小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

ノエホタ母のセカンドハウスへ

2011-09-29 | 犬&猫との暮らし

 25日(日)、ノエホタ母と午前10時に道の駅「富楽里(ふらり)とみやま」で待ち合わせた。
 「富楽里とみやま」は高速道からも利用できる道の駅で、売店の農作物や惣菜が充実しているほか、レストランでは新鮮な海の幸が食べられ、確か関東地方の「人気道の駅ランキング」でも上位にランクされている道の駅である。

 ノエホタ母&父&ブナの姉さん犬・ほたるに会うのは、3月21日のノエルのお弔い以来だ。
 「ひゃ~、久しぶり~!」と再会の挨拶を交わしてすぐに、道の駅を後にして買い出しへ。「冷蔵庫に何もないのよ~」というノエホタ母に、「ビールとつまみがあれば、いいよ~」と心の中でつぶやく。つまみだってノエホタ母の畑の作物で十分だってば~。

 ノエホタ母は下戸なので、キャンプサイトやセカンドハウスでの私の晩酌相手はノエホタ父である。彼女が呑ん兵衛だったら、さぞかし面白くて(下戸でも十二分に面白いのだけど)、楽しいだろうなあ。かなり残念である。

 今年購入3年目を迎えたノエホタ母のセカンドハウスを訪れるのは、今回で2回目。前回はまだトチもノエルも健在で、おまけに妹ファミリーの飼い犬ゴナもいたので、犬が6頭もノエホタハウスに集ったのであった。懐かしいなあ。

 今回はその半分の3頭。相変わらずほたるは美人さんであった。黒ラブと違い、顔が白っぽくなっても「白髪が目立つ!」という感じではなく、目もクリクリしているので表情が豊かに見える。

   
  父に愛され、母のあとについて回るほたる。この家に譲って本当によかった

 ノエホタ父母はこの2年間に作物の知識をたくさん仕入れ、また、農薬や化学肥料をガンガン使わない、良質な作物をきちんと作っていて天晴れでした。

            
              土を耕すノエホタ父

        
        ブナの左側はハーブ畑。摘みたてのフレッシュハー
        ブのお茶は実に美味しかった
         

        
          ドッグランから下の畑をのぞいているクリ

 ノエホタ母のセカンドハウスの土地は2段の雛段になっている。上手に囲いを作り、犬を安心して放しておけるドッグラン・スペースも作られていた。開放感に満たされ、ワンコともどものびのび過ごした。

 ビールただ飲み、ノエホタ母手作りの旨いお料理ただ食いでは申し訳ないので、何か作業を手伝おうと、ちゃんと作業着&作業靴を持参し、昼食後はしっかり汗を流したワタクシ。
 えっ? 何をしたかって? ふふふ、バナナの木の伐採ですよ、バナナの木のネ。

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アクアライン初乗り

2011-09-29 | 犬&猫との暮らし

 南房総市にあるノエホタ母のセカンドハウスに向かうべく、25日の朝、家を出た。

 うちからだとアクアラインを通るルートが所要時間も距離も短い。しかし、私はいまだにETCカードを持っていない。買い換えた車にはETC車載器が付いていたのだけど、頻繁に遠出はしないだろうと思っていたので、ETCカードを作っていなかったのだ。

 アクアラインの通行料金は、ETC利用車ではない普通車は3,000円もする。バカ高い。ところが、森田県知事のかけ声でETC利用車は、来年3月までだか、800円で通行できるのだ。なんだ、この違いは。「千葉県に来てください」というPRのための割引なら、ETC利用車に限らず全車800円にしてくれればいいではないか。

 だから私は、通行料金がバカ高いアクアラインを通らないルートで、南房総に行くつもりだった。
 閉所恐怖症の私は、長いトンネルがちょっと苦手だ。トンネル内で何かあっても、すぐに出られない海中に設置してあるトンネルだと思うと余計に恐ろしい。抜けるまで気が気ではないので、のんびりと陸地を走って行こうと思っていた。

 ということを、妹に話すと彼女が「もったいないよ。その日はETCカードを使わないので貸してあげるから、安くアクアラインを通って行きなよ」などと、女神のような言葉をささやき、自分が通常使う行きやすいルート図まで書いて渡してくれたのである。それじゃあ、安くて、早いルートで行くか。

 で、初めて自分が運転する車で、アクアラインを通ったのであった。過去には兄や妹の車に乗って、アクアラインを通ったことはあるが、自分の車では初乗りである。
 外環、首都高とETCゲートをドキドキしながら通過した。気持ちの良い秋晴れで、海原を見渡しながら走りたいところであったが、そんな余裕はなく、アクアラインの上を「早く陸地へ、早く陸地へ」と思いながら、ハンドルを握っていた。

 さすがにあっという間に木更津に着き、館山自動車道へ乗り入れることができた。下りるICまでひとつしかないPAで、私も犬もトイレ休憩。
 ノエホタ母にはアクアラインを通ることを告げていなかったので、木更津JTCの手前にある市原SAから電話をすることになっていた。何でも市原SAにはドッグランもあり、飲食店なども充実していると聞いていた。

 君津PAはトイレと自販機以外、何もない質素なPAだったけれど、犬が散歩できる散策路があり、のんびりできた。2009年3月、千葉県初のETC車専用ICが設置されたPAだそうだ。

                

 ブナとクリを車から降ろし、小高い丘に登った。PA全体を見下ろせる芝生の広場には誰もいなかったので、そこで記念に2頭をパチリ。

        

 君津PAから下りる鋸南富山ICまでは30kmもなかった。

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フクイチの危機は進行中

2011-09-28 | つぶやき

 福島のお米に暫定基準値以上のセシウムが検出されても不思議はありません。フクイチの事故はまだ収束していないのだから。

 忘れてはいけません、現場ではまだ深刻な状況が続いていることを。現場作業員の方の今日のひと言です。
 作業員さん、勝手に掲載してごめんなさい。でも、どうしても残しておきたかった。原発を誘致する恐ろしさを知ってもらいたい。住民の一生と引き換えに何が欲しいのでしょうか。

「1号機の水素単体測定終わりました!発表したかなぁ…?水素単体濃度を測定するのはあまりポピュラーじゃないみたいで専門業者が来てました。結果は可燃性ガス100%中の約60%が水素みたいです。

 やっぱり4%どころの話じゃないぞっ。もんじゅのナトリウムじゃないけど、空気に触れてもヤバいよ。置換や大気解放も無理だから対象配管切断部の前後の隔離弁を使って窒素で押し込むしか方法がないかも…。隔離弁がしっかり気密を保れればいいけど…。

 いずれにしても100%安全じゃないとなぁ…。事故後、収束に向けて今まで色々やったけど一番厄介な作業かも。いま原発を誘致してる町や市や県の自治体は福島浜通りや現場の現状を足を運んで実際にしっかり見てほしい。

 様々な事情があるにせよ、特に原発稼働を賛成している自治体は! 絶対安全なんてないし、人類の考える対応策じゃ今のところ太刀打ち出来ないこの現実を! 事故が起きた後の町の現実を! 故郷を奪われた人の生活の今を!

 今この現状を見てから、その報告を町人、市民、県民に伝えた上でもう一度考えて欲しい。この福島の現実は原発のある地域にいつ起きてもおかしくないって事を踏まえた上で、本当にあなたの地域に原発必要なのか判断して欲しい。」

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小学1年生の姪っ子の運動会

2011-09-28 | つぶやき

 24日は姪っ子が小学校に入って初めての運動会。すばしっこい姪っ子はリレーの選手にも選ばれたらしい。

        
        青いハチマキをしめて、リレーで激走中の姪っ子

 彼女の小学校は、マンションから歩いて5分ほどの場所にある。1学年2クラスの規模の小さな学校だけど、郊外の学校らしく、校庭は硬く整地された土の校庭だ。

 甥っ子が通っていた小学校は都会のブランド校だったため、越境入学者も多く、人気があり、生徒数も多かった。何を隠そう私もその小学校の卒業生である。どちらかというと私は、ブランドを汚す一方の生徒であったが。
 校庭はテニスコートのゴムのような校庭に変わっていて(私が在学中はコンクリの校庭だった)、しかも狭いので、運動会ともなると親の場所取り合戦も激しく、観戦も思うようにできないほどだった。

 姪っ子の運動会でも遅れて行ったのではちゃんと見られないのではないかと心配していたら、妹から「さすが、田舎の学校。余裕で見られます」というメールが来た。 

 そのとおりだった。校庭を取り囲むように、観戦する親や祖父母が敷物を敷いたり、パラソルを立てたりして、くつろいでいた。競技やダンスなどの演技も余裕でみることができた。

 プログラムの注意書きに「飲酒はダメだかんね」と書いてあったけれど、もっと地方に行けば、お弁当を広げ、ビールでも飲みながら観戦するお父さんやじいさんがいるんだろうなあ。

         
         姪っ子は妹が小学生のときにそっくり!血は争えない 

 姪っ子の小学校の運動会もほのぼのしていて、なかなかよかった。姪っ子も徒競争にリレーにと大活躍。一生懸命ダンスをする姿も可愛かったなあ。

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真っ白やないけ!

2011-09-28 | 犬&猫との暮らし

 22日、仕事がひと段落して、少しのんびりムードで河川敷に散歩に行った。

 久しぶりにブナとクリを携帯でパチリ。画面に写し出された2頭の顔ったら! 真っ白やないけ! 

      
     ブナの口元は真っ白      眉毛まで白くなったクリ

 こんなに顔に白髪が増えていたなんて。気づいてはいたけれど、改めてビックリだ。

 こりゃ、大変。ほたるに会いに行かなくちゃ。というのも、ほたるの一家が22日から27日まで休暇を取り、南房総の週末ハウス(セカンドハウス)に滞在していると聞いていたからである。少し時間が取れそうなので、そのうち平日を絡めて泊まりがけで伺うつもりでいた。もちろんブナ&クリも一緒に!

 2頭の白髪顔を見て、その気持ちを強くしたのだった。ほたるもブナも13歳。クリだって12歳だ。会えるときに会わせておこう。そんな気持ちがふつふつとわき上がった。残暑も少し遠のき、気候もよくなったから、南房総のノエホタ邸を訪ねようと思った。

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犬のしつけ、子どものしつけ

2011-09-23 | 犬&猫との暮らし

 犬同伴防災勉強会では、まず日頃の基本的なしつけがいかに大切であるかを、再確認することになる。

  

 左は、足裏のケガ防止用の靴を履かせての避難訓練。いきなり靴を履いて歩ける犬は少ない。ジュリは日頃からこうした服従訓練を入れられているのです。右は、「伏せ待て」のコマンドが出て、じっと次のコマンドを待っているジャックラッセルくん。見上げる目がいきいきしている。従うことが嬉しい証拠だし、コマンドを出す人との信頼関係が築かれている証拠だ。

 コマンドに従ってじっとしていることが当たり前になっていれば、犬自身も楽だし、避難所への同伴なども可能になることだろう。

 という思いがあるから、私も犬たちに最低限のしつけは入れてきたつもりだったので、同様に姪っ子にもそれを求めてしまい、小学1年生になった彼女につい小言を言う。

 どうも彼女はじっとしていられないのか、食事中にも立ち動いたり、寝転がったりするのだ。で、ついついおばちゃんの小言炸裂。鉛筆の持ち方も箸の持ち方も少々おかしな持ち方なのも気になる。「学校でも先生に怒られてばかり」なんて彼女が言うので「そりゃそうだろうなあ」と思う。

 それを愚痴雑じりに同業のMさんに話したら、「姪っ子ちゃんにしたら、迷惑な話だわよ」と言う。「なんでよ? 箸を使うにも意味があるし、鉛筆の持ち方だって、合理性があってそういう型が重んじられてきたんだよ」と言う私。

Mさん「そもそも、それを重視していたら、親がそうさせているでしょ。箸や鉛筆の持ち方が多少おかしくても、別に使うのに困らなければいいと思っているから、そのままにしているのでしょ。それではいけないと厳しく教えられてこなかったのに、いきなり『こうせえ! なっちゃない!』って叱り飛ばされる姪っ子ちゃんの身になってごらんなさいよ。可哀想じゃない。ただでさえ、学校で怒られてばかりなんでしょ? おばちゃんにまでうるさく言われたら、イヤになっちゃうわよ」
私「うーん、だって、形ってあるじゃない…」
Mさん「でも、あなたが言っている食事中の所作から日頃の行動、着る物に至るまで、どういうことが必要で、どうするかは親が決めることでしょ。小学校に入ってから身に付けることじゃないし、まして毎日一緒にいないあなたがうるさく言っても、逆効果です」

 そういえば、ノエホタ母も「皮膚感覚とか身体記憶というのは、とにかく3歳までに体で覚えることなんだよ。小学校に入ったからって口うるさく言ってもダメなの。年を重ねるだけ、身につけさせるのは大変になるんだもの」と言っていた。

Mさん「妹さんたちは、そういうことより子育てで重視していることがあるんでしょ。そういうこと、話したことないの?」
私「あまりないかも」
Mさん「じゃあ、よけい大きなお世話じゃないかしらねえ」
私「でも、犬だってしつけって大事じゃない」
Mさん「だからぁ、それとこれとは分けて考えようよ。姪っ子ちゃんは人に迷惑をかけていないんでしょ。多少じっとしていられなくても、多少お行儀が悪くても、大きくなって困るとは限らないじゃない。たとえ、もし困っても、その責任を負えるのは親だけなんだよ。無責任な立場でいられるあなたが、あまり口うるさく押し付けるのはよくないんじゃないの」
私「……」
Mさん「あなたは赤ちゃんのときからお世話をしていたから、つい口出ししちゃうんだろうけど、自分の子じゃないんだから、言い方には気を付けたほうがいいわよ。妹さんたちには妹さんたちの育て方もあるんだから。子育てが経験できただけでもよかったじゃない。そう思って見守ってあげるだけにしなさいよ」

 確かに犬には子を産ませ、子犬を取り上げ、育ててきたけれど、子どものない私が唯一ミルクをあげたり、かいがいしく人の子を世話できたのは、妹から姪っ子を託してもらえたからだ。それはとてもいい経験だった。だからつい、姪っ子にこうあって欲しいと思ってしまうのだ。

私「じゃあ、Mさんは自分の娘たちにはどうだったの?」
Mさん「私は厳しかったわよ。うちの子どもたちは親と出かけるの、あまり嬉しくなかったみたいだもの。静かにしていないと怒られるから。大人が話しているのに、割って入るなんて絶対させなかったし」
私「じゃあ、やっぱりしつけって大事なんじゃないの?」
Mさん「それは、私がそれを望んだからよ。自主性を尊重するのと、したようにさせるのは違うけど、それは妹さんがちゃんと考えているんじゃないの? 本当に姪っ子ちゃんが困ったときとか、つまずいたときに大きな気持ちで受け入れてあげられるおばちゃんでいる努力をした方がいいんじゃない? 小言を言うのではなく、気になったら諭してあげる程度でいいことだよ」

 そうね、そうかもなあ。犬のしつけ、子どものしつけを考えさせられた一日であった。

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犬同伴の防災勉強会

2011-09-23 | 犬&猫との暮らし

 トチに訓練を入れてくれた訓練士さんに誘われて、今日は杉並区和田堀公園で行われた犬同伴の防災勉強会に出席した。うちのブナ&クリは老犬なのでお留守番。

 東日本大震災後、被災した際に、犬と一緒にどう行動すればいいのかと不安にかられた飼い主さんに対して、知り合いの訓練士さんたちが勉強会を開き、まず日頃のしつけや避難時の注意などをおさらいしたのが第1回目。
 今日は、犬がケガをした場合の対処方法などを具体的に実践してみるという内容で、第2回目を開催。

           

 犬専用の救急セット・非常用セット愛犬用の救急セットは日常でのトラブル時にも便利。災害時には人間用の救急セットもあわせて、準備しておくと役に立つと思う。

<犬の救急セット>
消毒用ガーゼ
包帯(伸縮バンテージングテープが便利)
綿棒
ばんそうこう
消毒用アルコール液
イソジン液
脱脂綿
水くみ容器
ハサミ・安全カミソリ・ピンセット
口輪(痛みで飼い主にさえも噛みつくことがあるため)
携帯酸素・湯たんぽ (ホッカイロなど)
持病があったら持病の薬

<プラス犬の非常用に用意しておくもの>
常備薬
ペットシーツ、トイレットペーパー、マナー袋(糞処理)
最低3日分の食料(ドライフードと火災に強い缶詰)と水
犬ガムなどストレス解消できるオヤツ
犬用靴(足裏のケガ予防。バンテージングテープでも代用できる)
キャリー(キャスター付きなら、なお便利)
首輪、リード(身元がわかるようにしておく)
介護が必要な愛犬はそのアイテム
愛犬の情報をまとめたメモと飼い主さんと一緒の写真、ペン

 飼い主さんたちが犬の心肺蘇生法なども知りたがっているというので、以前、犬の心肺蘇生法の講習を受けていることから、テキストの作成をお願いされた。そのレジメを基に私が作った簡単なテキストを飼い主さんに配り、訓練士さんチームが解説。その後、止血の仕方、包帯の巻き方、骨折が疑われる際の対処方法、運搬方法などのデモンストレーションを行った。

        
       止血は圧迫法が効果的。軟膏などは塗りこまない方がいい

        
       副木の代わりに新聞紙や週刊誌などを丸めて使う手もある

 今日は3連休の初日とあって、幹線道路はどこも大渋滞。30分程度で行く距離だったのに行きは1時間半強、帰りは2時間もかかってしまった。ふう。

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経産省へパブコメ送付

2011-09-22 | つぶやき

 経産省に「電気事業会計規則等の一部改正(案)」に対する意見を送信。

 福島原発事故の補償の責任は東電にあるのに、賠償責任を私たち国民になすりつけてくるのは、どう考えてもおかしいもの。

 一般庶民は今、電力会社を選べる状況にない。「値上げ」と言われれば仕方なく払う。原発事故の賠償のために値上げされても、私たちは支払わざるを得ない。払わなければ、電気、停められちゃうもの。そんなの理不尽だよ。

 5億だか、6億だかの退職金をもらうような立場の東電の方々には、下々の家庭の電気が停められようが何しようが、関係ないのでしょうが、それならせめて電力会社も選べる構造にしてほしい。独占的に営業しておいて、その失敗のつけを利用者に転嫁するのは許せない。

 「No」と言わなければ、「Yes」と言っていることと同じことになっちゃう。あとで文句を言うのなら、せめて表明できるときに「No」なら「No」と伝えておきたい。原発事故のように起こってからでは取り返しのつかないこともあるのだもの。

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水難の年

2011-09-22 | つぶやき

 今年、日本は水難の年みたい。大津波、豪雨、台風による水の被害が凄まじい。
 地球の悠久の歴史を考えれば、ちょっとくしゃみをした程度なのかもしれないけど、ちっぽけな人間はあっぷあっぷである。

 おまけに昨日は土砂降りの中、揺れを体で感じる地震が頻発した。地盤が緩んでいるところに長雨、さらに地震と続き、不安が募る。

 知り合いの農家さんの田畑は大丈夫だったろうか。
 フクイチよ、何とか持ちこたえてくれと何度も祈った長い夜が明け、今朝はまた、典型的な台風一過のすがすがしい空。土手道から黒く浮かぶ富士山の姿が見えた。

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さようなら原発パレード

2011-09-20 | つぶやき
 昨日「さようなら原発 5万人集会」のスタート会場である明治公園に行くつもりで、渋谷駅で降りた。なんと私は、集合場所の明治公園と代々木公園を勘違いしていたのであった。
 「5万人集会なのに、歩いている人も少ないなあ」と少し淋しく思いながら、代々木公園の手前まで歩いて行くと警察車輛が見え、人がごちゃごちゃいるのが見えた。「やっぱりここでよかったんだあ」と、その時点でまだ自分の間違いに気付かなかったのだ。間抜けである。

 出会えるはずのカメラマンのカサハラさんとは出会えなかったけど、カサハラさんのデモ仲間のカメラマン、ヤマムラくんと出会い、やっとここが「NO NUKES MORE HEARTS NO NUKES ! ALL ST☆R DEMO 2011」という反原発パレードの会場であり、「さようなら原発 5万人集会」ではないことが分かったのである。間抜けであった。

 けれど、ヤマムラくんが「こちらのデモが先に出発するから、途中まで歩いて、表参道で『5万人集会』に合流しよう」と言うので、「それなら私も」ということで代々木公園を出発。
 ブラスバンドのような「技あり」のグループの、軽快でリズミカルなドラムの音が渋谷のビル街に反響し、クラウンの衣装を身につけた5人組のパフォーマンスも華やかに、なかなか派手めな行進。面白かった。初めて会ったエネシフの人達と一緒に歩けたのも、いい経験だった。

 

 途中、少し後ろにいた60代(多分)の女性が話しかけてきた。「何か私でもできることがないかと思って、夫は心配していたけど、千葉の柏市から1人で来てみたんですよ
」という。
 小さな子ども連れの家族、犬連れの家族、老夫婦、車椅子の人、若い女の子たちのグループ……、さまざまな年齢層のさまざまな種類の人達が一緒に歩く。若者たちも当たり前のように参加していて、心強いなあと思ったけれど、つき動かされて柏市からやってきたという、普通のおばさんがいるということにも小さく感動した。

  
よく見えないけど、リュック  ワンコも一緒に「原発、いらない!」
に「脱原発」と書いた布が   カンカン照りじゃなくて、ヨカッタ

 表参道で合流した「5万人集会」のデモ隊はやはり圧倒的な人数だった。「5万人集会」だったが、主催者側の発表では約6万人だったとのこと。
 「NO NUKES MORE HEARTS NO NUKES ! 」とは違い、鳴り物はなくて静かな隊列だったけど、落合恵子さんたち呼びかけ人の後を、各地域ののぼりを掲げて歩いてきた福島からの一群からは、「許すまじ」という強い意志が立ち上っている感じで圧巻だった。

 

 たくさんの人の中からヤマムラくんの弟やカサハラさんを見つけて合流。原宿の交差点を左折して、ゴールの代々木公園を目指した。沿道にも「原発はいらない」「脱原発」などと書かれたプラカードを掲げている人、手を振って声援を送る人などもいて、6月に参加したときより周囲の目に何か温かい雰囲気が感じられた。

 明治公園での大江健三郎さんの宣言、落合恵子さんのスピーチなどは聞けなかったけれど、明治公園を埋め尽くした人々の熱気は実感できなかったけれど、2つの反原発デモをかけ持ちできて、充実した1日でした。
 
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前のめりのTPP推進

2011-09-16 | つぶやき

 TPP推進に前向きな野田さんに対して、法政大学の竹田茂夫教授が東京新聞に次のようなコラムを寄せていた。

「TPPは推進派によれば、商品・カネ・労働の国政移動の障壁を取り去って、米国との連携を強めつつアジアの成長を日本に取り入れる利点をもつが、実際には成長・開国・自由貿易・通商国家・グローバル化といった一連の曖昧な理念や願望の記号にすぎない。」

 まったくだ。続けて、

「だから具体的に検討し始めるとすぐにボロが出る。実際、現状の円高とウォン安の下、TPP参加で財界が望むように家電や自動車で韓国との競争に有利になるだろうか。しかも日本一国の円高対策が事実上不可能なことは歴史が示している。」

 つまり悪あがきということなのですね。続けて、

「TPP参加によってわれわれの食や医療や金融取引で極端な格差が生じるだけでなく、雇用や農村コミュニティーのあり方さえ変わってしまう。
たとえば、一部の金持ちは超高級な国産米・国産牛を食べ、大部分の庶民は安価だが安全性の確認が難しい外国産をあてがわれることになろう。先端医療も庶民の手に届かないものになる。」

 竹田教授は「このような事態が本当に望ましいのか。」と結んでいる。おっしゃるとおりだと思う。
 ただし、今の日本では国産のすべての農産物が、必ずしも安全だと言えないところが哀しい。お金持ちはお金に物を言わせ、トレサを追究し、高額だろうが、安全性の高い国産食材を手に入れられるかも知れないけれどネ。

 竹田教授が使った「国家百年の計であるべき農業・農村の振興」という一文がズシリと響いた。原発事故が追い討ちをかける形で今、「国家百年の計であるべき」はずのものが、足元から揺らいでいるのだもの。

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ゆく夏の思い出

2011-09-15 | つぶやき

 ここのところ日中の残暑は厳しいが、朝晩の風はもうすっかり秋のものである。暗くなると秋の虫の鳴き声が聞こえる。

 8月の初旬、新潟県津南高原にある小玉スイカの圃場を訪ねた。県内でも有名なひまわり畑があるすぐ近くだという。「ひまわり畑を目指して来い」ということで、朝7時過ぎに到着。ほんとだ、確かに立派なひまわり畑があった。

 

 飯塚農場の飯塚恭正さんは大玉・小玉合わせて8万個を収穫するスイカ作りの達人なのだ。以前「おもいっきりテレビ」だったか、その手の情報番組に「スイカ魂をもつ男」として紹介された人なのだけど、「スイカ魂」ってどんな魂なのかしら。

            

 7月下旬に新潟を襲った豪雨によって、収穫間際の1万2,000個のスイカが水没し、ダメになってしまったそうだ。飯塚さんのお話は何でも規模が違う。
 
 小玉スイカの収穫は、若い学生アルバイトが一列に並び、スイカを投げてリレー方式で行っていた。飯塚さんは「ありゃあ、小玉だからできるんだよね。大玉だと重いだろ、肋骨を折っちゃうことがあるんだよ」と何でもないように言った。大玉スイカを受け止めて、肋骨を折ってしまうなんて……。

 中越地震の際に義援金を送ってもらったからと、今回の東日本大震災の被災地にお米、ニンジン、じゃがいもを送ったそうだ。どれくらい送ったのか聞いたら、ニンジン1トン、じゃがいも1トン、米160俵(1俵60kg)なんて軽く言うのだ。

 飯塚さんは新潟県八色と津南に農場をもっていて、夏、小玉スイカを作っている津南高原の圃場でニンジンも作っているのだが、以前取材したときには1日に10トンもニンジンを収穫していた。それを考えたら、ニンジン1トンの寄付なんて、何でもないのかもしれないけど、でもやはりスゴイ。

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『とびきりおいしい日本を取り寄せる』

2011-09-15 | 

 クロワッサンプレミアム特別編集『海から、森から、田畑から とびきりおいしい日本を取り寄せる』。これこれ、発売日が制作途中で早まったことを知らされて、泡食ったムック。9月9日に無事発売の運びとなった。

 以前取材したことがある篤農家さんたちを、再び訪ねることができて、とても幸せだった。皆さん、笑顔で迎え入れてくれたことがうれしかった。
 掲載したスイカ、ブドウ、柑橘類の生産者さんはみな、土壌微生物の活性を高め、科学的に活用する土作りを進めている。その結果、糖度が高く、味の濃い果実を収穫しているのです。

 わさびの生産者さんは、特殊な環境で栽培するわさびの病害虫に強い品種の開発に尽力したり、天竜茶の生産者さんはお茶の木を可愛がって可愛がって、娘のように可愛がって育てている。ステキな方たちばかりだ。

 国産ナチュラルチーズの職人さんたちも、儲けより品質、味を重視して、真摯にチーズに向き合っているところが素晴らしい。各工房にそれぞれの味がある。今年の冬に北海道でナチュラルチーズの取材をして以来、ほぼ欠かさずナチュラルチーズが冷蔵庫に……。輸入のチーズのほうが量的にははるかに多いけれど、国産ナチュラルチーズも決して負けていない。

 高温耐性などを得るなどのために開発されている各地の新しいお米もなかなか奥が深い。このムックの制作をきっかけにして知った九州・長崎のブランド米「にこまる」の23年度産を予約してしまった。

 肉類も魚介類も、野菜も、いい加減に作られているもの、安心して買えないようなものは掲載されていないので、ぜひこのムックを手にとってみてください。マガジンハウス発行、980円です。

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居住地によって異なる放射能汚染範囲の認識

2011-09-12 | つぶやき

 ブラジルに赴任している友人からのメール。

「こんにちは

 〇〇が思っている日本における放射能汚染範囲:  
 
http://twitpic.com/6hrbrw/full

 けっさくでしょ」
 
 出典は分かりませんが、傑作です。

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クリ、少し腫れがひく

2011-09-07 | 犬&猫との暮らし

 月曜日、取材から帰ってからクリを連れて、夕方の診察時間と同時にさかい動物病院の扉に手をかけたのだけど、扉が開かない。院内が暗い。ふと見ると「月曜午後休診」という文字が。
 そうだったか。休診日は日曜と木曜だけだと思っていた。失敗。ちょっと舞い上がっているクリを連れて、しょんぼりと家に帰ったのだった。

 クリの左頬の腫れは少し引いていたが、ここはやはりちゃんと受診しておかなくてはと思い、6日は診察開始時間早々に通院したのである。

 クリは歯根炎になって膿が溜まり、頬が腫れてしまったのだろうという見立て。「多分クリちゃんはたえず血膿を味わっていると思う」と聞かされ、唸ってしまった。確かにこの2日間、クリの口臭はさらにひどかった。それは嫌気性菌感染症のために膿悪臭だったのね。

 歯石がひどく、ガタガタで汚いクリの歯茎。すぐ出血するけれど、それでも膿は出さないより出した方がいいそうで、そのためには激しくではなく、汚れを軽く押して落とすようにしながら、血膿を出し切ってあげることが良策らしい。ああ、怖いなあ。

 「犬の場合、歯石がひどいところには、なぜか毛がこびりついていることが多いのです」と言いながら、先生は医学書に掲載されていた、犬の歯石に毛が絡みついている写真を見せてくれた。

 初耳だった。犬のひどい歯石には毛がこびりついているなんて! 理由は不明だそうだ。先生も「なぜか」を強調しながら、「クリちゃんの歯石にも毛が絡まり着いているかもしれませんね」なんて言うから、笑うところではなかったのだけど、なんかおかしくなって「あははは」と笑ってしまった。

 日曜の夕方はずい分腫れていたけれど、今日はもう腫れが引いた。膿が出たからかしらん。それでも抗生剤(「KH816」
と刻印されている錠剤)を処方してもらって、帰って来た。やれやれ。

 調べたら「パセトシン」という名の、細菌の細胞壁を破壊して、細菌を死滅させる働きのあるペニシリン系抗生物質で、「グラム陽性菌・グラム陰性菌の両方の細菌(赤痢菌、大腸菌、変形菌、インフルエンザ菌、腸球菌、連鎖球菌、肺炎球菌、ぶどう球菌、淋菌など)によって引きおこされた感染症の治療に効果があり、ペニシリン剤のなかで、もっとも利用されている薬」だそうだ。

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