ。
こういう人が小姑かなんかだったら嫌だな~的な・・・w

高慢と偏見(自負と偏見って訳されてるのもあり)と高慢と偏見とゾンビは一緒に読んでくださいませね。
kebaさんだったら原書でどうぞ!
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