鳥海山は秋田と山形にまたがり、標高2236mの新山と標高2229mの七高山があります。
山形側の遊佐町から鳥海ブルーラインを車で登って大平山荘(標高1000m)からの景色
素敵な空の模様です。
さらに車で登って5合目の鳥海山ブルーライン展望台の駐車場に車を停め、鉾立展望台まで登りました。
登りの途中振り返って下を見ると、先ほどよりさらに広い遠大な景色が下に広がっていました。
出羽富士とも呼ばれる美しい鳥海山は下から見るとなだらかな山の形ですが、
鉾立て展望台の前に広がる景色は、とても深い渓谷でした。
稲倉岳から流れる奈曽川によって刻まれた奈曽渓谷を見下ろすことができます。
良く見ると渓谷の断崖に白糸の滝が見えました。
白糸の滝
展望台までの道中に色々な高山植物が咲いていました。
鳥海山の植物図鑑の本を買えば良かったです。花の名前が全く分かりません。
でも高山植物の花は静かで、やさしく咲いているので、自然に心惹かれてカメラをむけます。
その次に奈曽の白滝に向かいました。
道を聞くための車を停めました。丁度地元の人で、ちょっと下に湧水があるから飲んで行けばと言われ、
すぐ下に水がわき出ていました。
鳥海山の湧水です。こんこんと湧いている姿を初めて見ました。
本当に冷たく美味しかったです。
さらに沢山取っていた山ブドウも少しいただきました。とても嬉しい事でした。
教えられた通り行くと金峰神社があり、鳥居をくぐるとすごい水の音がします。
森の中の階段を下って行くと展望台があり滝が見えました。
一瞬その滝の流れ落ちるすごさに圧倒されました。
奈曽の白滝で奈曽川の中流にある高さ26m、幅11mのスケールの水量が豊富で大きな滝です。
下まで降りて滝の真下まで行けないけど、少し離れた所でも沢山の水しぶきをあびたそうです。
老杉と鳥海山の溶岩と思われる巨石が点在し、かなり雰囲気があるように見えました。
下まで降りれば良かったと後悔です。
展望台までかなり降りていたのでさらに滝壺まで降りると、帰りが大変と思いから行けず。残念。
帰りに遅いお昼を遊佐町のとりみ亭でほっこりランチを食べました。
イクラが、ご飯の上に何層も並んぶほどたくさの量がのっていました。イクラの多さにびっくり。
十六羅漢岩
鳥海山へ行く前に寄った海辺の石仏です。
吹浦海禅寺21世住職、石川寛海が日本海の荒波で命を失った漁師諸霊の供養と海上安全を願って作ったものです。
明治元年に22体完成したそうです。
赤い鳥居は、伊勢二見浦の夫婦岩のように二つの岩に注連縄が掛けられているそうです。後方は吹浦漁港
最後に阿部清右衛門と書いた小さな塔が二個所ぐらい立っていました。どういう人か調べたら、
吹浦村(現・遊佐町)の、吹浦港の築港と周辺の植林に多大な功績を残した人だそうです。