小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

肛門周辺の出来物の不思議

2016-02-04 | 犬&猫との暮らし
カヤ用のホメオパシーのレメディーがなくなったので、
カヤを連れて森井先生の病院へ。

先生に、出来物に作用するレメディーのおかげで、
カヤの鼠蹊部にあった出来物がなくなっただけでなく、
肛門の右側の出来物もぽぼ消滅したという話をして、
「ご覧のとおりです」なんて、勢い患部を見せると、
先生は「ああ、右側には作用したんですね」とおっしゃった。

何ですと? 右側には作用したですと?

なんでも肛門周辺の腫瘤、というか出来物の場合、
それがある場所によって、
つまり肛門の右側か左側か上部か下部か、によって、
処方する(調合する?)レメディーが異なるそうなのだ!

思わず「へえ~っ!」と声をあげてしまった。
もう、びっくりです。

「じゃあ、向こう4週間は、
左側の出来物に作用するように調合しておきますね」ですって!
先生も、カヤのそれを撮影していたけれど、
私も写真に収めておこうっと。

鼠蹊部の腫れ物や肛門右側の出来物も、
写真を撮って before → after を記録しておくべきだった。
だって、その違いは明らかだったんだもの、残念!


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ホメオパシーの賛否によって考えたこと

2016-02-02 | つぶやき
「科学が文化国家の基礎であるという確信の下」に発足した
日本学術会議が平成22年8月24日、会長の名で
獣医療におけるホメオパシー対応について発表を行った。

「ホメオパシーのような非科学を排除して
正しい科学を広める役割を果たさなくてはなりません。
ホメオパシーの治療効果は科学的に明確に否定されています。
それを“効果がある”と称して治療に使用することは厳に慎むべき行為です。
このことを多くの方にぜひご理解いただきたいと思います」。

「日本ではホメオパシーを信じる人はそれほど多くないのですが、
今のうちに医療・歯科医療・獣医療現場から
これを排除する努力が行われなければ」と非常に厳しく糾弾し、
日本獣医師会と日本獣医学会は
「日本学術会議声明に賛意を表するところである」ことを表明した。

だから、カヤの主治医の酒井先生もきっぱりと
「獣医師学会ではホメオパシーは認めていません」とおっしゃったのだ。
それが昨年か一昨年のことだから、日本獣医師学会では、
やはり否定&排斥の立場なのかもしれない。

統合医療医の森井先生は著書の中で「近代的科学に支えられた医学を
しっかりと学んできたものにとって、ホメオパシーの理論は
すんなりと受け入れ難いのは当然です。
そこから1歩進んで、自ら経験することでしか、
ホメオパシーの本質を理解することはできません。」と書き、
次のように語っている。

「ホメオパシーを擁護する人のほとんどは、
その効果を実際に体験し、その恩恵に与っています。
一方で、ホメオパシーに異議を唱える人は、科学的な立場から
立証できないという前提に立っています。

しかしながら、ホメオパシーを十分に勉強し、豊富な経験がある人で
異議を唱える人は見たことがありません。
かくいう私も、実際にホメオパシーを使う前は
『薄めたものが効くはずがない』とかなり懐疑的でしたので、
無理もないと思います。

ホメオパシーを知らないまま批判している人たちは、
まずホメオパシーで実際に起きている奇跡的な治療例がある
という事実を受け止め、さらにホメオパシーの効果が真実かどうか、
ホメオパシーが真に有益なものであるかどうかを、
徹底した勉強と真摯な経験の積み重ねを通して、
各自が判断していただきたいと思います。

科学は決して万能ではありませんので、
事実を観察することはとても重要です。
そして、まともにホメオパシーの経験のない人による
根拠のない批判を受け売りすることこそ、
科学的ではないことに気付いてほしいと思います。」

私はまだ正確にホメオパシーのことを理解していないと思う。
でも、実際にカヤの出来物に作用する処方をしてもらって、
そのとおりに出来物が消滅したという体験をすると、
“徹底した勉強と真摯な経験の積み重ねた”医療者が扱うと、
ホメオパシーはこのように有益に作用するということが理解できる。

昨年は自然療法を主として栄養指導をしてくれる宮野先生や
ホメオパシーや漢方に精通した統合医療医の森井先生、
ヒトのお医者さんでは、不定愁訴や電磁波過敏症、慢性疾患などを
口腔ケアから治療していく歯科医の氏家先生と素晴らしい出会いをし、
ヒトを含む動物のからだやこころが、
どれだけ不可思議な存在であることか、改めて実感することとなった。
そして、現代の科学ではまだ証明不可能な領域を肯定しようとしない、
というより、端から否定してしまう怖さも感じたのだった。

科学的な根拠に基づいた現代医療も素晴らしいとは思うけれど、
ほかの治療法やセラピーの可能性を全否定せずに、
連携・協働して治しや癒しを提供するようになればいいのにねえ。
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カヤの出来物が消滅

2016-02-02 | 犬&猫との暮らし
昨年の秋頃だったろうか。カヤの左鼠蹊部付近に、
小さなイボのようなものを見つけた。
それは、急激に、ではないけれど、徐々に大きくなり、
私の小指の先くらいのサイズになった。

小さなピンク色の玉羊羹みたい!
爪楊枝で刺すと、皮がつるんと剥けて、
中の球状の肉の塊が飛び出してきそうなので、
ブラッシングの時には気を付けていた。

で、12月5日のトリミングの際に、トリマーさんにも
「ブラシやバリカンをかける時に気を付けてください」と
お願いしたのだった。

そして、その翌週の森井先生の診察日に、
カヤのイボの話をすると、
「じゃあ、そちらに作用するホメオパシー薬を
処方しておきましょう」とおっしゃった。

“出来物”に有効なホメオパシーのレメディーって、
どんなものなんだろう……、と思いつつ、
翌日からそれをカヤの空腹時に3滴飲ませ続けた。

それから10日も経たない日のこと、
外出から戻ると、リビングの床の血が着いていた。
慌ててカヤの全身を点検すると、肛門の右側にある
座りダコのような出来物から血が出ていた。
その出来物は、まさに“崩れ始めた”という感じ。
両側にあるのだけど、なぜか右側のぼこぼこだけ、
皮膚のてっぺんが「決壊」している。

受診しようか、どうしようかと思ったけれども、
出来物に有効なホメオパシー薬が作用してるのかもしれないので、
患部は止血・消毒して、しばらく経過観察することにした。

それから出血もなく、迎えた新年。
肛門脇の出来物の決壊は止まり、鼠蹊部の玉羊羹は
もはや増殖をやめて、干からび始めていた。
ホメオパシーの効果だろう、不思議だった。

そして1月に入ってから、森井先生に報告すると、
「当然」などと驕った言い方はなさらないけれど、
「好ましい治癒の経過をたどっていますね」とおっしゃって、
同様のレメディーとメディカルハーブを処方してもらった。

それを飲ませていたら、玉羊羹はもうすっかりしなびて、
子猫をた~くさん産んで育てた高齢猫のお乳のよう。
よく探さないとその所在も分からず、
なぜか右側だけだったけれど、肛門脇の出来物もほぼ姿を消したのだった。

昔ブナがやったような簡単なレーザー手術にしても、
局部麻酔が必要な切除手術には違いなく痛みを伴う。
今回は切除手術もせず、何の痛みも伴わずに、
カヤの出来物を取り去ってあげることができて、
驚きと喜びの悲鳴をあげたのだった。ヤッホー!

30年以上ホメオパシーの研鑽を積み、臨床の現場で活用し、
著書ではEBMの視点からホメオパシーの科学的アプローチを
きっちり記述している森井先生だからこそ、
的確に処方できるのだと思う。
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