釧路川に近づいていくと、
目の前に煉瓦の瀟洒な建物が見えた。
地図で確認すると「道立釧路芸術館」の建物だった。
見ていたのは、裏側。
近くの塀に「猫まみれ展」というポスターが貼ってある。
「アートになった猫たち-浮世絵から現代美術まで」
9月6日までが会期らしい。
時間もあることだし、見てみようか、と正面に回った。
観覧料800円を支払って、1階展示室へ。
中は意外と広く、猫をモチーフにしたアート作品が
なんと273点も展示されていた。
「招き猫亭」という謎の収集家のコレクションらしいのだけど、
豆皿、浮世絵、油絵、版画、ミックスメディアやテラコッタなど、
あらゆる作品に個性的な猫、猫、猫。
歌川国芳は無類の猫好きだったらしく、
大判の錦絵にずいぶん猫を描きこんでいる。
面白い発見は、当時、犬は放し飼いだったのに対して、
猫はリードをつけて、つないで飼っていたこと。
『源氏物語』にも猫が描かれていたし、
江戸から明治にかけての浮世絵では、
鈴をつけた猫が多く描かれているから、
その頃すでに猫に鈴をつけていたようだ。
アンディ・ウォーホルのリトグラフもあったし、
フジコ・ヘミングの木版もあった。
フジコさんの猫はとても味があって、
彼女は音楽の才能だけでなく、絵の才能もある方なのね。
いいものを見たなあ。
これだけ多くの古今東西の猫作品を見られる展覧会は、
なかなかないのではないかしら。
釧路で一番面白かったのは、この展覧会でした。
目の前に煉瓦の瀟洒な建物が見えた。
地図で確認すると「道立釧路芸術館」の建物だった。
見ていたのは、裏側。
近くの塀に「猫まみれ展」というポスターが貼ってある。
「アートになった猫たち-浮世絵から現代美術まで」
9月6日までが会期らしい。
時間もあることだし、見てみようか、と正面に回った。
観覧料800円を支払って、1階展示室へ。
中は意外と広く、猫をモチーフにしたアート作品が
なんと273点も展示されていた。
「招き猫亭」という謎の収集家のコレクションらしいのだけど、
豆皿、浮世絵、油絵、版画、ミックスメディアやテラコッタなど、
あらゆる作品に個性的な猫、猫、猫。
歌川国芳は無類の猫好きだったらしく、
大判の錦絵にずいぶん猫を描きこんでいる。
面白い発見は、当時、犬は放し飼いだったのに対して、
猫はリードをつけて、つないで飼っていたこと。
『源氏物語』にも猫が描かれていたし、
江戸から明治にかけての浮世絵では、
鈴をつけた猫が多く描かれているから、
その頃すでに猫に鈴をつけていたようだ。
アンディ・ウォーホルのリトグラフもあったし、
フジコ・ヘミングの木版もあった。
フジコさんの猫はとても味があって、
彼女は音楽の才能だけでなく、絵の才能もある方なのね。
いいものを見たなあ。
これだけ多くの古今東西の猫作品を見られる展覧会は、
なかなかないのではないかしら。
釧路で一番面白かったのは、この展覧会でした。