小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

とうとう来たか?!

2015-01-31 | 犬&猫との暮らし
28日午前中、出張に行く前に、カヤの血液検査をした。
それまで4日間にわたって、
ステロイドと抗菌剤を皮下注射した結果を見るために。
ステロイドの量はガッツリ飲ませた量とあまり変えずに、
皮下注射によって吸収率が上がることを願っていた。

ところが、アルブミン値は相変わらず1.7g/dlと低く、
肝臓の値も基準値内にとどまり、変化なし。

ステロイドを増やしても効果が得られないのであれば、
多く投与する意味がないので、
次の6日間は量を減らして皮下注射することになった。

下痢・嘔吐もなく、体重の変化もなし。
便はむしろ硬めなくらい、しっかりしていた。

が、しかし、今日の午後、
形のいい便をしたあと、ビシャッと下痢をした。

わああああ、とうとう来たのか?!

先生は、症状を見る限り、消化器型リンパ腫ではなく、
リンパ管拡張症の疑いが強いと言っていたけれど、
万が一、消化器型リンパ腫だったとしたら、
来月(ということは2月だから、もう明日)に入ると、
急激に悪化する可能性があるとも言っていた。

消化器型リンパ腫は化学療法の反応が鈍いことも多く、
発症から半年もてばいいほう、
というようなことを聞かされている。

カヤ、やっとシャバに出てきたのだから、
もうちょっと自由な生活を楽しもうよ~。

ラム肉を茹でたお鍋に、
何か違う蛋白質が付着していたのかなあ。
もうおやつにラム肉をあげるのは止めておこう。

2月3日に検査通院の予定。
それまでに、どうか「緊急通院」がありませんように。

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「say No プロジェクト」の斉藤さん

2015-01-31 | 犬&猫との暮らし
先日「say No プロジェクト」の趣旨を記したが、
その活動をとりまとめている方にお話を伺った。

動物看護士であり、トリマーでもある斉藤智江さん。
ペットケアショップ「BLOOM」を運営する傍ら、
犬の保護活動にも力を入れている人だ。

所属しているのは「ちばわん」という動物保護団体で、
これまでも保護犬を20頭余り預かり、
現在も仕事をしながら、ご自分の犬(元・保護犬)3頭と、
預かり犬2頭、計5頭と暮らしている。


斉藤さんの飼い犬と預かり犬

動物医療に携わっていた経験もあり、
動物の福祉に関しても、しっかりした意見を持っているし、
保護活動についても、必要以上に感情的にならず、
ニュートラルで、話を聞いていて心地よかった。

今年、繁殖犬の本を作ることになっているので、
あちこちで取材しているのだけど、
さまざま見聞きしているうちに、つまづくこともしばしば。

犬たちや活動に対する斉藤さんの考え方を聞き、
そのバランスのよさに、頼もしさを感じた。
今後もいろいろ教えていただけるとのことで、
心もとなかった足元が少し定まり、安心したのでした。


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カヤを置いて地方出張

2015-01-30 | 犬&猫との暮らし
28日は、糖尿病診療における地域連携の取材で、
愛知県に行くことになっていた。

カヤが心配なので、泊りは避けたかったのだけど、
専門医の方それぞれの診療が終わってからの鼎談ということで、
開始時間が夜8時。
鼎談場所は、名古屋から地下鉄を乗り継いで、
50分ほどかかるホテルの会議室。

その日は、新幹線の終電には間に合わないだろうということで、
名古屋で1泊することになった。

カヤを置いての外泊は、
カヤが元気ならまだしも、気が塞いだ。

ステロイドと抗菌剤の皮下注射は、
出かける日に、私がカヤに打ってやり、
翌日分は帰宅後に打てば問題はないが、
フードに消化酵素剤を混ぜてやらなければいけないので、
そのやり方を妹たちに書き置きし、
準備万端整えて、家を出た。

いつもなら留守をお願いした妹から
「元気にしているよ」などと報告メールがあるのだけど、
今回は、何の音沙汰もない。
カヤが綱渡り状態なだけに、気が気じゃなかった。

妹から「何の問題もないよ」
という連絡があったのは夜中のこと。

ずっと心配だったので、ホッとはしたけれど、
今度は逆に頭が冴えてしまって眠れず、
結局、そのままホテルで夜を明かすことになった。

帰路は、車中でも気持ちは常に「走れメロス」。
お昼過ぎに家に戻ると、
カヤはいびきをかいて熟睡中。
20分くらい、私が帰ったことも気づかずに眠っていた。
カヤもひとりぼっちの夜が不安で、眠れなかったのかな。

気疲れと寝不足で、へとへとだったので、
早い時間に横になったのだけど、なかなか寝付けなかった。
なんだか私、眠るのが下手になったなあ。
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カヤ、小康状態続く

2015-01-27 | 犬&猫との暮らし
カヤは食欲も旺盛(食糞も盛ん! やめて~)、
下痢・嘔吐まったくなし。

未明に私のベッドに潜り込んできた。
今年に入って初めてのことだ。
ピヨちゃん人形に固執する不安感も薄らいだようで、
IBDを発症する前の状態に戻っている。
アルブミン値はどうか分からないけれど。

この至って普通な状態のときに、
わざわざ内視鏡検査をして、
カヤに負担をかける必要はないんじゃないかと思っている。

今日は「say No プロジェクト」のお話を聞きに行く。
このプロジェクトは、

・パピーミルで働かされる犬・猫を減らす
・心身に傷を負わされる犬・猫を減らす
・捨てられる犬・猫を減らす
・殺処分される犬・猫を減らす

ことを目標に、
次のスローガンを掲げて周知活動しているそうだ。

・買わないことで救える命がある NO!生体販売
・買わずに飼いませんか?殺処分ゼロになるその日まで
・ぼくの命に値札を貼らないで

劣悪な環境で飼育されている繁殖犬を減らすためにも、
こうした活動は大事ですね。

カヤ、いい子で健やかにお留守番していてくださいよ。

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ステロイドの皮下注射を試すことに

2015-01-24 | 犬&猫との暮らし
先週土曜日のカヤの血液検査の結果は、
アルブミン値1.7g/dl。

ステロイドを1日2錠から3.5錠に増やして1週間、
さて、今日の血液検査の結果は?というと、
アルブミン値1.7g/dlと変わらず、
誤差を考慮しても、2.0には届かない。

何でしょうねえ、排泄物の状態は良好で、
ステロイドの副作用である多飲多尿、食欲増進は顕著なのに。

すると、先生が気になる数値の話をしてくれた。
血液検査をすると、毎回アルブミン値と一緒に、
ALKP(ALP)、ALTといった肝臓の状態を診る
酵素の数値も出てくる。

カヤのALKP、ALT数値は先週も基準値以内。
本来なら「よかった、よかった」という数値なのだけど、
先生はこの数値に首をひねっていたのです。

ステロイドを投与していると、
この数値がバコンと跳ね上がることがほとんどなのに、
そういえば先週も基準値以内、そして今週も…。

ということは、必要量のステロイドが、
きちんと吸収されていないのではないか、
と、心配になっているのだそうだ。

猫には、錠剤より注射に効果を表す個体がよくいるらしい。
犬でもまれにそういう子がいるという。
もしかしたらカヤも、錠剤より液剤のほうがいいのでは…。

という期待を込めて、ステロイド注射に変えてみることになった。

クリが寝たきりになってから、血栓症予防のヘパリンを
毎日2回、私が注射していた経験があることから、
先生がステロイドの皮下注射を試す提案をしてくれたのである。


とりあえず明日から4日間だけ、
ステロイドと抗菌剤の混合剤を皮下に注射することになった。

白い液が入ったこんな注射器を、冷蔵庫に保管しているなんて、
なんか危ない人みたい!


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ステロイド薬の副作用?

2015-01-22 | 犬&猫との暮らし
カヤが低アルブミンであることが分かり、
投薬を始めてから、頻繁に前肢を舐めるようになった。
「明らかに」なので、気になっていた。

そして、くるくる回る常同行動も、
うちに来た当初のような頻度に戻ってしまった。

私が帰宅した際に喜んで回る、
エサの用意をしていることを察して、気持ちが高まって回るだけじゃなく、
夜中にトイレに行った後に、ひとり室内でくるくる回っていることもあり、
ゆっくり眠れないでいることが多くなった。

そうかと思うと、
ピヨちゃん人形にひどく執着するようになり、
常に咥えて歩き回り、夜も咥えたまま眠る。
寝にくいだろうと思って取り上げようとしても、咥えて離さないのだ。

ほかにもいくつかピーピー鳴る人形を買ってやったのに、
カヤになくてはならないのは、
カヤが生まれて初めて所有したおもちゃ、
アヒルのピヨちゃん人形なのだ。
ほかの人形ではダメらしい。

この人形だけは手放したくないらしいので、
汚れては洗い、噛み千切ってほつれた場所は
縫い合わせて補強してあげている。


仕事部屋でもピヨちゃんをしっかり咥えたまま眠っている

ここ数日は、執着ぶりが特にひどく
布団に隠しておしまい、ではなくなった。
「ライナスの毛布」のようにピヨちゃんがなくては眠れない様子。

年末までは私の布団に潜り込んできたのに、
それも一切しなくなった。
私と眠るよりピヨちゃん人形を咥えているほうが安心だとは…。
ピヨちゃん人形に負けた私って…。

これらは多分、増量したステロイド薬の作用だと思う。

ステロイド薬を飲ませることで多飲多尿になったり、
食欲の増加による食糞があることは分かっていたけれど、
黒犬たちには、ここまで精神的な作用を感じたことはなかった。

もっともクリが悪性腫瘍でステロイドのお世話になっていたのは
すでに体が弱っていた頃だったから、
精神的な抑揚まで表に出せなかったのかもしれないけど。

ステロイド薬の副作用には、
「視力の低下、霧視(目の前に霧がかかったようになる)、
口の渇き、頻尿、食欲の増加、体重の増加、神経過敏、
不安、多幸感(訳もなく楽しい感じになる)、睡眠障害など」
があるといわれている。

カヤを見ていると、軽度ではあるけれど、
不安、神経過敏や睡眠障害は「まさに」という感じ。
昨夜も不意に起き出しては、盛んに布団を掘るようにして
ピヨちゃん人形を隠そうとしてみたり、咥えて歩き回ったり…。

よく手を舐めることも、人形への執着も
精神的なアンバランスの現れなのでしょうね。
ピヨちゃん人形を咥えることで
何とかバランスを維持しているなんて、見ていて切ない。

ステロイドの増量投与はとりあえず明後日までだから、
カヤ、もう少しの辛抱だよ。
って、検査の結果次第ではどうなるか分からないけれど。
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「膵外分泌不全」という病名まで!

2015-01-19 | 犬&猫との暮らし
うちの暮らしに慣れ、食事にも慣れてから、
カヤの食糞は収まっていたのに、今年になって復活。
ステロイド薬のせいで食欲が増したからか。


宝物のピヨちゃん人形を今日もまたせっせと隠しております

食糞が増した話を先生にしたところ、
先生は「膵外分泌不全」だと食糞することがある、
というようなことを言ったのだ。

あれ? いやいや、
食糞する子に「膵外分泌不全」が認められることが多い、
と言ったのだったか?

「膵外分泌不全」という聞きなれない、
新たな病名が飛び出したので「また~!」と思ったものだから、
先生が言ったことを正確に思い出せないのだけど、
「膵外分泌不全」というのは、
膵臓に何かしらの障害が生じて酵素が充分に分泌されないため、
犬が消化不良を起こす病態らしく、
食べているのに痩せていくし、
食べ物ではないものまで食べたがるほど常におなかを空かせ、
それゆえ食糞にも至るそうなのだ。

それには、不足している消化酵素を補う必要があるらしいのね。

で、消化酵素剤「ベリチーム」の説明書を読むと、
有効成分に「濃厚膵臓性消化酵素」と書いてあったので、
先生はその辺りも考慮して、消化酵素剤の追加をしたのだな。

次から次へと新たな病名が登場。
さすがにもう「何でも来い!」という気持ちになりました。
だって、好きで引き取ったんだもの、
こんなに愛らしいんだもの。


ピヨちゃん人形を隠して、安心して寝入ったカヤ
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消化酵素剤「ベリチーム」

2015-01-19 | 犬&猫との暮らし
新たに加わった薬名、「ベリチーム」配合顆粒。
これはもともとヒトの消化異常症状の改善に作られた薬で
「アミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ
及びセルラーゼ活性を有する消化酵素剤」だそうだ。


消化酵素なので、ヒトなら食中に、
犬ならフードに混ぜてあげるのが、ベストだというのだけど、
味も匂いも独特なので、イヤがる犬も多いらしい。

でも、カヤはノープロブレムだった。
「アミノペプチド フォーミュラ」に振りかけて、
少量のお湯でふやかしたものをパクパク食べていた。

おまけに食後、喉奥に突っ込んだはずのフラジール錠が
口内に戻ってきてしまったのに、
ポリポリと噛み砕いて食べ、まずそうにもしていなかった。

味覚がおかしいのか? 
食べられるものなら何でもいいのか?

いずれにしても、
療法食や薬を難なく受け入れてくれることは、
こちらとしては大変やりやすく、ありがたいことだ。



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検査結果に誤差はあったけれど

2015-01-19 | 犬&猫との暮らし
日曜日の朝、どうぶつ病院の酒井先生から電話があった。
別の検査機関に依頼していた血液検査では、
アルブミン値は1.7g/dlだったとのこと。
誤差0.2g/dl。期待していた2.0には届かなかった。

で、どうするか。
先生がひとつ、私に安心材料を提供してくれた。

先生が以前勤めていた動物病院に、昨年、内視鏡設備が完備され、
消化器科専門の先生が診療に当たるようになったそうで、
その先生は酒井先生もよく知っており、信頼できるとのこと。
内視鏡検査に踏みきるとしたら、その病院を紹介できるという。

多分、酒井先生は内視鏡検査と私の気持ちを念頭において、
いろいろリサーチしてくれたのだろう。
そして、以前勤めていた病院で
内視鏡検査ができるようになったことを知り、
選択肢のひとつに挙げてくれたのだ。

問題は、その病院が横浜なので移動時間がかかること。

酒井先生にしたら、本当なら内視鏡検査をして、
早めに診断を付けたいところでしょうが、
その前に現時点でまだできることがあるなら、
私はそれにトライしておきたいと思った。

その方向で検討した結果、
まず1週間だけステロイド薬をガッツリ増やし、
消化酵素剤を追加して、様子をみることになった。
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アルブミン値、上がらず

2015-01-17 | 犬&猫との暮らし
カヤがフードを「アミノペプチド フォーミュラ」に変えてから
1週間の今日、血液検査や尿検査のために通院。

特別療法食に変えても軟便になることなく、
ウンチはすこぶる良好な状態、
オシッコも間隔、量ともに問題なし。
普段の生活も、ピヨちゃん人形と積極的に戯れ、
至って快活に見える。

なのに、アルブミン値は1.5g/dlと、
1週間前より0.1低くなっていた。
総蛋白は0.6も低下。

体重は200g減っていた。
この体重からも、触診の手応えからも、
腹水・胸水が溜まっていることは考えにくいという。

尿検査では、腎疾患が疑われるような尿蛋白は
検出されず、先生と2人で唸る。

「どうしてでしょうねえ」
「ううん」

過去に検査機器の違いで
アルブミン値に差が出たことが1度あったということから、
先生が「別の検査機関に測定を依頼させてほしい」
と言ったので、再度採血してもらった。

「前に比べて、血管が怒張して(浮き出て)いるように
思ったのですが」と先生。

アルブミンの低下などによって血液の循環が悪いと、
採血時に血管も浮き出にくいといい、
今年最初の受診時には明らかにそれであった。
でも、今日は血管にも弾力が出てきたと思えたそうなのだ。

「私が希望を持ちすぎていて、
客観的に判断できなくなっているのかもしれません」
などと先生が言うので、
なんて素直な人なんだろうと、胸が熱くなった。

全身麻酔のリスクを推して、
10万円くらいかかる内視鏡検査をするほうがいいのか、
とりあえず別の検査機関からの結果を見て、
改めて治療方針、薬の量などを検討することになった。

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内視鏡検査を勧められるの巻

2015-01-14 | 犬&猫との暮らし
カヤの今日のエコー検査では、胸水・腹水は見当たらず、
問題が大きくなっているわけではなかった。

フードを療法食に変えて1週間になる今週の土曜日に、
再び血液検査をすることになった。

その検査でアルブミン値が「2」を超えていなかったら、
「内視鏡検査で診断を確定したほうがいいのではないか」
と先生は言った。

アルブミンが低下したままだと、
体の隅々にまで必要な栄養が運ばれず、
機能不全に陥りやすく、一見問題がなさそうでも、
体にはかなり負担がかかっているのだという。


毛が伸びて「ぬいぐるみ」みたいだねえ、カヤ

内視鏡検査には全身麻酔が必要なので、
そのリスクを推してやらなければならず、
酒井先生の病院でできればいいのだけど、
設備のある他の病院に行かなければならないことに、
私は不安を感じているのです。

どんなに設備が整っていても、その獣医さんの対応が、
ボッチを連れて行った、あのS動物病院のようだったら、
今の私には、とても耐えられないと怖気づいている。

酒井先生には、そういう私の気持ちも
正直に話したのだけど、それを理解しつつも、
やはりカヤには正確な診断をつけて、
最適な治療をしてあげたいというのが先生の思い。

仮にIBDだと確定しても、一生治ることのない病気だし、
もし消化器型リンパ腫やリンパ管拡張症だったとしたら、
抗がん剤や、やはりステロイド薬の継続投与が必要で、
投薬したからといって、
すぐに良くなるといった類の病気でもない。

寛解への道が拓けるといいんだけどなあ。
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療法食を与える心得

2015-01-13 | 犬&猫との暮らし
今は、図書館に行かなくても、
ネットでさまざまな情報が入手できることは、
大変便利でありがたいことだと思う。
振り回されなければ、だけれども。

IBDの犬のエサの管理について調べていたら、
数々の特別療法食を世に送り出しているヒルズの
『ヒルズ・クリニック通信 Vol.6』に
「炎症性腸疾患(IBD)の食餌管理(犠牲的蛋白質の考え方)」
というタイトルの記述があることを知った。

その中の「成分調整食(療法食)」として、
獣医さんが飼い主へどう対応すべきなのかが、
次のように記載されている。

 一般的に食餌管理の効果の成否は
 飼い主教育の成否に大きく関連してきます。
 飼い主には、療法食の必要性を説明する際に、
 根気良くやらないと切り替えは成功しないことも話します。
 さらに、不適切なおやつ類も与えないように
 厳重に指導することも必要です。

そうなのね、根気が大切なのね。
私にはおよそ養われていないけれど「根気よく」か…。

そして、私も気にしていたおやつの件、
市販のおやつには、亜鉛などのミネラルの吸収を阻害する
添加物がけっこう使われているので、
一切やめようと思っていた。

これは犬のおやつに限らず、ヒトにも当てはまり、
現在、子どもを含めて味覚障害の人が増えていたり、
アレルギーや皮膚トラブルを抱える人が増えているのは、
タンパク質や亜鉛、ビタミン群などの摂取を脅かす
加工食品に頼った食生活に問題があると指摘されている。

酒井先生にカヤのおやつの相談をしたら、
「厳重な指導」というほどではなかったけれど、
新奇蛋白質を含むものとして、
ラム肉や馬肉、サーモン、タラなどを勧められた。

黒犬たちには、ニンジンやゴマを練りこんだ
クラッカーなどを手作りしていた時期もあったのだけど、
おやつだからといって、何もお菓子風にしなくていいのだ。

ということで、まずはラム肉やサーモンを買ってきて、
1、2日分の量に小分けして凍らせた。
以降、それを小さく切ってゆでたものを
トイレが上手にできたときなどの、カヤのご褒美にしている。
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ブナが逝って、丸2年

2015-01-13 | 犬&猫との暮らし
仏教の法要でいうと、今日はブナの3回忌。
連休中、房総に行っていた妹たちがまた、
バラやストック、水仙、スターチスなど、
たくさんの花を買って来てくれた。

甘い香りが漂う部屋の中で、3頭の写真に目をやる。
逢いたいなあ、ブナ、クリ。
もちろん先に逝ってしまったトチにも、逢いたい。

ブナは素直でビビリだったから、
「はいっ! ちゃんとこっちを見る!」ときつく言うと、
カメラ目線をくれたっけ。


「ちょっと、ちょっと、トチ、こっち向いてってばぁ!」
という時にも、ブナは「はぁ~い」って。


クリは体力がなかったから、すぐ疲れてへたばっちゃったね。

水たまりがあると、いつも「ダメだ」って言ってるのに、
必ずビシャビシャと入っていく。


「ブナーっ! ダメだって言ってるよ!」という声に
「あ~あ、叱られちゃった」って困ったように振り向いて、
「やっちゃったね」とうろたえるのは、いつもクリ。

私の寿命を5年短くする代わりに、
1カ月だけ3頭との暮らしを取り戻してあげる
と神様が言ったら、お願いしたい。

そして、1カ月経った最後の日に、
黒犬たちと一緒に、
煙のように消えてしまえたら、ステキなんだけどなあ。

あっ、ダメ、ダメ。カヤがいたんだっけ。
カヤを最期まで看てあげなくちゃね。

ブナとクリの闘病の日々があったから、
カヤの発症も、これからの闘いも、怖くない。
あの子たちがいなくなった痛みを想えば、
何も怖くない。
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ニャンコ預かる

2015-01-12 | 犬&猫との暮らし
この連休、妹ファミリーが出かけるというので、
彼女たちの飼い猫「かよ子」を預かった。

妹たちの不在時は、いつもなら家で留守番をするかよ子に、
エサをあげに行ったり、トイレの始末をしに行ったりするのだけど、
今回はうちに連れてくることにした。

かよ子は14歳だったかなあ。
子猫の時に駐車場で、妹のパートナーに拾われ、
何となく「かよ子」という名前になったらしい。
それにしても「かよ子」って……。

かつて、かよ子が一度脱走した時、薄暮の中、
「かよ子~、かよ子ぉぉ」と名を呼びながら探していたら、
近所の知らないおじさんが
「誰かいなくなったのですか」と心配そうに聞いたので、
「いえ、あの、その」と言葉を濁しながら、
速やかに遠ざかったのだった。「猫」とは言えず…。

一緒に暮らしていた犬猫が逝ってしまい、
かよ子1匹になってからは、とても甘えん坊になり、
以前は私にあまり近寄ってこなかったのに、
「もうこの際、誰でもいい!」という感じで、
しっぽをピンとたてながら、私にもすり寄ってくるようになった。
小さくて軽くて(試しに測ったら2.4キロだった)、
粗暴な感じがどこにもなくて、可愛いったらない。


仮設住宅でくつろぐかよ子

かよ子には、暖房がきいていなくても、
自宅のほうがよかったかもしれないけど、
かよ子のための仮設住宅と仮設トイレを用意して、
人気(ひとけ)と犬気(いぬけ)のある、
ぬくもった部屋に連れてきたのだった。

初めは遠くからカヤを威嚇していたけれど、
犬との暮らしも知っているかよ子は、
そのうち「この犬は別に有害ではなさそうだ」と思ったらしく、
カヤが歩き回っているところにやってきたりする。

慣れた頃に帰還するのだけど(たった3日間だからね)、
家の中に少しだけ違う風が吹いた。
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アミノペプチド フォーミュラは良さそうだ

2015-01-11 | 犬&猫との暮らし
昨日の夕飯から
カヤに「アミノペプチド フォーミュラ」を食べさせているが、
ウンチは良好。カヤのおなかは拒否反応を示していない様子。

IBDの原因はよく分かっていないらしいのだが、
食物アレルギーや特定の食べ物を消化することができない食物不耐症が
原因であることも多いらしい。

IBDは免疫疾患なので、
IBDがアレルギーを引き起こしたのかもしれないけれど、
いずれにせよ「アレルギー」はキーワードになりそうだ。
だから、酒井先生は食物アレルギーのある犬用の
特別療法食を勧めてくれたのね。

さまざまな療法食を調べていたら、
「犬・猫の食物アレルギーは、幼い頃から食べてきた、
あまり上質とはいえない蛋白質や
炭水化物が主原料のフードによって発症することも多いが、
60%は遺伝による」という内容の記述を見つけた。
酒井先生も、カヤがIBDなら、
「遺伝的な体質によるものでしょう」と言っていた。

体質改善はなかなか難しいけれど、
とりあえず試食の療法食がおなかに合ってよかった。
いつ、また合わなくなるか分からないけれど、
しばらくは「アミノペプチド フォーミュラ」を続けようっと。
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