小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

7か月間シャンプーせず

2015-05-27 | 犬&猫との暮らし
2週間ぶりのカヤの血液検査。
先生も「今日は血液検査でしたっけ」と
緊張感から解かれている様子。

両耳とも聞こえなくなっても、
不都合を感じさせないカヤの様子に
頼もしささえ感じる。

そう、血液検査の結果は、ALB値2.2g/dl。
変わりないじゃありませんか!

やはり今年になって、おなかの不調で、
一時ALB値が下がったマーレの飼い主さんと
昨日、電話で話した際、
なんと現在のマーレのALB値は3.4g/dlだったか、
軽く3.0を上回っていて、羨ましかった。

いいんだ、いいんだ、カヤは低値安定で。


頭隠して何とやらの犬

ただ、ここ2週間ばかり、フケがひどい。
皮膚がカサカサで、皮がむけたようなフケ。

今日、先生に改めて(前回も言った)告げると、
「確かにひどいですね。いつシャンプーしましたか」
と聞いたので、私が「去年の10月の終わりです」と言うと、
先生がものすごくびっくりしている。

ビックリ眼のまま、数秒、直立していたほど。
あまりに驚いていたので、私は言った。

「だって、暮れにトリミングするつもりだったのに、
軟便になって体調を壊して、あれ以来、
『ストレスをかけるから、トリミングは控えよ』
と言ったのは、先生ですよ!」

「いやいや、あまり毛が汚れていないから、
ALB値が上がってから、家で洗っているのかと…」

「シャンプー&ドライに時間がかかるから、
ユーカリオイル配合のスプレーでブラッシングしてました」

「コッカーは2カ月もシャンプーしないと、
毛がベタベタになって、大変なことになるのに、
カヤちゃんはそんなことがないので、
てっきり何度もシャンプーしていたのかと思ってました。
で、シャンプーのしすぎで、皮膚がカサカサになったのかと。
だから、いつシャンプーしたか、聞いたのです」と。

たびたび思うのだけど、先生の「コッカー観」に
カヤは、あてはまらないと思うのですよ。

急に噛みつくような攻撃性はないし、
耳は確かに汚れやすいけど、
先生が言うほどでもないように思うし、
被毛もあまりベタつかないタイプたし、
カヤは意外と無頓着で、扱いやすい子なんだけどなあ。


聞こえなくても、姪っ子たちと一緒にいると楽しいらしい

人間だって「日本人」と一口に言っても、
いろいろな日本人がいるしサ、
犬だって、同じ犬種でも性格も体質も違うし、
多分、病気への反応も違うと思うのネ。

フードに極力、脂質を抑えていることもあるから、
またココナッツオイルを少し与えようかと思うと
先生に言うと、今日はすんなり「そうですね」ですって。

そういえば、
シクロスポリンはやっと1日置きになったけれど、
ステロイドは週2回から1回にしても、
大丈夫なような気がするなあ。
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アメリカで殺処分数が減ったわけ

2015-05-16 | 犬&猫との暮らし
NPO法人地球生物会議の会報「ALIVE」112号に
獣医師の西山ゆう子先生の講演会の記事が掲載されている。


そこには、
「アメリカでシェルターでの安楽死が減った理由」が語られており、
その中に
「繁殖を許可制にし、繁殖する前に行政に申請、許可をとることとした。
故意であれ不本意であれ、許可なく繁殖した場合は罰金となった」
「2009年、譲渡ライセンス法ができ、
生体を譲渡・販売するには譲渡許可証が必要となった」
「2012年10月、ペットショップ・繁殖業者からの購入禁止令が可決された」
といった、変革の経緯が書かれていた。

20年かけてペットの殺処分数を減らせたアメリカの歴史の中でも、
条例や制度の見直しは大きく、
また、消費者の意識を変える啓蒙活動の徹底が
重要であることが記されている。

「消費者の意識」……、
ペットショップの存在を望むのも消費者なら、
制度の見直しを後押しするのも消費者。
どちらの声が大きいかで市場は動き、
殺処分数が左右される。

西山ゆう子獣医師が2001年に発行した著書
『小さな命を救いたい』に感銘を受けた。
考えさせられ、とても勉強になったのだけど、
あれから15年経った今、ペットを取り巻く日本の環境は、
当時の状況より改善されただろうか。

  

かつて単身アメリカに渡り、米国獣医師免許を取得後、
現地で長く奮闘してきた西山先生は現在、
東京都千駄ヶ谷にある「ミグノンペットクリニック」で、
獣医師として活躍され、啓蒙活動にも力を入れている。

日本でも、自分が働いて納めた税金が
犬や猫の殺処分に使われていることを実感しないと。
そうした無意味な使われ方をなくすためには、
何がよりベターなのか、考えなければね。
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狂犬病予防接種は延期

2015-05-15 | 犬&猫との暮らし
カヤはまだ、今年の狂犬病の予防接種を受けていない。
シクロスポリンの服用中は、狂犬病のワクチン接種は禁忌。
ということで、接種していないのだ。

シクロスポリンでの治療が長引くようなら、
役所に提出する診断書を書いてくれるという。
まあ、そんなことをしなくても大丈夫でしょう。

それより、本当に薬剤の併用には
細心の注意が必要なんだなと思った。

高齢者は(うちの両親のことネ)
やれ、降圧剤だ、やれ、コレルテロール降下剤だ、
胃腸薬だって、それほど必要とも思えない、
あんなに何種類もの薬を飲まされて、
いいわけないと思うのだが……。
弊害が出てくると思うなあ。

過日、保護犬の預かりボランティアをしている人と、
獣医さんの話になったとき、
彼女が通っている、2か所のうち1か所の獣医さんは、
腕はとってもいいのだけど、口が悪く、
投薬をほとんどしない先生だと聞かされた。

東京スカイツリーの近くのT動物病院。
他院でなかなか治らない犬猫の飼い主さんが
ほかの人に勧められて受診するケースが多いらしいのだけど、
ステロイドなんぞ飲ませていた日には、
飼い主さんは激しく罵倒され、
その怒鳴り声が待合室にも聞こえるのだとか。

「そのくせ動物たちには、めっぽう優しくて、
動物愛に満ち溢れているのよ」と彼女。
だから、遠方からもたくさんの患者(患犬・患猫)が来て、
いつも混み合っているそうだ。

室内飼いの犬にはフィラリアの予防薬も処方せず、
万が一フィラリア症になったら、
手術で糸状虫を摘出してしまうらしく、
腕があるからか、はなはだ過激なのだ。

「副作用のない薬は存在しない!」
だから極力使わない。
「ワクチンは5年、いや、10年に1回で十分」
だから使っても最低限。
「腐らないドッグフードなんてやるな!」と
フードは手作り食、自然食を推奨。
この先生が言うことも、ごもっともなんだけど。
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カヤ、体重更新

2015-05-14 | 犬&猫との暮らし
昨日は2週間ぶりの血液検査。
カヤの体重は9.9kgと、またまた増加!

先生は、なにゆえ体重が増加しているか、
きっと不思議に思っているかもしれない。
決まった1種類のフードしかあげていないと
思っているでしょうから。

でも、フードは上質で(高価で)高タンパクのものを
数種類混ぜてあげているし、おやつも然り。
ベジサポも、核酸サプリも、茹で卵の黄身もあげている。
飲み水にも、酵母&乳酸菌液を滴下している。
栄養満点だ。


チエちゃんに勧められた、タンポポ&ヨモギの発酵液

栄養がちゃんと吸収されているから、
こんなに体重が増えているのに、
ALB値は2.1g/dlと横ばい。

なぜっ? なぜなのよぉ?

先生は「天寿を全うするには、
それほど問題になる数値ではないのだけど」と言う。
でも、グ~ンと上がったわけではなく、
2.2g/dl辺りをチョロチョロしているのでは、
「安心して薬を減らせない」と言うのだ。

ああああああ~と一瞬、ものすごく落ち込んだ。

眼振が残っているため、内耳炎も完治していないから、
抗生剤も続け、ステロイド、シクロスポリンも
もう2週間、同じプログラムだそうですよ。

慎重のうえに慎重な先生なのです。
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ここで待っています

2015-05-13 | 犬&猫との暮らし
ふわっと風が入ってきて、
好きな人の匂いを運んでくる。

音のない世界は、やっぱり不安で、
何の気配も感じられないと、
ここで、風を待つ。

ここで待っていれば、
きっと私をなでる手が
差し伸べられるはずだから。

ということで、
両耳とも聞こえなくなってから、
玄関を入ったゲート前で
待っていることが多くなったカヤ。


カヤは自分の変化を受け入れて、
不安を行動に変えているから、
私はそんなカヤの変化を丸ごと受け入れて、
一緒に歩いていくから。

大丈夫だよ、カヤ、
私は必ずここに戻ってくるから。
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カヤ、中耳&内耳炎

2015-05-08 | 犬&猫との暮らし
カヤの耳が聞こえなくなってしまったので病院へ。

先生が、萎縮していないほうの左目に
軽い眼振が出ていることを指摘。
少し左右に振れている。

左耳は、外耳の奥の壁が肥厚してしまっていて
奥まで見られないということだったが、
右耳は、鼓膜近くに汚れと炎症が見られ、
多分、両耳とも中耳&内耳炎だろうという。

細菌感染によるものがもっとも多いそうだが、
外耳炎が引き金になるのよね。
スパニエル種は外耳炎になりやすい犬種だし、
コッカーは耳の病気が多く、外耳切開する子も少なくない。

「眼振については、フラジール(抗菌剤)に、
そういった副作用が報告されたいたこともあるので、
いったん中断しましょう」と先生。
そして、細菌の繁殖を抑えるために「抗生剤を投与します」と。

そのとき、私はどんな顔をしていたのだろう。
先生が「また薬が増えて申し訳ないのですが…」と言った。
イヤそうな顔をしていたのかなあ。

「放っておくと、感染がひどくなるだけで、
鼓膜を維持できなくなる可能性があるから、
現時点では抗生剤の投与は欠かせません」とのこと。
なので「オーグメンチン」という抗生剤を1週間。

この抗生剤は、細菌の細胞壁を破壊して、
死滅させる働きがあるペニシリン系の抗生物質で
副作用として、嘔吐や食欲不振があるから、
よく観察しておくようにと言われた。

「両耳とも洗浄薬でまめに洗浄してあげてください」と。

洗浄薬を入れることを怖がって、
ここ数日、控えていたのだけど、
これまでも処方されていた洗浄薬は
鼓膜に残っても、いや、むしろ残っていい洗浄薬だそうだ。

抗生剤と洗浄で、右耳の聴力が戻ればいいのだけど。

ああ、やはり早くステロイドが止められ、
シクロスポリンも減らせるようになるといいなあ。



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ピヨの音も聞こえない

2015-05-07 | 犬&猫との暮らし
4月に入ってからだったかなあ、
カヤはよく玄関のゲート前で
私の帰りを待っていることが多くなった。


家の中に私の気配がないと感じると、
そこに行って、待ってみるようだ。
「ちょっと待っててね、買い物に行ってくるから」
な~んて言って出かけて帰ると
ゲート前で伏せて待っていることもあった。
かわいいヤツ。

でも、もうまったく聞こえないようだ。
耳元でピヨちゃん人形を鳴らしても、全然反応なし。
口元に持っていくと、匂いと感触でわかるらしく、
すぐに咥えて、歩き回る。

少し前から、どうもよくあちこちにぶつかるな、
と思っていた。

酒井先生がカヤを引き取ったとき
「1年もすれば室内を覚えて、
ぶつからずに歩き回れるようになりますよ」
と以前院内で飼っていた全盲のプードルを例に出し、
励ましてくれたことがあった。

でも、カヤは1年経っても、よくぶつかる。
宮野先生にそれを告げると、
「耳が悪いせいで、方向感覚がイマイチなのだろう」
と言っていた。そうかもしれない。
今、ほぼ聞こえなくなって、
さらに方向感覚がつかめなくなったらしい。
だから、よくぶつかるのだ。

今朝の散歩は、いくらも歩かなかった。
完全に聴覚を失ってしまい、怖いのだろうと思う。

鼻先に手をかざして、
私がいることを知らせてやる。
手ををかざしたまま誘導したら、少し歩いた。
これからは、手を叩く音じゃなくて、
私の手の匂いで誘導することになるのかしら。

エントランスのスロープは、やはりどんどん歩く。
嗅覚全開だ。

私が近くにいないことが、すぐにわかるらしく、
眠っていると思っていたのに、室内を探している。
気配と匂いが、カヤのアンテナ。

私がパソコンに向かっていることを
鼻先で確認しにくるようになったのは、
キーボードを打つかすかな音も、
聞こえなくなったからなんだな。

急に触わるとびっくりするだろうから、
のっしのっしと振動を立てて近づいたり、
何気なくふっと足でわき腹をさするようにしてから
触るようにしている。
これからは、触覚が大事ね。

触れられて、私がいることがわかると安心するらしく、
胸がキュンとするくらい、
短いしっぽをプルプルと、よく振るようになった。

明日、一応酒井先生に聴覚喪失の件と、
脚の裏側の皮膚が黒ずんでしまったことを
お知らせし、血液検査をしてみようかな。
それ次第で、宮野先生に相談するかなあ。


皮膚が黒ずんでしまったし、バサバサになってきたのよね
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カヤ、難聴進む

2015-05-06 | 犬&猫との暮らし

4月の下旬ころからかなあ、
カヤに呼びかけても、首を傾げないなあ、
と思うようになっていた。

以前は「カヤ」と声をかけると、
「何?」という感じで、首を傾げていた。

昨日も、なんだかおかしいなと思った。
散歩していても、手を叩く音に無反応だから、
変だなあと思っていたのだ。
そして、今日、顔を付き合わせて呼びかけても、
ほとんど聞こえていない様子。

耳の分泌物が変わったことは、
前回の検査時に先生に話してみたけれど、
先生の反応はちょっと薄かった。

もしステロイドやシクロスポリンの副作用によって、
細菌に感染しやすくなったとしても、
それより、下痢が再発し、ALB値が低下するほうが
怖いと考えているのだろうと思う。

シクロスポリンには「まれに歯肉が肥厚する、
耳介や肉球および皮膚にイボ状の病変
(上皮の飛行を特徴とする皮膚の乳頭腫、
過角化症)ができたり、被毛の状態が変化したり、
さらには筋肉痛や虚脱感があるなどの副作用が
見られると報告されています」と書かれている。

外耳の赤みが、増している気がするし、
小さなイボのようなものもいくつかできている。
やはり私は、副作用の疑いを捨てきれないのです。
過角化症も気になるし、
皮膚にカサカサしたフケのようなものが浮き出ている。

これは、まあ、病気のせいで、
長くトリミング(シャンプー)していない
ということもあるかもしれないけど。

先生に「副作用では?」と聞いても
「そういうことはまれです」と言うかもしれない。

副作用だとしても、即断薬は無理だろう。
ウンチの状態はずっといいし、
健やかに暮らしているのだから、
この辺でガッツリとALB値があがってくれないかしら。
そういったエビデンスがあれば、先生も安心して
シクロスポリンを減らすことができるでしょうに。

受診して「耳のための薬を出します」
ということになったら、また薬が増えるわけで…。
いずれにしても、明日は休診日だから
通院はしないけれど。

耳が全然聞こえていなくても、
カヤ自身、あまりしょんぼりしていないけれど、
これまでなら反応していた距離で
知らん顔しているから、切ないなあ。

カヤ、光も音もない世界の住人になっちゃったの?

宮野先生に相談してみようかなあ。
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今朝のカヤ

2015-05-05 | 犬&猫との暮らし
今朝は風が強かった。
それでもカヤは軽快に歩き始めた、最初だけは……。

行きはいいのです。
途中で立ち止まるから「じゃあ、戻ろうか」と促しても、
テコでも動かなくなった。


クンクン、今日はいろいろな匂いがするわあ


なんか疲れちゃったなあ


もう歩きたくないのよね


ヤダよ~、ベエ~、だ

なだめすかして2mくらい歩かせたけど、再びエンスト。


やっぱりもうイヤなのよぉ

帰りは仕方なく抱っこ。
ところが、スロープに降ろすとやはりとっとこ歩き出す。
家が近いと思うと、元気が出るらしい。


クンクン。うん、ここはアタシのうち

館内はスムーズに移動。
おもしろいなあ、カヤは。


玄関先に、とうちゃこ!!!

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繁殖業者からの引き出しについて

2015-05-04 | 犬&猫との暮らし
ちばわんの預かりボランティアさんとの会話の中で、
パピーミル業者にレスキューに入っている団体の中には、
その業者から「引き取り料」をもらっている所があると聞き、
がっかりしてしまった。
その団体に直接確認したわけじゃないので、
あくまでも伝聞ではあるのだけど。

また、業者が廃業や倒産をした場合でもなく、
単に繁殖能力が落ちたとか、障害があるなどの不要犬を
引き出してくる団体や個人保護活動者もいる。

不要とされた犬たちを、生き地獄のような状況下に
放っておけない気持ちになるのは当たり前だ。
けれど、その業者がきちんと廃業することを見届けない限り、
彼らは生き残り、不要犬が引き取られて空いたケージには、
新たな繁殖犬が入れられて、劣悪な環境で
子犬を生まされ続けることになる。


(写真提供/say No プロジェクト)

生まれた子犬は、ペットショップのショウウインドを飾り、
安い値段で買い取られていくが、
売れ残った子は再び繁殖業者に売り払われ、
繁殖犬として、親犬と同じ生涯を送ることも少なくない。

廃業もしないパピーミル業者から不要犬を引き取ることは、
パピーミル業者に生き残りの道を拓いてやることになり、
また、引き取り料をもらって引き取ることは、
金の亡者に、お金でケリをつける方策を
示しているようなものだと思う。

そのお金は保護活動費に使われるとしても、
業者を生き残らせ、繁殖犬を増やし続けることにつながれば、
元も子もないと思ったのでした。
この連鎖を、何とか断ち切れないものだろうか。

保護活動も旧態然としたやり方では、
もう対応することができない現状であることを
きちんと把握しながら、ペットの在り方にとって
将来的にどうすることが一番いいのか、
何が本当の動物福祉につながるのかを
見極めなくてはいけないなと心底思った。
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動物愛護団体ちばわんのいぬ親会へ②

2015-05-04 | 犬&猫との暮らし
ちばわんの預かりボランティアの中には、
数頭を預かっている方たちも珍しくない。

千葉県上総一ノ宮のいぬ親を紹介してくれたキース家では、
保護犬を迎え入れているうちに自分の犬が6頭になっても、
さらに保護犬を預かり、現在ご主人と2人で
10頭の犬の世話をしているそうだ。

  

この「霜」クンもキース家で預かり中のワンコ。
4カ月のオスでやんちゃ盛り。

やはり、いぬ親を紹介してくれたクリママさんも、
5年以上預かっているワンコを連れて参加していた。
白いテリア風のオス犬「バニラ」。

  

推定10歳以上、体重はカヤよりもずっと軽かった(6.5kg)。
甘えん坊で、1頭での留守番は苦手(淋しくて鳴いちゃう)、
散歩で会う他の犬も苦手だという。
そんなバニラに適した飼育・居住環境があって、
この子の性格や特徴を理解して受け入れてくれる人が
一日も早く現れるといいのになあ。
なんか気になる子、惹かれる。


バニラの隣りでひっそりと参加者を待っていた「ほののん」。
穏やかな女の子、2歳だそうです。8.2kg。

全盲のシーズーのいぬ親を紹介してくれた
メイマミさんの預かりワンコが「グラ」と「ナオコ」。

 

グラは2歳のオス、21kgと体格は立派だけど、ビビリだそうだ。
ナオコは2~3歳のメス、めちゃくちゃ人懐こかった。

駐車場のある河川敷の会場ということもあって、
先住犬を連れた見学者や卒業犬もたくさん来ていた。


会場の隅では、ボランティアのトリマーさんが
参加犬たちのパッドの毛を刈ったり、
爪を切ったりしていた。


パッドの毛を切ってもらっているのはバニラ

ゴールデンウィーク中ということもあり、
旅行に行ってしまう人が多いから、
「人の集まり方は未知数」と聞かされていたが、
けっこう多くの参加者があり、家族連れもずいぶんいた。


ワンコたちのほとんどがミックス犬。
足を運んできた人たちは、ペットショップだけが
犬を手に入れる場所じゃないことを
理解している人たちでしょうから、
ミックス犬だろうが子犬じゃなかろうが、そんなことにこだわらず、
自由にあちこちのブースを訪ね、預かりボランティアに
参加している犬の性格などを、熱心に聞いていた。


希望の犬がいたら、アンケートに記入して帰るそうだ

どの子にも、いい縁がつながりますように。

いぬ親さん募集中のワンコたちが掲載されている、
ちばわんのホームページ http://chibawan.net/
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動物愛護団体ちばわんのいぬ親会へ①

2015-05-04 | 犬&猫との暮らし
5月3日は動物愛護団体ちばわんのいぬ親会の取材に行った。
繁殖犬の本の取材で、何度もやり取りをさせてもらっている
「say No プロジェクト」代表の斉藤智江さんが
ちばわんのメンバーであることから、
今回、江戸川の河川敷で定期的に開催している
「篠崎いぬ親会」を取材することができたのだ。


ちばわんは、2002年に千葉県の山中に捨てられていた
たくさんの犬の保護と新たな飼い主探しに乗り出したボランティアグループで、
当時は「千葉犬緊急救護プロジェクト」と名乗っていたそうだ。
「そのとき限りの活動」のつもりが、やはりそうはいかず活動を継続。
千葉のワンコを救護している団体だから、いつしか「ちばわん」に。


ちばわんには250名にも及ぶボランティアさんが、
ある人は預かり、ある人は譲渡会の運営、ある人は運搬と、
それぞれ役割を分担しながら活動している。
「里親」というと、人間の里親と紛らわしいので
「いぬ親」「ねこ親」という呼び方にして、
譲渡会も「いぬ親会」「ねこ親会」と呼んでいるそうだ。

シェルターは持っていないけれど、
預かりボランティアが100~150名いて、
保護された犬たちは健診を受け、避妊去勢が済むとすぐに、
預かりボランティアさんの家庭に入ることになっている。
預かり先で健康を回復し、しつけを入れてもらいながら、
預かりさんのブログや「いぬ親会」「ねこ親会」で情報を発信し、
新しい飼い主が決まるのを待っているのだ。


そのちばわんの預かりボランティアの方が、
預かっていた繁殖犬のいぬ親になった家族を紹介してくれ、
引き取った経緯やその後の生活ぶりを4家族にわたって
取材してきたのだけど、メールだけで面識のなかった
2人の預かりボランティアさんにも直接会うことができ、また、
代表の扇田佳代さんにもお会いすることができた。

扇田さんは人当たりがよく聡明で、
とても感じのいい方だった。
いくつかの保護団体に足を運んできたけれど、
ちばわんのいぬ親会の雰囲気がこんなにも明るく、
ボランティアさんたちがみな楽しそうなのか、分かる気がした。
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カヤの嗅覚

2015-05-02 | 犬&猫との暮らし
今朝は昨日の2倍の距離を歩いたカヤ。
けれど、まあ、何度も立ち止まるから、
短い距離でも長い時間のお散歩になる。


立ち止まっては振り返り、
鼻をひくつかせて、風の匂いを嗅いでいる。

マンションのエントランスに近づくと
自分の居場所が近いことが分かるらしく、歩みを早める。

そして、新しいスロープに降ろしてやると、
ひとりでグングン昇っていった。
ときどき、ゴンッ!と壁にぶつかる音をたてながら。


ここが自分の家の入口だということを
カヤは分かっているんだなあ。

エントランスを入ると、もう立ち止まることはない。
リードを持って先をゆく私について、
とぼとぼと、でも確実に部屋まで一緒に歩くのだ。

ねえ、カヤ、どの辺まで近づくと、
ああ、自分の居場所が近いなって分かるの?
私たちの部屋の匂いがすると、安心する?

犬が匂いを嗅ぎ分ける能力は、
人の5,000倍から1億倍あるといわれている。
倍数に幅があるけれど、それは嗅ぐ匂いによって、
能力が発揮される度合いが違うからだと思う。

鼻粘膜にある匂いを感じる細胞の総表面積は、
人が約5平方センチなのに対して、
犬は18~150平方センチもあるらしい。

おまけに、匂いを識別する神経も
人よりよほど優秀なのだそうだ。

目が見えず、耳が遠いカヤにとって嗅覚は命綱だから、
外でも慎重に風に混じるいろいろな匂いをキャッチしているのね。
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スロープ部分、ほぼ完成

2015-05-02 | つぶやき
エントランスの新しいスロープのタイル貼りが完了した。


金曜日の朝、太極拳の練習に出かける時は、
この仮設のスロープ(↓)を降りて行った。


帰宅すると、ややや、数時間のうちに
仮設のスロープの入り口が封鎖されているではないか。


いよいよ新しいスロープが開放されたのだ!


これからは新しいスロープに手すりを付けたり、
壁を塗装したりする工事と並行して、
仮設スロープがあった場所を階段に造り替えていく模様。
5月中には完成するのかしらん。

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