小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

気功治療家になった置き薬屋さん

2018-03-08 | 健康・整体
太極拳の稽古に、今まさに出かけようという時にインターフォンが鳴った。
何年振りだろう、置き薬屋さんで、整体師の烏山さんだった。

烏山さんとは、ここに引っ越す前からのお付き合いなので、
17年以上になるでしょうか。
烏山さんは、富山を代表する製薬会社「広貫堂」の薬を中心に扱っていて、
その中から私は「熊膽圓(ゆうたんえん)」と「六神丸」を買い置きしていた。 

  

「熊膽圓」は「熊の胆(クマノイ)」と呼ばれて親しまれてきた生薬で、 
昔は熊の胆汁を使用していたので、その名が付いたのだけど、
現在は主に牛の胆汁を使っているそうだ。

「六神丸」は「和漢薬の強心剤」と謳っているが、
疲労やホルモンバランスの乱れなどにも有効とのことで、
消化器系は「熊膽圓」で、循環器系は「六神丸」でカバーしてきたのだが、
ここ数年、「熊膽圓」と「六神丸」は富山に取材に行った時などに、
現地で購入したために、烏山さんから購入することがなかった。

そして、つい昨日のこと。
東京駅のKITTEで開催されている「富山のくすりフェア」に立ち寄り、
「熊膽圓」と「六神丸」を見つけて購入したのだった。

それらの薬を買った翌日に、それを教えてくれた本人が、
何年かぶりに訪ねてきたのでびっくり!!!
思わず話し込んでしまい、太極拳の稽古はお休みすることに。

以前、烏山さんは手技による整体をメインにしていた。
私も仙腸関節や肋骨のよじれなどを修正してもらったことがある。

ところが最近は「気」を扱って治療していて、
椅子に座ってできる「らくらくヨガ教室」なども開催しているという。

ある気功の本に興味を持ち、その先生の指導を受けたことで、
めきめきと「気」を扱えるようになったそうで、
その話がとても面白くて、実際に私も「気」で動かされてしまった。
そればかりか、カヤにまで「気」を入れてくれたのでした。

烏山さんは、これからはブログも充実させていくらしい。
「出張施術ときどき釣り人 烏の日々」https://ameblo.jp/rakurakuyoga123/
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ベテラン療術師によるテルミー体験

2017-07-31 | 健康・整体
いつの間にか月イチの更新になってしまいました。

昨日、テルミー療術所開業20周年という療術師の
みなみ先生の施術を受けることができた。
知人の勘違いから発生したご縁なのだけど、
私まで、その幸せなご縁のおすそ分けにあずかったのでした。

会話の中ではふだん「テルミー」と略して言うが、
正式には「イトオテルミー療法」。
昭和4(1929)年に医学博士の伊藤金逸先生が発明し、
再来年には世に送り出されて90年を迎える歴史のある自然療法で、
「イトオ」は伊藤博士の苗字から、
「テルミー」はギリシャ語で「温熱を利用した療法」を意味するそうだ。

万年筆くらいの細長さの金属製の筒(冷温器)の中に、
火のついた薬効のあるお線香(テルミー線)を挿入し、
熱せられた冷温器で全身を摩擦したり押圧することによって、
からだを温めてコリをほぐし、血液やリンパの流れを整え、
自己治癒力を高めていくちう温熱刺激療法です。

ベテランみなみ先生の施術には「もうびっくり!」というほかない。
2本の金属製の棒が「指か手か」と思うほど、しなやかに動き、
うつ伏せになっていた私は思わず振り返って、先生の手先を見てしまった。
肌に触れた冷温器に金属の質感がなく、生きもののようなのだ。
20年という歳月とみなみ先生のテルミーへの思いが、
そうさせているのですね。

背骨の両脇を一点ずつずらしながら、
冷温器を垂直に押しあていく方法を初めて体験し、ノックアウトされた。
熱刺激と圧刺激が絶妙で、ちょっと痛いのだけど気持ちいいのなんのって。
熱が入っていき、筋肉が緩んでいくのがわかる。

さらに、マッサージ師でもある実習生がテルミーをかけつつ、
肩甲骨はがしのもみほぐしをやってくれ、
「効く~!」を連発してしまった。すばらしい手技だった。

触れてもらうことで、肩甲骨周辺、背骨両脇がゴリゴリなのが
自分でもわかった。かなり固くなっていたのだ。
そういえば、この数カ月を振り返ると、
こころが固くなる出来事もあったからなあ。

凝りに凝ったからだに、初めて経験する「点擦」という手技で
熱を入れてもらい、ほぐしてもらい、本当に至福のひとときだった。

そして今朝、からだがしなやかになっていることを実感した。
弾力が戻ったという感じ。とてもステキな感覚だった。
イトオテルミー療法はもっと知られてもいいのに、と思う。
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体が整うと気持ちも整うというお話

2015-08-21 | 健康・整体
太極拳の練習を始めて感じたことは、
体幹のトレーニングになるなということだった。

たった週1回の練習なのに、
1年前に比べて股関節もかなり緩み、
硬かった内腿の筋が伸びて、開脚もスムーズに。

そして、ここ2か月くらいのことだけど、
下丹田に気を溜めるイメージを明確に持てるようになった。
両手のひらの労宮(ツボ)を押し広げるようにして球を作り、
気(エネルギー)を溜めることも、できるようになった。

人は不安があったり、イライラすると、
呼吸が浅くなるし、横隔膜が上がってしまうという。
腹が据わっていない状態ですね。

仕事で「ああ、もうヤンなっちゃうっ!」ということが続いたり、
不愉快な思いをしてリセットしたつもりでも、
なんとなく引きずっているようなとき、
太極拳の練習に打ち込んで、帰る頃には
そういう「負」の気持ちがすっかりなくなっている。

多分それは、下丹田に気を溜めることで、
体が整って、腹が据わるからだと思う。
体の軸がただされると、心も整うのだということが、
経験として実感できたことは、この数か月の大きな収穫。

私たちに太極拳を教えてくださっているのは、
日本武術太極拳連盟に所属しているT先生。
T先生は、ただ「真似をして型を覚えて」
という教え方ではなく、ひとつひとつの型の意味や、
武術としての理論も丁寧に教えてくれる。
ときに、気功のストレッチなども取り入れてくれる。

教わる中身はとっても濃いのに、
市営の施設で開講されている教室なので、
受講料はとってもリーズナブル。
こんなに安い料金で、ここまでしっかり学べるところは
ほかにないだろう。

下丹田を意識すること、肩甲骨を開くこと、
呼吸、重心移動の所作などを意識するようになったことで、
心の整え方も身に着けられるようになり、
ますます太極拳が面白くなった。
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ハンドケアについて

2014-09-20 | 健康・整体
日本ホリスティック医学協会の会報vol.89では、タッチングケアについて特集した。


『手の治癒力』の著者である山口創さんの講演録をはじめ、
ベビータッチや看護ケアに最適なタッチに関する寄稿のほか、
手を使うさまざまなセラピーの解説も掲載している。

私も「動物たちとの触れ合い 言葉に頼らない“いのち”の交流」と題して
コラムを寄稿させていただいた。

「各種セラピー豆知識」として、26種類のハンドケアを解説したのだけど、
それぞれのセラピストさん、施術家さんには一家言も二家言もあり、
言い回しにこだわりがあるために、細かい修正が入ることも。

セラピストさんや施術家さんの中には、
自分がする操法や手技がもっとも優れており、
ほかの方法を認めたがらなかったり、
著名な指導者に教わらなければ、知識や技術は「本物」ではないと、
非常に限定的に考えている方をときどき見受けるのだけど、
人の身体はまことに多様なもので、無限の可能性も秘めている。

人の身体は、ひとつの療法だけで変化させられるほど、
単純ではないし、しかも自分の力だけで変化させられると考えるのは、
少~し思いあがりなのではないか、と常々思っていた。

そういう自信も必要なのでしょうし、
施術される側は良くなるために施術してもらいに行くのだから、
何も変化がなければ「意味がない」と言いたくなっちゃうだろうけど、
ここでは、そういうことが言いたいのではないの。

ハンドケア解説の最後に、翻訳家で協会の副会長である上野圭一先生が、
「ハンドヒーリング」と題して、コラムを寄せてくれた。

上野先生は「ホリスティック」と言う言葉を、長い間の試行錯誤の末、
「全体的=相互連関する万物が織りなす網の目を通して見た」と
訳すようになったそうだ。
それを頭に入れたうえで、大切な部分だけ抽出します。

ハンドヒーリングは古代の洞窟絵画や聖書にも登場する、
もっとも古い技法のひとつである。
それは、古代人たちも気づいていたであろう
その「相互連関する万物が織りなす網の目」に沿って
施術者がエネルギーを移送する、
ホリスティックな技法だと考えることができる。
神や精霊の働きそのものである「網の目」の存在に気づきさえすれば、
施術者はなにも力む必要がなく、
むしろ脱力して超越者の見えない力におまかせすればいいという
まことにやさしい技法であるような気がする。

 
力みなさんな、驕りなさんなという、助言でしょうか。
複雑な人の身体に向き合う心得みたいな、
基本的なことを忘れないようにね、と遠まわしにおっしゃっているのね。
さすが上野先生!と思いました。

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今日は太極拳の日でした

2014-05-16 | 健康・整体
 アベシンゾーさんの発言は、ノンフィクション作家の保坂正康さんが言うように「反論できない言葉が先行し、前提条件と結論がつながっていない」と私も思う。言葉だけで国民にそう思わせようとする「情念的感情的」手法なのだ。

 おお~、イヤだ、イヤだ。

 と思いながら、それを振り払うかのように、今朝は太極拳教室へ。

 型の練習を始める前に、当然ストレッチをするのだけど、男性陣4人はからだが硬いのか、隣のほうから「ウウッー」とか「あああ」とか呻き声が聞こえてきて、時々吹き出しそうになる。笑っている場合ではなく、私ももう少し股関節を柔らかくしないといけないのだけど……。

 でも私、やっぱり太極拳が好きだなあと思った。太極拳は武術でもあるので、ゆるやかな演舞の中にも強さの表現があり、陰陽を体感できる気がする。先生が流れるように動きながら、要所要所でピシッピシッと型を決めるとほれぼれする。

 集中して練習した後は「大地としっかりつながっています」という立ち方ができる。からだの軸を確認できる。その感覚がすごくいい。


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太極拳教室

2014-05-02 | 健康・整体
 先週、アクシデントのせいで行けなかった太極拳教室に、今日は行くことができた。二十四式太極拳講習は、市のスポーツ施設で募集していた教室のひとつで、市が主催しているだけに、講習料が比較的安いのが魅力だった。

 太極拳は、無極・太極・陰陽説などの中国の古典哲学思想を基礎に、中医学や養生理論を取り入れて、体系化された中国拳法のひとつだ。陳式、楊式、呉式など、いくつかの流派があるのだけど、二十四式は、一般に普及しやすいように構成された簡化型太極拳である。

 気を集めるように球を描きながら、ゆったりとした動作の中に、攻撃や防御の型が含まれている太極拳は、護身術としても修得されている一方、気のパワーを高め、心身のバランスの維持や改善のための健康法として、広く愛好されている。

 昔、昔、中国に1年間留学していた時に、体育の授業で二十四式太極拳を習い、自分に合っているなと思って好きになり、熱心に習得に励んだのだった。老師も目をかけてくれ、青年拳も教えてくれ(忘れてしまったけれど)、課外授業として省の武術大会に連れて行ってくれたりした。

 10年以上前にも一度教室に通ったことがある。その時は腰を痛めて挫折したのだけど、気功同様、連続してやりたいなあと思っていたのだ。

 10年以上経つとはいえ、体が覚えているはずだから、すぐに思い出すだろうと思っていた。なのに、かなりの部分を忘れていた。ガ~ン。

 受講生は、私より年配のオジサマ方4人とやはり年配の女性1人、私を入れてたった6人の少数クラス。ほかの方たちはずっと太極拳をやっていたらしく、型を全部覚えていて、私1人、ごにゃごにゃしてしまった。

 型はうる覚えながら、呼吸に集中して気を集め、ゆっくりと手足を動かすと、それだけでみるみる汗をかき、終了後、ものすごくスッキリした。昨日の講義と合わせて、こころもからだもデトックスという感じだった。

 次週に向けて、DVDを見ながら、ちょっと復習しておかないと置いてかれちゃう。

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中先生の気功講習とクワシャ療法

2014-02-28 | 健康・整体
 『人は死なない。では、どうする?』を貸してあげた日本ホリスティック医学協会事務局のAさんから「中健次郎先生の気功セミナーがあるから行ってみませんか」と誘われて行ったのは昨年12月12日だった。天外伺朗さんが主宰するホロトロピック・ネットワークの講習会だった。



 中先生の実践気功セミナーは素晴らしかった。中先生ご自身が光輝いている感じだった。高みから人を見下ろすような態度など一切なく、終始笑顔を絶やさず、気さくでものすごい気を発していた。

 気を丹田に集め、全身にみなぎらせる方法を2種類ほど教えてもらったのだけど、講習後、肚が座った感じになった。翌朝は正中線がまっすぐになり、大地にきちっと立っているという感覚を味わい、爽快だった。

 参加者は20数名だったかな。みなが良い気を充満させたので場のエネルギーが高まって、とても居心地がよかった。日本ホリスティック医学協会会長の帯津先生は常々「場のエネルギーは大事だ」とおっしゃっているけれど、それを実感したなあ。自分がどこに身を置くか、どういう人と付き合うかは軽視できないことなのだな。

 そして、今年の1月19日にも東京都下のショップで中先生の気功講習があったので、出掛けて行った。相変わらず中先生はキラキラしていた。みんなで動きの少ない気功をやったあと、先生からクワシャ療法について学ぶことができた。

 クワシャ療法とは、針灸や按摩、放血療法と同様に、中国の伝統的な自然療法のひとつで、水牛の角やベンセキのヘラで皮膚を擦り、経絡や反射区を刺激して体内の気・血・水の巡りを整え、自然治癒力を高める療法だ。中国語で「グアシャ」、 日本ではクワシャのほか「グワシャ」「カッサ」とも呼ばれている。



 中先生が気を送りながら受講生にクワシャを行ったところ、見る見る血液の滞りが表面化したので、たまげてしまった。私はどうしても水牛角製のヘラや勾玉型のベンセキが欲しくなった。

 中先生は形の異なる何種類かの水牛の角のヘラを北京から取り寄せ、クワシャ用に調合したアロマオイルとともに講習生に特別価格で分けてくださっているので、2月のギャラが入ったら申し込もうと思っていたのだ。そして、とうとう手に入れたのです。ふふふ。



 商品に、中先生の奥様でやはり太極拳などを教えている中暢子先生の手書きのメモが添えられていた。そこには「オオタケさんが愛と喜びに満ちて、周りの多くの方々と共に健康で幸せでありますように!」と書かれていた。じい~ん。

 クワシャ療法は温灸のように火を使わないからワンコにもよさそうだ。ブナやクリにもしてあげたかったなあ。
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奈良の整体院・朱鯨亭のこと

2009-06-16 | 健康・整体

 月刊誌の仕事が入り、いろいろと急に忙しなってしまったので、いま整体の勉強はちょっとお休み中ですが、欠かさずプリントアウトして保管しているメルマガがあります。

 奈良の整体院・朱鯨亭の別所先生が日々体について思ったことを綴ったメルマガです。

 以前通っていた川口の代替療法セミナーはそれなりに勉強になり、とても面白かったのですが、先生が葉脈を顕微鏡で見入るばかりで樹全体を見ていなかったり、枝がダメだと決めたら、もうその森全部がダメだということになったり、つまり大局的な観方をしない人で、そもそも何が辛かったかというと、自分が学んだカイロプラクティックの悪口や西洋医学の医者の悪口を毎回聞かされることと、「絶対に」とか「確実に」を連呼することでした。
 
 「2年で280万円も費やしたのに」という言葉は、耳にタコができるくらい聞かされた。先生は読書はあまり好きではないらしく、新聞もラテ欄とスポーツ面しか読まないという。なぜかものすごい芸能通で、タレントや芸能人の話になると熱くなる。不健康そうに太っていて、トンカツが大好きだとかいわれると、なんだかねえ~。

 整体師さんのなかには、自分以外の療法を悪くいう人がけっこういて、そういう態度はあまりよろしくない。「私にかかれば絶対に治る」と断言しちゃう整体師さんも、端から怪しいと思ってしまう。


 「ここではここまで学べばよかろう」という自分なりの判断をし、それらの単元を終えたので、そのセミナー通いは終了。いまはもっぱら朱鯨亭の公式サイトに掲載されている整体術や別所先生のメルマガの記述を読んで、遅々とした歩みながら頭だけの勉強をしています。

 朱鯨亭のメルマガにはシュタイナーの話がたびたび出てくるし、別所先生オススメの「生き方を変える本」なども、私にはとても興味深いものばかり。山や花、自然を体で感じようとする生き方は共感がもてる。

 で、7月にさいたま市で出張講習を行うということだったので、そのお知らせが来た日にすぐ申し込んでのでした。
 13日は、私のうちにメンテナンスにきてくれる治療家さん主催の、リンパの勉強会があったのに、仕事が立て込んでしまって、泣く泣くキャンセル。朱鯨亭のセミナーにはぜひとも出席したい!

朱鯨亭ホームページ 
http://www.shugeitei.com/index.html

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奥歯を抜きました

2009-06-02 | 健康・整体

 本当は昨日、奥歯を抜くつもりで予約していたのに、急にヨネスケさんのインタビューが入り、今日にずらすことになってしまった。
 「歯を抜いたあとでもしゃべれますよね」と聞くと、「麻酔が効いていると、知らずにヨダレが垂れちゃうかもしれませんよ」と歯科衛生士さんがいう。ヨネスケさんと話している最中に、ヨダレを垂らすのはいただけないと思い、昨日は断念しました。

 口をあ~んとするたびに、無惨に変色した奥歯が見えて、ホント情けなくて、早く抜くなら抜いちゃえという投げやりな気分でおりました。

 麻酔を打ったあと少しいじくって、すぐに糸で縛ったりしている。子どもの頃、ぐらついた乳歯を抜くのに、糸で縛って引っ張って抜いたことを思い出しました。
 いまどきの歯医者さんはペンチでねじ切るように抜くんじゃなくて(子どもの頃、私が通っていた歯医者さんはそんな抜き方をしたのです)、糸で引っ張って抜くんだと思っていたら、先生が「1週間後に抜糸します」という。

 「へっ?」って感じでした。ものすごくあっさり抜けてしまい、糸は傷口を縫うためのものでした。そりゃ、そうだよね~。

 で、抜けた歯を見たら、あまりにおぞましい色、醜い形状…、ものすごくショックでした。ミイラの歯でもこんなにひどくない。茶色くて、とても健全な歯じゃない。ちゃんと金属を被せてあったのにですよ、ここまで虫歯になっていたなんて! 今まで放っておいた戒めのために、抜いた歯を持ち帰ってきました。

 撮影しておこうと思ったけど、少し前から抜いた所が痛み出し、あの歯を見たらさらに痛くなりそうなので、今日はやめておきます。「数日はお酒も呑まず、安静にしていてください」だなんて、殺生な…。 

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有風庵の整体

2009-01-27 | 健康・整体
 昨年の晩秋、急性腰痛症になるまで、どこそこが凝るという自覚がまったくなかった私。ところが、あれ以来、そして、その治療のために鍼や整体を受けたことで、身体が「古い痛み」や「凝り」を発信するようになりました。そのこと自体、とてもよかったと思っています。自覚なしに溜めに溜めた結果、大きな障害がどっかり来るより、小出しにされた痛みや凝りに速やかに対応しつつ、身体を整えていった方がいいに決まっています。

 とはいえ、ちゃんと反応するようになったがゆえに、あちこちの「ガタ」が顕在化しはじめています。
 特に今、虫歯の治療中なので頚筋も凝るし、肩も凝る。集中力低下もはなはだしい。虫歯1本、バカにできませんよ。奥歯のない高齢者の方は、たとえ入れ歯でも奥歯がある方より転倒率が高いですしね。

 というわけで、今日は予約していた国分寺の整体院「有風庵」に行ってきました。触診して頂きながら自分でも分かりましたが、まぁ凝ってること、硬いこと! 広背筋か腸肋筋か脊柱起立筋か、とにかく背中の筋肉から大腿部の筋肉、足首をスムーズに動かす下腿部の筋肉も、ちょっと押圧されただけで「あたたたた~」と声が出る。我ながらひどい状態でした。

 先生は「まず土台から」と足・脚を診てくれました。足の指、足の甲、足の裏と丁寧に「痛&気持ちいい」(時に「痛い!」)程度に、指の腹で押し、揉みほぐしてくれたのですが、まず初めにしてもらった左足の指が、開放されて意識が戻ったという感じになり、途端に軽くのびのびして、本当に指が「嬉しそう」に動くんですね。びっくりしました。
 足の指1本たりとも、ぞんざいにしてはいけないんだと思いましたね。必要だからついているんだもの。末端はケアは怠りがちだけど、末端ほどよく使っているのだから、ときどき丁寧に手当てしてあげないといけないんですね。

 今までどれほど痛みや凝りを開放してあげなかったことか。先生は「この痛みは若い痛みだから、開放してあげれば、すぐに凝りが取れてきますよ」だって。にくい言い回しでしょ、「若い痛み」なんて…。

 股間節も足首も、下半身すべてにおいて凝り固まっておりまして、足先だけでもこんなに軽くしなやかに動くようになったのですから、次回がとても楽しみです。先生は若いけれど物静かで、安心して施術して頂くことができました。時間をかけた丁寧な施術だったし、セルフケアの指導もしてくださり、心身ともに大変癒されました。

整体院「有風庵」のホームページ 
http://yufuan.net/index.html

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授業と仕事と

2008-10-29 | 健康・整体

 今日は補完代替療法の授業があったので、帰宅が11時近くになってしまいました。講義は夜6~9時なのですが、自分の行ける日を予約して、マンツーマンで行われます。講義はたいてい長引いて、9時にちゃんと終わることはまずありません。今はまだ、総論としての骨格学を機能解剖学的な見地から学んでいますが、「整体をするのに必要な範囲だけ」と先生は言うけれど、あまりに内容が濃く、私には面白くてしょうがありません。骨格という名の通りその骨組みに筋肉学、神経学、細胞学、免疫学が積み重ねられて行ったら、どんどん立体的になり、もっと面白くなることでしょう。

 先生は日大農獣医出身の獣医師でもあったので獣医学的な話や畜産・ペット医療の話も聞けて、私にとっては願ったり叶ったり。バランスドッグマッサージの講習でも犬の骨格や筋肉の構成について、もっと突っ込んだ講義があったら、理論的な肉付けがなされ、犬の体全体を一つの生命体として捉えることができたろうにと振り返ると、ちょっと残念な気がしています。
 なので、ペットのホリスティックケアに関しては、日本ホリスティック獣医師協会のホリスティックケア・カウンセラー養成講座で学び直しています。こちらでは犬と猫の生理学・解剖学から基礎栄養学、ストレスマネージメント、Tタッチ・メソッド、ツボマッサージ、動物へのバッチフラワーなど幅広く学べ、テキストもなかなか充実していて、私には学び甲斐があり、全部覚えたら「お利口になっちゃう!」と心配しています。ホントは「覚えられないんじゃない?」という心配の方が大きいんだけどネ。

 朝の散歩を終え、犬たちのケアと自分の朝食を済ませたら、本業であるライター仕事を10時には始め、集中的にやってしまったら、講義の録音を聞き直してまとめたり、テキストを読み直すなど、夕方から勉強をします。取材がある日は授業を入れないようにし、取材後のライティングをマッハで仕上げ、仕事が立て込んでいない日は午前中に集中して、午後から勉強。
 
 ライター仕事の定期物は、日本の伝統文化や伝統工芸を継承している人たちを取材してまとめたり、旬の食材と健康について書いたり、著名人の講演会の内容をまとめるなどのほか、月刊のエリア情報誌では子育て中の親御さんの一助となるような記事を作っていますが、これらには人との出会いもあり、開眼することも多いので面白く、また関わっている人たちも気持ちいい人ばかりなので、やっていて全然苦じゃありません。
 仕事と勉強を両立し、この先もライター仕事にしろ、対人・対犬のホリスティックケアの仕事にしろ、いい場をつくりながら、いい人たちと触れ合い、触発されながら続けていきたいなと思いました。

 がん治療の権威で、西洋医学に中国医学、気功、心理療法などをプラスしたホリスティック医学の治療法を実践していることで名高い帯津三敬病院院長の帯津良一先生は「自然治癒力を高めるには、いい場をつくり、いい場に身を置くことに腐心しなければなりません」と語っておられますが、その通りだと思います。「自分はこうありたい」という場に身を置くように努力すればいいんだよね。貧乏だけど充実してます。

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レイキとの出会い

2008-04-16 | 健康・整体
 同じマンションの3階にSさんという60歳の女性が住んでいました。やはり同じマンションに住む私の妹が、Sさんと同時期に理事会の役員をしていたことから、私もSさんを知り、交流が始まったのですが、彼女は何かにつけ夫を悪く言い、夫の愚痴をこぼしていました。
 誰かに聞いて欲しかったのだと思いますが、自宅で仕事をしているとインターホンが鳴り、「ちょっとお姉さん、聞いてくれる?」とたびたび私を呼びに来るようになりました。あまりに愚痴と後ろ向きな話ばかりだったので、いつからかそれが少し重荷になり、「ごめん、今、急ぎの原稿を書いてるの」などと言って応じてあげないこともありました。

 そのうちSさんのところに30代前半の身重の娘が、幼稚園に入る前の男の子を連れて出戻って来ました。その頃からだったのか、定かではありませんが、後で聞くところによると、Sさんがノイローゼ気味だったと言うのです。

 4年前の晩秋の夕方、Sさんの娘が「今、ばあちゃんがネコを連れて出て行ってしまったのだけど、知らないか」と訪ねて来ました。状況はよく分らなかったのですが、何やら切羽詰った様子だったので、私は妹の運転する車でSさんをあちこち探し回りました。けれど、その日Sさんの行方は分からずじまいでした。

 翌日、警察から連絡があり、Sさんが自宅から比較的近い場所の道端で亡くなっていたことが分りました。コンビニで買った焼酎と処方されていた精神安定剤を多量に飲んでの自殺でした。
 マンションのほかの住人には伏せたいという遺族の意向もあり、蔡場でのお通夜に出席したのは私の妹夫婦と私のほか、以前住んでいた場所で故意にしていた一家族だけで、Sさんの兄弟、親族は誰一人として姿を見せませんでした。
 Sさんの息子曰く「いや~、人間って呆気ないですね。」娘曰く「これでよかったんですよね。」
 一体、何がよかったのか私には分からず、答える術がありませんでした。

 それから、どれくらい経った頃だったでしょうか。私の元にSさんがやって来るのが見えたのです。思い悩んでいる様子で、私のほうに来てはまた踵を返し、あっちへ行こうとする。ですが、また悩みつつこちらへ来るというSさんが見えました。Sさんは残った娘のことが心配なのだなと思いました。
 だから私は「Sさん、大丈夫だよ、心配しなくても。あなたはちゃんと成仏しなくちゃ」と心の中で声をかけたのですが、どうも納得できないようでした。私がいつも犬たちとくつろぐ部屋は、何かざわざわした感じが続きました。

 このざわざわした感じ、分かるでしょうか。
 かつて仕事で、よくカヌーの川旅をしていました。夜はもちろん河原で天幕生活です。テントを張る際、万が一の増水に備え、川面からの距離を考慮したうえで、寝心地のいい玉砂利の地面を選ぶのですが、条件はよくでも、何かイヤ~な感じがする場所があるものです。
 あるときもテントサイトを探していると、何やら周辺が、澱んでいるのに落ち着かない雰囲気だったので、私が「ここ、何かイヤな感じがしない?」と旅の相棒に言うと、「何かいる、もののけがいるって感じがするよ。何かあった場所だね」などと言う。
 そういう場所のざわざわ感、そんな感じが私の部屋でしていたのです。

 そんなとき、ブックデザイナーのゼンチャンに会う機会があり、そのSさんの話をしたら、「それならこの霊符をあげましょう。裏にその人の名前を書いて水に流すと、供養になるそうですよ」と言って、一枚の霊符をくれたのです。
 長年霊符の研究をしている、あるお坊様から譲ってもらったらしいのですが、そのときはその霊符がどんなものなのか、ゼンチャン自身それほど詳しくなく、私もよく分らないけど、それでSさんが少しでも楽になればよいと思ってもらって帰りました。

 帰宅して、その霊符を封筒から出した途端、まあ、びっくり! 一気に霧が晴れるように、部屋の中が澄んでいくのが分りました。ざわざわ感が一気に解消され、まさに浄化されたという感じだったのです。
 あまりに驚いた私は、すぐにゼンチャンに「一体これはどういうものなのか」と問い合わの電話を入れたほどです。翌日、Sさんの名前が書かれた霊符を、祈りをこめて川に流しました。
 そして、その霊符を書いている方についてインターネットで調べたのでした。
 すると、そのお坊様が霊符の普及だけでなく、カイロプラクティックとレイキによる治療院を開設していること、またレイキ・ティーチャーとしてセミナーも開講していることが分りました。
 これが私とレイキの出会いでした。
 「レイキって、何?」。それからレイキが何なのかを調べ始め、結果的にはレイキを学ぶことになったのでした。
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