地図で場所を調べると、近くに「神明社」という神社があった。
伊勢神宮の分社として1000年余りの歴史をもつ有名な神社のようです。
秋にちょいと体調を崩したけれど、
それでも無事に年の瀬を迎えらえたことへの感謝を込めて参拝しようと、
取材時間より早めに現地に付くように家を出た。
神明社前の信号から入り、大きな鳥居をくぐると、
まっすぐ伸びた長い参道が続き、正面に神明造りの社殿が見えた。
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手水舎でお浄めを済ませると、近くに水神社と
その手前に人形(ひとがた)流しができる小さな神池があった。
木箱に納められている人形で、体の悪い所をさすり、
神池に流すとよいとのことなので、人形で頭をなでて池に流す。
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本社である天照大神宮に詣でて、示された参詣順路に従って回ることに。
時計回りに稲荷社、突き当りの風宮・月読社に参拝し、
本殿を半地下の通路で横切って、本社の右側に出ると、
日之王子社・切部王子社・鹿島社が軒を同じくして並ぶ。
たくさんの境内社に驚いてしまった。
日之王子社・切部王子社・鹿島社3社のその横に摂社の豊受大神宮、
お参りしてから順路に従っていくと、
厳島社・見目社・山神社・山王社・白鳥社・火産社・雷神社の
7社殿が連なり、最後に天満宮へ。
「学問の神様」とあがめられる菅原道真公を祭神とする神社なので、
学びの深耕をお祈りした。
それぞれの社で御祭神を見ると、
「日本の神様カード」でなじみのある神様の名前が…。
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「日本の神様カード」は何年か前に島根県に鳥獣害の取材に行った際、
宿泊した玉造温泉の宿で、イラストに魅せられて購入したものだ。
ときどきこのカードで、神様におうかがいをたてては、
勇気づけられたり、励まされたりしている。
たくさんの境内社で、それぞれの御祭神名を見たら、
旅先で偶然、仲の良い友人に会えたようで、うれしくなった。
神明社の本殿だけでなく摂社、境内社すべてがまだ新しく感じたのは、
平成10年に建て替えられたばかりだからだそうだ。
パンフレットには次のように書かれていた。
鎮座1030年祭・当地遷座770年祭・伊勢神宮鎮座2000年祭を記念して
「平成の大造営」が行われ、380年ぶりに本社・摂末社・神楽殿等
総ての境内建物12棟が一新された。
380年ぶりって、すごいですね。
引いたおみくじは「小吉」。
「春くれば ふりつむ雪もとけぬべし しばし時まて 山のうぐいす」
願望は「あせらず好機を待て」と。
「物ごとをひかえめにし、心正して
身を守って、あまり進んでしない方がよい」らしい。
何にしろ、心正して、ひかえめにしていることは、
自分をも人をも傷つけずにすむことだから、それがいい。
たくさんの神様たちとお会いでき、
心安らかに取材を終えることができました。