局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

ゲージュツの秋 2個目はエキナカ寿司で〆る

2020-10-22 19:10:22 | 見る(映画 劇場 美術館など)
さて表慶館を堪能したワタシたちは、東博の常設展も駆け足でのぞき(ここも良かったが今回は感想略)

JR上野駅方面へ。前記事にも書いた通り
「腹へったよな 何か食おう」というオットをなだめ(というか半ば強引に)西洋美術館へ

なぜって、この日(10・19)を最後にこちらは2022年春まで全館休館になるんですと!(情報元kebaさま)
これは行かねばなるまい!
特別展のロンドンナショナルギャラリーは予約でいっぱい。

しかし、こちらの松方コレクションだけでも十分に見る価値はある!







美術館前庭には色づき始めた葉っぱを背にロダンの彫刻群が





そんなに人もいなかった






















常設展の絵だけでも十分に見ごたえあり(500円で見られるのはお値打ち)

この中でやはり目を引いたのは↓



こちらは撮影不可だったのでサイトよりお借りしました。
フェルメール作 ではないか?と言われる 聖プラクセディス
すごく目を引き付けられる絵だと思ったら フェルメール?
オットに「良い絵だね~」なんて言ってたら
「お前、背景をよく見ろよ、すげえぞ」 確かによく見たら血を滴らせた生首が・・・

キリスト教殉教者を悼み、その血を沁みこませたものを絞っているところなんですと。
描かれた女性の表情が、あまりに上品で穏やかなので、何か乳しぼりでものどかにしているんじゃないかと思ってしまいましたよ。

宗教画って時に残酷。聖ヨハネの首を掲げたサロメの絵もそうですよね。普通は体から離れた首って生理的に受け付けないんじゃないかいな。

気を取り直して

今回私とオットが食いついたのが内藤コレクション

中世ヨーロッパの彩色写本展であった。











文字って美しいのよ。
そしてこのコレクションを成されたのは、筑波大の名誉教授であり医師である内藤裕史氏
筑波大宅在職中に日本中毒情報センターを設立された方で、後進の救急医療にたずさわる医師たちに多大な恩恵を与えた方とか

本業のかたわら、こんなコレクションをされて、その目利きであることに感動!
タイルにもこの文字を写したい。


(上品なイケメンですね、松方幸次郎氏)

内藤氏と同様、西洋美術館常設展の松方コレクションの幸次郎氏も同様、ワタシは芸術家の作品をその美意識の元に収集した方たちを尊敬し感謝する。
彼らのおかげで私たちが目にできるのだから・・・

博物館→美術館と歩き回り さすがのワタシも空腹、オットも限界のようなので、中途半端な時間だったが(夕方4時ちょいすぎ)
近場で何か食べようってことになった。





久しぶりに上野駅に行ってびっくり!
あの「上野発の夜行列車降りたときから~」の歌の雰囲気だった北への出入り口 ちょっと暗いという上野駅が変身してるではないですか

東京駅、品川駅みたいにエキナカの商店街が充実していた。

たいめいけんか迷ったが寿司屋に
ごくカジュアルなエキナカな店だったけど、どっこい美味しかったんだよね(握ってくれたのは大将だったのか)
シャリも小さくて口の中でほろっとほどけるワタクシ好み、ネタも美味しかった。


ワタシは握り


オットは海鮮丼

ここはサクッと寿司とお茶だけにして、帰宅してから作り置きの鳥の照り焼きと焼き野菜で日本酒を飲みなおす。

ここちよい疲れと目にも心にも胃にも栄養たっぷりの一日。

コメント (2)
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